ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Chris Christian クリス・クリスチャン - I Want You,I Need you(1981年の洋楽 Part37)

2017-12-10 20:56:40 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart37はChris Christianの"I Want You,I Need you"。
最高位は11月21日と28日の37位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

クリス・クリスチャン、Top40にチャートインしたのはこの1曲のみでした。
Top40には入りませんでしたがHot100にはもう1曲、最高位は88位でAmy Hollandとのデュエットソング"Ain't Nothing Like The Real Thing"があります。

Chris Christian、このブログに最近有名アーチストが続いていましたが、久々に日本では全く知られていない歌手の登場です。
シンガーソングライターでありますが、アメリカではレコードプロデューサーとしての方が有名でした。
ポインター・シスターズ、パティ・オースティン、アル・ジャロウ、ナタリー・コールなどの有名な方々を手掛けていました。
元々、CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック;キリスト教系の音楽ですね)のミュージシャンでありましたが、同じCCM系のエイミー・グラントを発掘したのも彼だったそうです。

この曲、"I Want You,I Need you"ですが、これぞAORといってもよいメロウで爽やかな曲です。日本では全くヒットしませんでしたが一度聞いてみてください。いい曲ですよ。


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Quincy Jones ft. James Ingram - Just Once(1981年の洋楽 Part36)

2017-11-29 21:00:49 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart36はQuincy Jones ft. James Ingramの"Just Once"。
最高位は11月14日と21日の17位。年間チャートは圏外でした。

"Just Once"、AORの名曲というか、もっと広くソウルバラードの名曲です。
この曲はクインシー・ジョーンズのアルバム「The Dude」からのシングルカット。そうこのアルバムは日本でも売れました「愛のコリーダ」が邦題となっており、アルバムからのファーストシングルはもちろん「愛のコリーダ」、シングルではビルボード28位を記録しました。日本では大ヒットしましたね。

ジェイムス・イングラム、1970年代からセッションボーカリストとして活躍していたようですが、クインシー・ジョーンズからこのアルバムでボーカルに指名され、その才能が花開きました。クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子とも呼ばれていました。
その後は1983年にPatti Austinとのデュエット曲"Baby, Come to Me"で全米No.1を獲得するなど、大人気ソウルボーカリストとして活躍します。
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マーティー・バリン Marty Balin - Atlanta Lady(1981年の洋楽 Part35)

2017-11-18 10:06:52 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart35はMarty Balinの"Atlanta Lady"。邦題はそのまんま「アトランタの少女」。
最高位は10月24日と31日の27位でした。

マーティ・バリン、そう、60年代前半から活躍する伝説のサイケデリックバンド「ジェファーソン・エアプレイン」をポール・カントナーとともに立ち上げた創設者メンバーです。
その後、バンドを脱退してしまいますが、バンドが「ジェファーソン・エアプレイン」から「ジェファーソン・スターシップ」に代わり、そのファーストアルバム『Dragon Fly』からゲスト参加しセカンドアルバム『Red Octopus』から正式メンバーとなり、"Count On Me"や"With Your Love"などのヒット曲を生み出します。

ジェファーソン・スターシップを再度脱退後、ソロでデビュー、アルバム『Balin』から大ヒットして8位を記録した"Hearts"に続くシングルがこの曲です。
この曲は"Hearts"ほどバラード・バラードしてなく、軽いポップス系のバラード、彼の声はバラードにもポップスにもピッタリないい声をしています。

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ビリー・スクワイヤー Billy Squier - In The Dark(1981年の洋楽 Part34)

2017-11-11 00:03:39 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart34はBilly Squierの"In The Dark"。
最高位は10月24日と31日の35位。残念ながらTop40には3週のみのエントリーで年間チャートは圏外でした。

ボストン出身のハードロッカーBilly Squier、この年の6月に最高位17位を記録した初めてのヒット"The Stroke"に続くTop40ヒットです。

ビリー・スクワイヤー、1970年代半ばにロックグループ「パイパー」の中心人物・ギタリスト・リードボーカリストとして活躍していた人です。
パイパーは、エアロスミスやキッスに続くアメリカンハードロックのニューウエイブとして期待されましたが、アルバムは売れず、見事に空振りました。でも日本では多少ヒットして私ももちろん知っていました。

そしてソロに転向、2作目のアルバム「ドント・セイ・ノー」が大ヒット、この"In The Dark"はそのアルバムの1曲目の曲で、シングルとしては"The Stroke"に続く2曲目のTop40ヒットになりました。
この曲、"The Stroke"ほどヒットしませんでしたが、実にかっこいい曲、私は"The Stroke"より断然この曲の方が好みです。





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ブルー・オイスター・カルト Blue Oyster Cult - Burnin' For You(1981年の洋楽 Part33)

2017-10-28 22:37:20 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart33はBlue Oyster Cultの"Burnin' For You"。
最高位は10月3日から3週連続の40位。年間チャートは圏外でした。

全米Top40では、40位に3週連続っていう曲は珍しいです。3週連続番組の1曲目にかかる曲がこの曲だったということで、よく覚えています。

そしてこの曲が強く印象に残っているのは、そう、私のとってはハードロック史上最高の曲ではないかと思っている名曲"(Don't Fear)The Reaper"「死神」以来の彼らのヒット曲だったからなのです。「死神」が最高位12位を記録したのは1976年11月でしたので、実に5年ぶりにTop40に返り咲いた曲でした。

"Burnin' For You"ですが、メロディアスでポップなロック、抑えたボーカルとギターソロもカッコイイもっとヒットしてもよかったのですが、「死神」に比べると地味だったのか40位で止まってしまいました。


だいぶ前に一度紹介しましたが、せっかくですので、1976年11月6日と13日に最高位12位を記録、ハードロックの名曲"(Don't Fear)The Reaper"「死神」です。2枚ともなかなか不気味なジャケットですね。
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