ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1986年12月27日付 ワン・チャン Wang Chung - Everybody Have Fun Tonight

2022-12-25 18:22:13 | 1986年ビルボードTop40
1986年12月27日付ビルボード All American Top40、レギュラーチャートはこの年の最後になります。2週目の1位はThe Banglesの"Walk Like an Egyptian"。The Banglesの初のヒット"Manic Monday"が最高位2位を記録、続く"If She Knew What She Wants"は29位止まりでしたが、この曲が3曲目のTop40ヒットで、ついにNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、Wang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。Wang Chungですが、デビューアルバムはヒットしませんでしたが、セカンドアルバムから、"Dance Hall Days"が1984年に最高位16位を記録するなど2曲のTop40ヒット、この曲が3枚目のアルバムからのシングルカットで、3曲目のTop40ヒット、初めて2位まで上がってきました。

3位は4位からアップ、Duran Duranの"Notorious"。アメリカでの初めてのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなり最高位3位を記録、その後は大ヒットを連発し、"The Reflex"と"A View to a Kill"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で通算10曲目のTop40ヒットでうち8曲がTop10ヒット、この曲で6曲目のTop3ヒットです。

4位は5位からアップ、Gregory Abbottの"Shake You Down"。Gregory Abbottですが、この曲がデビューアルバムからのファーストシングル。デビューシングルで4位まで上がってきました。

5位は2位からダウン、1週間のNo.1を記録、Bruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1です。

この週2位はWang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。最高位は12月27日付と翌週のFROZEN CHART1月3日付の2週間の第2位、年間チャートは第12位。1位にはなれませんでしたが、Top40には15週間チャートインする、バンドで最もヒットした曲となりました

Wang Chungですが、イギリスロンドンで、1980年に結成された2人組ブリティッシュ・ニューウエイブ・ロックバンド。メンバーは、ボーカルでギター、キーボードのJack Huesと、ボーカルもとりますが、ベースとキーボードのNick Feldmanです。バンドのほとんどの曲も、この二人で作っています。

デビューアルバムは、1982年にリリースした『Huang Chung』。この時には、バンド名「Huang Chung」で活動していました。「Huang Chung』ですが、中国語で「黄鐘」、「Yellow Bell」のことですね。
このデビューアルバムは、シングルカットもしたようですが、アメリカ・イギリス共全くヒットしなかったようです。

1984年にセカンドアルバム『Points on the Curve』をリリース、このアルバムが、アメリカ、イギリスともにヒットし、シングルも、このアルバムからのセカンドシングルのようですが、まずは"Don't Let Go"が最高位38位の、初のTop40ヒットを記録します。
そして、次のシングルが"Dance Hall Days"、軽快なポップロックでしたが、これが大ヒット、最高位こそ16位でしたが、年間チャート74位に入るロングヒットとなりました。
このセカンドアルバムから、名前を「Wang Chung」に変えています。中国語で「黄鐘」というのは変わらず、スペルのみ、英語でわかりやすくしたようです。

続いて、映画『To Live and Die in L.A.』と、『Breakfast Club 』の2本の映画のサントラ盤に、曲を提供しましたが、残念ながらヒットには至りませんでした。

そして1986年にリリースしたサードアルバムが『Mosaic』、このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Everybody Have Fun Tonight"で、最高位2位を記録する大ヒットになりました。

"Everybody Have Fun Tonight"の作者はメンバーの二人、Nick FeldmanとJack Huesに、プロデューサーのPeter Wolfの3人の共作。もちろんプロデュースはPeter Wolfです。
Peter Wolfは私のブログでは何度も出てきています。J. Geils BandのPeter Wolfとは同姓同名の別人ですが、いい曲作る人なんです。Starshipの"We Built This City"に"Sara"も彼のプロデュースですね。

"Everybody Have Fun Tonight"ですが、Wang Chungの特徴でしょう、軽快なポップロック。「今夜はみんな楽しもう!」の曲名どおり、どこまでも明るい曲です。


この曲のヒットの前に、映画『The Breakfast Club』に曲を提供しています。この『The Breakfast Club』からは、Simple Mindsの"Don't You (Forget About Me)"がNo.1ヒットとなっています。Wang Chungは"Fire in the Twilight"という曲、この曲もシングルカットされたようですが、残念ながらヒットしませんでした。でも、ストレートなロックで、私としてはお気に入りの曲です。


