ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ユーリズミックス Eurythmics - There Must Be An Angel(1985年の洋楽 Part38)

2021-09-30 20:58:30 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart38はEurythmicsの"There Must Be An Angel"。最高位は9月21日付の第22位。年間チャートはまさかの圏外でした。

Eurythmicsですが、イギリス出身のAnnie LennoxとDavid A. Stewartのシンセ・ポップデュオ。両者ともソングライターでもある才能あふれる二人組。初めてのアメリカでのヒットでNo.1を記録し1983年の年間10位の"Sweet Dreams (Are Made of This)"、1984年の年間38位の"Here Comes the Rain Again"、1985年に最高位5位の"Would I Lie to You?"の3曲のTop10ヒットを持っています。詳しいことは、"Would I Lie to You?"の記事→→→、"Sweet Dreams (Are Made Of This) "の記事→→→をご覧ください。

さてこの曲"There Must Be an Angel (Playing with My Heart)"ですが、彼ら4枚目のアルバム『Be Yourself Tonight』からの"Would I Lie To You?"に続くシングルカット曲。
"Would I Lie To You?"は良い曲だったのですよね。それまでのEurythmicsの音楽をはるかに超えた、新しいEurythmicsの音楽でした。
そしてこの曲"There Must Be an Angel (Playing with My Heart)"は、文句なく名曲中の名曲、この1985年のベストヒット、になる予定でしたが、アメリカ人の感性には合わなかったのでしょうか。なんとビックリの期待外れの最高位22位。なんてこった。イギリスではもちろんNo.1を記録しています。日本でもヒットしました。ヨーロッパ各国でも大ヒットしていますので、やっぱりアメリカ人の感性が他と違うのでしょう。

"There Must Be an Angel (Playing with My Heart)"の曲の作者はもちろんメンバーのAnnie LennoxとDavid A. Stewartの二人。
一度聞いたら忘れられなくなる、特徴的なメロディと、Annie Lennoxの素晴らしいボーカルであります。


こちらはライブ動画です。ライブも素晴らしい!
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ビルボード 全米 Top40 1985年9月28日付 クール&ザ・ギャング Kool & The Gang - Cherish

2021-09-26 21:56:26 | 1985年ビルボードTop40
1985年9月28日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はDire Straitsの"Money for Nothing"。Dire Straitsですが、1978年にリリースしたデビューシングル"Sultans of Swing"がいきなりの4位を記録、それ以来、アルバム・シングルを発表しますが、アルバムはヒットするものの、シングルはTop40入りせず、この曲がなんと7年ぶりのTop40ヒットとなり、もちろん初めてのNo.1獲得です。

2位は前週と変わらず、Kool & the Gangの"Cherish"。Kool & the Gangですが、デビューは1960年代、70年代初めから数多くのTop40ヒットを持っており、1980年にNo.1を記録した"Celebration"を含め、この曲で18曲目のTop40ヒット、5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。
3位は6位からアップ、Wham!の"Freedom"。アメリカでの初めてのシングルヒット"Wake Me Up Before You Go-Go"からの脅威のデビュー3曲連続のNo.1ヒットに続くシングルがこの曲、4曲目のTop3ヒットです。
4位は5位からアップ、Phil Collinsの"Don't Lose My Number"。Phil Collinsですが、Genesisのドラマー兼ボーカル、Genesisでももちろんヒットを持っていますが、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"、"One More Night"、"Sussudio"の3曲のNo.1ヒットを含み、この曲で9曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒットです。
5位は9位からアップ、Ready For The Worldの"Oh Sheila"。Ready for the Worldですが、アメリカ出身の6人組R&Bグループ。デビューアルバムからの3曲目のシングルにして初めてのTop40ヒットが5位まで上がってきました。

この週2位はKool & the Gangの"Cherish"。最高位は9月21日から10月5日までの3週連続の第2位。年間チャートは17位。残念ながら1位にこそなれませんでしたが、1981年に2週間の1位を記録し年間チャートは6位の大ヒット"Celebration"に続く大ヒットとなりました。

