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みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

蕎麦粒山

2016-06-02 | クラブ山行

クラブ報告

2016年5月29日(日)   天候 曇りのち晴れ    参加者 23名                         

CL 松尾 Sさん
奥美濃を代表する鋭峰、蕎麦粒山。その名前は、南麓の坂内広瀬から望む山容が、ソバの実を立てかけた形に似ていることに由来するそうです。藪山で知られる蕎麦粒山を新ルートから登るのは楽しみです。
 関市役所出発の車4台と揖斐総合庁舎組1台が、道の駅さかうちで合流する。参加者が揃い、CL・Mさんの挨拶後、大谷川林道を遡り10分程で登山口へ到着です。朝霧が山肌を覆っている。ストレッチを終えB班からスタート、A班と続く。
 
大谷川に掛かった丸太の橋を右岸へ渡り、九十九折の登山道を行く。足元には淡い紫の山アジサイ、見上げると大きなエゴノキの白い花が綺麗。登山道はすぐに、吊り尾根へ取り付く長い急登へと変わる。伸びっぱなしのアキレス腱やふくらはぎを労わり、休憩を挟みつつ登ります。ツクバネ・ツクバネソウ・タニウツギ・ホウチャクソウ・アマドコロ・ユキザサ・ギンリョウソウ・レンゲツツジとお花たちに癒されます。梢の間から青い空が顔を出し、日も射してきました。新緑が一層鮮やかに輝きを増します。今日は、お天気も味方のようです。やがて登山道は、白い肌のブナの大木が空へスッと伸びている、新緑のブナ林に変わります。ブナ林の中で隊列を組んで登る、みなさんの姿がきまっています。程なく、吊り尾根に到着。流れ落ちる汗を拭きつつ、休憩を入れます。
 
尾根歩きの途中で、これまでに見たことのない、大木な更紗ドウダンに出会いました。幹の太さ、高さ(約5m)に驚きの声があがります。淡いクリーム色に紅色の筋が入る釣鐘状の花が、鈴なりに空に浮かんでいる様に感激しました。シャクナゲは花期を終えていましたが、この更紗ドウダンに会えたのは、嬉しい事でした。1075mPで、東へ方向を取りコルへ降りると、いよいよ山頂への登り(金華山くらいかな)が始まります。シャクナゲの根をつかみ、跨ぎ、時には、ネマガリタケをつかみながら登る。尾根の途中から、車を止めた処、その奥に広瀬の集落が望める。これまで歩いてきた稜線もクッキリ。爽やかな風が流れ癒される。すると目の前の枯れ枝に、スズメバチが仰向けで刺さり、足をバタバタもがいている。餌にするために、鳥が刺したばかりの様子。自然の営みを垣間見る。程なく、B班12人山頂に到着、2等三角点にタッチ!山頂から、小蕎麦粒や五蛇池山への稜線が続いている。北の方には、徳山ダムにより、廃村になった集落、門入が眼下に見える。15分程遅れて、A班11人も到着です。狭い山頂は、みのハイク23人が貸し切りです。登頂の記念写真を撮り、ランチタイムとしました。 
 
下山は往路を戻ります。滑らないよう転ばないように気をつけながら下る。しばらくの間、トッキョキョカキョク、未だ上手く鳴けてないホトトギスと一緒でした。大谷川に掛かる橋を渡り、予定時間を1時間ほど早く山行を終えました。雨がぽつぽつしてきましたが良いタイミングで下山できたことに感謝しました。藤橋の湯で汗を流し心身共にリフレッシュして、CL・Mさんの挨拶後、関市役所組・揖斐川組、それぞれの帰路に着きました。
                               (記録担当 泉谷さんの報告より)

 コースタイム
関5:00 = 揖斐総合庁舎5:45 = 道の駅さかうち(合流)6:20=大谷川林道車止6:35~6:55・・展望地8:25・・吊り尾根9:00・・1075mピーク9:20・・蕎麦粒山10:40~11:40・・1075mピーク12:55・・吊り尾根13:20・・大谷川林道車止14:30~15:05=藤橋の湯入浴後解散16:20

                                           
         
                                                                                      (写真提供 渡辺Kさん)         

 

         
                                (地図提供 前田さん)

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