国立屏東科技大学付設「工作犬訓練学校」の研修生さんに、桝屋 敬悟副厚生労働大臣への表敬訪問の機会を得ました。
以前から、身体障害者補助犬法の改善のために、お目にかかりたかった桝屋 敬悟副厚生労働大臣。
台湾の研修生さんの表敬訪問の機会に、要望を申し上げる機会もいただけました。15分間の予定でしたが、なんと1時間ちかく、おじゃまさせていただけました。お話申し上げたのは、ADJ(アシスタンスドッグジャパン:日本の8補助犬団体が加盟)のメンバーからあげられた陳情内容です。これは、昨年からずーーと、同様の内容で検討会などで配らせていただいております。
身体障害者補助犬の超党派議員の阿部先生にも、提出させていただきましたが、やはり「同伴拒否」の問題が優先され、なかなか議論されないでいます。超党派議員のお一人である古屋範子先生にも、同行いただけました。
ADJが考える「身体障害者補助犬が増えない理由」として、補助犬の申請の窓口は行政担当者になりますが、各都道府県で補助金枠があり、たとえば、1頭分の予算とすると、
「1頭分しか補助金枠がないので、該当するのは難しい」とか、「すでに、申請している人がいるので来年にしなさい」といった行政からの言葉により、お金の話なのに、「自分には補助犬ユーザーになる適性がない」と思ったり、「来年までは待てない」などと、あきらめてしまわれる方もいるのです。補助金がなくても、無料で貸与できるADJのメンバー団体もあります。
それらの資料を配ってくれるだけで、貸与される頭数は増えるはずです。
加えて、行政の方に言われた言葉ですが、限られた補助金枠を、盲導犬、介助犬、聴導犬の申請者で審査される際に、
「聴覚障害は緊急性が低い」と、初めから補助金の対象からはずされるような発言がありました。どの障害も生きていくのは、大変なのです。補助金の審査では、どの障害も平等に審査の対象にしていただきたいとお願いたしました。
お願したいことはたくさんありますが、貴重な副厚生労働大臣のお時間を頂戴することなので、お話では1点に絞らせていただき、要望書をお渡しできました。本当なら、ADJのメンバー全体でうかがいたかったのですが、今回の表敬訪問は国立屏東科技大学付設「工作犬訓練学校」からの表敬訪問なので、
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