クラブ山行報告
2022年9月4日(日) 天候 曇り時々晴れ
参加者 みのハイキングクラブ21名 大垣労山4名 岐阜ケルン11名 アルパインKANI5名 総参加者41名
講師 アルパインKANI 小酒井さん
CL 五十川さん
感想・雑記
天候不順が続く中、幸運にも天候が回復したこの日、労山主催の岩登り講習会が行われた。みのハイキングクラブは関から分乗、または現地集合で会場に到着。
8:45 伊木山の壁面前に集合
アルパインKANIの小酒井さんの開会のあいさつ・準備運動の後、以下の訓練が行われた。
- スリングを使っての簡易ハーネスの作成・装着
- 半マストのやり方
- プルージップのやり方
- 本マストのやり方
- 壁面低部にてロープを使ったトラバース練習
- トップロープとプルージップを使用しての壁面登攀訓練
(間に昼食休憩 40分ほどはさむ)
- トップロープのみでの壁面登攀訓練
15:30 訓練終了 閉会あいさつ
登攀訓練の順番を待つ間、他の人は登攀者の登攀状況を研究したり、ロープワークなどの自主訓練をしたりして過ごす。待機時間をどう過ごすのかも本人に色々求められるのだと思う。
個人的なことではあるが、準備段階から少々戸惑った。みのハイキングクラブの標準装備と指定された装備が微妙に異なる。どんな状況でどの装備をどのように使うのかしっかりイメージできないため、手持ちのもので良いのか追加で必要なのか判断できない。これはそのまま実際の山行においてもザックの中にどれを入れてゆくかという判断につながる。知らない、未経験ということは状況によっては事故につながる。今回の訓練においてもそうであった。
岩面未体験の私にとっては、いざその場で無様に壁面にしがみつくことしかできなかった。足場、手掛かりを落ち着いて探ることすらできない。ましてや小さな、あるいは湿った苔で滑りやすい手掛かりではなお さらだった。
実際の山行では、クライミングなど意図した行動でなければ壁面にとりつくことなどないと思うが、山では何が起こるかわからない部分もある。いざその場面であわてず落ち着くために知識・経験があるに越したことはない。そういう意味では今回の訓練は、僅かではあったが知る・体験するという事ができて有意義なものであったと思う。
(記録担当 村瀬さんの報告より)
(写真提供 古谷さん)