ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

アニタ・ベイカー Anita Baker- Giving You The Best That I Got(1988年の洋楽 Part49)

2024-12-20 07:27:12 | 1988年ビルボードTop40
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart49は、Anita Bakerの"Giving You The Best That I Got"。最高位は12月17日付の第3位。年間チャートは第10位。最高位3位ながらロングヒットで年間チャート上位に入る大ヒットでした。

Anita Bakerですが、アメリカオハイオ州出身のR&B歌手。デビューは70年代後半、ソロとしてのファーストアルバムは、1983年の『The Songstress』、R&B界ではヒットアルバムとなり、シングルも何曲か、R&Bチャートに送り込みます。そして、1986年にリリースしたのがセカンドソロアルバム『Rapture』、このアルバムで彼女の人気に火が付き、初のヒットシングル”Sweet Love”が最高位8位。レギュラーチャートでも大ヒットを記録しました。こちらをご覧ください→→→

"Giving You The Best That I Got"ですが、ソロ3枚目のアルバム『Giving You the Best That I Got』からのファーストシングルカット。ソウルフルなボーカルで切々と歌い上げるソウルバラード。ジャズっぽい雰囲気もありますね。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年12月17日付 シカゴ Chicago - Look Away

2024-12-15 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年12月17日付、この年もこの週を含めあと2週間、1位を除いて総入れ替えの変動が激しいTop5でした。そんな中での2週目の1位はChicagoの"Look Away"。Chicagoですが、もちろん皆さんご存知、60年代にデビューしたアメリカを代表するロックバンド。この曲がなんと32曲目のTop40ヒットで、12曲目のTop5ヒット、8曲目のTop3ヒット、"If You Leave Me Now"、"Hard to Say I'm Sorry"に続く3曲目のNo.1となりました。

6位から上がって2位はPoisonの"Every Rose Has Its Thorn"。Poisonですが、アメリカペンシルベニア州出身のグラムメタルバンド。グラムメタルバンドとしては異例の大人気バンドで、初のTop40ヒット"Talk Dirty to Me" が最高位9位、この曲が5曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、これまででは最高の2位まで上がってきました。

3位は5位からアップ、Anita Bakerの"Giving You The Best That I Got"。Anita Bakerですがアメリカオハイオ州出身のR&B歌手。初のTop40シングル"Sweet Love"が最高位8位、この曲で3曲目のTop40ヒットで、初のTop3ヒットとなりました。

4位は8位からアップ、Bobby Brownの"My Prerogative"。Bobby Brownですが、アメリカマサチューセッツ州出身のポップ、R&B歌手。1983年ニュー・エディションの一員としてデビュー、1986年にグループを脱退してソロ歌手に、ソロ2枚目のアルバムでブレイクし、初のシングルヒット"Don't Be Cruel" が最高位8位、この曲が2曲目のヒットで、初のTop5入りです。

5位は7位からアップ、Boy Meets Girlの"Waiting for a Star to Fall"。Boy Meets Girlは、アメリカワシントン州出身の男女二人組のポップスデュオ。ファーストアルバムから、"Oh Girl" が最高位39位。セカンドアルバムからのシングルのこの曲が2曲目のTop40ヒットとなり、5位まで上がってきました。

今週取り上げるのはこの曲しかないでしょう、Chicagoの"Look Away"。12月10日と17日の2週間の1位。1976年の"If You Leave Me Now"、1982年の"Hard to Say I'm Sorry"に続く3曲目のNo.1ヒットで、1989年の年間No.1に輝きました。

Chicagoですが、もちろんみなさんご存じ、デビューは1960年代にまでさかのぼり、アメリカシカゴで結成された、ロックにブラス・セクションを取り入れたブラスロックバンド。 全米Top40には、1970年のセカンドアルバムからのシングル"Make Me Smile" が最高位9位の初のヒットシングルで、初のTop10入り、続くシングルが名曲「長い夜」"25 or 6 to 4"、最高位4位の初のTop5ヒットになりました。

その後も、"Saturday in the Park" が最高位3位、"Old Days"が最高位5位など、ヒットを積み重ねますが、バンドに大きな転機が訪れたのが1976年の彼ら10枚目のアルバム『Chicago X カリブの旋風』。

このアルバムからのセカンドシングル"If You Leave Me Now"「愛ある別れ」が初のNo.1を記録しますが、この曲がPeter Ceteraのボーカルによるロックバラード。この曲以降、特にAORロックバラード路線でさらなる大ヒットを連発、2曲目のNo.1ヒット"Hard to Say I'm Sorry"も、そのPeter Ceteraによるロックバラードです。

