ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1986年8月30日付 スティーヴ・ウィンウッド Steve Winwood - Higher Love

2022-08-28 22:34:36 | 1986年ビルボードTop40
1986年8月30日付ビルボード All American Top40、2位からアップして1位はSteve Winwoodの"Higher Love"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、もちろん初のNo.1となりました。

2位は3位からアップ、Bananaramaの"Venus"。Bananaramaですが、イギリス出身のガールグループ。Top40には、84年に"Cruel Summer"が最高位9位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初めて2位まで上がってきました。
3位は2週間の1位からダウン、Madonnaの"Papa Don't Preach"。Madonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからたった3年ですが、この曲で10曲目のTop40ヒットで、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒット、Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"に続き、4曲目のNo.1となりました。
4位は7位からアップ、Berlinの"Take My Breathe Away Love Theme From ”Top Gun””。曲名から分かるように、大ヒット映画「Top Gun」のテーマ曲です。Berlinですが、アメリカ出身のロックバンド、1984年に最高位23位を記録した"No More Words"が初めてのTop40ヒット。この曲が2曲目のヒットで、4位まで上がってきました。
5位は6位からアップ、Lionel Richieの"Dancing On The Ceiling"。Lionel Richieですが、1984年にCommodoresを脱退します。ソロ活動については、脱退前から開始し、1981年に、Diana Rossとのデュエット"Endless Love"が、9週間の1位の歴史的な大ヒットを記録、その後も大ヒットを重ね、この曲を含め、計11曲のソロシングル全部がTop10ヒット。そのうち、この曲を含め9曲がTop5ヒットで5曲がNo.1ヒットとなりました。

この週1位はSteve Winwoodの"Higher Love"。1位はこの1週のみ。年間チャートは20位。Steve Winwoodですが、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位、年間68位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のNo.1、大ヒットとなりました。

Steve Winwoodですが、デビューは1960年代初めにまで遡ります。1948年生まれですので、まだ10代の時ですが、まずは、The Spencer Davis Groupのボーカリストとして活躍、1964年には、"Keep On Running"という曲が、イギリスで1位、アメリカでも、70位台にまで上がります。66年には、Steve Winwoodが曲づくりに参加した"Gimme Some Lovin'"が、全米7位まで上昇、初のTop10ヒットとなり、翌年には同じく彼が曲づくりに参加した"I'm a Man"が10位となります。"Gimme Some Lovin'"については、The Blues Brothersが、"I'm a Man"については、Chicagoがカバーしていますね。

67年にThe Spencer Davis Groupを脱退、デイヴ・メイスンやジム・キャパルディとともに、トラフィックを結成します。トラフィックでは、特にイギリスを中心に大ヒット、アメリカでも、シングルヒットこそありませんでしたが、アルバムは大ヒットとなりました。さらに、そのトラフィックの活動をいったん中断し、エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、リック・グレッチ、そして、スティーヴ・ウィンウッドの4人で結成されたのが、スーパーグループ「ブラインド・フェイス」。アルバムは1枚だけ発表したのが『スーパー・ジャイアンツ』、全世界で大ヒット、イギリス、アメリカの両方でアルバムチャート1位を記録します。

トラフィックの活動も74年には停止し、その後は、様々なプロジェクトに参加しながら、ソロ活動を開始します。
1980年に発表したソロ第二弾『Arc of a Diver』からのシングル"While You See a Chance"は全米7位を記録するヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

1986年に、ソロで4枚目のアルバム『Back in the High Life』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Higher Love"です。
この"Higher Love"ですが、突然の大ヒットでした。まさか1位になるとは。もちろん曲としては、テンポも良く、ポップで聞きやすい曲でした。
なんと、バックボーカルにはChaka Khan、PVにも登場しています。さらには、ギターにはNile Rodgersも参加しています。

