アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

松の内、京都へ

2019-01-06 | キモノ
さぁさぁ、着物を着て出かけましょう!
京阪電車に揺られて祇園四条で待ち合わせです。
お昼ご飯のお店を物色しますが、混んでますね〜。
オーパの近くにある野菜のお店を目当てに歩いたのですが、評判通りの行列。
諦めて、同じサイトにあった居酒屋さんでステーキ丼。


よく噛んで!お肉に負けないように!


元気も出たので四条通りへ。
高島屋を除くと、天皇陛下や皇后様が乗られた馬車と大きな写真。


7階で写真展も開催されているとのことで、無料だし見に上がりました。
これが大変なボリュームで、御成婚から現在に至るまでの足跡を記録した写真や、全国各地、世界各国から送られた手の込んだ工芸品などがたっぷり。
報道では見られない表情など、見応えのある展示でした。

あ〜あ、面白かった(失礼かしら)
お茶タイムも近場で
永楽屋の2階で甘味をいただきました。


私は柚子パフェ。
さっぱりを求めつつ、そのサイズ感たるや


あー落ち着いた。
解散して祇園四条へ。
輝く新しい南座、とても美しかったですよ。


祇園饅頭でおみやげを買い、帰りの特急に身をゆだねたのでした。
今年もどんどん着物で出かけよう!と言う気になれました。
ありがとうございました



京都でランチして細見美術館へ

2018-11-19 | キモノ
なんとも過ごしやすい気候です。
着物も心地良い季節だし、日曜日に出かけてきました。

私は普通電車から急行に乗り換えて向かいましたが、特急はギューギュー満員だったそうです。
紅葉&寺社仏閣、行くよね~
こういう日のランチは考えどころです。
混雑・行列を想像して、予約しておきました。三条からも祇園四条からも徒歩5分ほど。
37 Grill - Bar & Lounge (サーティーセブン グリル バー アンド ラウンジ)

ART MON ZEN KYOTOという新しいホテルのメインダイニングです。

地下なんだけど、ガラス窓から地上の緑と光が差し込む明るい空間です。


簡単なコース料理で、200gの大きな牛肉だけのハンバーグをいただきました。
ゆっくりし過ぎて目的を忘れそうに。


ちょうど平安神宮方面へ抜けられるので、ひたすら美術館をめざして東へ。
ちんたらちんたら。
どっちを向いても景観はいいです。


京都 細見美術館


春画と妖怪図の展示でした。
まめえもんになりたいな。

帰りも歩く歩く。三条大橋あたりはやはり混雑です。
で、見つけた ARROW TREE でいちごショート!


イートインもあって大助かり。しばし甘味とコーヒーとおしゃべり

帰りは京阪特急プレミアムカー、2本ほど満席で待ちましたが大正解。


やはり他の車両はものすごい混雑でした。
お土産は


しりあがり寿氏による藤田画伯!
ミュージアムショップでゲト!かわいいー


本町フリマの着物、お友達から嫁にもらった名古屋帯、仕立て替えた結城の羽織り。


下着は夏仕様。
袷着物に袷の羽織りで汗かきました。








着物で浪曲を聴きに

2018-11-09 | キモノ
国立文楽劇場 真山隼人独演会へ行ってきました。


腹ごしらえは、なんばウォーク焼き鳥正起屋で焼き鳥丼。


これがちょうどええです。

飴ちゃんなどを買い込んで、久しぶりの文楽劇場は男の七番出口方面へ

小ホールはたくさんのお客さんであふれました。
まずは「ビデオ屋の暖簾」そして「善悪双葉の松」

笑福亭生喬さんの落語は軽く「相撲場風景」でひやひや、お祝いに奴さんの踊りも披露されました。うまい。

最後はまたまた真山隼人さん「円山応挙の幽霊図」

演者さんも観客も泣いたり笑ったり、あっという間の2時間でした。
ロビーでお見送りの真山隼人さんと曲師、沢村さくらさん。


努力の人達、熱い舞台を終えてキラキラしてはります。
みんなで写真を撮らせてもらうと「わぁ〜アイドルみたい」と言われていましたが、アナタ達はアイドルです!

なんばウォークまで戻って、甘党まえだで秋の甘味をば。
お芋にアイス、缶詰フルーツ、寒天
はぁ、暑い(笑)


本当に暑くて羽織もなし、帯付きにショールを手に持って出かけました。

3人とも紬の着物


仕立て直しのアンサンブルが可愛い

小顔効果の写真


お祖母さんの紬はバチ衿、名古屋帯は本町フリマ。


ペタンコ草履にショールを持って、そしてショールの出番はありませんでした






ホテルでランチは、こんな着物でした

2018-10-30 | キモノ
コンラッドでのランチには、4人ともそれぞれ好きなキモノで集まりました。


スタッフの方が着物が大好きとおっしゃって、どんな洋服よりも素敵なオシャレ着だと言ってくださいました。
嬉しかったです
家にあるものでキチンと感が表現できて褒められるって、着物の大きなメリットですもんね

こけしさんは、紫色のとても凝った柄のお召し着物に、型染めの名古屋帯。


仕立てが縞を横段に合わせて繋げてあるので、小紋でも格がアップして見えるし
とにかく細かな彩色が美しいし、大人の遊び着という雰囲気


コギクさんは渋い色合いの大島紬にやさしい色合いの綴れの帯。


歌のとおりの昭和コーデだとか
大島紬につづれ帯が 影を落とした石畳 「恋に疲れたおんながひとり~
遠山に松、紅葉が可愛らしい秋模様の織柄で、ホテルでのお食事にピッタリね。

千松ちゃんは、緋色、朱色コーデ。


小紋着物に草履も同色。ショールにも同じ色が使われていて可愛かったのですよ。
お洒落さんですね。

私は
真綿紬の十字絣に、紙布織の袋帯。


あまり遊び心のないコーデですけどね~着たかった


後ろから見たら、まさに太鼓を背負ってるという感じ。
太鼓ドンドン、秋の満腹祭

真綿紬で単衣を作られた方から、歩くと布がくっついて上がってきて困ったので、胴抜きに仕立てかえたというお話を聞きました。
冬向きの布なので、裾の裏には滑りの良い生地を付けておかないと「もさもさ」するのでしょうね。
勉強になりました

朝は冷えて小雨も降ったようなので、数年前に叔母の着物を解いて洗い張りして仕立ててもらった単衣の羽織を使いました。
大島紬は雨に強いと聞きますし、私はあまり気にしません。


羽織チェーンは琴さん作


えみさんは地味であんまり色を使いたくない時期やねんなーと言われました。
そうかも。
「もっと明るいのん着なさい!」
「はい!」
という会話があったのも本当です

晴れて暑くなりましたので、下着は夏と同じ綿クレープのステテコに薄い襦袢でしたが、暑くて暑くて。
羽織も いらなかったなぁ。
よく食べましたが、汗もよくかいた1日でした



10月末の着物は・・・

2018-10-26 | キモノ
10月最後に着物で出かける予定・・・(過ぎましたが)
ぼんやりとハロウィンの季節とはわかっていましたが、それが10月末なのだと知ったのは、ごく最近の話です。
そっか~ハロウィンかぁ~
オバケとカボチャかぁ

それから、秋深まる頃といえば栗・きのこ・紅葉・・・
いわゆる「因みもの」を、着物も帯も持っておりません。
ということになると、色かぁ。

たいして持っていない中から、秋らしいものを選んでみたいと思ったり


なんてことを考えながら、結局は着やすい好きなものを着そうな気がしたのでした。
単衣の羽織もちょうどいい季節






おニューの羽織その2

2018-10-15 | キモノ
もう1枚、着物を分解して洗い張りして仕立てていただいた羽織があります。
本町フリマですみれ庵さんが出されていた古い着物からの仕立て替えです。


また黒よ
好きだからいいのよ。

偶然ですが、これも鶴が飛んでいます。おどろきー


生地は少しくたびれていましたが、破れかけの部分は叩いて補強してもらいましたよ。
暖かそうな柔らかい手触りなので、真冬に使えるよう総裏を付けてもらいました。

ところで
羽織といえば羽裏=裏地です。
羽裏に凝るのがお洒落、スッと肩から落として脱ぐ時にチラリと見える色柄にドキッとさせるのが良いらしい。

これがなかなか難しくて悩んでいたところなのですが、助け船キター!


Tちゃんが、襦袢の反物を半分コしましょうと声をかけてくださったのです。
ね?とっても素敵な生地なのですよ。
ありがとねー

これで寒い日も大好きな羽織にストール巻いて、ほっこりぬくぬく出来ます。

というわけで、
羽織道楽とまではいきませんが、とりあえず出かける気満々ですので、どうぞよろしゅうお願いいたします



おニューの羽織その1

2018-10-11 | キモノ
お客さまから「本当に誰も着ないし捨てるしかないの」といただいた大島紬の着物。泥大島かなぁ。
とても小さいサイズで着ることが出来なかったもの。

