国連憲章のもと、国際の平和と安全に主要な責任を持つのが安全保障理事会。
理事会は15カ国で構成され、常任理事国5つ。
中国とフランス、ロシア、イギリス、アメリカでしたか。
それと総会が2年の任期で選ぶ10の非常任理事国。
各理事国は1票の投票権を持ち、手続き事項に関する決定は15のうち、少なくとも9の賛成で行われる。
実質事項に関する決定には、常任理事国全ての同意を含む9つの賛成が必要。
常任理事国の反対意志は拒否権と呼ばれ、それにより決議は否決されてしまう。
常任理事国それぞれが、さまざまな場面で拒否権を行使したり、提案事項を支持せず拒否権で阻止することを望まない時には棄権も可。
それにより必要とされる賛成9を得られれば、その決議は採択。
理事会の議長はアルファベット順に1カ月交代。
理事会の構成やその手続き問題、とくに常任理事国の増加や非常任理事国の拡大は、安全保障理事会の改革に関する総会の作業グループで扱われる。
その意味は、グローバルな影響を持つ問題は、加盟国の公平な代表をもって対応したいということから。
だけど、国連の加盟国で60以上の国が一度も理事国になったことが無いのに、全ての加盟国は安全保障理事会の決定を受諾し、実施することに同意している。
他の国連機関は、加盟国に対して勧告を行うのみだが、国連憲章のもとに加盟国がその実施を義務づけられる決定を行う権限を持っているのは、安全保障理事会だけ。
ふぅ…、調べて何度も読み返してみたけど、この組織にどんな力が存在するのでしょうね。
大国の理屈を許さず、世界が常に平和を目指し助け合えるように。
それぞれの国のどんな人が係わっているのかも知りませんが、機関の存在と意義をもっと自国民にも伝えて欲しいと思うのでございます。
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