大企業と戦った高卒女性社員

「半夏生」という響きがいいけれど大雨に要警戒、島岡美延です。
カナダでは連日気温が45度超で犠牲者も。気象変動への取り組みは待ったなし。
未来から見た時、2021年はどう記憶されている？
1995年、韓国では金泳三大統領によるグローバル元年。
映画『サムジンカンパニー1995（9日公開）』をご紹介します。
韓国社会が激変する姿や某企業の汚水流出事件など、実話をベースにした大逆転の物語。
1995年、ソウルの大企業に勤める高卒女性社員の3人は実務能力は高いのに、仕事はお茶汲みや書類整理ばかり。
そんな彼女たちにも会社の方針でTOEIC600点超えなら「代理」に昇進できるチャンスが到来。
英語を必死に学ぶ中、偶然、自社工場が有害物質を川に排出していることを知る。
事実を隠ぺいする会社を相手に、解雇を顧みず、真相解明に向けて奔走。
果たして正義は勝てるのか！？
日本でも大企業の30年以上に渡る組織的不正のニュースがあったばかり。
国や時代が違っても、小さな勇気が束になる物語、痛快です。