そのPeter Ceteraが『Chicago 17』を最後にバンドを脱退、Chicagoどうなる、と心配しましたが、新しく加入したJason Scheffと、Bill Champlinの2枚ボーカルで作成された『Chicago 18』からは、"Will You Still Love Me?"が最高位3位を記録するヒットとなりメンバーチェンジもうまく乗り越えました。

1988年にリリースされた続くアルバム『Chicago 19』、このアルバムからは、まずは、ロック色の強い"I Don't Wanna Live Without Your Love"が最高位3位のヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

続くセカンドシングルがこの曲"Look Away"。曲の作者は"I Don't Wanna Live Without Your Love" の共作者のDiane Warren。プロデューサーはRon Nevison。Ron Nevisonですが、 HeartのNo.1ヒット"These Dreams"と"Alone." のプロデューサーです。

この"Look Away"ですが、ブラス・セクションは全く入ってませんし、Peter Ceteraの高音のボーカルによるAORロックバラード路線とも全く違う、第三のシカゴを象徴する曲でした。古くからのシカゴファンや、80年代前半のシカゴファンには違和感があるかもしれませんが、外部ソングライターの起用プラス、Bill Champlinの力強いボーカルによる新しいシカゴの名曲でした。

今週    先週    song    /    artist
1 1 LOOK AWAY / CHICAGO
2 6 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
3 5 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
4 8 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
5 7 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
6 2 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
7 4 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
8 3 HOW CAN I FALL? / BREATHE
9 9 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
10 10 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
11 11 THE PROMISE / WHEN IN ROME
12 17 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
13 14 IN YOUR ROOM / BANGLES
14 13 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN
15 21 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
16 18 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS)
17 22 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
18 24 SILHOUETTE / KENNY G
19 20 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER
20 25 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
21 28 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
22 12 DESIRE / U2
23 29 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
24 31 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
25 34 ALL THIS TIME / TIFFANY
26 15 BAD MEDICINE / BON JOVI
27 26 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE
28 19 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
29 23 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS
30 38 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
31 41 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
32 37 WILD WORLD / MAXI PRIEST
33 32 YEAH, YEAH, YEAH / JUDSON SPENCE
34 44 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
35 40 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
36 39 THANKS FOR MY CHILD / CHERYL "PEPSII" RILEY
37 16 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
38 50 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
39 42 GHOST TOWN / CHEAP TRICK
40 46 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX


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ビルボード Billboard All American Top40 1988年12月10日付 ブリーズ Breathe - How Can I Fall?

2024-12-08 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年12月10日付、2位から上がって1位はChicagoの"Look Away"。Chicagoですが、もちろん皆さんご存知、60年代にデビューしたアメリカを代表するロックバンド。この曲がなんと32曲目のTop40ヒットで、12曲目のTop5ヒット、8曲目のTop3ヒット、"If You Leave Me Now"、"Hard to Say I'm Sorry"に続く3曲目のNo.1となりました。

2位は1週間の1位からダウン、Will to Powerの"Baby, I Love Your Way/Freebird Medley"。Will to Powerですが、アメリカフロリダで結成されたダンス・ポップグループ。ロックのヒット曲、Peter Framptonの"Baby, I Love Your Way"と、Lynyrd Skynyrdの"Free Bird"をアレンジして、メドレーにしての驚きの大ヒット、デビューアルバムからの初のTop40ヒットがNo.1獲得です。

3位は前週と変わらず2週目の3位、Breatheの"How Can I fall"。Breatheですが、イギリスロンドンで結成されたポップグループ。デビューアルバム『All That Jazz』からの初のヒット"Hands to Heaven" が最高位2位を記録する大ヒット、続くシングルのこの曲も3位まで上がってきました。

4位も前週と変わらず2週目の4位、Duran Duranの"I Don't Want Your Love"。Duran Duranですが、アメリカでの初めてのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなり最高位3位を記録、その後は大ヒットを連発し、"The Reflex"と"A View to a Kill"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で通算12曲目のTop40ヒットで、うち9曲がTop10ヒット、この曲で8曲目のTop5ヒットです。

5位は6位からアップ、Anita Bakerの"Giving You The Best That I Got"。Anita Bakerですがアメリカオハイオ州出身のR&B歌手。初のTop40シングル"Sweet Love"が最高位8位、この曲で3曲目のTop40ヒットで、初のTop5ヒットとなりました。

