物置小屋の住人

趣味で育てている東洋蘭、バラの写真と日本蜜蜂の育成記録を気の向くままに。

2024エビネ プロトコームの移植(3)

2025-02-20 | 無菌培養 ー エビネ
培養瓶棚が完成したのでプロトコームの移植を開始しました。
2回目の移植から早1月半が経過しました。
以前には確認出来なかった瓶にもプロトコームが発生しています。

今日は下記の3交配を移植しました。
 

右がマザー瓶、左2瓶に移植しました。
かなり大きくなっていました。

新設培養瓶棚に置きました。
直ぐに一杯になりそうな予感😅

既存のアルミワーディアンケースを利用した培養瓶棚です。


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培養瓶棚の改修 (その3) 機能検証

2025-02-19 | 無菌培養 ー エビネ
なんとなく形はできたので機能検証をすることにしました。
前面は左右ビニールの重ね合わせなので何かで留めないと自然に開いてしまいます。そこでポリカ中空ボード(4mm厚)で作ったはめ込み式のドアで押し付ける事にしました。

攪拌用のファン(2個付)はバラしてエクステンションワイアを付けて最上棚右端から下向きに、最下段左端から上向きに風が流れるように設置しました。棚全体を右周りに風が流れて、内部の温度が均一になるように攪拌します。



<保温能力の検証>
マットヒーターを25℃にセットして攪拌ファンを回し、前面のスタイロフォームを閉めて3時間後の上段と下段の温度を測定してみました。

棚外部の室温11℃、棚内部上段24.9℃、下段23.1℃でファンにより棚内の温度が均一に保たれている事がわかりました。現時点では保温能力は(室温+14℃)まではキープ出来ていますが、さらに室温が下がってどの程度になるか続いて測定してみます。
何れにしても現時点でアルミワーディアンケースよりも良い結果となりました。
(最上段の温度)

(最下段の温度)


<照度の検証>
4段目(最上段)で1600lx、3段目で1900lxありました。1段目と2段目はまだ照明器具を付けていません。
(2段目)

(ポリカ中空ボード製前面ドア)
これで前面のビニールを押し付けます。

(前面スタイロフォーム取付け)

これで、移植作業が始められます。
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培養瓶棚の増設

2025-01-30 | 無菌培養 ー エビネ
2023年にロスチャイルディアナム育成用のワーディアンケースを無菌培養の瓶棚に改修して1年半ですが、あっというまに棚が一杯になりました。
これから2024年播種エビネのプロトコームの移植もあり棚の確保が急務となりました。



アルミ製ガラスケースは密閉性もあり照明も加温も出来てたいへん便利なのですが高価なので、スチール棚を改修して使う事にしました。

下記の5条件に合うものとしてアイリスオーヤマの5段スチールラック(91cm X 46 cm X 178.5cm )を購入しました。
①培養瓶の荷重(350g×50個=17.5kg/1段当たり)に耐えられること
②ミズゴケ巻+鹿沼土植えの3.5号スリットプラ鉢24個入りの衣装ケース1個分の荷重に耐えられること
③棚全体を加温出来ること
④加温時の空気の流れ及び照明が棚板で遮蔽されないこと
⑤高さ200cm以下で5段、衣装ケースが4個入ること。

この棚は1段当たり60kg合計300kgの荷重に耐えれます。③については棚全体をビニールシートと断熱材で覆う事にしました。
取り敢えず組み立ててから改修の案を練る事にしました。

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クリーンベンチ 予備のEHPAフィルターの入手

2025-01-26 | 無菌培養 ー エビネ
ヤフオクで入手した日立製クリーンベンチKCV-750APG3は、既に製造中止され交換部品供給も終了していました。
メーカーに問い合わせ、操作マニュアルを送ってもらい全ての機能が問題なく作動している事を確認をしました。
これを使って一年半に渡り既に200瓶を越える播種、移植作業を行いましたがコンタミの発生は数瓶に留まりました。
それらのコンタミも原因はクリーンベンチ機能以外に起因するものと推察しています。
とても性能の良いクリーンベンチだと思います。

機能低下は稼働時間に比例して発生するフィルターの目詰まりですが、風速が0.2m/sec以下(一般的な使用でクリーンルーム内3〜4年、外で1〜2年)となっていることから、取り敢えず交換用フィルターを入手しておくことにしました。
交換部品の供給は終了のため日立産機システムのT氏のご尽力により特別にHEPAフィルターを製造して頂けることになりました。
納期は発注より3ヶ月、価格も割高になるとのことであったが特注をお願いしました。

