TOMATOの手帖

日々の生活の中で出会う滑稽なこと、葛藤、違和感、喪失感……などをとりとめもなく綴っていけたらと思っています。

杖でポツポツ

2021年11月06日 | インポート
両親がおそろいの杖を買ったらしい。
巷でも見まわしてみれば、杖をついた人が多くなった。というか、杖の話を聞いたために、かえって目につくのかもしれない。
妊婦のときには、おなかの大きな人ばかりが目立つように思われた。
お洒落な花柄、3点・4点の支えのあるがっちりタイプ、伸び縮み自在の杖‥‥。
彼らの杖は、ライトがつき防犯用のアラームも鳴るらしい。
できればそんな時間帯に外を歩かないでほしいのだが、いろんな機能がついているとなれば、ついそちらを選んでしまうのは、電子レンジと同じ。いろんな機能がついているとはいえ、材料をそろえて刻んで味付けまでしてくれるわけではないので、ほぼ「あたため」機能しか使わないまま、10年ほどたって耐用年数を迎えることになる。

自転車の荷台に杖をさして、整形外科に通っている年配のかたもいる。
腰が痛くても、というか痛いからこそ自転車は必需品、というのは我が身に照らしてよくわかるようになった。
まだ、肩と腰の痛みしか実感できないが、そのうち、膝が痛い、足の裏が痛いというのも、よ~くわかるようになるわよ、とは母の弁である。


コメント (4)
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