今週 先週 song / artist
1 1 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
2 3 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
3 4 NOTORIOUS / DURAN DURAN
4 5 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
5 2 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
6 8 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
7 13 CONTROL / JANET JACKSON
8 11 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
9 9 STAND BY ME / BEN E. KING
10 12 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
11 6 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
12 15 IS THIS LOVE / SURVIVOR
13 16 LAND OF CONFUSION / GENESIS
14 18 VICTORY / KOOL & THE GANG
15 22 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
16 19 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
17 17 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
18 21 SOMEDAY / GLASS TIGER
19 20 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
20 7 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
21 10 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
22 27 OPEN YOUR HEART / MADONNA
23 25 ALL I WANTED / KANSAS
24 14 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
25 28 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
26 32 CHANGE OF HEART / CYNDI LAUPER
27 31 TOUCH ME / SAMANTHA FOX
28 30 FALLING IN LOVE / MIAMI SOUND MACHINE
29 29 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
30 40 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
31 38 TWO PEOPLE / TINA TURNER
32 34 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
33 23 WORD UP / CAMEO
34 37 THIS IS THE TIME / BILLY JOEL
35 45 WE'RE READY / BOSTON
36 44 WILL YOU STILL LOVE ME? / CHICAGO
37 42 TALK TO ME / CHICO DEBARGE
38 26 HUMAN / HUMAN LEAGUE
39 49 LOVE YOU DOWN / READY FOR THE WORLD
40 46 STOP TO LOVE / LUTHER VANDROSS
コメント (34)
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ビルボード 全米 Top40 1986年12月20日付 ビリー・アイドル Billy Idol - To Be A Lover

2022-12-18 16:38:35 | 1986年ビルボードTop40
1986年12月20日付ビルボード All American Top40、またまたこの週も1位の交代です、2位から上がっての1位はThe Banglesの"Walk Like an Egyptian"。The Banglesの初のヒット"Manic Monday"が最高位2位を記録、続く"If She Knew What She Wants"は29位止まりでしたが、この曲が3曲目のTop40ヒットで、ついにNo.1獲得です。

1週のみの1位からダウンしての2位はBruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1です。

3位は5位からアップ、Wang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。Wang Chungですが、デビューアルバムはヒットしませんでしたが、セカンドアルバムから、"Dance Hall Days"が1984年に最高位16位を記録するなど2曲のTop40ヒット、この曲が3枚目のアルバムからのシングルカットで、3曲目のTop40ヒット、初めてのTop3ヒットです。

4位は8位からアップ、Duran Duranの"Notorious"。アメリカでの初めてのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなり最高位3位を記録、その後は大ヒットを連発し、"The Reflex"と"A View to a Kill"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で通算10曲目のTop40ヒットでうち8曲がTop10ヒット、この曲で7曲目のTop5ヒットです。

5位は9位からアップ、Gregory Abbottの"Shake You Down"。Gregory Abbottですが、この曲がデビューアルバムからのファーストシングル。デビューシングルで5位まで上がってきました。

この週6位はBilly Idolの"To Be A Lover"。最高位はこの12月20日付の1週間の第6位、年間チャートは67位。1984年に最高位4位を記録した"Eyes Without a Face"に続く大ヒットになりました。

Billy Idolですが、イギリス出身のロックシンガー・ソングライター。1976年、ブリティッシュパンクロック・バンド「ジェネレーションX」を結成、リードボーカルとしてデビューします。アメリカではヒットしませんでしたが、イギリスでは、2枚のアルバムがチャートに入り、シングルも数曲のヒットとなりました。

そのジェネレーションXは1981年に解散、Billy Idolはソロのロックシンガーとして活動を開始します。1982年にリリースした『Billy Idol』が全米で初めてヒットし、シングルカットされた"Hot in the City"が最高位23位を記録、続く2曲目のシングル"White Wedding"も最高位36位と、Top40ヒットを連続で記録しました。続く2枚目のアルバム『Rebel Yell』からの2枚目のシングル"Eyes Without a Face"が最高位4位の大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