"Higher Love"の曲の作者は、Steve WinwoodとWill Jenningsの共作。Will Jenningsは、アメリカのソングライターで、調べてみたら、77年の全米No.1ヒット、Barry Manilowの"Looks Like We Made It"の作者でした。この方、素晴らしい曲を作る人で、他にも、いずれもNo.1ソングのJoe Cocker と Jennifer Warnes の"Up Where We Belong"や、90年代の曲ですが、Eric Claptonの"Tears in Heaven"や、Celine Dionの"My Heart Will Go On" を作った方です。


こちらが1967年に最高位7位を記録したSpencer Davis Groupの'Gimme Some Lovin' 。曲の作者にはSteve Winwoodが名前を連ねています。あれ、この曲、聞いたことがあるぞ、と思ったら、The Blues Brothersがカバーして、1980年に最高位18位を記録した曲です。動画は、Spencer Davis Groupのオリジナルバージョンです。


せっかくですから、こちらはBlues Brothersの"Gimme some lovin'"。最高位は1980年の7月26日と8月2日の第18位。Blues Brothersですが、ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドを中心としたR&Bグループ。
この曲、結構好きだったんですよね。でもブログで紹介してなかったんじゃあないでしょうか。今回驚いたのは、曲を作ったのはSteve Winwoodだったのですよね。なので、せっかくですから、Blues Brothersバージョンも紹介します。


今週 先週 song / artist
1 2 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
2 3 VENUS / BANANARAMA
3 1 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
4 7 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
5 6 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
6 12 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
7 11 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
8 9 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
9 15 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
10 4 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
11 8 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
12 5 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
13 16 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
14 14 BABY LOVE / REGINA
15 20 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
16 18 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
17 10 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
18 23 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
19 22 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
20 21 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
21 13 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
22 24 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
23 28 DREAMTIME / DARYL HALL
24 27 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
25 31 TWO OF HEARTS / STACEY Q
26 36 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
27 38 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
28 39 PRESS / PAUL MCCARTNEY
29 19 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
30 17 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
31 37 OH PEOPLE / PATTI LABELLE
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 40 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY
34 45 MISSIONARY MAN / EURTHMICS & ARETHA FRANKLIN
35 41 VELCRO FLY / ZZ TOP
36 44 LOVE WALKS IN / VAN HALEN
37 43 ALL CRIED OUT / LISA LISA & CULT JAM
38 26 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
39 55 TWIST AND SHOUT / BEATLES
40 48 MONEY$ TOO TIGHT / SIMPLY RED
コメント (35)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディバイス Device - Hanging On a Heart Attack(1986年の洋楽 Part33)

2022-08-25 22:06:00 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart33はDeviceの”Hanging On a Heart Attack”。最高位は8月16日付と23日付けの第35位。年間チャートは圏外でした。

今週の木曜日の記事は、大部分の方の予想を外したでしょうか、Deviceの”Hanging On a Heart Attack”。久々の皆さんこの曲知らないでしょう、の回です。
Deviceについては、最近、Rod Stewartの"Love Touch”の記事を書いている時ですが、作者のHolly KnightのWikipediaの記事を見ていたら、「She was a member of the 1980s pop rock groups Spider and Device」、「あれ?Deviceって、今チャートに入っているDevice?」、て調べてみたら、そのとおり、希代のソングライターHolly Knightが、Spider解散後、結成したバンドが「Device」だったのです。

その「Device」ですが、Spider解散後の1985年に結成されたポップロックバンドで、メンバーは、もちろんHolly Knight、彼女は、曲づくりはもちろん、キーボード、ベース、ドラムスまで担当しているようです、それに、ボーカルのPaul Engemann、ギターのGene Blackが加わった3人組。たった1枚のアルバム『22B3』を発表したのみで、1987年には解散してしまいます。

