広島原爆の日、島岡美延です。被爆者の平均年齢が85歳を超え、78年前の実相をもっと聞かなくては。
その体験は戦争が終わっても消えない、忘れられない。映画『アウシュヴィッツの生還者(11日公開)』をご紹介します。父親の衝撃の半生を息子が書き上げ映画化。主演のベン・フォスターは28㎏の減量、これほど苦いボクシングがあるとは。
1949年、ナチスの収容所から生還したハリーは、アメリカでボクサーとして活躍する一方、生き別れた恋人レアを探していた。自分の生存を知らせようと、記者の取材に「ナチスが行う賭けボクシングで、同胞のユダヤ人と闘って生き延びた」と告白し、一躍時の人に。しかしレアは見つからず、ハリーは引退。14年後、別の女性と新たな人生を歩むハリーにレアが生きているという報せが届く――。
家族にも打ち明けられない〈生還の秘密〉。ビルケナウ収容所にいたハリー。リヒター展の『ビルケナウ』の前で立ち尽くし、地獄を見た人たちの命のことを思い出しました。
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