ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1988年7月2日付 Bruce Hornsby & The Range - The Valley Road

2024-06-30 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年7月2日付、この週も1位の交代がありました、2位から上がって1位はMichael Jacksonの"Dirty Diana"。ソロで通算7枚目となるアルバム『Bad』から、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"から4曲連続の1位を記録、この曲で、ついに5曲連続のNo.1です。Michael Jacksonのソロヒットとしては、通算23曲目のTop40ヒットで、13曲目のTop3ヒット、11曲目のNo.1となりました。

2位は1週のみの1位からダウン、Debbie Gibsonの"Foolish Beat"。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルはすべてTop5位内に入る大ヒット、この曲で4曲連続のTop5ヒットでついに初のNo.1獲得です。

3位は5位からアップ、Cheap Trickの"The Flame"。Cheap Trickですが、アメリカのロックバンド。この曲がヒットチャートを上がってきたのにはホントびっくりでした、70年代に、『チープ・トリックat武道館』 が突然大ヒットし、ライブ盤からのシングル"I Want You to Want Me" が最高位7位、次のスタジオアルバムからのシングルを合わせTop40には4曲のTop40ヒット、9年ぶりにTop40に登場し、この曲で5曲目のTop40ヒットで、初のTop3ヒットです。

4位は前週と変わらず、2週目の4位、The Jetsの"Make It Real"。The Jetsですが、アメリカ出身のファミリーソウルボーカルグループ。初のヒット"Crush on You" がいきなりの3位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒット、うち5曲がTop10ヒット、3曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は6位からアップ、Bruce Hornsby &The Rangeの"The Valley Road"。Bruce Hornsby & the Rangeですが、ファーストアルバム『The Way It Is』から、"The Way It Is"がNo.1を記録、続いて”Mandolin Rain”が最高位4位、この曲で4曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop5ヒットとなりました。

この週5位はそのBruce Hornsby &The Rangeの"The Valley Road"。最高位はこの1週間の第5位。年間チャートは78位、アルバム『The Way It Is』で華々しくレビューしたBruce Hornsby &The Range、セカンドアルバムからもTop5ヒットが生まれました。

Bruce Hornsbyですが、アメリカバージニア州出身のシンガーソングライター、ピアノ奏者。1984年に元Ambrosia メンバーのJoe PuertaなどとBruce Hornsby & The Rangeを結成。ヒューイ・ルイスの後押しでレコード会社と契約、1986年になって、ファーストアルバム『The Way It Is』をリリースし、前述の"The Way It Is"のNo.1ヒットが生まれました。詳しくはこちらをご覧ください→→→

結局、ファーストアルバム『The Way It Is』からは最高位4位の”Mandolin Rain”など計3曲のTop40ヒットが生まれ、アルバム『The Way It Is』は最高位3位ながら年間チャート第4位の大ヒットアルバムとなりました。”Mandolin Rain”はこちらをご覧ください→→→

続くセカンドアルバムが『Scenes from the Southside』。ここからのファーストシングルがこの曲"The Valley Road"です。曲の作者はBruce Hornsbyと弟のJohn Hornsbyの共作。”Mandolin Rain”や、Huey Lewis and the Newsで1987年にNo.1となった"Jacob's Ladder"と同じコンビの作となります。

"The Valley Road"ですが、アップテンポな曲ながらBruce Hornsbyの穏やかなボーカルが心地よい曲、曲はカントリー調の曲ですね。

この曲ですが、1989年にBruce Hornsby with the Nitty Gritty Dirt Bandとして再録音され、Nitty Gritty Dirt Bandのアルバム『Will the Circle Be Unbroken: Volume Two』に収録されました。こちらのバージョンの方はさらにカントリー色が強くなっています。