Kool & the Gangですが、デビューは60年代後半、1969年にファーストアルバム『 Kool and the Gang』をリリース、R&Bチャートでは早くも人気が出ます。
レギュラーチャートでも、Hot100にはシングルがチャートインするも、Top40ヒットにまではなかなか至りませんでした。

初めてのTop40ヒットは1973年リリースの4枚目のアルバム『Wild and Peaceful』からのシングル"Funky Stuff"が最高位29位を記録します。そして続くシングル"Jungle Boogie"が大ヒット、最高位4位を記録、続く "Hollywood Swinging"も第6位を記録します。

その後はしばらく大ヒットには至りませんでしたが、彼らの11枚目のアルバム『Ladies' Night』がアルバムで13位、シングルも2枚がTop10入りする大ヒットとなります。
そして12枚目のアルバム『Celebrate!』からのシングル"Celebration"が前述のように2週間の1位で年間6位の超大ヒット、アルバムも10位の大ヒットアルバムとなります。

その後も大ヒットを続け、彼ら16枚目のアルバム『Emergency』からの3曲目のシングルのこの曲"Cherish"で、通算18曲のTop40ヒット、5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。
アルバムも、シングルのヒットにより大ヒット、最高位13位で、年間チャートは12位の大ヒットとなりました。

"Cherish"ですが、曲はメンバー7人の共作。この曲は名曲でした。アダルトコンテンポラリーチャートでは6週間の1位を記録した年度を代表する名ラブバラードです。


今週 先週 song / artist
1 1 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
2 2 CHERISH / KOOL & THE GANG
3 6 FREEDOM / WHAM!
4 5 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
5 9 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
6 10 DRESS YOU UP / MADONNA
7 13 TAKE ON ME / A-HA
8 3 ST. ELMO'S FIRE(MAN IN MOTION) / JOHN PARR
9 14 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
10 15 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
11 17 DANCING IN THE STREET / MICK JAGGER & DAVID BOWIE
12 4 WE DON'T NEED ANOTHER HERO(THUNDERDOME) / TINA TURNER
13 7 POP LIFE / PRINCE & THE REVOLUTION
14 11 DARE ME / POINTER SISTERS
15 24 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
16 23 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
17 8 THE POWER OF LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
18 19 CRY / GODLEY & CRÈME
19 25 C-I-T-Y / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
20 29 I'M GOIN' DOWN / BRUCE SPRINGSTEEN
21 12 INVINCIBLE(THEME FROM THE LEGEND OF BILLIE JEAN) / PAT BENATAR
22 37 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
23 16 FREEWAY OF LOVE / ARETHA FRANKLIN
24 30 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
25 26 EVERY STEP OF THE WAY / JOHN WAITE
26 20 SMOKIN' IN THE BOYS ROOM / MOTLEY CRUE
27 18 YOU'RE ONLY HUMAN / BILLY JOEL
28 39 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
29 31 THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO / MY GIRL / DARYL HALL & JOHN OATES
30 35 FOUR IN THE MORNING / NIGHT RANGER
31 38 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
32 28 I GOT YOU BABE / UB40
33 22 THERE MUST BE AN ANGEL / EURYTHMICS
34 40 SUNSET GRILL / DON HENLEY
35 21 SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
36 41 BE NEAR ME / ABC
37 44 ONE NIGHT LOVE AFFAIR / BRYAN ADAMS
38 43 AND WE DANCED / HOOTERS
39 46 YOU BELONG TO THE CITY / GLENN FREY
40 45 WE BUILT THIS CITY / STARSHIP
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パット・ベネター Pat Benatar - Invincible(Theme from The Legend of Billie Jean)(1985年の洋楽 Part37)

2021-09-23 22:43:28 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart37はPat Benatarの"Invincible"(Theme from The Legend of Billie Jean)。最高位は9月14日付の第10位。年間チャートは残念ながら圏外でした。
ここのところ、映画音楽が続いていますが、あえて本日も映画音楽の紹介、映画「The Legend of Billie Jean」のテーマです。

