みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

難聴者等トータルコミュニケーション教室&今週の手話動画

2024年10月21日 11時40分35秒 | 日記
みみサポみやぎの入っているみやぎハートフルセンター3階で
難聴者等トータルコミュニケーション教室がありました。

今回の講師は古座(こざ)みち子先生。
古座先生は宮城県言語聴覚士会メンバーで東北労災病院補聴器外来を
担当しています。


まずは以下の順番で講話。

①聞こえにくいと何が起こるか
②難聴に対して出来ること
③補聴器を装用する時、考えること
④リハビリ
⑤補聴器の相談を出来る場所

どれもこれもわかりやすく、口話、文節をはっきりと、身振り手振りも
交えながら説明。

参加者の皆さん、見入ってたようです。


ポイントは「補聴器が苦手なことを知る。」
・言葉を明瞭にきき取る力が落ちていると、聴き取りは改善しにくい。
・機械を通したきこえ方になる。
・健聴のきこえほどはよくならない。
・周囲の雑音も大きくなる。

これらを理解したうえで補聴器をうまく装用して欲しいとのことでした。

次に私から補聴器の苦手なことを補うためには視覚での情報を活用すること。
身振り、手ぶりを併用しながら話すとコミュニケーション効果が少しでも
高まる。

・食べる(ご飯を食べる、ハンバーガーを食べる、蕎麦を食べる・・・。)
・呑む(水を飲む、コーヒーを飲む、ペットボトルで飲む・・・。)
・良い、駄目
・様々な乗り物、スポーツ

そして、大事なことは筆談で。
筆談は言ったことをそのまま書くのではなく、要点をつかんで短めに。


その後質疑応答と交流。
会場からは聞こえなくなったあとのアドバイス。
中には「障害者差別解消法が改正されて、合理的配慮を求めてもいい。」と。
聞こえないことに対する配慮を求めることですね。
これには会場の皆さん、元気つけられたようです。

次回は11月2日土曜日。
加美町で開催されます。
詳しくは以下を。
http://www.mimisuppo-miyagi.org/nan_tc.html

さて、今週の手話動画は「「南海トラフ地震臨時情報」って何だったの?」
http://www.mimisuppo-miyagi.org/douga202410_30.html

「結局、南海トラフ地震起きなかったじゃない。」と思うかもしれません。
世界中の科学者さえ地震発生予想が難しいため、たとえ起きなかったと
しても、常日頃からの備えは大事です。
「南海トラフからは遠いから宮城県と関係ない」ではなく、この影響は大きく
ひとごとと思って見過ごしてはいけません。
注意しましょう。

けさの気温。
風が冷たい。


かなりかじかんだ手で自転車通勤・・・。
いつも片方の手袋をなくす、松本でした。
こりゃダメじゃん。

旧みみサポみやぎの花壇
 

 

 
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