しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

リンゴを作る

2022年03月13日 | 農業(農作物・家畜)
子供の頃、母に「皇太子(現・上皇)はどんなものをオヤツに食べとるんじゃろう?」、と聞くと
「リンゴやこじゃろうかな」という返事だった。
その当時、わが家にオヤツはなかった。
要るのなら芋でも食べておけ、という感じでふかし芋が常に戸棚の中にあった。

リンゴは都会の上流家庭で食べる物と、その頃は思っていたが
同じようにバナナもリンゴも今では庶民の食べものになった。

茂平でリンゴが栽培されていたとは知らなかった。
母の話にリンゴがでたことはないので、少量だったのか、早く見切りをつけたのだろう。

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(父の話)

りんご

リンゴはウチ等にも植えとったがエエことは無ぇ。
売りょうたけど,相場が良くねぇし、病気はくるし。

ウチにはうつろの畑に植えとった。
”青い”リンゴじゃ。大きさは普通。

赤い大きいのは出来なんだ、やっぱり温度の関係じゃろう。寒いところのほうがええんじゃろう。
作ってみたけど、味も落ちるしの。いけなんだ。

2002年8月5日


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・・・

リンゴは秋にすずしいほうが果実の色づきがよく、
冬の寒さに特に強いので、青森県や長野県などの寒い所で、ひろく栽培されています。
秋から冬に収穫しますが、日もちがよいので一年中出回ります。

「野菜と果実」  小学館 2013年発行


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