美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

松原智恵子さん、初の認知症役

2023年03月21日 07時27分24秒 | 姿勢&見た目

30歳の逮捕から57年、島岡美延です。一刻も早く再審が行われ、袴田さんに無罪が言い渡されますように。「絶対に過ちを認めない」警察、検察、裁判所・・・、国が個人の人生を奪う恐ろしさ。

様々な人生が交錯し、生きることを応援する物語。公開中の映画『宮古島物語 ふたたヴィラ』をご紹介します。昨日のラジオに上西雄大監督と松原智恵子さんが登場。親子の心情をぶつけあった二人。

死にたいと宮古島に来た不動産業の男に、亡父がヴィラを建てよと告げる。やがてそこは、心から願う再会が叶う場所に。男が亡くなり、父を恨む娘も渋々島に。コロナで夫を亡くした女性、行方不明の娘を探し続けてきた夫婦。一方、漁師の父に反発して島を出ていた男(上西)は、ヤクザに追われて島に戻るも、久しぶりに会った母(松原)は認知症で息子のことがわからない。

いくつもの家族の物語。松原智恵子さんが演じていなかったら、全く違う母・息子になったはず。芸歴62年、「日活三人娘」から変わらない可愛らしさ。

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小学生男子、大志を抱け!

2023年03月20日 07時35分38秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

地下鉄サリン事件が起きた朝も青空、島岡美延です。1995年3月20日、阪神淡路大震災から2か月後の日本で前代未聞のテロ事件。今、失われた30年というけれど、1995年は本当にこの国の未来が不安になった戦後50年。

80年代の小学生はこんな感じだった? 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!(24日公開)』をご紹介します。『百円の恋』(脚本)、『喜劇 愛妻物語』(脚本・監督)や秋からのNHKの朝ドラ『ブギウギ』(脚本)の足立紳監督が20年以上温めていた念願の企画。関西ジャニーズJr.の池川侑希弥が映画初主演。

昭和の終わり、小学6年の高崎瞬(池川)は仲間たちとバカな遊びやいたずらに夢中な男子。親友には父親に犯罪歴のある隆造や、いじめを受けながら映画監督を夢見る西野らがいた。子ども同士のシビアな権力争いやいじめ、友達を守るため、大嫌いな自分と決別するためにも瞬は勇気を振り絞る・・・!

12歳の男子の世界って大変! でもみんな、そこを通って大人になりました。

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デヴィッド・ボウイ、本人の言葉で

2023年03月19日 07時39分36秒 | 姿勢&見た目

高校球児はパフォーマンス禁止、島岡美延です。大声援の中、ペッパーミルの仕草をしたら注意されて、選手たちは意気消沈。マスクで頑張ってきた部活、思い切りはじけたかった・・・。

この人のパフォーマンスは、ずっと伝説。映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(24日公開)』をご紹介します。〈伝説のロック・スター〉の人生と才能に焦点を当てた奇跡のような135分は、デヴィッド・ボウイ財団唯一の公式認定ドキュメンタリー映画。

圧倒的なライブパフォーマンスはもちろん、彼が30年にわたり保管していたアーカイブから選りすぐった貴重な未公開映像。「スターマン」「Changes」「スペイス・オディティ」「月世界の白昼夢」「ヒーローズ」「レッツ・ダンス」など40曲もの名曲が鳴り響き、ボウイ自身のモノローグで語られます。

本人没後の映画で一般的な「周囲の人へのインタビュー」は一切なし。来日の際の映像も。ボウイを〈追体験〉する感動!