そのアルバム『22B3』からのファーストシングルカットがこの曲”Hanging On a Heart Attack”で、曲の作者は、もちろんHolly Knightに、いつもコンビを組んでいるMike Chapmanの共作。プロデューサーはもちろんMike Chapmanです。
PVを見ると、ビジュアル系メタルバンドのような感じですが、やっぱりどうして、Holly Knight とMike Chapmanの共作ですから、メロディアスなソフトロック。この系統の曲は私の大の好みではあります。たった4週間しかTop40に入らず、NHKリクエストコーナーでも流れなかったのでしょうか、当時は、カセットにも入っていないで、ノーマークでした。ギターもカッコ良く、最近改めて聞いています。

メンバーの紹介をしますと、Holly Knightは、私のブログで何回も紹介していますが、ギター担当のGene Blackですが、実はHeartの"Never"を、Holly Knightとともに共作したのが彼でした。Rod Stewartの"Love Touch"でも、ギターを弾いています。ボーカルのPaul Engemannですが、もともとはソロで活動していたようで、Device解散後は、"Obsession"のヒットで有名なAnimotionに加入("Obsession"の作者もHolly Knightでした)、バンドの89年のヒット"Room to Move"のボーカルはPaul Engemannが務めています。


アルバム『22B3』からは、”Hanging On a Heart Attack”を含め4曲がシングルカットされましたが、いずれもTop40ヒットにまでは至りませんでした。
ただ、このアルバム以外にもう1曲有名な曲があります。それは、映画の「Mad Max Beyond Thunderdome」のサントラから、もちろんTina Turnerの"We Don't Need Another Hero (Thunderdome)"が、大ヒットしていますが、もう1曲のTina Turnerのヒット、私のブログでは紹介していませんが、最高位15位を記録した"One of the Living"については、よく見ると、Tina Turner featuring Device and Tim Cappelloとなっています。曲の作者はもちろんHolly Knight。Deviceからは、ギターのGene Black参加していますが、ボーカルのPaul Engemannは参加していないようです。ちなみに、Tim Cappelloは、サックス奏者です。
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1986年8月23日付 マドンナ Madonna - Papa Don't Preach

2022-08-21 20:12:10 | 1986年ビルボードTop40
1986年8月23日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はMadonnaの"Papa Don't Preach"。Madonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからたった3年ですが、この曲で10曲目のTop40ヒットで、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒット、Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"に続き、4曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、Steve Winwoodの"Higher Love"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、グループではアメリカでのシングルヒットはありませんが、81年に、"While You See A Chance"が最高位7位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のTop3ヒットとなりました。
3位は6位からアップ、Bananaramaの"Venus"。Bananaramaですが、イギリス出身のガールグループ。Top40には、84年に"Cruel Summer"が最高位9位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、初めてTop3まで上がってきました。
4位は2週間続けた3位からダウン、Belinda Carlisleの"Mad About You"。Belinda Carlisleですが、もちろんThe Go-Go'sのリードボーカルです。The Go-Go'sが1985年に解散して、ソロでの初めてのヒットがこの曲で、最高位3位の大ヒットになりました。
5位は2位からダウン、2週間の1位を記録した大ヒット、Peter Ceteraの"Glory of Love"。映画『The Karate Kid Part II』の挿入曲です。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、この曲がソロ初めてのヒットでもちろん初めてのNo.1です。Chicagoでは、この時点で、2曲のNo.1ヒットを含め9曲のTop5ヒットを持っています。

この週2週目の1位はMadonnaの"Papa Don't Preach"。最終的にもこの2週間の1位で、年間チャートは29位。年間35位の前ヒット"Live To Tell"を上回る順位を記録しました。

Madonnaですが、もちろん皆様ご存知のスーパースター。初めてのレコードのリリースは、シングル"Everybody"が1982年、アルバムは、翌年1983年の7月にデビューアルバム『Madonna』をリリース。シングルの初のヒットは、1983年の12月に"Holiday"をリリースして、最高位は16位でした。それからこの時まで、まだ3年弱しか経っていないのですが、この時点で既にこの曲で4曲目のNo.1ヒット、10曲のTop40ヒットを持っています。

