1941年の今日、日本は真珠湾への奇襲を敢行、太平洋戦争の始まりであります。
経済封鎖等の制裁を受け、にっちもさっちもいかなくなった日本は乾坤一擲の賭けに打って出たのでした。
奇襲は成功、『トラトラトラ(ワレ奇襲ニ成功セリ)』の報が大本営に届きましたが、アメリカはこうなることを(完全にではないにせよ)予測済みで、空母を含む主力の機動部隊は既にハワイを離れていたのです。
宣戦布告が遅れたことを材料に『日本は騙し討ちを行った』として世論に訴え、国内の意見を纏め、全面戦争に突入しました。
国力の差はハナから明らかでした。
日本は緒戦の勝利をもとにサッサと有利な条件で講和を纏めるべきだったのですが、勝利に酔ってしまったために泥沼の戦争に突入してしまったのです。
いつの時代にも戦争は最悪の解決なのです。
悪いことに、それまで日本は戦争で負けたことがなかったため、今回も勝てるはずだとヘンな誤解が浸透してしまっていました。
この戦争により、国民は塗炭の苦しみを受けることになります。2発の原爆投下を経て全面降伏に至るまで、その苦しみは続きました。
戦争はもう二度と嫌だと考えた先人の思いが結実したものが日本国憲法です。ハッキリと戦争の放棄が声高らかに謳われています。
いま、現行憲法を『押し付けられたものだ』などと言って改悪しようとする動きがありますが、戦争反対を訴えた先人の思いを今こそ新たにし、改定の動きに対して全面的に『No!』を宣言しなければなりません。
『自分たちの国は自分たちで守るべきだ』などと言って自衛隊を合憲化しようとする動きがありますが全くのタワゴトです。
自衛隊は即刻解散し、分割して海保と機動隊に組み入れなさい。変な迷彩の制服は廃止して災害救助に特化したレスキューオレンジの制服に改めるべきです。そのうえで無駄な軍事費を削減し、国民に還元しなければなりません。
今日は平和への思いを新たにする日として永く記憶されるべき日なのです。