ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

自由と束縛

2009-07-21 00:00:32 | 寓話集まで
自由と束縛
意思と構造

想像力は飛躍する
鎖を断ち切る
野生の
未開の束縛を脱却する

文明は形を創ること
ものの
ことの
ひとの

文明は形づくられたもの
学び
まねし
型に入る

そもそも
ひとは自分の生誕を選ぶことができない
死を選ぶこともほぼできない
しかし
その間はどうだ?

どうして若者は制服を求めるのだろう
ほんの少し前の若者は
制約をぶち壊すことを至上命令としたのに

リーバイ・ストロースのGパン
いやジーンズはいて
アマゾンの蒸し熱いジャングルを分け入って
文明の最果てを
見る
悲しく疾走する

リーバイスのGパンはいて
ラウドなサウンドで叫ぶ
破壊せよ
解体せよ
地の果てまで
GO!
文明へのアンチテーゼを
想像せよ
創造せよ

文明はしなやかに堅い
何処まで行っても人間の文明は尽きない
何処まで行っても脱却することはできない
人間は囚われている
囚われているから自由でありうる
限界があるから自由になれる

フランスはパリ
カルチェ・ラタン
ラテン地区のカフェで
新聞を広げ一服
フレンチローストの苦いコーヒー
ローマ時代の野蛮なフランク人からは遠く
60年代からも既に遠く

ここも禁煙?


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