今週    先週    song    /    artist
1 2 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
2 1 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
3 5 THE FLAME / CHEAP TRICK
4 4 MAKE IT REAL / JETS
5 6 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
6 9 MERCEDES BOY / PEBBLES
7 10 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
8 11 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
9 16 NEW SENSATION / INXS
10 3 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
11 15 NITE AND DAY / AL B. SURE!
12 8 ALPHABET ST. / PRINCE
13 14 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
14 12 KISS ME DEADLY / LITA FORD
15 19 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
16 7 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
17 18 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
18 20 LOST IN YOU / ROD STEWART
19 21 RUSH HOUR / JANE WIEDLIN
20 23 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
21 29 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
22 28 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
23 13 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
24 30 PARADISE / SADE
25 27 TALL COOL ONE / ROBERT PLANT
26 32 PARENTS JUST DON'T UNDERSTAND / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
27 34 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
28 40 1-2-3 / MIAMI SOUND MACHINE
29 17 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
30 38 THE COLOUR OF LOVE / BILLY OCEAN
31 39 JUST GOT PAID / JOHNNY KEMP
32 31 SUPERSONIC / J.J. FAD
33 45 DO YOU LOVE ME / CONTOURS
34 41 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
35 42 I SHOULD BE SO LUCKY / KYLIE MINOGUE
36 47 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
37 25 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
38 44 LOVE CHANGES / CLIMIE FISHER
39 43 TROUBLE / NIA PEEPLES
40 35 HEART OF MINE / BOZ SCAGGS
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ボズ・スキャッグス Boz Scaggs - Heart Of Mine(1988年の洋楽 Part25)

2024-06-27 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart25は、Boz Scaggsの"Heart Of Mine"。最高位は6月16日と23日付の第35位。年間チャートは圏外でした。

この1988年6月ですが、70年代後半から80年代初めに大活躍していた方々が、この時のチャートに入ってる、そんな曲がいくつかありましたが、このボズ・スキャッグスもその一人です。チープ・トリック、ロバート・プラント、リタ・フォード、ホール&オーツなど、70年代から洋楽を聞いている私にとっては大変楽しいチャートでした。

Boz Scaggsですが、皆さんご存じですよね、日本でも大人気の、AORの生みの親といっていいでしょう、音楽活動は60年代から開始していましたが、1976年に発表した名アルバム『Silk Degrees』が最高位2位を記録する大ヒット、のちにTOTOを結成するデヴィッド・ペイチ、デヴィッド・ハンゲイト、ジェフ・ポーカロなどの凄腕スタジオミュージシャンをバックに、"Lowdown" や"Lido Shuffle" のヒット曲は、世界に衝撃を与えました。

その後も、Rita Coolidgeバージョンが大ヒットした"We're All Alone"や、"Look What You've Done to Me"などのAORバラードでも名曲を発表します。"Look What You've Done to Me"についてはこちらをご覧ください→→→

1980年に9枚目のスタジオアルバム『Middle Man』を発表、続くベストアルバム『Hits! 』から、"Miss Sun" が最高位14位を記録するヒット曲となりますが、その後はしばらく、アルバムの発表が途絶えます。

1988年になって久しぶりに発表した10枚目のスタジオアルバムが『Other Roads』そのアルバムからのシングルカット曲がこの曲"Heart of Mine" です。

この曲の作者ですが、Boz Scaggsに、Bobby Caldwell、Dennis Matkosky、Jason Scheffの4人の共作。こちらも懐かしい名前、Bobby Caldwellですが、78年に、1曲だけですが、最高位9位を記録したこちらもAORで世界的にヒットした"What You Won't Do for Love" で有名ですね。また、作者にJason Scheffの名前があるのには驚きました。シカゴに加入したのが85年ですので、この時はシカゴの一員だった時ですね。

"Heart Of Mine"ですが、Boz Scaggs得意のバラード。やっぱりいい曲を作ります。Boz Scaggsのボーカルは、上手いとも言えないかもしれませんが、味のある、引き込まれるボーカルです、そのボーカルを十分活かしたこの曲ですが、残念ながら小ヒットに終わり、この曲が最後のTop40ヒットになってしまいました。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年6月25日付 デビー・ギブソン Debbie Gibson - Foolish Beat

