みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

坊ヶ峰・石巻山

2012-12-25 | クラブ山行
クラブ報告

12月16日(日)  天候 晴れ    参加者 22名

CL 森川さん
 定刻の6時少し前、バスは関を出発した。富加関ICから高速道路に入り途中赤塚PAでトイレ休憩、豊川ICを出て国道362号線に入る。8時10分、本坂トンネル前の空き地でバスを降りた。
 旧国道から迂曲を短絡して姫街道に入り本坂峠に向かう。東海道の新居関が厳しかった頃、女性は専ら本坂峠を越えたので何時からか「姫街道」の名が付いたという。途中一等水準点が二箇所あった。旧国道沿いと、姫街道の弘法水の下辺りである。至近距離に何故だろうか。
本坂峠で小休止の後坊ヶ峰に登る。山頂の観音堂の裏に二等三角点(445.8m嵩山村)があった。 
愛知、静岡の県境には多くの山がまたがり峠も多い。本坂峠もその一つであるが、東西の往来の盛んんだった頃の名残であろうか。
坊ヶ峰から県境に沿った主尾根を南に縦走する。本坂峠に下り、南斜面を登ると道が平坦になり、東側の展望が開けてきた。そこで小休止し、甘酒が振る舞われた。皆で乾杯し「2012年ありがとう!」コールをした。暖かい甘酒は喉を潤し最高に美味しかった。  四等三角点(426.9m本坂峠)を過ぎる辺りから富士山も見え始めた。11時少し前富士見岩に到着。
標高は415m、高さ3~4m、長さ10mもあろうか、巨岩に上ったり、写真を撮ったりした。遠くに富士山や南アルプスが白く美しい。ここで早めの昼食となる。風を避けて、めいめい岩陰や鉄塔の下で食事を摂ったが、送電線が「ブォーブォー」と音を立てて唸っていた。
11時40分石巻山に向け出発。四等三角点(372.5m長彦峠)を少し下ると大知波峠の平地が開けた。「国指定史跡大知波峠廃寺跡」の標柱がある。7年間の発掘調査の結果、平安中期の山寺として貴重な文化財であるそうだが、地表に現存する物は無い。Sさんの指導で赤布の結び方の実地練習をした。ここから石巻神社まで林道を西に下る。
石巻山は、古くから山自体が信仰の対象とされ、麓には石巻神社が中腹には奥宮が祀られている。山頂は巨大な岩山になっている。これを背後に廻り、鎖と梯子で頂上に出ると、高度感があり360度の展望が開けて素晴らしい。この地域には石灰岩地特有の貴重な植物が見られ、「石巻山石灰岩地植物群落」として国の天然記念物に指定されている。
山頂まで整備された豊橋自然歩道を40分程で往復すると、この日の縦走は終わった。石巻温泉の湯につかり、一息入れてから帰途に着いた。
帰りのバスは、豪華賞品の当たるクイズや、しりとり歌合戦などで大いに盛り上がった。そして、関市役所には予定より20分程早く帰着した。晴天に恵まれ、年の最後に相応しい良い山行であった。
                                    以上
(記録担当 前島さんの報告より)


(スライド写真提供 須田 Kさん)

コースタイム
関5:58=富加関IC=豊川IC=7:58 R362トンネル前…8:11~8:24林道分岐…8:48姫街道登山口 …8:50姫街道入口…9:17本坂峠…9:37坊ヶ峰…9:53本坂峠…10:57~11:40富士見岩…12:08石巻神社下…13:52石巻山山頂…14:31~15:30石巻温泉=15:59豊川IC=見合PA=17:40関


コメント
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