"To Be a Lover"ですが、1986年にリリースされた3枚目のアルバム『Whiplash Smile』からのファーストシングルカット曲。
この曲は、1968年に発表されたWilliam Bellの曲で、"I Forgot to Be Your Lover"という曲名で発表されました。ビルボードで、最高位45位を記録しています。
曲の作者はWilliam BellとBooker T. Jonesの共作。William Bellですが、アメリカテネシー州出身のソウル歌手、1977年に"Tryin' to Love Two"という曲が最高位10位のTop40ヒットとなりました。この曲はTop10に入りましたので、私も覚えていました。Booker T. Jonesの方も有名ソウル歌手ですよね。Booker T. & the M.G.'sの名前で60年代から活躍、数々のヒット曲を持っています。

そのソウルバラードをロック風にアレンジしたのがこの"To Be a Lover"Billy Idolバージョンです。
原曲とは、全く違う曲にアレンジされていますね。迫力あるカッコイイロックになっています。そんなところが大ヒットに繋がったのでしょう。


こちらが原曲のWilliam Bellの"I Forgot to Be Your Lover"です。同じ曲とは思えないですね。


今週 先週 song / artist
1 2 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
2 1 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
3 5 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
4 8 NOTORIOUS / DURAN DURAN
5 9 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
6 7 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
7 3 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
8 14 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
9 10 STAND BY ME / BEN E. KING
10 4 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
11 15 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
12 13 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
13 17 CONTROL / JANET JACKSON
14 6 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
15 18 IS THIS LOVE / SURVIVOR
16 20 LAND OF CONFUSION / GENESIS
17 19 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
18 21 VICTORY / KOOL & THE GANG
19 23 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
20 26 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
21 28 SOMEDAY / GLASS TIGER
22 32 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
23 12 WORD UP / CAMEO
24 11 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
25 30 ALL I WANTED / KANSAS
26 16 HUMAN / HUMAN LEAGUE
27 38 OPEN YOUR HEART / MADONNA
28 34 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
29 31 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
30 39 FALLING IN LOVE / MIAMI SOUND MACHINE
31 44 TOUCH ME / SAMANTHA FOX
32 40 CHANGE OF HEART / CYNDI LAUPER
33 36 GOLDMINE / POINTER SISTERS
34 37 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
35 24 AMANDA / BOSTON
36 27 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
37 42 THIS IS THE TIME / BILLY JOEL
38 41 TWO PEOPLE / TINA TURNER
39 22 TRUE BLUE / MADONNA
40 48 KEEP YOUR HANDS TO YOURSELF / GEORGIA SATELLITES
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ビルボード 全米 Top40 1986年12月13日付 ブルース・ホーンズビー・アンド・ザ・レインジ Bruce Hornsby and The Range - The Way It Is

2022-12-11 20:16:24 | 1986年ビルボードTop40
1986年12月13日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、4位から上がっての1位はBruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1です。

2位は5位からアップ、The Banglesの"Walk Like an Egyptian"。The Banglesの初のヒット"Manic Monday"が最高位2位を記録、続く"If She Knew What She Wants"は29位止まりでしたが、この曲が3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は前週と変わらず、Huey Lewis & The Newsの"Hip To Be Square"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算10曲目のTop40ヒット、そのうち8曲がTop10入り、1985年の"The Power of Love"、この曲の前のシングル"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で3曲目のTop3ヒットです。

4位は1週のみの1位からダウン、Peter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、ソロ初めてのヒット"Glory of Love"がNo.1を獲得、この曲がなんと2曲連続のNo.1となりました。そしてAmy Grantですが、デビューは70年代後半ですが、初めてのTop40ヒットが85年の最高位29位の"Find a Way"。この曲が2曲目のTop40ヒットでもちろん初めてのNo.1です。

5位は7位からアップ、Wang Chungの"Everybody Have Fun Tonight"。Wang Chungですが、デビューアルバムはヒットしませんでしたが、セカンドアルバムから、"Dance Hall Days"が1984年に最高位16位を記録するなど2曲のTop40ヒット、この曲が3枚目のアルバムからのシングルカットで、3曲目のTop40ヒット、初めてのTop5ヒットです。

