銀河後悔日誌、つぶやき

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忘れる想い

2005-11-09 23:59:00 | 常用平易な日々
 札幌に雪が降った。朝、岩見沢を出たときは降っていなかった。


 降ったりやんだりで、結局積もらなかった。


 帰りに、札幌駅で友人と会った。
 高校時代の同級生で、アニメをよく観るようになったのは、その友人のお陰であったが、友人はアニメから離れ、どういうわけか、わたしは未だにアニメファンのままだ。


 途中まで一緒に帰ることにし、友人に、最近見かけない同級生のことを尋ねた。

 高校時代、わたしは「学科クラブ」の役員をしていた。
 「クラブ」と言っても、部活(「課外クラブ」)ではなく、各学科(うちの高校は「食品製造科」・「家政科」・「商業科」があった)ごとに、役員を出して活動していた。
 言わば、“学科ごとの生徒会”のようなものだ。

 わたしは商業科なので、商業クラブであった。
 役員の定員は15人で、改選は秋に行なわれるので、2学年から半分ずつ選出される。
 わたしたちの学年は7人の年であり、わたしも含めて6人が同じクラス、その同級生のみとなりのクラスであった。


 クラブの仲間で去年の冬、久しぶりに6人が集まった。
 でも、その同級生の連絡先が分からず(年賀状はやり取りしているが、電話番号が書いていない)、呼ぶことが出来なかった。


 友人と同級生の家は近所である。

 友人に、最近見かけない同級生のことを尋ねた。


 友人によると、「何度も手術をしたので、記憶がなくなっているのではないか?」という。

 同級生は、高校に入る前から頭の手術を経験している。卒業してからも、それは続いていたのだろう。



 記憶とは、想い出でもある。

 年月を経て、忘れることはあっても、昔の記憶(想い出)はなぜか覚えているものだ。

 それがなくなってしまうことがあるとは!


 街で再会しても、同級生はもうわたしのことを覚えていないかも知れない。
 でも、わたしは、よく覚えている。


 これからも、忘れることはないだろう……。



 友人とは、高校時代の話をいろいろすることができた。


 岩見沢に帰って来ると、雪が積もっていた。

 車内で積もる話をしたからだろうか…。