7月12日(水)
ときどき 
バチッ! 衝撃的痛みが、左手に。しまった、やられたと思うが、もう遅い。すぐに数歩下がって、目を凝らすと、さっきまで、生い茂った草の中、トンネルのアーチパイプを抜いていた周囲に、数匹のアシナガ蜂が警戒飛行している。この野郎と、蜂用の殺虫剤をもってきて噴射。しばらくして、棒で草むらを薙ぎ払うと、10センチ弱に育った蜂の巣と、まだ生き残りの働きバチが、飛び回る。巣を落としてしまえば、ほぼ安心だが、念のため、さらに殺虫剤を噴射しておく。
春から手入れをしていないような草むらと、放りっぱなしの何かがあるあたり、今の時期、アシナガ蜂には注意しなければならない。ハウスの解体作業の時も、草むらなどは注意しているし、草刈りの時も注意しながら作業する。ハチの巣を落とすと、巣についている働きバチが一斉に飛び立つので、すぐ数メートルは逃げれる体制で作業はする。それで、この数年は、蜂との戦いにはすべて勝ってはいたのだが、今回は、つい油断してしまっていた。
左手の中指の付け根あたりを、手袋の上から刺されてしまった。かなりのいたみだ。が、私の場合、放っておいても大丈夫。痛みを我慢し、作業も続けることができる。痛みは1時間以上は続くが、次第に感じなくなってゆく。が、それとは反比例的に、腫れは進む。数時間後、風呂に入るころには、手のひら一杯が、ふっくらと腫れ、しわが全くなくなるほどに、パンパンになり、手首から腕へと進んでゆく。そして、かゆみを感じるようになる。
蜂毒にアレルギーがないからよいが、連れ合いには、蜂は大敵。ハチの巣退治は私の仕事。その敵を取られたのかも。
出荷作業。ハウス用地片づけ。完了。