有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

170 偏頭帯と子供ボランティアさんたち

2006-06-05 15:42:48 | 身体障害者福祉
↑徒歩2分ほどのところに、宮田小学校があります。1996年に創設。1997年から専属職員をおいての障害者福祉事業なのですが、歴代、小学生のお子さんたちがボランティアに来ていただいております。
 
 お子さんはすごくて、1度お教えすると、次にいらした時は、徹底してそのルールにしたがってくださいます。お子さんたちの能力ってすごい。今は、協会犬のブラッシング、アロママッサージ、歯磨き。これからは、「じゃれ遊び」も行っていただく予定です。

 「じゃれ遊び」は、人間のお子さんの「キレル」行動抑制として、幼稚園で行われているそうです。着目されているそうで、身体をぶつけあい、大声を出し合って、遊びます。そうして、時間が来ると、パッと終わり。その段階では、「はい。終わりーー」と言って、かたづけを淡々と始めるそうです。
 脳の中の前頭葉からの偏頭帯への制御が、「キレナイ」行動に結びつくとのことです。
 私は、エジンバラ大学院で「肌の接触」からの仲間としての慈しみや愛情の確認。人間が人間に育つための情感の発育について、修士論文を書かせていただき、それを、応用した協会犬の育成を行っております。これまでの「ベタベタした愛情」と、今回は、人間用よりは、ルールの決まった「じゃれ遊び」も導入し、候補犬の育成をすすめていこうと考えております。

 なので、子供ボランテリアさんたちにもお願いして、犬用ルール付「じゃれ遊び」をしていただこうと、予定しています。結果が楽しみです。


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