2024年10月、HEPAフィルターが届きました。
思ったより大きなフィルターで、価格は値引きもして頂きましたが、このサイズのクリーンベンチ用フィルターとほぼ同じ価格でした。
この特注フィルターは予備として保管しておきます。
コンタミの発生が多くなった時点で交換しようと考えています。
いつになるかわかりませんがそれまで安心して作業を続けられるし且つ新しいクリーンベンチを買うよりは遥かに安価です。
Tさん、たいへんお世話になりました。
ありがとうございました。




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ニオイエビネ「御蔵信青X御蔵蛍青」の最後のプロトコームの移植

2025-01-13 | 無菌培養 ー エビネ
この交配は私の初めての交配になります。
2果とも無事に結実して2023.9.3に播種をしました。
①の交配はマザー瓶3本、②の交配はマザー瓶5本を作りました。

②御蔵蛍青の交配についてですが、6ヶ月後の2024年2月にはプロトコームは見えてきましたが黒っぽくて枯死しつつあるとの判断から、緑色のプロトコームを拾って救出しました。
その後、捨てずに残したマザー瓶で枯死すると思われたプロトコームから芽が出てくるものがあり枯死の前兆ではなかった事がわかりました。

さて今回の残したマザー瓶3本には最小はプロトコーム〜最大4センチ迄の苗が存在していたので、大きさを揃えて4瓶に移植しました。
このグループの最後のプロトコームの移植となりました。
瓶出し・順化は今年の秋になりそうです。

こうしてみると同じ交配種子で成長に最大一年の幅が出たことになります。


今回の移植です。作業は2025.1.8に実施しました。
手前3瓶のマザー瓶から、後方の4瓶に移植しました。




移植を終えたマザー瓶は廃棄しました。

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2024エビネ プロトコームの移植(2)

2025-01-06 | 無菌培養 ー エビネ
あけましておめでとうございます。
今年は蘭と皆様にとって良い年になりますように。

年始のdocomoへのサイバー攻撃の影響で我が家のgooブログは1/4夜までアクセスのできない状態が続きました。

さてエビネのプロトコームは順調に大きくなっています。
先日のE 24-11に続き今日は
E 24-20 ①O」のセルフ (①Oの親は「島の妖精」 x 「星のしずく」)
の移植を行いました。

以下写真はE 24-20です。
24.8.29播種でマザー瓶は3本採りました。
これは(1/3)の移植前の写真です。

左2瓶に約15個/瓶移植しました。
右端は移植後のマザー瓶です。

移植した2瓶の拡大写真です。


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2024エビネ プロトコームの移植

2024-12-17 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.12.11>
2024年8月29日播種しプロトコームの発生を確認した播種瓶の中から
<E24-11> 御津群青 「御津桜妃」
の移植をしてみました。
左がマザー瓶、右2瓶に移植しました。(EL05&07)

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2024エビネ播種 その後

2024-12-12 | 無菌培養 ー エビネ
2024.8.29に播種して2ヶ月半、培養瓶の様子を確認してみました。
肉眼ではプロトコームは見えない瓶が半数以上ありますが、ルーペで見ればもう少し見えるのかもしれません。
数瓶で1mm弱のプロトコームが確認できました。


<E24-11> 御津群青 「御津桜妃」


<E24-14>「御蔵蒼紫」 X 御津群青

<E24-20> 「①O」のセルフ
 (①Oの親は「島の妖精」 x 「星のしずく」)

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培養瓶棚(ワーディアンケース)のヒーターの交換

2024-12-07 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.12.4>
この培養瓶棚(ワーディアンケース)は、パフィオロスチャイルディアナム育成用にセットしたものを培養瓶棚に改修しました。
それなので冬場は上段に送風機(ダクトファン)を下向きに置き、最下段のヒータープレート(昭和精機工業SPZ-250)に向けて風があたるようにして温度が20℃〜25℃になるように攪拌していました。
ヒーター容量及び送風量が大きいのでうるさく使い勝手が良くありませんでした。
そこでサーモスタット付きのガーディアンヒーターマット(30w)を最下段に広げ、より静かなガーデン用のファンに交換しました。
ヒーターは少し容量が足りないかもしれません。





<翌朝2024.12.5 0600>
外気温度 0℃
培養室の室温 14.1℃(エアコンオン)
棚の設定温度 25.0℃(マットの設定)
棚の実際の温度 19.4℃

マットは25℃にセットしているので、ヒーターは常時ONだと思います。このマットの能力はこの培養瓶棚(ワーディアンケース)では部屋の温度より5℃高くヒーティング可能であることが分かりました。
20℃以上をキープするには、もうひと工夫必要です。


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ニオイエビネ 交配瓶苗「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の瓶出し後の様子(その2)

