この蘭もYさんから嫁入りした。
ラベルに「豆弁フクリン(後黄)」とあったように、後冴えの黄花覆輪だと思うが、我が家では緑が残ってしまう。
どの程度黄色くなるか一ヶ月ほど追ってみたい。
形の良い花弁の縁に光を当てたような白覆輪と鮮やかな紅の舌点が気に入っている。
毎年良く咲いているが、昨年の写真は無かった。
2019年の花はこちら
<2021/01/28撮影>
あれから20日、上がっていた花茎7本の全ての蕾が咲きました。
この花は2019年4月に植え替えている。
当時4条だったが14条に増え、根も鉢からはみ出してきた。
このままだと、夏は越せないだろう。
蘭も命の危機を感じたのだろうか、種子繁殖を考え花茎を7本も付けた。
ほんとかな?^^;
鉢から抜いてみたら、思ったより根痛みが無かった。
ただ、根がグルグルと巻いているのでほぐすのが大変だ。
二方向に分かれている一番後ろ木を除去して、二分割する事にした。
最後木の根もしっかりしているが、カットしてほぐす為の切り口にした。
一本一本絡まった根を根気よく外していく。
時々このまま二つに引き剥がしたくなる欲求を抑えながら^^;
何とか分けた。
ここまで小1時間掛かった。
こんな蓮弁がまだ10鉢以上もある。
何かもっと手軽な方法は無いだろうか?
こうなる前に植替えると楽な事は分かっていたのだが、、、
最後に、ほぐす時に折れたり、痛みのある根をカットして、切口にトップジンMペーストを塗る。
全体にダコニール1000の700倍液を噴霧して乾かす。
ラベルを記入する。
これで植替えの事前処置が終わった。
ウイルス予防の為、一鉢毎に煮沸消毒したハサミと使い捨てビニール手袋を使っている。
調子を崩し葉を振るって枯れるかと思ったら、秋になってやっと小さな新芽が2本出た。
このまま新芽の伸長を望んだが、年を明けて、親木の葉の枯れ込みが始まった。
このままでは新芽もろともダメになる予感がしたので、意を決して植え替えることにした。
鉢を開けると一方の新芽には根が降り始めていたが、もう一方の新芽は根が無かった。
ダメもとで2つに分割し、ミズゴケで巻いてみた。
生きるか、死ぬか分からない。
この蘭は昨年の5月、Woodsさんより19センチ2枚葉+26センチ×3枚葉+33センチ3枚葉+新芽6センチで棚入れした。
新芽に継続することを祈っていたが、新木4枚葉に見事に継続した。
今春も継続し、固定化してほしいものだ。
この紅花素心は2014年3月、Yさんから棚入れした。
Yさんはご自身で中国昆明などを訪れ朶朶香、豆弁蘭、蓮弁蘭等いわゆる中国奥地の蘭を収集されていた。
縁あってそれらの貴重な蘭を譲り受けることが出来た。
多くは銘に「吉祥」が付いているので命名蘭はまとめて「吉祥シリーズ」と呼ばれている。ご存じの方も多いと思う。
先の「吉祥檸檬(レモン)」もYさんの見出だした豆弁蘭です。
この紅花素心は名前はまだ付けられていません。
命名されるのを楽しみに待とう。
(2022年1月31日に「吉祥紅素」と命名されました。)
小さな木に4輪も蕾がついた。
死に花にならない様に早めに摘んでしまおう。
前にもたくさん花が付いたことがあった。
花付きの良い性質かもしれない。
昨年の花はこちら
昨年末から寒蘭・杭州寒蘭の植替えを始めた。
2019年以前のものを対象にし、山苗を除いてほぼ植替えを完了した。
ところが2020年1月植替えのラベルの杭州寒蘭を空けたところ、思った以上の根痛みが進行していた。
杭州寒蘭のみならず、他の2020年1月物、数鉢を空けたところ少なからず根痛みが見つかった。
まあ、昨年の夏は暑かったし、丸2年経過しているのだから当然かもしれない。
ということで、2020年物寒蘭(日本寒蘭・杭州寒蘭)全てを植え替えることにした。
その後に寒蘭山苗、蓮弁蘭、豆弁蘭、朶朶香、春蘭、エビネと植替えが続く。
まだ暫くは楽しめそうだ。
ふぅ~。
台湾産の寒蘭とのこと。
後ざえの虎斑が映える。
この蘭もなかなか増えない。
新芽が出ると、後ろが振るう。
2016年3月に入棚しているが、まだこの一鉢だけです。
現在、4篠だが花が終わったら思いきって割ってみよう。
昨年の花はこちら
例年戸外の最低気温が-7、8℃にはなってもヨシズだけで枯れる事はなかった。
まさか-15℃以下になるとは思いもよらなかった。
その後、植替えを行い半数程度は助かった。とは言え、元の株立に復活するには、どれもゆうに4〜5年は掛かりそうだ。
昨年の二の舞を踏まない様に、蘭舎をエンビで囲んだ。
<Before>
<After>
越冬のために棚に段ボールを敷いて、富貴蘭を置いた。
その上から不織布を被せ、更にダイオネットをかけた。
日中の最高温度が10℃を越えると換気扇が回るようにセットした。
マエナス10℃を越えるような大寒波が予想される時は加温を考えてみよう。