ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

國分功一郎 原子力時代における哲学 晶文社

2020-06-30 21:28:13 | エッセイ
 いま、現役の哲学者といえば、まずは國分功一郎氏と言って間違いないというべきだろう。世に、少なくとも大学の数だけは哲学教師のポストはあり、その数だけの哲学者は存在するわけではあるが、ここまで刊行した哲学書が広く世に受け入れられている点で、國分氏を最右翼というべきだろう。 もちろん、鷲田清一氏はいるが、禅僧のような侘び寂びの佇まいにも達して、現役と言った時の若さ、漲る力という意味では、國分氏、という . . . 本文を読む