しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

四国遍路

2022年06月03日 | 暮らし

岡山県玉野や児島から、四国の屋島の背後に険しい連山が見える。

それが、五剣山。

あの山にいつか登りたいと思っていたが、今回琴平に行く便があったので登ってみた。



五剣山は一つが崩落し、現在は”四剣山”の状態で、四国霊場の「八栗寺」より上は登山禁止になっていた。

 

八栗寺のお遍路さんは、みな絵になるような服装と持物をバシッと決めてのお参りだったが、

自家用車か観光バスで来て、そこからはケーブルカーで上り・下り。

それが今風の巡礼なんだろうが、本来の修行というよりは、娯楽のように見えた。

 


弘法大師は僧名を空海といい、774年善通寺市で生まれたと伝えられている。
のち遣唐使に随行して入唐し、長安で研鑽につとめ、806年帰朝し真言宗を伝えた。

 

八栗寺は、昔、大師がここにきて、焼き栗を八つ植えたところ、それがみな芽を出したので八栗寺の名がついたという。

(八栗寺本堂と五剣山)

 

 

ところで四国遍路は、弘法大師がはじめたという伝えがあるが、一般に起源は室町時代のころだろうといわれている。

四国の霊場88ヵ所の札所が選び出され遍路行がさかんいになったのは、1670~80年ともいわれる。
1番から88番まで,順回りでも逆回りでもよく、はじめもおわりもなく、どこからはじめてもよい。
しかし近道をすることは戒められていた。

見ず知らずのお遍路さんを”大師”とあがめ、”お接待”と称して、
みかん・もち・赤飯・豆など、いろいろなものを供養するが、
施すのものも、受けるものも、ともに“南無大師遍照金剛”と唱えて合掌する。

「香川県の歴史」  市原・山本共著  山川出版社  昭和46年発行

 

(向こうは屋島、その麓は源平合戦古戦場)

 

撮影日・2022.5.29

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高松城・丸亀城・岡山城・備中松山城・福山城の今

2022年06月03日 | 令和元年~

日本100名城の、高松城・丸亀城・岡山城・備中松山城・福山城の現在。

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高松城
場所・香川県高松市
訪問日・2022.5.29

変化なし。
香川県と高松市が天守閣復元を計画しているが、まだ文化庁の許可がでていない。

 

 

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丸亀城
場所・香川県丸亀市
訪問日・2022.5.28

2018西日本豪雨などが原因で、南西部の石垣が大規模に崩落した。
現在復旧作業中。
石垣工事の修復工事は2025年完了の予定。

 


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岡山城
場所・岡山県岡山市
訪問日・2022.5.28

「令和の大改修」工事中。
公園の全域が立入禁止。
「令和4年11月リニューアルオープンを予定しています」そうだ。

”大改修”とは、
耐震化、展示の一新、底壁の塗りなおし、を行っている。

 


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備中松山城
場所・岡山県高梁市
訪問日・2022.5.19

変化なし。
猫城主の「さんじゅーろー」も元気。

 

 

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福山城
場所・広島県福山市
訪問日・2022.5.14

築城400年記念の「令和の大普請」工事中。
工事完成は2022年8月予定。
大普請の主たるものは天守閣北側の壁を、昭和20年の焼失の前の外観に戻すもの。
早く言えば、偽物が再建されていたという情けないお話。

 

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