茂平に平成の頃より、「イチジクの里・茂平」の絵看板が国道沿いに掲げられた。
土壌が適しているのと、明治以来の研究熱心な伝統栽培で、味覚への近隣地域の人気・評価は高い。
・・・
(父の話)
イチジク
これの寿命は長い。えださえ切ってやっとればいつまでも大丈夫だ。
茂平のイチジクは色も違う、味も違う。
新涯が主でちょっとだけ塩分を含んだ土地なんで、糖度がよそのより良い。
・・・
2000・5・14
栽培方法?何も今と変わっていない。
予防の薬が良うなった。
薬がかわっただけじゃ。
2000・9・10
・・・
いちじくはなんもせんでええ。ほっぽりなげじゃ。
冬の選定、(ありすぎる)葉っぱを落とす。予防する(桃などにくらべ回数がすくない)。あとはほっとく。
楽でゼニになる。
2001・2・11
・・・・・
イチジクの栽培
冬に剪定をして。
肥をして。
肥は昔神戸から人糞をもってきょうた。あれはえかったのう。
冬はよう「くそ船」がきょうた。
新涯の畑の肥壺へはねうつしょうた。その中へ潮水をちょぼっと入りょうた。潮水を入れるとカリがあってええ。
エエ肥になるんじゃ。
春は畑の草取り。
夏に予防して。
芽を間引いて。「めこぎ」。
(実が)成るようになったら水をやる。
秋に出荷。
金になる、相場がええ。
談・2002年6月23日
・・・・・
・・・・
(トウガキにはナイフで木を切っていたのを覚えているが ?)
ありゃあ、しょうたが薬をしだしたら来んようになった。
昔は虫のうんこやこで木が枯りょうた。
虫が来んようになればやめる。
談・2000・6・17
・・・・
「岡山の食風俗」 鶴藤鹿忠 岡山文庫 昭和52年発行
イチジク
笠岡市茂平は産地で干イチジクにして出荷している。
・・・・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます