ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

クォーターフラッシュ Quarterflash - Find Another Fool(1982年の洋楽 Part14)

2018-04-29 22:27:08 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart14はQuarterflashの"Find Another Fool"。
最高位は4月17日と24日の16位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Quarterflash、デビューシングルにして最高位3位、年間チャートはなんと13位の大ヒットを記録した"Harden My Heart"に続くヒット曲がこの曲"Find Another Fool"です。

Quarterflashですがオレゴン出身の6人組ロックグループ。ボーカル&サックスのRindy RossとギターのMarv Ross夫妻が中心となって1980年に結成されました。
"Find Another Fool"ですが、最高位8位を記録したデビューアルバム「Quarterflash」収録曲で、プロデューサーはBostonやLittle River Bandなどのプロデュースで有名なJohn Boylan、作者は旦那のMarv Rossです。
ライブではMarv RossのギターとRindy Rossのサックスの掛け合いが素晴らしいですね。
動画もライブにしました。
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1982年4月24日付 ビルボード 全米 Top40 Stevie Nicks - Edge Of Seventeen

2018-04-24 22:29:29 | 1982年ビルボードTop40
1982年4月24日付ビルボード All American Top40、ついに6週目の1位の年度を代表する大ヒット、Joan Jett and The Blackheartsの"I Love Rock and Roll"。初めてのヒットで1位となりました。Joan Jett、そう元The Runawaysのギタリストで、ソロになって初めての大ヒットです。The Runawaysは日本では大人気でしたが、アメリカでは全くヒットしていませんで、アメリカのチャートでは初めてのヒットがこの曲です。

前週と変わらずこれで3週目の2位、Top3にこれで5週目、残念ながらJoan Jettを抜けません、The Go-Go'sの"We Got the Beat"。The Go-Go's、1981年12月に20位を記録したデビューシングル"Our Lips Are Sealed"に続く2曲目のヒットでもちろん初めてのTop3ヒットです。
これで3週目の3位はVangelisの"Chariots of Fire"。ギリシャ出身のキーボード・シンセサイザー奏者ヴァンゲリス、映画『炎のランナー』タイトル曲で初めてのTop40ヒットでもちろん初めてのTop3ヒットになりました。
こちらも3週目の4位はJ. Geils Bandの"Freeze Frame"。大ヒットアルバム「Freeze Frame」のタイトル曲で、アルバムからのファーストシングルカットで6週間の1位を記録したメガヒット"Centerfold"に続くTop5ヒットになりました。
5位は6位からアップ、Rick Springfieldの"Don't Take To Stranger"。2週間の1位を記録した"Jessie's Girl"に続くTop5ヒットになりました。

この週11位はStevie Nicksの"Edge Of Seventeen"。最高位は4月17日と24日の11位。年間チャートはちょうど100位でした。

ご存知Stevie Nicks、初めてのソロアルバムでアルバムチャートでは1位を記録した「Bella Donna」から、最高位3位を記録したTom Petty & The Heartbreakersとの共演曲"Stop Draggin' My Heart Around"、 Don Henleyとの共演で最高位6位の"Leather and Lace"に続く3曲目のシングルです。

Stevie Nicks、素晴らしい曲を作る凄いソングライターです。特にこの曲"Edge Of Seventeen"ですが、彼女の最高傑作の中の1曲でしょう。
妖しく、魅力的で、そしてどこまでもカッコイイ、特にライブでのこの曲のカッコよさというのはずば抜けています。
アルバムからの3曲目のシングルということで最高位こそ11位どまりだったですが彼女の代表作といってもよい名曲です。

プロデュースはJimmy Iovine、ジョン・レノンの歌を手掛けていたことでも有名です。彼女のほかにもBruce Springsteenの「Born to Run」やDire Straits、最近ではLady Gagaなども手掛けている大物プロデューサーです。
動画は12分と長いですが、素晴らしいシカゴでのライブ映像です。


今週 先週 song / artist
1 1 I LOVE ROCK 'N ROLL / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
2 2 WE GOT THE BEAT / GO GO'S
3 3 CHARIOTS OF FIRE / VANGELIS
4 4 FREEZE FRAME / J. GEILS BAND
5 6 DON'T TALK TO STRANGERS / RICK SPRINGFIELD
6 21 EBONY AND IVORY / PAUL MCCARTNEY & STEVIE WONDER
7 7 DO YOU BELIEVE IN LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
8 8 KEY LARGO / BERTIE HIGGINS
9 13 65 LOVE AFFAIR / PAUL DAVIS
10 15 867-5309 / TOMMY TUTONE
11 11 EDGE OF SEVENTEEN / STEVIE NICKS
12 12 PRETTY WOMAN / VAN HALEN
13 5 MAKE A MOVE ON ME / OLIVIA NEWTON-JOHN
14 17 DID IT IN A MINUTE / DARYL HALL & JOHN OATES
15 20 GET DOWN ON IT / KOOL & THE GANG
16 16 FIND ANOTHER FOOL / QUARTERFLASH
17 22 THE BEATLES MOVIE MEDLEY / BEATLES
18 18 NOBODY SAID IT WAS EASY / LE ROUX
19 19 GOIN' DOWN / GREG GUIDRY
20 23 I'VE NEVER BEEN TO ME / CHARLENE
21 26 ALWAYS ON MY MIND / WILLIE NELSON
22 28 THE OTHER WOMAN / RAY PARKER JR.
23 9 OPEN ARMS / JOURNEY
24 30 HANG FIRE / ROLLING STONES
25 25 BABY MAKES HER BLUE JEANS TALK / DR. HOOK
26 10 THAT GIRL / STEVIE WONDER
27 32 DON'T YOU WANT ME / HUMAN LEAGUE
28 36 EMPTY GARDEN / ELTON JOHN
29 34 MAGNUM P.I. (THEME) / MIKE POST
30 31 MAMA USED TO SAY / JUNIOR
31 33 GENIUS OF LOVE / TOM TOM CLUB
32 38 STARS ON 45 III / STARS ON 45
33 39 STILL IN SAIGON / CHARLIE DANIELS BAND
34 14 ONE HUNDRED WAYS / QUINCY JONES feat. JAMES INGRAM
35 24 PAC-MAN FEVER / BUCKNER & GARCIA
36 40 MAKING LOVE / ROBERTA FLACK
37 42 LET'S HANG ON / BARRY MANILOW
38 46 RUN FOR THE ROSES / DAN FOGELBERG
39 44 SHANGHAI BREEZES / JOHN DENVER
40 45 IF I HAD MY WISH TONIGHT / DAVID LASLEY
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ルルー Le Roux - Nobody Said It Was Easy(1982年の洋楽 Part13)

2018-04-22 22:51:26 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart13はLe Rouxの"Nobody Said It Was Easy"。
最高位は4月17日と24位の18位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Le Rouxですが、アメリカルイジアナ出身のポップロックグループ、1978年にデビューしたのですが、その時にはその出身地からLouisiana's LeRouxと名乗っていました。その間、アルバムを3枚出したのですが、あんまりヒットせず、シングルは"New Orleans Ladies"という曲が最高59位を記録したのみで、残念ながらTop40ヒットには恵まれませんでした(ヒットしませんでしたがこの曲は名曲です)。
そしてグループ名をシンプルにLe Rouxとして4枚目のアルバム「Last Safe Place」を発表、その収録曲から2曲のHot100ヒットが出て、そのうちのこの曲"Nobody Said It Was Easy"が最高位18位を記録する彼らとしては大ヒットを記録しました。
その後は残念ながらHot100ヒットは全く出ませんでしたが、一時期のバンド休止時期を除いて現在までライブを中心に活動を続けています。

"Nobody Said It Was Easy(lookin' for the lights) "ですが、邦題は「光をもとめて」。邦題があるということはもちろん日本でも発売されたと思いますが、全くヒットしませんでした。
でもこの曲、ピアノのイントロから透明感のあるメロディ、ギターソロもカッコいいですし、なんといってもこの曲はコーラスが素晴らしい。AORの隠れた名曲です。
この曲はぜひ紹介したかったです!