そのMadonnaですが、3枚目のアルバム『True Blue』を1986年6月にリリース。まずはファーストシングルの"Live to Tell"が1週間の1位を記録、前述のように年間チャートも35位を記録します。そして"Papa Don't Preach"が2曲目のシングルで、2曲連続の1位を記録しました。 アルバムのプロデューサーは、Madonna自身に、アメリカのミュージシャンでプロデューサーのStephen Bray、ソングライターのPatrick Leonardの3人が担当しています。『True Blue』ですが、それまでのアルバムが、ダンスミュージック主体の音楽であったのに比べ、ストリングスが参加するなど、大人の雰囲気たっぷりのアルバムでした。

この曲"Papa Don't Preach"ですが、題名の「Papa Don't Preach」にまずは驚きました。早速「Preach」を辞書で引くと「説教」。「お父さんお説教しないでね」ですか。で、軽薄な曲かなぁ、と思いきや、イントロからストリングスが流れます、この異色のイントロから驚きの連続でした。うーん、凄い曲を作るものです。はっきり言って、この曲で、本当の意味でのマドンナファンになったかもしれません。
曲の作者はMadonnaに、ソングライターのBrian Elliot。曲は、"未婚、未成年での出産"という、当時のアメリカ社会の問題を取り上げたものでした。そんなことを知ってから聞くと、また、ぞくぞくするような曲でありました。

この『True Blue』ですがですが、5週間の1位、アルバム年間チャートでも、1986年が37位で、1987年が11位。2年連続の年間チャート入りの大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムからのファーストシングル"Live to Tell"についても、大人の雰囲気たっぷりの良い曲でした。私のブログでは紹介しませんでしたが、この曲"Papa Don't Preach"の方が、インパクトありすぎました。"Live to Tell"については、また機会があったら紹介します。
マドンナですが、"Like a Virgin"の時には、いつまでこの人気、続くのかなぁ、と、思っていましたが、この『True Blue』で、まさに真のスーパースターになったのではないでしょうか。


今週 先週 song / artist
1 1 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
2 4 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
3 6 VENUS / BANANARAMA
4 3 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
5 2 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
6 7 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
7 9 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
8 5 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
9 8 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
10 10 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
11 12 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
12 15 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
13 14 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
14 18 BABY LOVE / REGINA
15 24 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
16 20 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
17 11 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
18 23 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
19 13 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
20 30 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
21 25 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
22 27 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
23 31 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
24 33 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
25 19 ALL THE LOVE IN THE WORLD / OUTFIELD
26 16 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
27 34 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
28 39 DREAMTIME / DARYL HALL
29 28 RUMBLESEAT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
30 17 SUZANNE / JOURNEY
31 40 TWO OF HEARTS / STACEY Q
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 21 INVISIBLE TOUCH / GENESIS
34 22 ONE STEP CLOSER TO YOU / GAVIN CHISTOPHER
35 35 HANGING ON A HEART ATTACK / DEVICE
36 46 WHEN I THINK OF YOU / JANET JACKSON
37 42 OH PEOPLE / PATTI LABELLE
38 54 THROWING IT ALL AWAY / GENESIS
39 47 PRESS / PAUL MCCARTNEY
40 44 HEAVEN IN YOUR EYES / LOVERBOY
コメント (31)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイメックス・ソーシャル・クラブ Timex Social Club - Rumours(1986年の洋楽 Part32)

2022-08-18 20:49:55 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart32はTimex Social Clubの"Rumours"。最高位はこの8月16日付の1週のみの第8位、年間チャートは77位。Timex Social Clubは、この曲がデビュー曲でしたが、大ヒットになりました。

Timex Social Clubですが、アメリカカリフォルニア州出身のR&Bグループ。
リードボーカルのMarcus Thompsonを中心に、1985年に結成されたバンドですが、1枚のアルバムと、Top40ヒットはこの曲1曲のみで終わってしまいました。詳細はよく分からないバンドです。

