この花は2015年11月1日に千葉の青〇園から入棚した。
園主のYさんは中国の方で中国奥地の蘭を直輸入販売しておられるようだった。
杭州寒蘭はYさん本人が中国で直接、蘭の花を見て買い出したとのことだった。
Yさんはそれを特別選別品と呼び、花が咲いたらオークションにも出品されていた。
オークションを縁に、特別選別品の中から、花は咲いていないが選別の時に撮った写真をアルファベットを付けて紹介してもらった。
このK15-027は買い求めた数点の中で「J」を付けられていた。
下は送られてきた当時の杭州寒蘭「J」の花と苗木の写真です。
他の株も小木で葉切れがあったり、根の状態もあまり良くありませんでした。
こんな状態が故にオンリーワンで写真のような素晴らしい花が咲くと信じて育ててきました。
あれから6年。
枯れたものや、写真とは違う花も咲きましたが、少しは見れる花も咲くようになりました。
このK15-027(杭州寒蘭の頭文字K、入棚の西暦下2桁+3桁の一連番号を付けて管理しています。)は平肩で弁の広い明るい翠地にハッキリと紅の更紗が出て綺麗です。時間の経過とともに弁元に紅が載ってきます。
年(咲く時期?)によって紅が濃く出たりしますが、購入時の紹介写真の様に濃くなるかは分かりません。日が経つにつれて色は載ってきますが、どのくらい濃くなるか最後まで試したことはありません。
株のために早めにカットしています。
下は別株、2020年1月7日に割った後木2条に5輪の花がきた。