Pat Benatarですが、70年代初めころから活動を開始。その当時は女性ハードロックでは活躍している人はほとんどいませんでした。アルバムを出すまでにはしばらく時間がかかりましたが、1979年、デビューアルバム『In the Heat of the Night』をリリース、このアルバムからのシングル"Heartbreaker"が23位を記録し、アルバムも最高位12位を記録するヒットアルバムになります。当時はまだ珍しい女性ロッカーとして人気急上昇、次のアルバム『Crimes of Passion』はアルバムチャート2位、そして、3枚目のアルバム『Precious Time』で、ついにアルバムチャートNo.1を記録します。

シングルでもヒットを連発、『Crimes of Passion』からのシングル"Hit Me with Your Best Shot"が最高位9位と初のTop10ヒット、そして、83年の『Live from Earth』からのシングル"Love Is a Battlefield"と84年の『Tropico』からのシングル"We Belong"がともに第5位を記録する彼女の最大のヒットとなりました。

"Invincible"ですが、1985年にリリースした彼女の7枚目のアルバム『Seven the Hard Way』からのシングル。アルバム自体は最高位26位と、いまいちのヒットでしたが、シングルはこの曲に続くシングル"Sex as a Weapon"が最高位28位と、まずまずのヒットになりました。
"Invincible"は彼女のアルバムに収録されるとともに、映画「The Legend of Billie Jean」に使われました。
この映画は見ていません。もしかしたら日本では放映されなかったのではないでしょうか?映画自体もあんまりヒットしなかったようですね。映画のヒットによる影響ではなく、曲自体の魅力でヒットしたのでしょう。

"Invincible"の作者はいずれもソングライターのHolly KnightとSimon Climieの共作。両者とも有名ソングライターで、もちろんHolly Knightはご存知ですよね。私のブログでも何度も登場していますが、Pat Benatarの"Love Is a Battlefield"も彼女の作品でした。
プロデューサーは Mike Chapman。もちろんこちらも超有名プロデューサーです。
曲は覚えやすいメロディに、さすがPat Benatar、カッコいいロックに仕上がっています。


こちらが映画の方のPVです。
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ビルボード 全米 Top40 1985年9月21日付 ティナ・ターナー TINA TURNER - We Don't Need Another Hero (Thunderdome)

2021-09-19 22:10:31 | 1985年ビルボードTop40
1985年9月21日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、3位から上がっての1位はDire Straitsの"Money for Nothing"。Dire Straitsですが、1978年にリリースしたデビューシングル"Sultans of Swing"がいきなりの4位を記録、それ以来、アルバム・シングルを発表しますが、アルバムはヒットするものの、シングルはTop40入りせず、この曲がなんと7年ぶりのTop40ヒットとなり、もちろん初めてのNo.1獲得です。

2位は4位からアップ、Kool & the Gangの"Cherish"。Kool & the Gangですが、デビューは1960年代、70年代初めから数多くのTop40ヒットを持っており、1980年にNo.1を記録した"Celebration"を含め、この曲で18曲目のTop40ヒット、5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop3ヒットになりました。
3位は2週間の1位からダウン、John Parrの"St. Elmo's Fire (Man in Motion)"。この曲は、映画『セント・エルモス・ファイアー』の主題歌です。John Parrですが、デビューシングル"Naughty Naughty"が最高位23位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1の獲得です。
4位は1週のみの2位からダウン、Tina Turnerの"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録、以来、"What's Love Got to Do with It"が十数年ぶりのTop5ヒット、そしてNo.1になり、この曲で通算4曲目のTop5ヒット、2曲目のTop3ヒットです。
5位は6位からアップ、Phil Collinsの"Don't Lose My Number"。Phil Collinsですが、Genesisのドラマー兼ボーカル、Genesisでももちろんヒットを持っていますが、ソロでは"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"、"One More Night"、"Sussudio"の3曲のNo.1ヒットを含み、この曲で9曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒットです。