2024-12-04 | 無菌培養 ー エビネ
私の初めての交配苗です。
あれから1ヶ月、順化は終わりましたが、ケースに入れたままで蓋は開けた状態で蘭舎の棚下に置いています。
朝方の蘭舎内最低温度は3℃になりました。
「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の苗は下2列と3列目の右2つです。葉痛みが少し出ています。
黄葉は枯れるかと思っていましたが、今のところ大丈夫のようです。
ちなみに
上2列は「伊予紫織X御蔵天聖 」
上から3列目と4列目の左2つ「爽春X爽嶺」
です。いずれも10月6日に瓶出ししています。

これから長い冬を迎えます。
蘭舎は氷点下にならないようにしているので春には元気に新芽を伸ばして欲しい。


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ニオイエビネ 交配瓶苗「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の瓶出し後の順化の様子

2024-10-30 | 無菌培養 ー エビネ
私の初めての交配苗です。
あれから3週間、順化は順調に進んでいます。
少し早めですが、ケースの蓋は取り去りました。
蘭舎の棚下に置いています。
朝方の最低温度は12℃になりましたが、特に問題は無いようです。
このまま慣れさせて冬越しさせる予定です。
今のところ枯れた苗はありません。
(御蔵信青X青嵐の苗に黄葉が目立ちます。このまま枯れずに成長して花を見たいところですが、黄葉は多分枯れるのでしょうね。)

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ニオイエビネ 交配瓶苗「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の初瓶出し

2024-10-08 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.10.8>
この瓶苗は私の初めての交配苗です。
2023.4.8交配、2023.9.3播種、2024.春.移植
そして今日の瓶出しとなりました。
左がx青嵐、中央と右端がx御蔵蛍青です。


<御蔵信青X青嵐>(E23-01)
御蔵蛍青と比べてプロトコームの発生が少なく3瓶しか取れませんでした。成長も遅くなかなか大きくなりません。この写真の瓶はKさんが同じ種を蒔いたものを頂きました。大きさ、根張り共に大変良く育っています。
我が家の瓶苗は未だ小さく瓶出しは来春になりそうです。この差が何なのか?今後の課題です。

<御蔵信青X御蔵蛍青>(E23-02)
一時枯れてしまったかと思ったプロトコームですが、その後芽が出始めました。順次移植を重ねそこそこの瓶数が取れました。この2瓶は中でも一番大きな苗です。本数は少ないですが瓶出しすることにしました。


<爽嶺x爽春>
この瓶は2024.4.23に移植した苗です。
マザー瓶から5瓶とった内の2瓶です。
約6ヶ月、大きく育ちました。

植え込んで順化させます。

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エビネ 交配瓶苗「伊予紫織x御蔵天聖」(E23-07)の順化と移植

2024-10-04 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.10.4>
一番大きな苗瓶蓋に支える程に成長したので瓶出しをすることにしました。
この瓶には大きめ3本とその半分に満たない小苗が10本程入ってます。


大きい3本の苗を残して小さい苗を新しい培地の入った左の瓶に移植しました。
右が大きめの苗を残した元の瓶です。
左の移植した瓶苗は来春まで培養します。

残った大苗3本を瓶出ししました。
一月ほどかけて順化します。
元瓶3瓶から合計7本の順化苗(下)が取れました。


<以下2024.10.7撮影>
うわ~っ!!入れた筈ないのにな!!
移植した3瓶のうち1本にコンタミが出ました。
わずか4日目です(^^;
おそらく納豆菌?



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ニオイエビネ 瓶苗「御蔵国宝x御蔵酔香」瓶出し後の様子

2024-09-27 | 無菌培養 ー エビネ
昨年の今日(2023.9.27)の記事が届きました。
その後どうなったか調べてみると2024.6.9に瓶出しして順化を開始しています。
それから4カ月、今年の猛暑に耐え無事に夏越しが出来たようです。

<2024.6.9>

<2024.9.27>

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2024エビネ 播種(その3:交配種子の追加)

2024-09-06 | 無菌培養 ー エビネ


交配種子を頂きました。
落果が多かったので嬉しいです。
ニオイ同士の交配や、斑入りの交配もありました。
早速播種しました。Sさん、Kさん、有難うございました。

E24-21:オリエンタルエビネ「爽春」セルフ
E24-22:ニオイ「矢板の雪」Xニオイ「神津白麗」
E24-23:「雪」X「雪舟」
E24-24:「雪」X「縞のみどり」



これで、今年の播種はおしまいです。
上から3段目が、今年の播種瓶です。
もはや、移植瓶を置くスペースはありません😅


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