ある意味、イギリスのスピード感に驚き、島岡美延です。トラス首相の後任を決める与党保守党党首選は、スナク元財務大臣だけが立候補して、次期首相に任命されることに。初のインド系、42歳のリーダー。
昨夜、「急転直下」という表現が使われた、山際大志郎経済再生大臣の辞表提出(事実上の更迭?)。地元川崎での反応でも「残念」ではなく「遅すぎ」の反応。支援者への説明会すら、理由なく延期になったらしく、どこを向いて仕事をしていたのでしょうか。
岸田内閣の中では若い54歳。それにしては仕事の記録は1年で捨てちゃったり、記憶がなくなったり、あいまいな対応ばかり。犯罪行為をしたわけではない、と議員辞職は否定。有権者は大臣を任命できないけれど、投票するかどうかは決められます。
そもそも8月の内閣改造の時点で「接点疑惑」はあったのに留任。岸田首相に限らず、これまでどれほどの「任命責任は私にある」という言葉を聞かされてきたか。政治家の言葉と責任って、もっと重いのでは?
安倍政権以来、口では責任云々言いながら、まったく責任を取る姿勢もないのが政治家になってますよね。イギリスなどを見てると是々非々で、しっかりと政治も国民の意識も健全に機能してるのを感じます。
岸田首相の総裁選の前に、田崎史郎が、テレビで「安倍元総理が、首相になってほしい人となってほしくない人がいて、なってほしい人が選ばれる」としたり顔で言ってたのを思い出しました。とても不健全な…
政治家の「責任」とは違うけど、昨日の野田元首相の追悼演説にはちょっと感動しました。
同じ時代を生き、首相のバトンを渡した立場として、敬意を示しながらも、問い続けるべきことに言葉を尽くしていくという覚悟。
これを手本に「政治家の言葉」の力を国会に取り戻してほしいものですが・・・。