この週4位はTina Turnerの"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"。最高位は9月14日付の1週のみの第2位。年間チャートは57位。最高が2位の割には年間チャートは低かったですが、それでも年間2位の特大のヒット"What's Love Got to Do with It"に次ぐ大ヒットになりました。この曲は映画『マッドマックス/サンダードーム』の主題歌。この時期映画主題歌の大ヒットが続いていますが、この曲もそのうちの1曲です。

Tina Turnerですが、デビューは1950年代までさかのぼる、長いキャリアを持つスーパーソウル・ロックシンガー。
初めてのヒットはIke & Tina Turnerのシングル"A Fool In Love"が1960年、最高位27位を記録します。
その後もシングルを中心に、Ike & Tina Turnerとして、70年代初めころまで活躍、1971年のシングル"Proud Mary"が最高位4位を記録、この"Proud Mary"はJohn Fogerty作、Creedence Clearwater Revivalが1969年に最高位2位を記録する大ヒットとして有名ですね。そのカバーで大ヒットしました。
Ike & Tina Turnerとしては1973年に最高位22位を記録した"Nutbush City Limits"が最後のTop40ヒットとなります。

その後、ヒットチャートから消えてしまいましたが、1984年にリリースしたソロアルバム『Private Dancer』で、奇跡ともいえる大復活を果たします。まずはシングル"Lets Stay Together"が最高位26位を記録、続いてシングルカットされた"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間チャートは2位、特大のヒットとなりました。

シングルのヒットに続いてアルバムも大ヒット、アルバム『Private Dancer』は最高位3位まで上がり、1985年のアルバム年間チャートで5位を記録する大ヒットとなりました。このアルバムからはその1位となった"What's Love Got to Do with It"を含め5曲のTop40ヒット、3曲のTop10ヒットを記録します。

その Tina Turnerが映画に進出、映画『マッドマックス/サンダードーム』にメル・ギブソンとともに起用され、その映画の主題歌がこの曲"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"です。
この曲の作者はいずれもソングライターのTerry BrittenとGraham Lyleの共作。プロデュースもTerry Brittenが務めています。

この曲もカッコイイ曲でしたが、やっぱりこの曲は Tina Turnerのボーカルでしょう。その迫力は強烈でした。
ソウルとロック、バラードが融合した素晴らしい曲でした。もっと大ヒットしても良い曲でありました。

映画は『マッドマックス』シリーズの3作目。『マッドマックス』シリーズはオーストラリアの映画で、メル・ギブソンの出世作です。
私はこの映画のシリーズは見ていないのですが、迫力あるカーアクションで人気のシリーズですね。


こちらはTina Turnerのライブバージョンです。やっぱり彼女のライブは素晴らしい、ド迫力です。


今週 先週 song / artist
1 3 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
2 4 CHERISH / KOOL & THE GANG
3 1 ST. ELMO'S FIRE(MAN IN MOTION) / JOHN PARR
4 2 WE DON'T NEED ANOTHER HERO(THUNDERDOME) / TINA TURNER
5 6 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
6 8 FREEDOM / WHAM!
7 9 POP LIFE / PRINCE & THE REVOLUTION
8 5 THE POWER OF LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
9 15 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
10 14 DRESS YOU UP / MADONNA
11 13 DARE ME / POINTER SISTERS
12 10 INVINCIBLE(THEME FROM THE LEGEND OF BILLIE JEAN) / PAT BENATAR
13 17 TAKE ON ME / A-HA
14 18 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
15 19 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
16 7 FREEWAY OF LOVE / ARETHA FRANKLIN
17 25 DANCING IN THE STREET / MICK JAGGER & DAVID BOWIE
18 12 YOU'RE ONLY HUMAN / BILLY JOEL
19 20 CRY / GODLEY & CRÈME
20 16 SMOKIN' IN THE BOYS ROOM / MOTLEY CRUE
21 11 SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
22 24 THERE MUST BE AN ANGEL / EURYTHMICS
23 27 FORTRESS AROUND YOUR HEART / STING
24 31 PART TIME LOVER / STEVIE WONDER
25 28 C-I-T-Y / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
26 29 EVERY STEP OF THE WAY / JOHN WAITE
27 21 SHAME / MOTELS
28 32 I GOT YOU BABE / UB40
29 36 I'M GOIN' DOWN / BRUCE SPRINGSTEEN
30 33 LOVIN' EVERY MINUTE OF IT / LOVERBOY
31 35 THE WAY YOU DO THE THINGS YOU DO / MY GIRL / DARYL HALL & JOHN OATES
32 22 SHOUT / TEARS FOR FEARS
33 23 NEVER SURRENDER / COREY HART
34 26 LIFE IN ONE DAY / HOWARD JONES
35 41 FOUR IN THE MORNING / NIGHT RANGER
36 34 NO LOOKIN' BACK / MICHAEL MCDONALD
37 48 MIAMI VICE THEME / JAN HAMMER
38 44 I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN / PAUL YOUNG
39 49 HEAD OVER HEELS / TEARS FOR FEARS
40 42 SUNSET GRILL / DON HENLEY
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モトリー・クルー Mötley Crüe - Smokin' In The Boys Room(1985年の洋楽 Part36)

2021-09-16 21:44:24 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart36はMötley Crüeの"Smokin' In The Boys Room"。最高位は9月7日と14日の第16位。年間チャートは残念ながら圏外でした、が、80年代のアメリカ・ヘヴィメタルを代表するモトリー・クルー、この曲で初めてのTop40への登場、初めてのシングルヒットになりました。

Mötley Crüeですが、アメリカロサンゼルス出身の4人組ヘヴィメタルグループ、LAメタルバンドですね。
デビューは1981年、ファーストアルバム『Too Fast for Love』をリリース、このアルバムは、初めは自主製作で、インディーズレーベルから発売されたようですが、その後、レコード会社と契約し正式に発売、アルバムチャートで最高位77位を記録します。

そして、83年にリリースしたセカンドアルバム『Shout at the Devil』がヒット、アルバムチャート最高位17位を記録、Mötley Crüeの全米での人気が確立します。シングルは残念ながらTop40には入りませでしたが、2曲がHot100に入る小ヒットとなります。

そして3枚目のアルバム『Theatre of Pain』からのファーストシングルがこの曲"Smokin' in the Boys Room"が初めてのTop40ヒットとなりました。このアルバムは全米で400万枚以上のセールスを記録する大ヒットアルバムとなり、アルバムチャート最高6位、85年、86年の2年連続のアルバム年間チャートに入るロングヒットとなりました(85年84位、86年56位)。
このアルバム、なんといってもジャケットが強烈でした。一目で忘れられないジャケットですね。

"Smokin' In The Boys Room"ですが、私は知らなかったのですが、この曲には原曲があります。1973年に最高位3位、年間チャート44位を記録した大ヒット、Brownsville Stationによる"Smokin' In The Boys Room"です。
"Smokin' In The Boys Room"の曲の作者はBrownsville StationのメンバーCub KodaとMichael Lutzの共作。
このMötley Crüeバージョン、原曲のBrownsville Stationバージョンに忠実で、アレンジもそんなに違いはありませんでした。


こちらがそのBrownsville Stationバージョン。Brownsville Stationですが、Top40ヒットはこの曲を含め2曲、大ヒットはこの曲だけのほぼ一発屋でした。


アルバム『Theatre of Pain』からは、もう1曲"Home Sweet Home"がシングルカットされています。残念ながら最高位は89位に留まり、Top40ヒットにはなりませんでしたが、この曲ぜひ知っていただきたいロックバラードの名曲です。
91年にリリースされたベストアルバム『Decade of Decadence 81–91』に、この曲のリミックス版 "Home Sweet Home '91" (remix)が収録され、再びシングルカット、最高位37位を記録、Top40入りしました。
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