同性パートナーの家族を守る覚悟

都道府県に加え、選手村の感染者数も発表されそう、島岡美延です。
連日の暑さと第5波の高さが急上昇する中での五輪。
メダルのニュースと熱中症で搬送できない患者増加のニュースを覚悟するのでしょうか。
世界を見渡してもデルタ株が猛威をふるっています。
様々な困難があふれる時代、大切なのは目の前の家族。
映画『親愛なる君へ（23日公開）』をご紹介します。
台湾のチェン・ヨウジエ監督が紡ぐ、繊細で緻密な物語。
青年ジェンイー（モー・ズーイー）は老婦シウユーの介護と、その孫ヨウユーの面倒を一人で見ているが、血のつながりもないただの間借り人。
今は亡き同性のパートナーの家族である二人の世話をすることで、彼への何よりの弔いとなると感じている。
ある日、シウユーが急死し、ジェンイーがその死に関与していると疑われる。
警察の捜査で不利な証拠が次々見つかり罪を認めてしまうが、それは愛する“家族”を守るための選択だった…。
同性パートナーの間に何があったのかも含め、サスペンスであり、究極の愛を描く力作。