2024-06-23 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年6月25日付、この週も1位の交代がありました、3位から上がって1位はDebbie Gibsonの"Foolish Beat"。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルはすべてTop5位内に入る大ヒット、この曲で4曲連続のTop5ヒットでついに初のNo.1獲得です。

2位は4位からアップ、Michael Jacksonの"Dirty Diana"。ソロで通算7枚目となるアルバム『Bad』から、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"から4曲連続の1位を記録、5曲目のシングルのこの曲もTop5入り、Michael Jacksonのソロヒットとしては、通算22曲目のTop40ヒットで、10曲目のNo.1を含め、13曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は1週のみでしたが前週の1位からダウン、Rick Astleyの"Together Forever"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。デビューシングル"Never Gonna Give You Up"が2週間のNo.1、年間チャートは第4位の特大のヒット、この曲で、デビュー2曲連続のNo.1となりました。

4位は5位からアップ、The Jetsの"Make It Real"。The Jetsですが、アメリカ出身のファミリーソウルボーカルグループ。初のヒット"Crush on You" がいきなりの3位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒット、うち5曲がTop10ヒット、3曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は9位からアップ、Cheap Trickの"The Flame"。Cheap Trickですが、アメリカのロックバンド。この曲がヒットチャートを上がってきたのにはホントびっくりでした、70年代に、『チープ・トリックat武道館』 が突然大ヒットし、ライブ盤からのシングル"I Want You to Want Me" が最高位7位、次のスタジオアルバムからのシングルを合わせTop40には4曲のTop40ヒット、9年ぶりにTop40に登場し、この曲で5曲目のTop40ヒットで、初のTop5ヒットです。

この週1位はDebbie Gibsonの"Foolish Beat"。1位はこの1週のみ。年間チャートは32位。デビューアルバム『Out of the Blue』から、3曲連続のTop5ヒットを記録、4曲目のシングルのこの曲で、初のNo.1を記録しました。

Debbie Gibsonですが、アメリカニューヨーク出身、1970年生まれのシンガー・ソングライター。音楽活動は、1983年の、まだ13歳の時に開始、日本でいう「のど自慢あらし」でしょうか、歌のコンテストで活躍し注目されました。

レコードデビューは1987年、『Out of the Blue』をリリース、この時でもまだ17歳、ファーストシングルの"Only in My Dreams"が、最高位4位を記録しました。

この時期、同じく大活躍していたのが1971年生まれのTiffany、デビューシングルに続き、2曲連続のNo.1を記録していましたので、Tiffany の方が人気は先行していましたが、Debbie GibsonもNo.1を記録、この曲でTiffanyに人気が追いつきました。

ファーストアルバム『Out of the Blue』からは、3曲連続でTop5ヒットになり、この曲が4曲目のシングル、4曲目のシングルが最大のヒットとなりました。これは、アルバムも大ヒットするパターンで、アルバムは最高位は7位だったものの、年間チャートも7位、大ヒットアルバムとなりました。Tiffanyのアルバム『Tiffany』は、アルバムチャートでもNo.1となりましたが、年間チャートは9位、こちらはDebbie GibsonがちょっとだけTiffanyを上回りました。3曲目のヒット曲"Out Of The Blue" はこちらをご覧ください→→→

"Foolish Beat"ですが、作詞作曲はDeborah Gibson 、プロデュースもDeborah Gibson が務めています。アルバムでは、この曲のみ、作詞作曲プロデュースまで全部Deborah Gibson だけで完成させました。

この曲、サックスのイントロで始まりますが、日本の歌謡曲の雰囲気で、日本人好みのバラードです。という私も、こういう曲は大好きです。日本人がカバーして、ドラマの主題歌でも使われたようです。


