前回のK石鹸について、苛性Kの求め方です。
まず鹸化価をしらべます。解かり易くいえば
まず鹸化価=オイル1000gを石鹸にするのに必要な”苛性K”の量です。
で今回は、キャノーラ(187 ) 、ひまし油(182 ) 、 パーム核(203 ) としてあります。
例えばキャノーラ油1000gを石鹸にするのに必要な苛性Kの量は187g・・・ということです。
ただし今回はオイルの量は下のようになっています。
キャノーラ(200g ) 、ひまし油(50g ) 、 パーム核(100g )です。なので、
キャノーラの場合先ほどのキャノーラ油1000gを鹸化するのに必要な 苛性K の量は187g。
そして1gを鹸化するのに必要な 苛性K の量は 187÷1000g=0.187となります。そこから
キャノーラ(200g )に必要な苛性K の量は 200×0.187=37.4g 同じく
ひまし油(50g ) // 50×0.182=9.1g
パーム核(100g ) // 100×0.203=20.3gとなり
これらすべてをたしてーーーーーーーーーーーーーーーーーー66.8gとなりますが、ここからが注意して
あくまでもこれらは、100%の苛性Kの場合の話です。残念なことに私の持っているものは85%ですのでさらに計算が必要になってきます。
100%の場合66,8g必要なわけなので、85%のときは100/85となります。なので、
66.8×100÷85=78.588ですが、K石鹸の場合は、さらにこれに 1~2gを加えて計算します。
今回は78.58→79+1→80g(苛性K)
水分量は温める間に蒸発することも考えてオイルの50%
アルコールを使う場合はオイルの30%今回は無水エタノールが80g くらいしかなかったので、残りは
消毒用アルコールを使いました。アルコールは結構重たい気がします。gで計ってください。
またアルコールを使わないときは鹸化が遅いので、水分量を80~75%にしています。
*** なおこれは、その時々のオイルによって、鹸化価が違ってきますので、ご注意ください。 ***
正確を要するなら販売店に聞いてみましょう。