物置小屋の住人

趣味で育てている東洋蘭、バラの写真と日本蜜蜂の育成記録を気の向くままに。

ニオイエビネ「御蔵信青X御蔵蛍青」の最後のプロトコームの移植

2025-01-13 | 無菌培養 ー エビネ
この交配は私の初めての交配になります。
2果とも無事に結実して2023.9.3に播種をしました。
①の交配はマザー瓶3本、②の交配はマザー瓶5本を作りました。

②御蔵蛍青の交配についてですが、6ヶ月後の2024年2月にはプロトコームは見えてきましたが黒っぽくて枯死しつつあるとの判断から、緑色のプロトコームを拾って救出しました。
その後、捨てずに残したマザー瓶で枯死すると思われたプロトコームから芽が出てくるものがあり枯死の前兆ではなかった事がわかりました。

さて今回の残したマザー瓶3本には最小はプロトコーム〜最大4センチ迄の苗が存在していたので、大きさを揃えて4瓶に移植しました。
このグループの最後のプロトコームの移植となりました。
瓶出し・順化は今年の秋になりそうです。

こうしてみると同じ交配種子で成長に最大一年の幅が出たことになります。


今回の移植です。作業は2025.1.8に実施しました。
手前3瓶のマザー瓶から、後方の4瓶に移植しました。




移植を終えたマザー瓶は廃棄しました。

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2024エビネ プロトコームの移植(2)

2025-01-06 | 無菌培養 ー エビネ
あけましておめでとうございます。
今年は蘭と皆様にとって良い年になりますように。

年始のdocomoへのサイバー攻撃の影響で我が家のgooブログは1/4夜までアクセスのできない状態が続きました。

さてエビネのプロトコームは順調に大きくなっています。
先日のE 24-11に続き今日は
E 24-20 ①O」のセルフ (①Oの親は「島の妖精」 x 「星のしずく」)
の移植を行いました。

以下写真はE 24-20です。
24.8.29播種でマザー瓶は3本採りました。
これは(1/3)の移植前の写真です。

左2瓶に約15個/瓶移植しました。
右端は移植後のマザー瓶です。

移植した2瓶の拡大写真です。


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2024エビネ プロトコームの移植

2024-12-17 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.12.11>
2024年8月29日播種しプロトコームの発生を確認した播種瓶の中から
<E24-11> 御津群青 「御津桜妃」
の移植をしてみました。
左がマザー瓶、右2瓶に移植しました。(EL05&07)

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2024エビネ播種 その後

2024-12-12 | 無菌培養 ー エビネ
2024.8.29に播種して2ヶ月半、培養瓶の様子を確認してみました。
肉眼ではプロトコームは見えない瓶が半数以上ありますが、ルーペで見ればもう少し見えるのかもしれません。
数瓶で1mm弱のプロトコームが確認できました。


<E24-11> 御津群青 「御津桜妃」


<E24-14>「御蔵蒼紫」 X 御津群青

<E24-20> 「①O」のセルフ
 (①Oの親は「島の妖精」 x 「星のしずく」)

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培養瓶棚(ワーディアンケース)のヒーターの交換

2024-12-07 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.12.4>
この培養瓶棚(ワーディアンケース)は、パフィオロスチャイルディアナム育成用にセットしたものを培養瓶棚に改修しました。
それなので冬場は上段に送風機(ダクトファン)を下向きに置き、最下段のヒータープレート(昭和精機工業SPZ-250)に向けて風があたるようにして温度が20℃〜25℃になるように攪拌していました。
ヒーター容量及び送風量が大きいのでうるさく使い勝手が良くありませんでした。
そこでサーモスタット付きのガーディアンヒーターマット(30w)を最下段に広げ、より静かなガーデン用のファンに交換しました。
ヒーターは少し容量が足りないかもしれません。





<翌朝2024.12.5 0600>
外気温度 0℃
培養室の室温 14.1℃(エアコンオン)
棚の設定温度 25.0℃(マットの設定)
棚の実際の温度 19.4℃

マットは25℃にセットしているので、ヒーターは常時ONだと思います。このマットの能力はこの培養瓶棚(ワーディアンケース)では部屋の温度より5℃高くヒーティング可能であることが分かりました。
20℃以上をキープするには、もうひと工夫必要です。


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ニオイエビネ 交配瓶苗「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の瓶出し後の様子(その2)

