『ドラえもん[1979年版第2世代]』9月22日放送分(通算65回)は、「最初で最後か? な、なんと!!のび太が百点とった」と「イマどきの悪魔にご用心 デビルカード」の2本。今期最後にして、次回はまたもや1ヵ月後である。
テレビ朝日の『ドラえもん』サイト
・「な、なんと!!のび太が百点とった」
世の中には不思議なものがあるもので、のび太がテストで百点を取ることだってあるのかも知れない。先生自身が信じられなくたって、ママもドラえもんもこういう時に限って見向きもしなくたって、真実はいつも一つである。
さて、せっかくの百点を“ネコの集会”のためにぶっちぎろうとしたお詫びに、ドラえもんは【ピーアール】という道具を出した。
まるで出前のように「上・中・下・特上」と、宣伝のレベルがあるそうな。ドラえもんは「特上」を頼む。
のび太の百点が、一大ニュースになった。町のうわさからニュースになり(観ていたママの「本当!?」に、アナが「本当ですとも」と応えるくだりがそのまま活かされた。映像で観ても、何て可笑しい一こまだろうか)、さらに偉い学者がムリヤリ偉そうに結び付ける。
そして、国会では「のび太記念日」として祝日が制定される。現地のリポートは宇垣秀成アナ(笑)。記者会見の首相は、今は懐かしいK前首相。ちょうど任期を終える間近に、いい仕事しましたね?
本人も知らない間に特番が組まれるほどの大事になり、慌てて戻ったドラえもんは、今までのことを全部取り消してしまう。
そうは言っても、やはり百点は百点。後で本当に気付いたママは、「額に入れて飾っておこう」と。そりゃあ、二度とないからねえ…(大人になったのび太は、「一度だけものの弾みで百点を取ったことがある…」と回想するが、それは別のお話)。
・「デビルカード」
これは怖いお話である、『ドラえもん』にしては珍しく。
悪魔が怖いのではなく、のび太に数十万をたかるスネ夫やジャイアン、子どもから平気でお金を借りるママやパパである。
最後はドラえもんの道具であっさり解決するが、それにしても人間は怖い。身長1ミリで300円。たった1ミリ、されど1ミリ。もしドラえもんがいなかったら、本当にのび太は消えてなくなっていたのだ。
こんな怖い話を短編であっさりお描きになったF先生は、やはり偉大である。
次回は「ドラミちゃん式ダイエット! ふんわりズッシリメーター」と「人類初の宇宙戦争か?! 未知とのそうぐう機」の2本。10月20日の予定です。
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・「な、なんと!!のび太が百点とった」
世の中には不思議なものがあるもので、のび太がテストで百点を取ることだってあるのかも知れない。先生自身が信じられなくたって、ママもドラえもんもこういう時に限って見向きもしなくたって、真実はいつも一つである。
さて、せっかくの百点を“ネコの集会”のためにぶっちぎろうとしたお詫びに、ドラえもんは【ピーアール】という道具を出した。
まるで出前のように「上・中・下・特上」と、宣伝のレベルがあるそうな。ドラえもんは「特上」を頼む。
のび太の百点が、一大ニュースになった。町のうわさからニュースになり(観ていたママの「本当!?」に、アナが「本当ですとも」と応えるくだりがそのまま活かされた。映像で観ても、何て可笑しい一こまだろうか)、さらに偉い学者がムリヤリ偉そうに結び付ける。
そして、国会では「のび太記念日」として祝日が制定される。現地のリポートは宇垣秀成アナ(笑)。記者会見の首相は、今は懐かしいK前首相。ちょうど任期を終える間近に、いい仕事しましたね?
本人も知らない間に特番が組まれるほどの大事になり、慌てて戻ったドラえもんは、今までのことを全部取り消してしまう。
そうは言っても、やはり百点は百点。後で本当に気付いたママは、「額に入れて飾っておこう」と。そりゃあ、二度とないからねえ…(大人になったのび太は、「一度だけものの弾みで百点を取ったことがある…」と回想するが、それは別のお話)。
・「デビルカード」
これは怖いお話である、『ドラえもん』にしては珍しく。
悪魔が怖いのではなく、のび太に数十万をたかるスネ夫やジャイアン、子どもから平気でお金を借りるママやパパである。
最後はドラえもんの道具であっさり解決するが、それにしても人間は怖い。身長1ミリで300円。たった1ミリ、されど1ミリ。もしドラえもんがいなかったら、本当にのび太は消えてなくなっていたのだ。
こんな怖い話を短編であっさりお描きになったF先生は、やはり偉大である。
次回は「ドラミちゃん式ダイエット! ふんわりズッシリメーター」と「人類初の宇宙戦争か?! 未知とのそうぐう機」の2本。10月20日の予定です。
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