この週3位はBreatheの"How Can I fall?"。最高位はこの2週間の3位、年間チャートは1989年の27位。アメリカでのデビューシングル"Hands To Heaven"が最高位2位、年間チャートは9位の特大のヒット、この曲で2曲連続の大ヒットになりました。

Breatheですが、1984年、イギリスロンドンで結成されたポップグループ。1987年にデビューアルバム『All That Jazz』をリリース、デビューアルバムから、まずはイギリスでシングルを発売、4曲のシングルを出しますが、いまいちのヒットに終わります。

87年の10月になって、デビューアルバムから、イギリスでは5枚目、アメリカではデビューシングルとなる"Hands To Heaven"が突然の大ヒット、前述のように最高2位、年間9位の特大のヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

続くシングルがこの曲"How Can I Fall?" 、曲の作者は、いずれもバンドのメンバーで、ボーカルのDavid Glasperとギターでキーボードの Marcus Lillingtonの共作。 この作者は、大ヒットシングルの前作"Hands To Heaven"と同じです。

"How Can I Fall?"ですが、前作もそうでしたが、David Glasperのボーカルとコーラスで、すばらしい極上のポップスバラードになりました。

今週    先週    song    /    artist
1 2 LOOK AWAY / CHICAGO
2 1 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
3 3 HOW CAN I FALL? / BREATHE
4 4 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
5 6 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
6 10 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
7 7 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
8 13 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
9 11 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
10 12 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
11 14 THE PROMISE / WHEN IN ROME
12 5 DESIRE / U2
13 17 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN
14 20 IN YOUR ROOM / BANGLES
15 8 BAD MEDICINE / BON JOVI
16 9 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
17 24 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
18 22 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS)
19 15 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
20 23 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER
21 26 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
22 27 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
23 16 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS
24 28 SILHOUETTE / KENNY G
25 32 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
26 29 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE
27 18 DOMINO DANCING / PET SHOP BOYS
28 37 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
29 34 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
30 19 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
31 36 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
32 33 YEAH, YEAH, YEAH / JUDSON SPENCE
33 21 DON'T KNOW WHAT YOU GOT(TILL IT'S GONE) / CINDERELLA
34 40 ALL THIS TIME / TIFFANY
35 25 TILL I LOVED YOU / BARBRA STREISAND & DON JOHNSON
36 30 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
37 42 WILD WORLD / MAXI PRIEST
38 41 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
39 43 THANKS FOR MY CHILD / CHERYL "PEPSII" RILEY
40 48 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年12月3日付 Will to Power - Baby, I Love Your Way/Freebird"

2024-12-01 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年12月3日付、2位から上がって1位はWill to Powerの"Baby, I Love Your Way/Freebird Medley"。Will to Powerですが、アメリカフロリダで結成されたダンス・ポップグループ。ロックのヒット曲、Peter Framptonの"Baby, I Love Your Way"と、Lynyrd Skynyrdの"Free Bird"をアレンジして、メドレーにしての驚きの大ヒット、デビューアルバムからの初のTop40ヒットがNo.1獲得です。

2位は6位からアップ、Chicagoの"Look Away"。Chicagoですが、もちろん皆さんご存知、60年代にデビューしたアメリカを代表するロックバンド。この曲がなんと32曲目のTop40ヒットで、"If You Leave Me Now"、"Hard to Say I'm Sorry"の2曲のNo.1ヒットを含め、12曲目のTop5ヒット、8曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は4位からアップ、Breatheの"How Can I fall"。Breatheですが、イギリスロンドンで結成されたポップグループ。デビューアルバム『All That Jazz』からの初のヒット"Hands to Heaven" が最高位2位を記録する大ヒット、続くシングルのこの曲も3位まで上がってきました。

4位は7位からアップ、Duran Duranの"I Don't Want Your Love"。Duran Duranですが、アメリカでの初めてのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなり最高位3位を記録、その後は大ヒットを連発し、"The Reflex"と"A View to a Kill"の2曲のNo.1ヒットを含め、この曲で通算12曲目のTop40ヒットでうち9曲がTop10ヒット、この曲で8曲目のTop5ヒットです。

5位は3位からダウン、U2の"Desire"。U2ですが、アイルランド出身。デビューは1980年、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、次のシングル"I Still Haven't Found What I'm Looking For"も2曲連続のNo.1ヒット、この曲が5曲目のTop40ヒットで、2曲のNo1ヒットを含め、3曲目のTop3ヒットとなりました。