 

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岡本太郎が暮らした空間

2023年03月18日 07時25分43秒 | 日記、その他

最高気温予想9度の冷たい雨、島岡美延です。近所の桜もポツポツ咲いてきたけど、足踏みくらいがいい3月。

昨日、雨になる前に出かけた南青山。VIPの訪問らしい根津美術館周辺はものすごい警備体制、交通規制。とはいえ、私の目的地はすぐそばの岡本太郎記念館。

かつて岡本太郎と敏子さんが暮らした空間。庭のたくさんの彫刻は、樹木や草の間に溶け込んでいます。現在『弓指寛治“饗宴”』を開催中(~21日)。2017年に岡本太郎現代芸術賞〈岡本敏子賞〉を受賞した彼の絵画、インスタレーション。

特に太郎の壁画『明日の神話』をメキシコで発見、運搬する困難なプロジェクトをおびただしい数の折り紙に「破片」を描いて表現した作品は圧巻。それにしても壁画が日本に到着した日、岡本敏子さん急逝、とは。その後、渋谷駅に展示されているのは皆さんご存じの通り。

太郎が制作活動を行った当時のままのアトリエ。窓からの光が「顔」たちに降り注いでいました。

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犯行当時17歳の少女、再審で

2023年03月17日 07時16分52秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

検察は特別抗告を断念しないのか、島岡美延です。87歳の袴田巌さん、支える姉・秀子さん90歳。捜査関係者による証拠の捏造まで言及された「再審決定」に不服・・・、司法制度の正義って?

これは実際の少年事件からインスピレーションを得た物語。映画『赦し(18日公開)』をご紹介します。日本在住のインド人、アンシュル・チョウハン監督が描くのは、被害者遺族と加害者の魂の救済。

7年前に娘を同級生に殺されて以来、現実逃避を重ねてきた樋口(尚玄)に裁判所から通知が届く。懲役20年の刑で服役中の加害者、夏奈(松浦りょう)に再審の機会が与えられるという。元妻の澄子(MEGUMI)とともに法廷に赴くが、夏奈の釈放を阻止したい樋口と、辛い過去を忘れたい澄子の感情はすれ違っていく。やがて夏奈の口から、殺人に至った本当の動機が初めて語られ・・・。

クラスメイト同士で起きる事件。自分の娘に非があったと被害者遺族が突き付けられたら。この物語、あなたは誰の立場で考えますか。

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売れない役者、彼の特技は

2023年03月16日 07時32分50秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

議員除名処分がこの先の選挙に与える影響は、島岡美延です。議員の仕事をせずに議員報酬をもらった人、として記憶されるのでしょうか。

こちらは身体を張って仕事すれど、報酬が少ない人。映画『死体の人(17日公開)』をご紹介します。まだ存在しない映画の予告編の審査というユニークな映像コンテスト『未完成映画予告編大賞MI-CAN3.5復活祭』最優秀作品の映画化。

気がつくと「死体役」ばかりの売れない役者・吉田広志(奥野瑛太)。様々な死に方にこだわるものの、撮影現場で求められるのはあくまでも〈物言わぬ死体〉。ある日、父(きたろう)から、母(烏丸せつこ)が入院という報せ。そこに新たな問題発生。自宅に招いたデリヘル嬢(唐田えりか)が忘れていった妊娠検査薬を興味本位で試してみたら、なんと陽性反応が・・・!?

俳優経験もある草苅勲監督が見つめたのは、理想と現実の折り合いをつける難しさ。「生きる・死ぬ」をシュールにユーモラスに描きます。

 

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マスクなしの笑顔、いいですね

2023年03月15日 07時16分30秒 | 姿勢&見た目

東京はホワイトデーに桜開花、島岡美延です。4年ぶりの桜まつりの計画、4月はほぼ葉桜? 

桜=入学式、っていつ頃だったか。桜舞い散る卒業式、マスクなしで写真を撮りたいもの。今月の姿勢テーマ『別れの季節、顔を覚えておこう』を実践していますか? 

