クラブ山行
2019年3月16日(土) 天候 曇りのち晴れ 参加者 36名(山行体験 1名含む)
・Aコース(孫太尾根登山口ー藤原岳ー大貝戸登山口)21名
・Bコース(聖宝寺駐車場ー藤原岳ー大貝戸登山口)15名
CL 松尾Kさん
(Aコース記録)
春を探しに・・・
孫太郎尾根は地図上では破線ルート。しかしここ数年このシーズンは多くの登山者が登っている。
夜明け前、市役所を出発し途中県庁アリーナで6名をピックアップし登山口へ。登山口少し手前の細い道で急坂左折の箇所があり車が上れなくなる。どうなることかとドキドキする事もあったが運転手さん方の運転技術や判断力で難所を乗り越えなんとか登山口に到着。
けっして広くはない駐車場だが時間の割に車も少なくすんなり止めることが出来た。ここで30分ほどの遅れがあったが今日は天気も持ちそうで元気に登山開始。
杉林を抜け尾根にでると視界が広がり廻りの山々が見える。石灰岩地質特有の灰色の岩がときどきでている様子もまたおもしろい。急登を登り丸山に着くころになりポツポツとかわいい花のお出迎え。今日楽しみにしていたセツブンソウだ。他にヒロハノアマナ、ミスミソウも咲いていて今日のテーマ春を探しにがマックスに。皆が撮影タイムに入りしばしの休憩。花に癒されまた次のピーク草木へ、足場の悪い急登を登ったり下ったりを繰り返し最後の登りには、またこれから元気に咲き始めようとしているフクジュソウがあちこちにみられ足場を気にしながら写真を撮ったりしで忙しい。それぞれ楽しみながら山頂に着くと聖宝寺から登ってきたBコースチームと合流することが出来て皆で歓喜。
山頂は思った以上の寒さと風であわてて上着を着て皆で集合写真。天気はいまいちで竜ヶ岳のほうは雲がかかっていたが、こちらはなんとか周りの景色も見ることができた。早々に避難小屋に行きモグモグタイム。
避難小屋は沢山の登山者が寒さをしのいでランチタイムをしておりクラブの仲間全員は中に入れず、外で風をしのぐ場所を見つけランチをする仲間も半分ほどいました。
ランチの後はなんと先週小白山を最後に青葉30座、クラブ90座完登されたSさんへのお祝い!「Sさんおめでとう!」とワインにて乾杯しました。
下山は泥んこ祭り。グチュグチュペチャペチャ・・・慎重に歩いて九合目、そして八合目。やっと泥んこ祭りも終りあとはまた杉林をリズムよく下りて無事下山。
大貝戸登山口には立派な休憩小屋とトイレがあり靴洗い場もあります。車を取りに行かれた運転手さんを待つ間、山頂では寒くて頂けなかったIさん手作りのアップルパイを、Sさんお祝いの続きで頂き今日の締めくくりとなりました。CLさんの挨拶後、現地解散しました。
もう春ですね。花に癒されながらの山行とても楽しかったです。CLさんをはじめ諸係の皆さんありがとうございました。
(Aコース記録担当 佐藤Yさんの報告より)
コースタイム
関5:00 = 岐阜県庁アリーナ―5:43 = 藤原町篠立パーキング6:50~7:07==孫太郎尾根登山口7:35~7:53・・・九山9:05~9:15・・・草木9:50~10:05・・・多志田山10:35~10:40・・・藤原岳山頂11:20~11:40・・・避難小屋11:50~12:30・・・八合目13:06・・・大貝戸登山口14:25(休憩所小屋)~15:20==岐阜県庁アリーナ17:00~17:10==関18:00
(写真提供 Aコース 松田Nさん)
(Bコース記録)
鈴鹿山脈の北端に位置し、花の百名山として、又カルスト地形の山として良く知られている藤原岳。 随分前ですが、太陽の光を浴びてピカピカ光る「福寿草」と出会った時の感動が忘れられず、今回の山行がとても楽しみでした。
CLから体験山行のWさんが紹介された後、3台に分乗して関市役所を定刻に出発。大垣を過ぎたあたりからポツポツ降り出した雨が、次第に本降りになり不安が募ります。養老SAでトイレ休憩の時、回復が見込めないなら引き返すかとの意見もありましたが、取り敢えず登山口まで行きましょうと出発する。聖宝寺駐車場に向かうにつれ雨は止み、朝日が時々見え始め天気が回復。萎えていた登山意欲が湧いてきました。
聖宝寺の裏を通り、砂防ダムの横を超え、九十九折のザレた登山道を5合目あたりまで登ると、「ニリンソウ」の群生地に出ます。尾根に出るとアセビが咲き始めていました。7合目辺りから谷に残雪が見え始め風が冷たく感じます。登山道は、藤原岳名物?ドロドロの田んぼ状態。靴が泥で重く感じ、気が付くとスパッツも泥だらけ。
9合目辺りでやっとお目当ての「福寿草」が咲いていました。まだ少し早いようで蕾も一杯あり、踏まないように気を付けて順番にカメラに収めます。展望が開け眼下にはいなべ市が望めます。下山してくる人から「節分草が咲いていますよ」との情報を得て、先に進むと可憐な花がひっそりと咲いていて、皆感動しました。
避難小屋から山頂に向かうと、CLが孫太尾根からひと足早く山頂に着き、私たちを迎えてくれました。山頂はとても寒く、展望を楽しむゆとりもありませんでした。Bコースだけで集合写真を撮り終わった頃Aコースの人が登ってきました。山行計画の正確さに感心致しました。全員で集合写真を撮り下山開始。雪解けの登山道は滑りやすく尻もちをつく人も。又天然記念物のカモシカと思われる糞が所々にあり踏まないよう気を付けます。
避難小屋まで戻り昼食。余りの寒さに避難小屋に逃げ込むと、中は満員ですが暖かくホッとしました。その後Sさんの「90山達成」のセレモニーが行われましたが、寒さの為ゆっくりお祝いできなかった事が申し訳なく思いました。セレモニー終了後、ドライバーさんが一足早く下山を開始して車をとりに行ってくれました。何時もお世話になり本当に感謝です。
小雪がちらついたかと思えば、霰になったり、小雨になったりと変化する天気の中、綺麗な虹を見る事が出来ました。大貝戸分岐からは歩きやすい登山道になり、ひたすら下山します。
神武天皇の鳥居をくぐると、休憩所小屋に着きます。泥んこの靴を交替で洗い、一息ついた頃孫太尾根登山口からのドライバーさんも着いて、CLの挨拶後解散となりました。
この時期、登山道は混み合いますが、今回は不安定な天気が幸いしたのか、登山者も少なく、早春の花をゆっくり満喫する事ができました。CL始め、諸役の皆さまのお陰で悪条件の中、事故もなく無事山行を終える事ができました。ありがとうございました。
(Bコース記録担当 藤沢Kさんの報告より)
コースタイム
関5:00 = 養老SA 6:22~38 = 聖宝寺駐車場 7:15~40 ・・ 5合目 8:44 ・・ 避難小屋10:50~55 ・・ 藤原岳山頂 11:18~30 ・・ 避難小屋(昼食・セレモニー) 11:50~12:30 ・・5合目 14:02 ・・ 大貝戸登山口 14:53 ・・ 関 17:37
(写真提供 Bコース 須田Kさん)
(地図提供 古谷さん)
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