この週初のNo.1がWill to Powerの"Baby, I Love Your Way/Freebird Medley"。1位はこの1週間、この曲から1989年の年間チャートに入り、年間9位。1週間の1位ながら、Hot100には25週間のチャートイン、ロングヒットで年間チャート上位に入る大ヒットになりました。

Will to Powerですが、Top40には初登場。アメリカ・マイアミで結成されたダンス・ポップグループ。プロデューサーのBob Rosenbergが集めたボーカルユニットです。

1988年、デビューアルバム『Will to Power』をリリース、このアルバムは、ほとんどの曲がプロデューサーのBob Rosenbergが作ったダンス・ポップソングで、ファースト、セカンドシングルの両方ともダンスチャートでヒット、レギュラーチャートではTop40にはもう一歩のヒットでした。

そして3枚目のシングルがこの曲"Baby, I Love Your Way/Freebird Medley" で、この曲のみ、アルバムでは異色の曲。70年代のロックの名曲Peter Framptonの"Baby, I Love Your Way"と、Lynyrd Skynyrdの"Free Bird"をアレンジしてメドレーにした曲で、突然の大ヒットとなりました。

このメドレー、大半を歌っているのはSuzi Carr という女性ボーカリストですが、このメドレーにぴったりでした。元々はライブで演奏されるロックの名曲ですが、Suzi Carr さん、さらっと、ポップスバラードとして歌っています。そこが受けたのでしょう。

Peter Framptonの"Baby, I Love Your Way"ですが、2枚組みアルバムにもかかわらず1,000万枚以上のセールスを記録したモンスターライブアルバム"Frampton Comes Alive"からの2曲目のTop40ヒットで、1976年に最高位12位を記録した曲です。こちらをご覧ください→→→

Lynyrd Skynyrdの"Free Bird"ですが、私のブログのどこかで紹介したと思うのですが、記事を見つけられませんでした。Top40には2回登場、1975年にスタジオバージョンが最高位19位。1977年にはライブバージョンが最高38位を記録しています。この曲はやっぱりライブでしょう。11分以上ですが、短く感じるくらい素晴らしくカッコいいです。

今週    先週    song    /    artist
1 2 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
2 6 LOOK AWAY / CHICAGO
3 4 HOW CAN I FALL? / BREATHE
4 7 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
5 3 DESIRE / U2
6 9 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
7 12 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
8 1 BAD MEDICINE / BON JOVI
9 5 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
10 16 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
11 14 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
12 15 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
13 18 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
14 17 THE PROMISE / WHEN IN ROME
15 8 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
16 11 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS
17 22 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN
18 21 DOMINO DANCING / PET SHOP BOYS
19 10 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
20 26 IN YOUR ROOM / BANGLES
21 13 DON'T KNOW WHAT YOU GOT(TILL IT'S GONE) / CINDERELLA
22 24 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS)
23 29 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER
24 35 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
25 28 TILL I LOVED YOU / BARBRA STREISAND & DON JOHNSON
26 33 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
27 31 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
28 34 SILHOUETTE / KENNY G
29 30 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE
30 23 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
31 25 SMALL WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
32 38 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
33 36 YEAH, YEAH, YEAH / JUDSON SPENCE
34 42 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
35 19 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
36 37 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
37 46 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
38 39 SYMPTOMS OF TRUE LOVE / TRACIE SPENCER
39 20 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
40 52 ALL THIS TIME / TIFFANY
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年11月26日付 ボン・ジョヴィ Bon Jovi - Bad Medicine

2024-11-24 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年11月26日付、2週目の1位はBon Joviの"Bad Medicine"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、ハードロックでは異例の2曲連続のNo.1を記録、この曲で5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒットで、その3曲ともNo.1となりました。

2位は6位からアップ、Will to Powerの"Baby, I Love Your Way/Freebird Medley"。Will to Powerですが、アメリカフロリダで結成されたダンス・ポップグループ。ロックヒット曲、Peter Framptonの"Baby, I Love Your Way"と、Lynyrd Skynyrdの"Free Bird"をアレンジして、メドレーにしての驚きの大ヒット、デビューアルバムからの初のTop40ヒットが2位まで上がってきました。

3位は4位からアップ、U2の"Desire"。U2ですが、アイルランド出身。デビューは1980年、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、次のシングル"I Still Haven't Found What I'm Looking For"も2曲連続のNo.1ヒット、この曲が5曲目のTop40ヒットで、2曲のNo1ヒットを含め、3曲目のTop3ヒットとなりました。