13日からマスクは〈個人の判断〉に委ねられました。ラジオのスタジオではゲストを含め、マスクなしに。しゃべりやすいし、顔が見えたほうが相手の想いをくみやすいことを実感します。

電車で外してみました。座席が空いている車内で、私を含め数人がマスクなし。マスクで大声で話しているグループがいる一方、誰ともしゃべらないマスクなしの人。圧倒的多数はマスクして一人でスマホを見る人。スーパーでも外して入店。やはりまだまだ少数派。

昨日は仕事で「初めまして」の人の前で、マスクを外しました。やはりお互いの笑顔が見えたほうが、コミュニケーションはスムーズに。出会いも別れも、マスクなしの春、ゆっくり進めていきましょう。

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1978年夏、映画を作った高校生は

2023年03月14日 07時27分59秒 | 姿勢&見た目

87歳の袴田巌さんの再審決定、島岡美延です。奪われた57年間、言葉にできません。この国の在り方に言葉を尽くし続けた大江健三郎さん、88歳で人生に幕。戦争を知る世代の皆さん、私たちにもっと教えて下さい。

高度成長期、70年代の青春を8ミリフィルムも使って再現。映画『Single8(18日公開)』をご紹介します。昨日のラジオに小中和哉監督が登場。ご自身の体験をいつか映画にと念願の企画。驚きの撮影秘話も。

1978年夏、高校生の広志は日本で公開されたばかりの『スター・ウォーズ』を観て、自分も巨大な宇宙船を撮りたいと8ミリカメラを手にする。映画作りへの熱い想いはクラスメイトを巻き込み、文化祭で監督作品が上映されることに。忘れられない夏休みの撮影は・・・!

「広志の部屋で撮影」のシーンは小中監督の実家の部屋を使用。78年当時、「特撮」に使った品物も保管されていたとか。私も高校1年の文化祭で映画を作ったっけ。何かに夢中になった10代、あなたの場合は?

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17歳の息子の声、父に届け

2023年03月13日 07時35分54秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

マスクは個人の判断へ、島岡美延です。個人の判断、いや親の考え方の影響も大きそう。

映画『The Son 息子(17日公開)』をご紹介します。初監督作『ファーザー』で絶賛され、アカデミー賞脚色賞受賞のフロリアン・ゼレール。自身の戯曲を原作にした家族3部作の第2部、脚本にほれ込んだヒュー・ジャックマンが主演と製作総指揮。

高名な政治家にも頼られる弁護士ピーターは、再婚した妻ベスと生まれた赤ん坊と充実した生活。ある日、前妻ケイトと同居する17歳の息子ニコラスから、「お父さんといたい」と懇願され、戸惑ったベスも同意して、一緒に暮らすことに。しかし、新しい高校に通っていないことが判明、父と息子は激しく言い争う。なぜ、人生に向き合わないのか、父の問いにニコラスの出した答えとは?

ピーターの父役にアンソニー・ホプキンス。『ファーザー』で認知症の父を演じ、今回はいまだ仕事に精力的で威圧的な親。

親と子の〈心の距離〉について描く、衝撃と慟哭の物語。

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卵がない、その次は?

2023年03月12日 07時35分32秒 | 日記、その他

各地で祈りが捧げられた3月11日、島岡美延です。福島県ではいまだ続く避難生活で震災関連死が最多に。

そして今、震災直後とは違うけど、卵が争奪戦の様相。鳥インフルエンザ、ロシアのウクライナ侵攻の影響・・・、この国の食べ物、未来もずっと供給される?

小泉武夫・井出留美著『いちばん大切な食べものの話』(ちくまQブックス)を読みました。〈発酵〉の第一人者の小泉先生が最も強く懸念するのは、この国の低い食料自給率。

日本の食料自給率(カロリーベース計算)は38%(2018)、1965年には73%。フランスでは、シャルル・ド・ゴール元大統領が、80%程度だった自給率を「1㎏でも外国から食料が入ってきたら独立国家といえない」と宣言して、農業を変え100%超に(1960年代)、今も130%超。

農業の後継者がいないなどと嘆いているうち、食べるものがなくなる国に。国民の命、どうやって守りますか?

 

 

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