この曲”Rumors”ですが、曲の作者は、メンバーのMichael Marshall、Marcus Thompson、Alex Hillの3人の共作。プロデュースはR&B分野のプロデューサーとして活躍しているDenzil FosterとJay Kingです。ファーストアルバム『Vicious Rumors』からのファーストシングルで、シングルは、あともう2曲がシングルカットされましたが、R&Bチャートでヒットしたものの、Top40ヒットには至らなかったです。

”Rumors”と言っても、フリートウッド・マックとは、もちろん全く関係ないです。
曲は、まさに「70年代ファンク」、という曲です。私としては、懐かしい思いで聞きました。

バンドの活動は2年ほどで終了してしまいますが、このアルバムのプロデュースを担当したDenzil FosterとJay Kingらが中心になって結成したのが「Club Nouveau」。Timex Social Club解散後の1987年に、ビル・ウイザースの"Lean on Me"をカバーして、全米No.1を記録する大ヒットになりました。Club Nouveauは、今でも活動を続けているようですが、レギュラーチャートでのTop40ヒットは2曲のみ、大ヒットは"Lean on Me"だけで、Timex Social Clubと同様、一発屋になってしまいました。
コメント (38)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1986年8月16日付 ベリンダ・カーライル Belinda Carlisle - Mad About You

2022-08-14 21:23:37 | 1986年ビルボードTop40
1986年8月16日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はMadonnaの"Papa Don't Preach"。Madonnaですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター。83年に"Holiday"が初めてのTop40ヒット、それからたった3年ですが、この曲で10曲目のTop40ヒットで、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3ヒット、Like a Virgin"、"Crazy for You"、"Live to Tell"に続き、4曲目のNo.1となりました。

2位は2週間の1位からダウン、Peter Ceteraの"Glory of Love"。映画『The Karate Kid Part II』の挿入曲です。Peter Ceteraですが、もちろんChicagoのオリジナルメンバーで、メインボーカリスト。この前年の85年にバンドを抜けてソロ活動を開始、この曲がソロ初めてのヒットでもちろん初めてのNo.1です。Chicagoでは、この時点で、2曲のNo.1ヒットを含め9曲のTop5ヒットを持っています。
3位は前週と変わらず2週目の3位、Belinda Carlisleの"Mad About You"。Belinda Carlisleですが、そうですよね、The Go-Go'sのリードボーカルです。The Go-Go'sが1985年に解散して、ソロでの初めてのヒットがこの曲で、3位まで上がってきました。
4位は8位からアップ、Steve Winwoodの"Higher Love"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、グループではアメリカでのシングルヒットはありませんが、81年に、"While You See A Chancce"が最高位7位の初のソロヒットを記録、この曲で2曲目のTop10ヒットで、初のTop5ヒットとなりました。
5位は前週と変わらず、2週目の5位、Jermaine Stewartの"We Don't Have To Take Our Clothes Off"。Jermaine Stewartですが、デビューシングルが1984年に41位まで上がりましたが、この曲が2曲目のシングルヒットで始めてのTop40ヒット、5位まで上がってきました。

この週3位はBelinda Carlisleの"Mad About You"。最高位はこの2週間続けた第3位。年間チャートは36位。The Go-Go'sが1985年に解散して、初のソロヒットが大ヒットになりました。

Belinda Carlisleですが、1978年に結成されたThe Go-Go'sのオリジナルメンバーでメインボーカリスト。
The Go-Go'sでは、3枚のアルバムで、シングルは、最高位2位を記録した"We Got the Beat"を含め、5曲のTop40ヒットで、そのうち2曲がTop10ヒットとなっています。

そのThe Go-Go's、85年には活動を停止し、解散してしまい、各メンバーはソロ活動を開始、そのメンバーのソロ活動では、最も成功したのがBelinda Carlisleです。
86年にファーストアルバム『Belinda』を発表、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Mad About You"です。

"Mad About You"ですが、Paula Jean Brownに、James Whelan、Mitchel Young Evansの、3人の共作。そのうち、Paula Jean Brownですが、The Go-Go'sの解散直前に、一足早くバンドを脱退したJane Wiedlinの代わりにバンドに加入したベーシストです。

