アナ雪、舞台ならではの魅力

10月に解散なら1ヵ月もなく、島岡美延です。候補者選びは各党急ピッチ、有権者も言葉、本心を見極めねば。

これは「真実の愛」を見極める物語。浜松町の四季劇場で劇団四季『アナと雪の女王』を観てきました。ディズニー映画は2018年にブロードウェイでミュージカル化。米国以外では四季が初、2021年から。

妹アナと姉エルサ、子役で舞台が始まり、王国の両親が没して大人の俳優に。姉の戴冠式でアナは南国の王子ハンスに一目ぼれ。城に氷の魔法を放ってしまい、怪物だと騒ぐ人々から逃げ出すエルサ。姉を追ってアナの冒険が始まる――。

映画でしか描けないと思っていた「魔法の瞬間」が生身の人間によって繰り広げられる驚き（仕掛けわからず、やはり魔法！？）。エルサが舞台上で一人、「ありのままで」を熱唱する圧巻の歌声。演奏も生、アンサンブルの俳優たちも見事。

凍り付いた人々を救うのは、真実の愛。映画より「大人向け」に感じたミュージカル。