4位は8位からアップ、Breatheの"How Can I fall"。Breatheですが、イギリスロンドンで結成されたポップグループ。デビューアルバム『All That Jazz』からの初のヒット"Hands to Heaven" が最高位2位を記録する大ヒット、続くシングルのこの曲も4位まで上がってきました。

5位は7位からアップ、George Michaelの”Kissing a Fool"。George Michaelですがもちろんみなさんご存じ、元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算15曲目のTop40ヒットで、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など8曲のNo.1を含め、この曲で13曲目のTop5ヒットとなりました。

この週2週目の1位はBon Joviの"Bad Medicine"。年間チャートは1988年の41位。88年か、89年か、どういう区分かわかりませんが、微妙に年度の途中で、年間チャートは低めでしたが、それでもグループ3曲目のNo.1、大ヒットになりました。

Bon Joviですが、もちろん皆さんご存知、1983年アメリカニュージャージー州で結成、日本でも大人気のアメリカン・ハードロックバンドです。リードボーカルのJon Bon Jovi、ギタリストにはRichie Samboraの二人のスーパースターが中心となるバンドです。

1984年にファーストアルバム『Bon Jovi』をリリース。ファーストシングルの"Runaway"が、最高位39位の初のTop40ヒット、続くアルバム『7800° Fahrenheit』からは、シングルTop40ヒットこそでませんでしたが、アルバムチャートで最高位30位台のヒットとなるなど、ハードロック界で、人気を確立していきます。

そしてサードアルバム『Slippery When Wet』で大ブレイク、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"と、2曲連続となるNo.1を記録、さらに3曲目のシングル"Wanted Dead or Alive"も最高位7位と、3曲がTop10入り、ハードロックバンドとしては、異例の連続のシングル大ヒットとなりました。"Wanted Dead or Alive"はこちらをご覧ください→→→

1988年、4枚目のアルバム『New Jersey』をリリース、このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Bad Medicine"で、この曲も大ヒット、通算3曲目の1位を記録しました。.

曲の作者は、Jon Bon Jovi、Richie Sambora、それにソングライターのDesmond Childの3人の共作。この3人のコンビは、2曲のNo.1ソング"You Give Love A Bad Name" と"Livin' on A Prayer"と、同じ組み合わせ、相性が良いのでしょう、ハードな中でも、メロディアスで聞きやすい、これぞ「ボン・ジョビ」といえる、ハードロックです。 

ここのところ、ハードロックでは、ヘビメタバンドのパワーバラードのヒット曲が続いていましたが、ボン・ジョヴィはやっぱり元気なハードロックが持ち味、ハードでも、メロディアスなことろがあり、うるさくないところが大ヒットに結びついているのでしょう。

アルバム『New Jersey』ももちろん大ヒット、発売2週目で早くもアルバムチャートで1位を記録、その後4週間連続のNo.1、1989年の年間チャートでは第4位、1987年の年間アルバム1位となった『Slippery When Wet』に続く大ヒットアルバムになりました。

今週    先週    song    /    artist
1 1 BAD MEDICINE / BON JOVI
2 6 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER
3 4 DESIRE / U2
4 8 HOW CAN I FALL? / BREATHE
5 7 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
6 9 LOOK AWAY / CHICAGO
7 11 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN
8 2 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
9 13 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER
10 3 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
11 5 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS
12 15 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
13 12 DON'T KNOW WHAT YOU GOT(TILL IT'S GONE) / CINDERELLA
14 18 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES
15 17 WALK ON WATER / EDDIE MONEY
16 23 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
17 19 THE PROMISE / WHEN IN ROME
18 22 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
19 14 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
20 10 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
21 24 DOMINO DANCING / PET SHOP BOYS
22 25 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN
23 16 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
24 29 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS)
25 27 SMALL WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
26 31 IN YOUR ROOM / BANGLES
27 26 EDGE OF A BROKEN HEART / VIXEN
28 32 TILL I LOVED YOU / BARBRA STREISAND & DON JOHNSON
29 34 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER
30 35 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE
31 38 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
32 21 NEVER TEAR US APART / INXS
33 42 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
34 39 SILHOUETTE / KENNY G
35 47 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
36 43 YEAH, YEAH, YEAH / JUDSON SPENCE
37 45 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
38 49 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
39 40 SYMPTOMS OF TRUE LOVE / TRACIE SPENCER
40 28 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
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