30歳の逮捕から57年、島岡美延です。一刻も早く再審が行われ、袴田さんに無罪が言い渡されますように。「絶対に過ちを認めない」警察、検察、裁判所・・・、国が個人の人生を奪う恐ろしさ。
様々な人生が交錯し、生きることを応援する物語。公開中の映画『宮古島物語 ふたたヴィラ』をご紹介します。昨日のラジオに上西雄大監督と松原智恵子さんが登場。親子の心情をぶつけあった二人。
死にたいと宮古島に来た不動産業の男に、亡父がヴィラを建てよと告げる。やがてそこは、心から願う再会が叶う場所に。男が亡くなり、父を恨む娘も渋々島に。コロナで夫を亡くした女性、行方不明の娘を探し続けてきた夫婦。一方、漁師の父に反発して島を出ていた男(上西)は、ヤクザに追われて島に戻るも、久しぶりに会った母(松原)は認知症で息子のことがわからない。
いくつもの家族の物語。松原智恵子さんが演じていなかったら、全く違う母・息子になったはず。芸歴62年、「日活三人娘」から変わらない可愛らしさ。