こちらが野崎沙穂さんという方がカバーした「眠れぬ夜を過ぎて」。日本テレビのドラマの主題歌で使われました。


今週 先週 song / artist
1 3 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
2 4 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
3 1 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
4 5 MAKE IT REAL / JETS
5 9 THE FLAME / CHEAP TRICK
6 8 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
7 2 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
8 10 ALPHABET ST. / PRINCE
9 11 MERCEDES BOY / PEBBLES
10 18 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
11 13 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
12 12 KISS ME DEADLY / LITA FORD
13 7 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
14 14 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
15 17 NITE AND DAY / AL B. SURE!
16 20 NEW SENSATION / INXS
17 6 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
18 21 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
19 25 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
20 26 LOST IN YOU / ROD STEWART
21 27 RUSH HOUR / JANE WIEDLIN
22 15 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
23 28 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
24 16 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
25 19 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
26 24 UNDER THE MILKY WAY / THE CHURCH
27 29 TALL COOL ONE / ROBERT PLANT
28 32 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
29 33 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
30 31 PARADISE / SADE
31 30 SUPERSONIC / J.J. FAD
32 36 PARENTS JUST DON'T UNDERSTAND / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
33 22 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
34 40 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
35 35 HEART OF MINE / BOZ SCAGGS
36 23 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
37 34 BLACK AND BLUE / VAN HALEN
38 42 THE COLOUR OF LOVE / BILLY OCEAN
39 43 JUST GOT PAID / JOHNNY KEMP
40 46 1-2-3 / MIAMI SOUND MACHINE
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ザ・チャーチ The Church - Under The Milky Way (1988年の洋楽 Part24)

2024-06-20 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart24は、The Churchの"Under The Milky Way"。最高位は6月18日付の第24位。年間チャートは圏外でした。

The Churchですが、オーストラリアシドニーで結成されたロックグループ。結成は1980年にさかのぼります。ファーストアルバムのリリースは1981年。当初はニューウエイブロック、全体的にはオルタナティブ・ロックの系統の音楽です。

ファーストアルバムから毎年アルバムを発表、母国オーストラリアでは人気バンドとなりますが、アメリカでは、しばらくの間、ヒットチャートに入るほどの人気には至りませんでした。

1988年になって、彼ら5枚目のアルバム『Starfish』をリリース、初めてアメリカでもアルバムチャート100位以内に入るヒットアルバムとなり、シングルカットされたこの曲"Under The Milky Way"も初のTop40入り、最高位24位を記録するヒットシングルとなります。

"Under The Milky Way"の曲の作者はバンドのリーダーでボーカルのSteve KilbeyとKarin Janssonの共作。このKarin Janssonという人、スウェーデンの女性ロックグループのギタリストのようです。

プロデューサーはWaddy Wachtel、それにGreg LadanyiとThe Churchのメンバー。Greg Ladanyiはアメリカのプロデューサーですが、Waddy Wachtelにはびっくりです。Waddy Wachtelといえば、ウエストコースト系のロックのプロデュースやギターでの参加が多いのですが、こういうニュー・ウエイブ系の曲も手がけるのですねぇ。

Waddy Wachtelつながりでしょうか、この曲のドラムスはRuss Kunkel。バックボーカルにはWaddy Wachtel自身の名前もあります。アルバムの他の曲ですが、David Lindleyが参加している曲もあったりするのですよね。なかなか面白い組み合わせです。

この曲"Under The Milky Way"ですが、初め聞いた時にはデビッド・ボウイかと思いました。低音で抑えたボーカルがボウイっぽいです。イントロは12弦アコースティックギター、ボーカルはもちろん、凝った演奏がカッコいい曲でした。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年6月18日付 ベリンダ・カーライル Belinda Carlisle - Circle In The Sand

2024-06-16 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年6月18日付、1位の交代がありました、2位から上がって1位はRick Astleyの"Together Forever"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。デビューシングル"Never Gonna Give You Up"が2週間のNo.1、年間チャートは第4位の特大のヒット、この曲で、デビュー2曲連続のNo.1となりました。

2位は3週間の1位からダウン、George Michaelの"One More Try"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算12曲目のTop40ヒットで、10曲目のTop3ヒット、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など、この曲で7曲目のNo.1となりました。

3位は6位からアップ、Debbie Gibsonの"Foolish Beat"。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルはすべてTop5位内に入る大ヒット、この曲で4曲連続のTop5ヒットとなりました。