2024-12-04 | 無菌培養 ー エビネ
私の初めての交配苗です。
あれから1ヶ月、順化は終わりましたが、ケースに入れたままで蓋は開けた状態で蘭舎の棚下に置いています。
朝方の蘭舎内最低温度は3℃になりました。
「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の苗は下2列と3列目の右2つです。葉痛みが少し出ています。
黄葉は枯れるかと思っていましたが、今のところ大丈夫のようです。
ちなみに
上2列は「伊予紫織X御蔵天聖 」
上から3列目と4列目の左2つ「爽春X爽嶺」
です。いずれも10月6日に瓶出ししています。

これから長い冬を迎えます。
蘭舎は氷点下にならないようにしているので春には元気に新芽を伸ばして欲しい。


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ニオイエビネ 交配瓶苗「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の瓶出し後の順化の様子

2024-10-30 | 無菌培養 ー エビネ
私の初めての交配苗です。
あれから3週間、順化は順調に進んでいます。
少し早めですが、ケースの蓋は取り去りました。
蘭舎の棚下に置いています。
朝方の最低温度は12℃になりましたが、特に問題は無いようです。
このまま慣れさせて冬越しさせる予定です。
今のところ枯れた苗はありません。
(御蔵信青X青嵐の苗に黄葉が目立ちます。このまま枯れずに成長して花を見たいところですが、黄葉は多分枯れるのでしょうね。)

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ニオイエビネ 交配瓶苗「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」の初瓶出し

2024-10-08 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.10.8>
この瓶苗は私の初めての交配苗です。
2023.4.8交配、2023.9.3播種、2024.春.移植
そして今日の瓶出しとなりました。
左がx青嵐、中央と右端がx御蔵蛍青です。


<御蔵信青X青嵐>(E23-01)
御蔵蛍青と比べてプロトコームの発生が少なく3瓶しか取れませんでした。成長も遅くなかなか大きくなりません。この写真の瓶はKさんが同じ種を蒔いたものを頂きました。大きさ、根張り共に大変良く育っています。
我が家の瓶苗は未だ小さく瓶出しは来春になりそうです。この差が何なのか?今後の課題です。

<御蔵信青X御蔵蛍青>(E23-02)
一時枯れてしまったかと思ったプロトコームですが、その後芽が出始めました。順次移植を重ねそこそこの瓶数が取れました。この2瓶は中でも一番大きな苗です。本数は少ないですが瓶出しすることにしました。


<爽嶺x爽春>
この瓶は2024.4.23に移植した苗です。
マザー瓶から5瓶とった内の2瓶です。
約6ヶ月、大きく育ちました。

植え込んで順化させます。

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エビネ 交配瓶苗「伊予紫織x御蔵天聖」(E23-07)の順化と移植

2024-10-04 | 無菌培養 ー エビネ
<2024.10.4>
一番大きな苗瓶蓋に支える程に成長したので瓶出しをすることにしました。
この瓶には大きめ3本とその半分に満たない小苗が10本程入ってます。


大きい3本の苗を残して小さい苗を新しい培地の入った左の瓶に移植しました。
右が大きめの苗を残した元の瓶です。
左の移植した瓶苗は来春まで培養します。

残った大苗3本を瓶出ししました。
一月ほどかけて順化します。
元瓶3瓶から合計7本の順化苗(下)が取れました。


<以下2024.10.7撮影>
うわ~っ!!入れた筈ないのにな!!
移植した3瓶のうち1本にコンタミが出ました。
わずか4日目です(^^;
おそらく納豆菌?



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ニオイエビネ 瓶苗「御蔵国宝x御蔵酔香」瓶出し後の様子

2024-09-27 | 無菌培養 ー エビネ
昨年の今日(2023.9.27)の記事が届きました。
その後どうなったか調べてみると2024.6.9に瓶出しして順化を開始しています。
それから4カ月、今年の猛暑に耐え無事に夏越しが出来たようです。

<2024.6.9>

<2024.9.27>

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2024エビネ 播種(その3:交配種子の追加)

2024-09-06 | 無菌培養 ー エビネ


交配種子を頂きました。
落果が多かったので嬉しいです。
ニオイ同士の交配や、斑入りの交配もありました。
早速播種しました。Sさん、Kさん、有難うございました。

E24-21:オリエンタルエビネ「爽春」セルフ
E24-22:ニオイ「矢板の雪」Xニオイ「神津白麗」
E24-23:「雪」X「雪舟」
E24-24:「雪」X「縞のみどり」