この週初めての1位はBruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。1位はこの週の1週のみ。年間チャートは1987年の第8位。1位は1週のみでしたが、Hot100には22週、Top40には15週間滞在するロングヒット、年間チャートもTop10以内に入る大ヒットでした。

Bruce Hornsby & The Rangeですが、Bruce Hornsbyをリーダーとするバンド、Bruce Hornsbyですが、アメリカバージニア州出身のシンガーソングライターで、ピアニスト。ロックはもちろん、ジャズやクラシック、ブルース、カントリーなど、様々な音楽分野で、スタジオミュージシャンとして音楽活動を開始します。

1984年に、元Ambrosia メンバーのJoe Puertaなどと、Bruce Hornsby & The Rangeを結成、当時大人気で、この週も"Hip To Be Square"が3位に入っていますが、ヒューイ・ルイスに見いだされ、レコード会社と契約、ファーストアルバムのレコーディングが始まった、ということのようです。

そのファーストアルバム『The Way It Is』を1986年にリリース。このアルバムのプロデューサーは、Bruce Hornsby、Elliot Scheinerに、Huey Lewisも何曲か、プロデューサーとして参加しています。Huey Lewisは、1曲だけですが、バックボーカルとハーモニカで、このアルバムに参加しています。

このアルバムからは、まずは"Every Little Kiss"がファーストシングルとして発売されますが、この曲はたいしたヒットにはならず、最高位72位で終わります。
そしてセカンドシングルがこの曲"The Way It Is"、初の大ヒット、No.1を記録しました。

"The Way It Is"の作者は、もちろんBruce Hornsby自身。優しい穏やかな曲ですが、イントロからBruce Hornsbyのピアノで始まり、曲全体でBruce Hornsbyのピアノが流れ、さらに、2回のピアノソロも入ります。ピアノロックの名曲といっていいでしょう。

Bruce Hornsbyですが、「The Range」で3枚のアルバムを出した後、Grateful Deadとの活動や、ソロでのレコーディング、さらには、他のアーチストのレコーディングに参加するなど、今でも活動を続けています。


今週 先週 song / artist
1 4 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
2 5 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
3 3 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
4 1 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
5 7 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
6 2 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
7 10 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
8 11 NOTORIOUS / DURAN DURAN
9 15 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
10 13 STAND BY ME / BEN E. KING
11 9 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
12 6 WORD UP / CAMEO
13 16 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
14 17 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
15 20 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
16 8 HUMAN / HUMAN LEAGUE
17 21 CONTROL / JANET JACKSON
18 23 IS THIS LOVE / SURVIVOR
19 22 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
20 26 LAND OF CONFUSION / GENESIS
21 28 VICTORY / KOOL & THE GANG
22 12 TRUE BLUE / MADONNA
23 27 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
24 14 AMANDA / BOSTON
25 19 LIVE AND DIE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
26 30 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
27 25 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
28 31 SOMEDAY / GLASS TIGER
29 18 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
30 34 ALL I WANTED / KANSAS
31 35 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
32 38 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
33 24 I'LL BE OVER YOU / TOTO
34 37 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
35 33 FOOLISH PRIDE / DARYL HALL
36 40 GOLDMINE / POINTER SISTERS
37 39 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
38 51 OPEN YOUR HEART / MADONNA
39 42 FALLING IN LOVE / MIAMI SOUND MACHINE
40 52 CHANGE OF HEART / CYNDI LAUPER
コメント (32)
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ビルボード 全米 Top40 1986年12月6日付 ピーター・セテラ エイミー・グラント Peter Cetera with Amy Grant - The Next Time I Fall

2022-12-04 22:36:40 | 1986年ビルボードTop40
1986年12月6日付ビルボード All American Top40、この週も1位の交代がありました、4位から上がっての1位はPeter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、ソロ初めてのヒット"Glory of Love"がNo.1を獲得、この曲がなんと2曲連続のNo.1となりました。そしてAmy Grantですが、デビューは70年代後半ですが、初めてのTop40ヒットが85年の最高位29位の"Find a Way"。この曲が2曲目のTop40ヒットでもちろん初めてのNo.1です。

2位は1週のみの1位からダウン、Bon Joviの"You Give Love A Bad Name "。Bon Joviですが、ファーストアルバムからの初めてのシングル"Runaway"が、1984年に最高位39位となんとかTop40入りしましたが、その後のシングルはTop40には入りませんでした。この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1獲得です。

3位は5位からアップ、Huey Lewis & The Newsの"Hip To Be Square"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算10曲目のTop40ヒット、そのうち8曲がTop10入り、1985年の"The Power of Love"、この曲の前のシングル"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で3曲目のTop3ヒットです。

4位は8位からアップ、Bruce Hornsby & The Rangeの"The Way It Is"。Bruce Hornsby and the Rangeですが、デビューアルバムからのファーストシングルは、Top40ヒットにはならず、セカンドシングルのこの曲が初のTop40ヒットで、4位まで上がってきました。

5位は10位からジャンプアップ、The Banglesの"Walk Like an Egyptian"。The Banglesの初のヒット"Manic Monday"が最高位2位を記録、続く"If She Knew What She Wants"は29位止まりでしたが、この曲で3曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットとなりました。

この週1位はPeter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。1位はこの1週のみ。1987年の年間チャートで28位。2週間の1位、1986年の年間14位の"Glory of Love"に続く大ヒットになりました。

Peter Ceteraですが、もちろん皆さんご存知、偉大なアメリカンロックバンドChicagoのオリジナルメンバーで、ボーカリスト&ベーシストです。
バンド初期の頃から、Robert LammやTerry Kathとともにリードボーカルをとっていましたが、Peter Ceteraが作詞作曲、もちろんメインボーカルもとっている"If You Leave Me Now"が、1976年にバンド初めてのNo.1ヒットとなり、さらには、80年代に入り、シカゴがAOR路線を進んでいくにつれ、Peter Ceteraのバンドの中での存在感が増してきます。1982年の次のNo.1ヒット"Hard to Say I'm Sorry"も、Peter Ceteraが作者、もちろんリードボーカルも、彼が務めています。

そのPeter Ceteraですが、Chicagoでの活動はやりつくしたのでしょうか、1985年にバンドを脱退、ソロ第一弾として、まずは映画『The Karate Kid Part II』の主題歌"Glory of Love"が大ヒット、前述のとおり、2週間の1位、年間チャートでは14位の大ヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

そしてAmy Grant、アメリカ出身のクリスチャン・ポップ・シンガーで、デビューは1977年、デビュー以来、Christianチャートでヒットを続け、6枚目のアルバム『Unguarded』からのファーストシングルの"Find a way"が、初めてレギュラーチャートのTop40に入り、最高位29位を記録するヒット曲になりました。こちらをご覧ください→→→

このPeter Ceteraとのデュエット"The Next Time I Fall"で全米No.1を記録、一躍トップ歌手となり、90年代に入り、"Baby Baby"でソロでもNo.1を記録、レギュラーチャートでも大人気歌手になります。その後もヒットを続け、今でも活躍しています。

"The Next Time I Fall"ですが、Peter Ceteraのセカンドソロアルバム『Solitude/Solitaire』には"Glory of Love"も収録されていましたので、このアルバムからの2曲目のシングルで、なんと2曲連続のNo.1を記録しました。

曲の作者はBobby CaldwellとPaul Gordonの共作。Paul Gordonは映画音楽などを手掛ける作曲家であり、プロデューサー。この1986年に最高位2位を記録したCarl Anderson And Gloria Loringの"Friends & Lovers"をJay Gruskaとともに作った方ですね。

そして懐かしい名前を聞きましたBobby Caldwell、Top40ヒットは1曲だけですが、1979年に"What You Won't Do for Love"が最高位9位を記録するヒットとなります。AORの名曲でした。このヒットの後もソロアルバムを出しながら、様々なアーチストに曲を提供しています。

その"The Next Time I Fall"、綺麗なメロディのポップスバラード。Peter Ceteraの伸びやかなボーカルに、後にクリスチャンポップスの女王と言われるAmy Grantの柔らかなボーカルの二人の掛け合いが、聞きごたえのある曲に仕上がっています。大ヒット間違い無しの曲でしたね。


こちらが1979年、最高位9位、年間チャートで59位を記録したBobby CaldwellのAORの名曲"What You Won't Do for Love"です。


今週 先週 song / artist
1 4 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
2 1 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
3 5 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
4 8 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
5 10 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
6 6 WORD UP / CAMEO
7 11 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
8 2 HUMAN / HUMAN LEAGUE
9 9 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
10 12 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
11 16 NOTORIOUS / DURAN DURAN
12 3 TRUE BLUE / MADONNA
13 15 STAND BY ME / BEN E. KING
14 7 AMANDA / BOSTON
15 17 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
16 19 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
17 21 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
18 13 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
19 22 LIVE AND DIE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
20 33 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
21 27 CONTROL / JANET JACKSON
22 24 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
23 25 IS THIS LOVE / SURVIVOR
24 14 I'LL BE OVER YOU / TOTO
25 26 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
26 28 LAND OF CONFUSION / GENESIS
27 30 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
28 31 VICTORY / KOOL & THE GANG
29 18 THE RAIN / ORAN "JUICE" JONES
30 35 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
31 38 SOMEDAY / GLASS TIGER
32 20 FREEDOM OVERSPILL / STEVE WINWOOD
33 36 FOOLISH PRIDE / DARYL HALL
34 40 ALL I WANTED / KANSAS
35 39 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
36 23 I DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON / ROBERT PALMER
37 45 COMING AROUND AGAIN / CARLY SIMON
38 50 AT THIS MOMENT / BILLY VERA & THE BEATERS
39 44 FOR TONIGHT / NANCY MARTINEZ
40 42 GOLDMINE / POINTER SISTERS
コメント (32)
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ビルボード 全米 Top40 1986年11月29日付 ボン・ジョヴィ Bon Jovi - You Give Love A Bad Name

2022-11-27 18:22:12 | 1986年ビルボードTop40
1986年11月29日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、4位から上がっての1位はBon Joviの"You Give Love A Bad Name "。Bon Joviですが、ファーストアルバムからの初めてのシングル"Runaway"が、1984年に最高位39位となんとかTop40入りしましたが、その後のシングルはTop40入りしませんでした。この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのNo.1獲得です。

2位は1週のみの1位からダウン、The Human Leagueの"Human"。The Human Leagueですが、1981年のアメリカでの初めてのヒット"Don't You Want Me"がいきなりのNo.1を記録、以来この曲で4曲目のTop40ヒットで、2曲目となるNo.1ヒットです。

3位は前週と変わらずこれで3週連続の3位、Madonnaの"True Blue"。Madonnaですが、この時点ではまだデビューから4年目ですが、1983年の初のTop40ヒット"Holiday"が最高位16位、そのヒットを皮切りに、この曲までに、"Like a Virgin"を始めとするNo.1ヒット4曲を含め、Top40ヒットが11曲目、そのうち10曲がTop10ヒット、6曲目のTop3ヒットです。

4位は7位からアップ、Peter Cetera with Amy Grantの"The Next Time I Fall"。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、ソロ初めてのヒット"Glory of Love"がNo.1を獲得、この曲が2曲連続のTop5ヒットです。そしてAmy Grantですが、デビューは70年代後半ですが、初めてのTop40ヒットが85年の最高位29位の"Find a Way"。この曲が2曲目のTop40ヒットです。

5位は8位からアップ、Huey Lewis & The Newsの"Hip To Be Square"。Huey Lewis & The Newsですが、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算10曲目のTop40ヒット、そのうち8曲がTop10入り、1985年の"The Power of Love"、この曲の前のシングル"Stuck with You"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で3曲目のTop5ヒットです。

この週4位から上がっての1位はBon Joviの"You Give Love A Bad Name"。1位はこの1週間のみでしたが、年間チャートは年度の途中にもかかわらず30位。Hot100には24週間滞在するロングヒットとなり、バンド初めての大ヒットとなりました。

Bon Joviですが、1983年にアメリカニュージャージー州で結成されたハードロックバンド。メンバーの中心はもちろんリードボーカルのJon Bon Jovi、そしてギターのRichie Samboraなど5人組でスタートします。

1984年にファーストアルバム『Bon Jovi』をリリース。ファーストシングルの"Runaway"が、ギリギリですが、Top40ヒットとなり、最高位39位を記録します。シングルのTop40ヒットは"Runaway"だけでしたが、アルバムは、最高位こそ40位台でしたが、年間50位台を記録する大ヒットアルバムとなりました。
次のアルバム『7800° Fahrenheit』も、シングルTop40ヒットこそありませんでしたが、アルバム最高位30位台のヒットアルバムとなり、大きなセールスを記録、人気ロックバンドとなっていきます。

そして1986年にリリースした彼らのサードアルバムが『Slippery When Wet』。このアルバムが特大のヒット、シングルに先立ち、10月にアルバムチャートNo.1を記録し、ファーストシングルのこの曲"You Give Love A Bad Name "も続けてNo.1を記録しました。まさか、ハードロックバンドのBon Joviが、アルバムはともかく、シングルでNo.1を記録するとは驚きました。ヴァン・ヘイレンの"Jump"のNo.1ヒットにも驚きましたが、ヴァン・ヘイレン以上にハードなロックバンドBon JoviのビルボードNo.1の獲得は、まさに衝撃的な出来事でした。

"You Give Love A Bad Name"の曲の作者はJon Bon Jovi、ギタリストのRichie Samboraに加え、ソングライターのDesmond Child の3人の共作です。Desmond Childですが、なかなか素晴らしいソングライターで、KISSの"I Was Made for Lovin' You"を作った人ですね。この後、Aerosmithの"Angel"など、沢山のロック系ミュージシャンにヒット曲を提供することになります。

この"You Give Love A Bad Name"、まさかのNo.1には驚きはしましたが、ハードなロックでもうるさくない、スカッとするロック、1位にふさわしい、素晴らしい曲でした。

アルバム『Slippery When Wet』ですが、通算8週間のNo.1を記録、1987年の年間アルバムチャートでは堂々のNo.1。全世界で2800万枚を売り上げる、歴史的な大ヒットアルバムとなりました。


今週 先週 song / artist
1 4 YOU GIVE LOVE A BAD NAME / BON JOVI
2 1 HUMAN / HUMAN LEAGUE
3 3 TRUE BLUE / MADONNA
4 7 THE NEXT TIME I FALL / PETER CETERA WITH AMY GRANT
5 8 HIP TO BE SQUARE / HUEY LEWIS & THE NEWS
6 6 WORD UP / CAMEO
7 2 AMANDA / BOSTON
8 9 THE WAY IT IS / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
9 10 LOVE WILL CONQUER ALL / LIONEL RICHIE
10 16 WALK LIKE AN EGYPTIAN / BANGLES
11 13 EVERYBODY HAVE FUN TONIGHT / WANG CHUNG
12 15 TO BE A LOVER / BILLY IDOL
13 5 TAKE ME HOME TONIGHT / EDDIE MONEY
14 11 I'LL BE OVER YOU / TOTO
15 19 STAND BY ME / BEN E. KING
16 21 NOTORIOUS / DURAN DURAN
17 23 SHAKE YOU DOWN / GREGORY ABBOTT
18 12 THE RAIN / ORAN "JUICE" JONES
19 22 DON'T GET ME WRONG / PRETENDERS
20 20 FREEDOM OVERSPILL / STEVE WINWOOD
21 27 C'EST LA VIE / ROBBIE NEVIL
22 24 LIVE AND DIE / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
23 14 I DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON / ROBERT PALMER
24 30 YOU KNOW I LOVE YOU DON'T YOU? / HOWARD JONES
25 32 IS THIS LOVE / SURVIVOR
26 28 WILD WILD LIFE / TALKING HEADS
27 35 CONTROL / JANET JACKSON
28 34 LAND OF CONFUSION / GENESIS
29 17 EMOTION IN MOTION / RIC OCASEK
30 36 LOVE IS FOREVER / BILLY OCEAN
31 37 VICTORY / KOOL & THE GANG
32 26 WHAT ABOUT LOVE / 'TIL TUESDAY
33 45 WAR / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
34 18 TRUE COLORS / CYNDI LAUPER
35 40 THE FUTURE'S SO BRIGHT / TIMBUK 3
36 38 FOOLISH PRIDE / DARYL HALL
37 39 WELCOME TO THE BOOMTOWN / DAVID & DAVID
38 42 SOMEDAY / GLASS TIGER
39 43 YOU BE ILLIN' / RUN-D.M.C.
40 47 ALL I WANTED / KANSAS
コメント (35)
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