4位は8位からアップ、Michael Jacksonの"Dirty Diana"。ソロで通算7枚目となるアルバム『Bad』から、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"から4曲連続の1位を記録、5曲目のシングルのこの曲もTop5入り、Michael Jacksonのソロヒットとしては、通算22曲目のTop40ヒットで、10曲目のNo.1を含め、16曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は7位からアップ、The Jetsの"Make It Real"。The Jetsですが、アメリカ出身のファミリーソウルボーカルグループ。初のヒット"Crush on You" がいきなりの3位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒット、うち5曲がTop10ヒット、3曲目のTop5ヒットとなりました。

この週7位はBelinda Carlisleの"Circle In The Sand"。最高位はこの1週間の第7位。年間チャートは、Top40に10週間と短いヒットだったためか、残念ながら圏外でした。

Belinda Carlisleですが、アメリカの女性ロックグループThe Go-Go'sの創設メンバーで、1985年のグループ解散までリードボーカルを務めます。

The Go-Go'sでは、最高位20位を記録した"Our Lips Are Sealed"から、通算で5曲のTop40ヒット、"We Got the Beat"が81年に最高位2位を記録するなど大人気グループでしたが、惜しまれながら、1985年に解散します。

The Go-Go's解散後、すぐにソロ活動を開始、86年にファーストアルバム『Belinda』を発表、そのアルバムからは"Mad About You"が最高位3位を記録しましたが、その後のシングルはヒットしませんでした。

続く2枚目のソロアルバム『Heaven on Earth』からは、ファーストシングルの"Heaven Is A Place On Earth"がNo.1を記録する大ヒット、年間チャートでも第7位の特大のヒットとなりました。

そのアルバム『Heaven on Earth』からは、セカンドシングルの"I Get Weak"も、"Heaven Is A Place On Earth"に続くヒットとなり、惜しくも1位は逃しましたが、最高位2位となる大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

このアルバムからの3枚目のシングル、3曲連続のTop10ヒットとなりました、"Circle In The Sand"。曲の作者はいずれもソングライターのRick NowelsとEllen Shipleyの共作。プロデュースはRick Nowels が務めています。このコンビはNo.1となった"Heaven Is A Place On Earth"と同じです。

この曲はもちろん、このアルバムからの3曲のシングル、いずれも。親しみやすいメロディライン、最高の曲でしたね。"Circle In The Sand"はもっと大ヒットしても良いと思ったのですが、3曲目のシングルで、ちょっと息切れしましたか。

この曲、ギターとキーボードの演奏がなかなか凝ったものでした。なんとキーボードを演奏しているのはThomas Dolbyだそうで、アメリカでのシングルヒットは1982年の"She Blinded Me with Science" のみの一発屋でしたが、独特のキーボードプライヤーとして活躍しています。

今週    先週    song    /    artist
1 2 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
2 1 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
3 6 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
4 8 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
5 7 MAKE IT REAL / JETS
6 3 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
7 9 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
8 10 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
9 13 THE FLAME / CHEAP TRICK
10 12 ALPHABET ST. / PRINCE
11 20 MERCEDES BOY / PEBBLES
12 16 KISS ME DEADLY / LITA FORD
13 17 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
14 15 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
15 14 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
16 4 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
17 18 NITE AND DAY / AL B. SURE!
18 21 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
19 5 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
20 23 NEW SENSATION / INXS
21 24 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
22 11 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
23 19 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
24 27 UNDER THE MILKY WAY / CHURCH
25 31 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
26 29 LOST IN YOU / ROD STEWART
27 33 RUSH HOUR / JANE WIEDLIN
28 34 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
29 32 TALL COOL ONE / ROBERT PLANT
30 37 SUPERSONIC / J.J. FAD
31 40 PARADISE / SADE
32 41 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
33 53 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
34 43 BLACK AND BLUE / VAN HALEN
35 39 HEART OF MINE / BOZ SCAGGS
36 46 PARENTS JUST DON'T UNDERSTAND / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
37 26 TWO OCCASIONS / THE DEELE
38 25 WAIT / WHITE LION
39 22 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
40 49 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
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