春先になると家々から甘じょっぱい香りが立ち上ぼります。私の住む神戸界隈ではイカナゴのくぎ煮作りが真っ盛りです。
※出来上がり。
今年はキロ2000円前後ですから、何とかなる範囲です。
ザラメと醤油あーんど味醂で小一時間程煮るとイカナゴのくぎ煮が出来上がります。
まずはショウガの千切りを入れて、いったんタレを煮立たせたら、イカナゴを投入して中火で煮ていきます。
※出来上がり。
極意は・・・
①決してかき混ぜないこと。
②吹き零れないよう常に見張ること。
③絶対に焦がさないこと。
です。
煮汁が少なくなってきたら『ほいっ、ほいっ‼️』っとお鍋をふって天地返しをします。
煮汁がなくなる寸前で火を止めてザルに上げます(垂れた煮汁は次回に煮るときに足して使うことが出来ます)。
冷蔵庫で1ヶ月くらい保存できます。
なかなかの珍味ですよ。
この時期神戸の街はイカナゴを炊く甘い香りで満ちてます。漁が解禁になってすぐ出回る小さいものが上物で一週間くらいでだんだん大きくなって漁が終了になります。
10日前後が勝負です。頑張ります。
イカナゴはとても痛みやすい魚です。朝入荷したのをすかさず買ってすぐに炊かないと味が落ちます。見たカンジは白魚やノレソレみたいに透き通っています。これを炊くのは結構大変です。すぐに崩れるので触るのは厳禁です。周りがザラメのカラメルで固まって初めて他の器に移せるのです。
それゆえキレイに仕上がると自慢できます😀。
祖母の代から 時期になれば家で炊いていたくぎ煮は ごちそうになったと嘆きます。
ぷ~んと炊きあがる香りは 神戸の風物詩だそうですね。
土佐はちりめんジャコの乾いた『かちり』ジャコが年中獲れますが
これは くぎ煮にはならんものでしょうか?イカナゴが獲れないので。
>決してかき混ぜないこと
頭とか取れて形が崩れるんでしょうか。
こういう小魚大好きです。
ご飯にも良いし、骨が丈夫になる感じで!!
でも、ご自分でお作りになるって凄いですね!!