この曲、"Mad About You"、このPVに出てくる男性ですが、Morgan Masonで、俳優兼プロデューサーですが、彼女Belinda Carlisleの夫、この時、まさに結婚したばかりの方です。
また、この曲のギターソロはAndy Taylor、もちろんDuran Duranのギタリストで、このPVにも登場しています。私としては、ギターソロはもうちょっと長くても良かったのでは、とは思いました。

アルバム『Belinda』もヒットして、アルバムチャートでは最高13位。このアルバムには、Paula Jean Brownの他にも、The Go-Go'sのメンバーCharlotte Caffeyが曲を提供、さらには、バングルスのSusanna Hoffsや、リンジー・バッキンガムなども曲を提供しています。
また、バックには、Andy Taylorの他にも、David Lindley、こちらもThe Go-Go'sのメンバーのJane Wiedlinなどが参加しています。ヒットするべくしてヒットしたアルバムでしょうか。


今週 先週 song / artist
1 2 PAPA DON'T PREACH / MADONNA
2 1 GLORY OF LOVE(THEME FROM "THE KARATE KID PART Ⅱ) / PETER CETERA
3 3 MAD ABOUT YOU / BELINDA CARLISLE
4 8 HIGHER LOVE / STEVE WINWOOD
5 5 WE DON'T HAVE TO TAKE OUR CLOTHERS OFF / JERMAINE STEWART
6 9 VENUS / BANANARAMA
7 13 DANCING ON THE CEILING / LIONEL RICHIE
8 10 RUMORS / TIMEX SOCIAL CLUB
9 18 TAKE MY BREATH AWAY(LOVE THEME FROM "TOP GUN") / BERLIN
10 12 THE EDGE OF HEAVEN / WHAM!
11 6 LOVE TOUCH(THEME FROM "LEGAL EAGLES") / ROD STEWART
12 15 SWEET FREEDOM(THEME FROM "RUNNING SCARED") / MICHAEL MCDONALD
13 4 SLEDGEHAMMER / PETER GABRIEL
14 16 YOU SHOULD BE MINE / JEFFREY OSBORNE
15 23 FRIENDS AND LOVERS / CARL ANDERSON & GLORIA LORING
16 7 DANGER ZONE / KENNY LOGGINS
17 20 SUZANNE / JOURNEY
18 26 BABY LOVE / REGINA
19 22 ALL THE LOVE IN THE WORLD / OUTFIELD
20 27 WORDS GET IN THE WAY / MIAMI SOUND MACHINE
21 11 INVISIBLE TOUCH / GENESIS
22 24 ONE STEP CLOSER TO YOU / GAVIN CHISTOPHER
23 28 YANKEE ROSE / DAVID LEE ROTH
24 33 STUCK WITH YOU / HUEY LEWIS & THE NEWS
25 29 THAT WAS THEN, THIS IS NOW / THE MONKEES
26 14 NASTY / JANET JACKSON
27 31 MAN SIZE LOVE(FROM "RUNNING SCARED") / KLYMAXX
28 30 RUMBLESEAT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
29 19 OPPORTUNITIES(LET'S MAKE LOTS OF MONEY) / PET SHOP BOYS
30 43 WALK THIS WAY / RUN-D.M.C.
31 36 DON'T FORGET ME (WHEN I'M GONE) / GLASS TIGER
32 32 TAKEN IN / MIKE + THE MECHANICS
33 40 LOVE ZONE / BILLY OCEAN
34 37 THE CAPTAIN OF HER HEART / DOUBLE
35 35 HANGING ON A HEART ATTACK / DEVICE
36 21 DIGGING YOUR SCENE / THE BLOW MONKEYS
37 17 MODERN WOMAN(FROM "RUTHLESS PEOPLE") / BILLY JOEL
38 25 TAKE IT EASY / ANDY TAYLOR
39 44 DREAMTIME / DARYL HALL
40 46 TWO OF HEARTS / STACEY Q
コメント (26)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする