どうする、迷い込んだクジラ、座礁した護衛艦、島岡美延です。身動きが取れなくなる前にこの国が進むべき道とは。
世界中の母親が求めるのは子どもの安全。映画『母の聖戦(20日公開)』をご紹介します。年間約6万件もの誘拐事件が起きていると推定される、メキシコの誘拐ビジネスの闇に迫った本作。女性監督テオドラ・アナ・ミハイは、ある母親に密着取材を計画するも危険すぎて断念、この物語を生み出したそう。
メキシコ北部の町で暮らすシングルマザー、シエロの18歳の一人娘ラウラが犯罪組織に誘拐される。身代金20万ペソを払ってもラウラは帰らない。警察に取り合ってもらえず、シエロは自力で娘を取り戻すと誓って調査に乗り出し、軍のパトロール部隊のラマルケ中尉と協力関係を結ぶ。人生観が一変するおぞましい経験に震えながら、最愛の娘を探し続けるシエロがたどり着いた真実とは?
組織の怖さはもちろん、警察にも頼れず、一般市民はこんな思いをしなくてはならないのか。母の想いよ、届け。
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