昨日のラジオ生放送中、新橋のビル爆発に衝撃、島岡美延です。どうやらガスが充満した室内でライターに火をつけたよう。
先日、俳優・創作あーちすと、のんさんの記事に「喜怒哀楽の中で〈怒〉が一番好き」という言葉を見てハッとしました。ちょうどその頃読んでいた本が、伊藤詩織著『裸で泳ぐ』(岩波書店)、25歳での残酷な性被害を公表し、社会を変えようとした彼女の7年間の戦いと想い。
彼女が取材してきたペルーのコカイン谷、シエラレオネのFGM(女性器切除)、入管施設で亡くなったウィシュマさん、韓国の元従軍慰安婦・・・、命の危険がある環境に身を置き、取材活動へも誹謗中傷がどれだけあったか。
「怒り」の字の中になぜ「女」が含まれているのか、と。様々な体験を経て、「怒り」を愛おしいと思い、生きていることを実感。スパイシーなものを食べて、裁判所に向かう、とも。
ちなみに本のタイトルは「死ぬまでにしたいことリスト」に書いたもので、夜の海で実現させたそう。
この国のジェンダーギャップや、偏見の根深さはおよそ、私の生きてる限りは直らないだろうとも、極めて残念ですが。
それとともにこの中で書かれていた、怒りという字になぜ女が入っているの?というところに目が行きました。努力の努や、奴隷、如くなど女が入る文字はたくさん浮かびますが、男が入る文字って?と。古代の頃からジェンダーギャップはあったのかしらとも思ってしまった私です。
本の中でも「怒り」の字の中に「奴」が入っていることが触れられていました。
昨日の新聞で、男女不平等が大きい国ほど「大脳皮質の厚さに男女差」という京都大学を含む研究チームの調査報告が。
日本は「女性のほうが薄い」そうで、男女間の不平等がない国では大脳皮質の厚さに男女差は見られなかった、と。脳に潜在的に悪影響が起きていたとは・・・!