そして1978年に59位を記録したLouisiana's LeRoux時代の初めてのヒット曲"New Orleans Ladies"。YouTubeにはこんな曲まであるんですね。この曲も名曲です。
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1982年4月17日付 ビルボード 全米 Top40 The Go-Go's - We Got The Beat

2018-04-18 21:54:25 | 1982年ビルボードTop40
1982年4月17日付ビルボード All American Top40、ついに5週目の1位となりました、Joan Jett and The Blackheartsの"I Love Rock and Roll"。初めてのヒットで1位となりました。Joan Jett、そう元The Runawaysのギタリストで、ソロになって初めての大ヒットです。The Runawaysは日本では大人気でしたが、アメリカでは全くヒットしていませんで、アメリカのチャートでは初めてのヒットがこの曲です。

前週と変わらず2位はThe Go-Go'sの"We Got the Beat"。The Go-Go's、1981年12月に20位を記録したデビューシングル"Our Lips Are Sealed"に続く2曲目のヒットでもちろん初めてのTop3ヒットです。
この週は1位から6位まで前週と変わりません。特にJoan Jettが強く上位が膠着状況です。
2週目の3位はVangelisの"Chariots of Fire"。ギリシャ出身のキーボード・シンセサイザー奏者ヴァンゲリス、映画『炎のランナー』タイトル曲で初めてのTop40ヒットでもちろん初めてのTop3ヒットになりました。
こちらも2週目の4位はJ. Geils Bandの"Freeze Frame"。大ヒットアルバム「Freeze Frame」のタイトル曲で、アルバムからのファーストシングルカットで6週間の1位を記録したメガヒット"Centerfold"に続くTop5ヒットになりました。
3週目の5位はOlivia Newton Johnの"Make a move on me"。通算10週間の1位を記録した歴史的大ヒット"Physical"に続くTop5ヒットです。

この週2位はThe Go-Go'sの"We Got the Beat"。最高位は4月10日から24日までの3週間の2位。年間チャートは25位。残念ながらJoan Jettを抜くことができず1位にはなれませんでしたが、デビューシングル"Our Lips Are Sealed"を大きく上回る大ヒットになりました。

ザ・ゴーゴーズ、ご存知、ベリンダ・カーライル(ボーカル)とジェーン・ウィードリン(ギター、ヴォーカル)が中心になって1978年に結成されたガールズロックグループ。
アルバムデビューは1981年の「Beauty and the Beat」。このアルバムからのファーストシングルが"Our Lips Are Sealed"で2曲目のシングルがこの曲"We Got the Beat"になります。
アルバム「Beauty and the Beat」はBillboard200で6週間連続の1位を記録、年間チャートも2位の大ヒットアルバムとなりました。
シングルは同じ女性ロックグループJoan Jett and The Blackheartsの"I Love Rock and Roll"をどうしても抜けずに1位になれませんでしたが、アルバムは逆にJoan Jettの「I Love Rock and Roll」が2位どまり、年間チャートもJoan Jettの方が22位と、「Beauty and the Beat」の方が大ヒットアルバムとなりました。

"We Got the Beat"ですが、メンバーのギタリストCharlotte Caffeyの作品。リズムが効いたノリのよいロックンロール。
Wikipediaによるとこの曲は1965年に最高位11位を記録したThe Miraclesのヒット曲"Going to a Go-Go"にヒントを得て作られた曲だそうです。
リズムに"Going to a Go-Go"の影響が強く感じられますね。


こちらが1965年に最高位11位を記録したThe Miraclesの"Going to a Go-Go"です。


今週 先週 song / artist
1 1 I LOVE ROCK 'N ROLL / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
2 2 WE GOT THE BEAT / GO GO'S
3 3 CHARIOTS OF FIRE / VANGELIS
4 4 FREEZE FRAME / J. GEILS BAND
5 5 MAKE A MOVE ON ME / OLIVIA NEWTON-JOHN
6 6 DON'T TALK TO STRANGERS / RICK SPRINGFIELD
7 10 DO YOU BELIEVE IN LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
8 9 KEY LARGO / BERTIE HIGGINS
9 7 OPEN ARMS / JOURNEY
10 8 THAT GIRL / STEVIE WONDER
11 12 EDGE OF SEVENTEEN / STEVIE NICKS
12 14 PRETTY WOMAN / VAN HALEN
13 16 65 LOVE AFFAIR / PAUL DAVIS
14 15 ONE HUNDRED WAYS / QUINCY JONES feat. JAMES INGRAM
15 21 867-5309 / TOMMY TUTONE
16 18 FIND ANOTHER FOOL / QUARTERFLASH
17 24 DID IT IN A MINUTE / DARYL HALL & JOHN OATES
18 20 NOBODY SAID IT WAS EASY / LE ROUX
19 22 GOIN' DOWN / GREG GUIDRY
20 25 GET DOWN ON IT / KOOL & THE GANG
21 29 EBONY AND IVORY / PAUL MCCARTNEY & STEVIE WONDER
22 34 THE BEATLES MOVIE MEDLEY / BEATLES
23 28 I'VE NEVER BEEN TO ME / CHARLENE
24 11 PAC-MAN FEVER / BUCKNER & GARCIA
25 27 BABY MAKES HER BLUE JEANS TALK / DR. HOOK
26 30 ALWAYS ON MY MIND / WILLIE NELSON
27 13 SHOULD I DO IT / POINTER SISTERS
28 40 THE OTHER WOMAN / RAY PARKER JR.
29 17 SWEET DREAMS / AIR SUPPLY
30 38 HANG FIRE / ROLLING STONES
31 33 MAMA USED TO SAY / JUNIOR
32 39 DON'T YOU WANT ME / HUMAN LEAGUE
33 37 GENIUS OF LOVE / TOM TOM CLUB
34 36 MAGNUM P.I. (THEME) / MIKE POST
35 35 POP GOES THE MOVIES / MECO
36 42 EMPTY GARDEN / ELTON JOHN
37 19 TAKE OFF / BOB & DOUG MCKENZIE
38 45 STARS ON 45 III / STARS ON 45
39 46 STILL IN SAIGON / CHARLIE DANIELS BAND
40 44 MAKING LOVE / ROBERTA FLACK
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ヴァン・ヘイレン Van Halen - (Oh) Pretty Woman(1982年の洋楽 Part12)

2018-04-14 22:31:30 | ’82年洋楽
1982年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart12はVan Halenの"(Oh) Pretty Woman"。
最高位は4月17日と24日の12位。年間チャートは88位の彼らのこの時点での最高のヒットとなりました。

ヴァン・ヘイレンですが、ロックファンの方々ならご存知、エディとアレックスのヴァン・ヘイレン兄弟にデイヴィッド・リー・ロス、マイケル・アンソニーの4人組、1978年"You Really Got Me"でデビュー、デビュー曲は最高位36位でしたが、"Dance The Night Away"が最高位15位で年間95位、そして3曲目のTop40ヒットがこの曲です。

"(Oh) Pretty Woman"、この曲はロイ・オービソンがオリジナル、1964年7月26日から3週間連続のNo.1を記録して年間チャート第4位の大ヒット曲のカヴァーです。
通算5枚目のスタジオアルバム「ダイヴァー・ダウン」収録曲、アルバム「ダイヴァー・ダウン」はビルボード200で最高位3位を記録、シングルとともにアルバムも過去最高位を記録しました。一歩一歩大スターへの道を歩んでいます。
曲も良かったですが、デイヴィッド・リー・ロスのボーカルにエドワード・ヴァン・ヘイレンの独特なギターサウンドが魅力です。
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