畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

空家

2008-10-25 19:26:50 | 暮らし
10月25日 

我が家のすぐ隣に、古い空き家がある。私たちが移住してきた時、すでに空き家だった。ずいぶん昔に建てられた家で、電気は引いてあるが、水道などの設備はない。住んでいた一家が、都会に出て久しいと聞いていた。
その空き家には、年に数回、おじいさんがやってきて、10日位滞在していた。何度目か位から、話をするようになった。今は流山に住んでいること、子供のころが懐かしく、時々来るようになったことなど、聞いた。隣の集落に、従弟もいるのだそうだ。古い井戸しかないので、飲み水くらいは使ってもらったり、時には、夕食を一緒にしたりもした。田んぼも所有していて、今まで作っていた人がやれなくなり、我が家で借りることにもなった。
が、かなりの高齢だったので、付き合いは10年も続かなかった。その後は、息子さんが、年に一、二度、様子を見に来るだけになった。その時には、顔を出してくれていた。そして、今、息子さんも亡くなり、孫に当たる人が、やはり一、二度、やってくる。
今日は、天気も悪く、作業場で仕事をしていたから、しばらく話をする。彼は、おじいさんに連れられて、来たことがあるそうで、その後も何度か来ていた。しかし、この土地に古い家があると、何かと心配になるらしい。何か会った時に困るし、ちょくちょく来れないからと。けれど、不動産屋に売る気にもなれず、迷っていると、話していた。
回りの農業に迷惑かけないような、良い人に売りたいのだがと話していた。いかがですか。
コメント (1)
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