休養日をはさみながら今日、甲子園決勝、島岡美延です。
昨日のボクサーの映画『春に散る』、瀬々監督が「横浜流星は理系、アスリート系の俳優」と言っていたのが印象的でした。実際、中学時代に極真空手世界一の経歴。
体を自由に操る達人の秘密に迫りたい。読んだのは伊藤亜紗著『体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉』(文芸春秋)。ピアニストやアスリートの体の使い方、リハビリなど研究する科学者たちと著者の対談。
面白かったのが、桑田真澄投手のフォームの解析。精密機器のように投げているからコントロールできる、のではなくむしろ逆。「投げるたびに変化するフォームから安定した結果」を出せる――。本人も気づいていなかった極意?
また〈わざ言語〉について。ある人がもつ技能を他の人に伝えるための言葉、それってかなり重要。バレエの先生も表現はそれぞれ。オノマトペによって、出来なかったことが出来ることも。音声による導き、身体はけっこう素直。
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