これで、今年の播種はおしまいです。
上から3段目が、今年の播種瓶です。
もはや、移植瓶を置くスペースはありません😅


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ニオイエビネ「御蔵信青X青嵐、X御蔵蛍青」プロトコームの移植(4回目)

2024-09-04 | 無菌培養 ー エビネ

右は昨年2023年9月3日に播種した、ニオイエビネ「御蔵信青X御蔵蛍青」のマザー瓶です。

途中で黒っぽい深緑色になったりして、もう枯れる運命かと危ぶまれました。

2024年4月23日までに鮮緑の芽が出ているのを優先的に選んで回プロトコームを移植しました。これは最後まで残した黒っぽい深緑色のプロトコームが成長したものです。

大きい物で3cm程になっていますが根が出ていません。




同様のマザー瓶が他に4本あります。新しい移植培地3本に寄せて移植してみました。

左が今回の移植後の苗、右は今年の2月14日に移植した苗ですが10月には瓶出しの予定です。

春に移植するかしないかで成長にこれだけの差が見られます。



<御蔵信青X御蔵蛍青>

マザー瓶5本の内4本を集約して3本にしました。上手く根が出て成長すれば良いのですが。

残ったマザー瓶1本は、どこまで成長するかこのまま観察してみます。


<御蔵信青X青嵐>

もともと発芽が悪く2月の時点で3本のマザー瓶から寄せて1本しか移植出来ませんでした。残したマザー瓶のプロトコームも御蔵蛍青に比べて成長が悪いですが、3本を集約して、なんとか1瓶つくってみました。

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2024エビネ 播種(その2:交配の紹介)

2024-09-01 | 無菌培養 ー エビネ
交配を少し紹介します。
交配番号 E24-01 : 「コオズピンク」 X 「御津桜妃」

交配番号 E24-09 : 「御蔵信青」 X 「御津群青」


<播種後左からE24-01,-09,-18>



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2024エビネ 播種

2024-08-29 | 無菌培養 ー エビネ

採果したエビネを一週間程自然乾燥させたので播種を行いました。

全部で14交配出来ました。

果実の花柄をカッターで切り取ると、筋に沿って縦に3分割出来ます。

サンプルキャップに綿状の種子を掻き出します。


この種子は交配番号E24-05です。
(最初のEはエビネです。因みに春蘭:S、寒蘭:Kとしました。)




次亜塩素酸水の希釈液で殺菌した種子を先日作成しておいた寒天培地の上に撒きます。
事前に寒天培地にコンタミが発生して無いことを確認しました。

各交配3瓶づつ播種しました。

あとはプロトコームができるのを静かに待ちます。



播種(移植でも同じ)で注意する事は、カビを発生させない事です。

カビが発生すると1年間の努力が無駄になります。


各手順毎に注意する点はありますが、重要な事は

①クリーンエリアとダーティーエリアを正確に認識する事

② エリアを移動する場合は殺菌処置を確実に行う事

③ 移動を最小限にする様手順を組み立てる事

だと思います。












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交配エビネの採果と2024年交配リスト

2024-08-20 | 無菌培養 ー エビネ
交配日から120日を経過したので採果しました。
中には移動時に花茎を折ってしまい105日の物もありますが、播種対象にします。
交配時の記録では37交配を行っていますが、今日現在で得られたのは14交配でした。
交配した内の三分の2近くが落果したことになります。
多くは花茎上部からの枯れ込みが止まらずに果実のステムまで入り込んだ物が多かったようです。

もともと数交配出来れば十分と思っていたので14交配も残れば、これでも多すぎます。負け惜しみですが、、、
いずれにしても上手く発芽すれば移植の段階で少しづつ減らしていきます。

ニオイ同士の交配が残らなかったのが残念です。それでも殆どがニオイ系の交配なので良しとしました。
これから先ずっと必要となる「2024年エビネ交配リスト(最終版)」を整理しました。

1週間ほど自然乾燥させて8月末には播種の予定です。


この株は御蔵島自然種ニオイエビネ「御蔵蒼紫」ですが、2本の花茎にそれぞれ
②E24-14:「御津群青

を交配しました。



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