繊細な鶴の柄で気に入ったので、洗い張りのあと、単衣の羽織に仕立ててもらいました。


大島紬は紬でもつるりとして、けっこう強い布なので、上着にしても心強いように思います。
軽さを活かして裏地のない単衣仕立て。
本当にとっても軽い。


カーデガンみたいに気楽に羽織って出かけたいなぁ。

私の身長153cmで、せいぜい膝の裏あたりまでの長さです。
これ以上長いと、不恰好だと思います。

そういえば、大島紬を着ているとよく聴こえてくる「私も何枚かあるねん大島、高かったのよ」
箪笥に鎮座させている方、もったいないですね








袋帯を名古屋帯に変身させますのー。

2018-10-09 | キモノ
私は袋帯があまり好きではありません。
ただでさえ何メートルもあるのに、名古屋帯より長いんですよ。
それをぐるぐる体に巻きつけて、締めて、お太鼓を背負って歩くだなんて、苦行!
表と裏の布、おまけに芯まで入っとる。
ぐわぁぁぁ!
と叫びたくなります。
で、何本か箪笥の肥やしになってるのです。

でも、いざ短くしようと思ってもなかなか勇気が出ないものです。
そう、切ってしまうと元に戻せない。

というわけで、着物さくさくさんで指導を受けて。


チョッキン


端を折り込んで、千鳥で縫い止めて。
名古屋帯に変身させます。


手先は締めた時にホワッと開いてこないように、半分に折ってかがっておく方がいいかもしれませんね。


カジュアルに使いたいので、やってみたのです
お太鼓部分の長さを含め和裁士さんに相談しながら進めて正解でした。
ただ、一重太鼓はペラリとして落ち着かないかも知れませんね、でも引き出しに仕舞いっ放しより良いかもしれないね、うんうん。

他にもあるので、考えてみよう。

良い子は真似しないでね







防寒着を探す旅~TSUBAKIANのファーショール

2018-10-01 | キモノ
梅田阪急の催事「#play kimono 」で、ツバキ庵のマミさんが出された、TSUBAKIAN #ファーショールを見てきました。

ちょうどマミさんもいらしたので、あれこれ詳しくリサーチをば!
ブログ掲載お許しいただきましたので
ナマお洒落番長やでー


フェイクファー部分もチェックチェック。
生地はこんなん。


大人カジュアルでありながら、着物にも使える。

作り手の熱い想いを聴きながら、お洒落せなあかんなぁと思った次第です

先ほど、マミさんがFacebookにコメントを発表されましたので、どーぞ


阪急梅田本店での #playkimono のシフトです!!
2日(火)16時〜
3日(水)10時〜
4日(木)14時〜
5日(金)12時〜
何もラストまで

6・7日の土日は終日おりませーん(´;ω;`)
(東京、日本橋三越にてお店番)
8日(水)の最終日は11時頃から18時まで
おりますよー!!

とのことでーす。


だよ




そろそろ袷の着物・・・♡

2018-10-01 | キモノ
台風でかき回される日々が続きますが、暑さも遠のいてキモノ日和が来るのは嬉しいものです。
単衣では心もとなくなる気温の低下を感じると、袷キモノの出番ですね。
木綿やウール着物も、厚めのものが心地よくなる季節となります。

でも、暑いのは苦手なお年頃。
見えないところは、何もきっちり長じゅばんを着たりしなくてもよろしいかと思います。
着てしまうと帰るまで脱げませんのでね。

キモノ自体を胴抜き(上半身だけ裏地なし)に仕立てるのも良いかも知れませんが、なかなかそこまでお金をかけられない財布事情があるし。

汗を吸ってくれる、晒が身頃になっている衿付きの襦袢や、ステテコも極寒以外はよく使います。
袖の袂(たもと)の中身も見て欲しい人は、襦袢の袖に凝ったらいいし、どうでもいい人は無しでもいいやんか、とも。

ただ、
半衿、帯揚げ、帯締めなどの目に見える小物は、合い物にします。
着物は、洋服よりももっと季節を意識できるのですから、その辺はオシャレを考えながら楽しみたいです。

半衿は、木綿でもレース地だと気軽で季節を問わず可愛く遊べるので、使うことが多いです。


私は白派なので、こんな感じです。
少ないです。

羽織もいいですね~。
レースの羽織や、薄目の生地、単衣の羽織も重宝する季節です。

ぱっと見、うすら寒い感じがするものはNGということでしょう。
けっこう「ぱっと見」大事だと思いますけどね。ぱっと見。

着てみて「あ、こりゃ冷える」とか「暑過ぎる」感覚を学ぶことも、キモノの醍醐味でしょうね。

礼装やお茶のしきたりなどが重んじられる場でなければ、自分の感覚を大事に楽しめば良いと思います。

台風もういらーーん