ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1984年12月22日付 ホール&オーツ Daryl Hall & John Oates - Out Of Touch

2020-12-20 20:13:19 | 1984年ビルボードTop40
1984年12月22日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、3位から上がって1位はMadonnaの"Like a Virgin"。Madonnaですが、初のTop40ヒット"Holiday"から4曲連続のTop40ヒットで、最高位4位の"Lucky Star"に続く2曲目のTop5ヒット。もちろん初めてのNo.1です。

2位は前週と変わらず、急上昇してきたMadonnaに抜かれてしまいました、Duran Duranの"The Wild Boys"。Duran Duranですが、1982年に初めてのアメリカでのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなりの3位を記録、84年には"The Reflex"が初めての1位を記録します。この曲で通算4曲目のTop3ヒット、5曲目のTop5ヒットになりました。
3位は2週間の1位からダウン、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、この曲でなんと6曲目の1位となりました。
4位は5位からアップ、The Honeydrippersの"Sea of Love"。The Honeydrippersですが、ロックファンの方々がはご存知ですよね。 Led Zeppelinのリードシンガー Robert Plantが中心となって結成されたスーパースターの共演によるロックグループ。結成されたのは1981年ですが、その時とはメンバーを変えて、1984年に1枚だけEP盤をリリースしました。そのEP盤からのシングルが4位まで上がってきました。
5位は7位からアップ、New Editionの"Cool It Now"。New Editionですが、1981年にデビューした10代の少年5人組R&Bグループ。初めてのTop40ヒットで5位まで上がってきました。

この週2週間の1位からダウンしてしまいました、3位はDaryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。
年間チャートは1985年の第6位。この曲で6曲目の1位となりましたが、これまでの年間チャートでは、1981年に"Kiss On My List"が第7位、1983年には"Maneater"が同じく第7位で、この曲が彼らの最大のヒットとなりました。

さてそのDaryl Hall & John Oates、結成は1970年、ロックとR&Bを融合した新しい音楽で大人気デュオとなります。彼らの登場による新しい音楽、ブルーアイド・ソウルと呼ばれました。
レコードデビューは1972年の『Whole Oats』になります。このアルバムは全くヒットせず、次のアルバム『Abandoned Luncheonette』が初めてのアルバムヒット、シングル"She's Gone"が初めてのHot100ヒットで、60位を記録します。この"She's Gone"は1976年の"Sara Smile"の大ヒットの後再リリースされ、7位を記録する大ヒットになります。その"Sara Smile"が初めてのヒットで最高位は第4位、年間チャートも11位の特大のヒットになります。この"Sara Smile"と"She's Gone"、両方とも名曲でしたよね。
その後も沢山のヒット曲を重ね、この曲で6曲目の1位となりました。

"Out of Touch"ですが、彼らの12枚目のスタジオアルバム『Big Bam Boom』からのファーストシングル。
"Out of Touch"の作詞作曲はDaryl HallとJohn Oatesのコンビ。プロデュースもHall & OatesにBob Clearmountain。
ドラムスの効いた曲で、ロックにポップス、ダンスミュージックが入り混じった、彼らにとっても新しい傾向の曲で大ヒットにつながりました。


今週 先週 song / artist
1 3 LIKE A VIRGIN / MADONNA
2 2 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
3 1 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
4 5 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
5 7 COOL IT NOW / NEW EDITION
6 9 WE BELONG / PAT BENATAR
7 4 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
8 6 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
9 14 ALL I NEED / JACK WAGNER
10 12 VALOTTE / JULIAN LENNON
11 8 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
12 16 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
13 10 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
14 15 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
15 23 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
16 13 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
17 19 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
18 11 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
19 24 UNDERSTANDING / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
20 22 HELLO AGAIN / CARS
21 32 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
22 30 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
23 17 STRUT / SHEENA EASTON
24 28 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
25 27 JAMIE / RAY PARKER JR.
26 18 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
27 29 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
28 25 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
29 20 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
30 31 STRANGER IN TOWN / TOTO
31 35 LOVERBOY / BILLY OCEAN
32 42 I WOULD DIE 4 U / PRINCE & THE REVOLUTION
33 38 BRUCE / RICK SPRINGFIELD
34 34 THE BELLE OF ST. MARK / SHEILA E.
35 37 TENDER YEARS / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
36 40 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
37 - CARELESS WHISPER / WHAM!
38 33 (PRIDE) IN THE NAME OF LOVE / U2
39 41 FOOLISH HEART / STEVE PERRY
40 46 NEUTRON DANCE / POINTER SISTERS
コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1984年12月15日付 チャカ・カーン Chaka Khan - I Feel for You

2020-12-13 20:46:27 | 1984年ビルボードTop40
1984年12月15日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はDaryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、この曲でなんと6曲目の1位となりました。

2位は4位からアップ、Duran Duranの"The Wild Boys"。Duran Duranですが、1982年に初めてのアメリカでのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなりの3位を記録、84年には"The Reflex"が初めての1位を記録します。この曲で通算4曲目のTop3ヒット、5曲目のTop5ヒットになりました。
3位は11位からジャンプアップ、Madonnaの"Like a Virgin"。Madonnaですが、初のTop40ヒット"Holiday"から4曲連続のTop40ヒットで、最高位4位の"Lucky Star"に続く2曲目のTop5ヒットです。
4位は3週間の3位からダウン、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く2曲目のTop3ヒットで3曲目のTop5ヒットです。
5位は7位からアップ、The Honeydrippersの"Sea of Love"。The Honeydrippersですが、ロックファンの方々がはご存知ですよね。 Led Zeppelinのリードシンガー Robert Plantが中心となって結成されたスーパースターの共演によるロックグループ。結成されたのは1981年ですが、その時とはメンバーを変えて、1984年に1枚だけEP盤をリリースしました。そのEP盤からのシングルが5位に上がってきました。

この週4位は3週間の3位からダウンしたChaka Khanの"I Feel for You"。ワムとホール&オーツを抜けず3位止まりでしたが、年間チャートはなんとホール&オーツの"Out of Touch"を上回る第5位。Hot100には26週、Top40には17週エントリーした超ロングヒットでした。

Chaka Khanですが、ソウル・ファンクバンドのRufusの一員として1973年にレコードデビュー、1974年にStevie Wonderが書いた曲"Tell Me Something Good"が3位を記録する大ヒット、さらに、1975年に"Sweet Thing"が第5位のヒットとなります。
バンドの活動の中でも、彼女の迫力あるボーカルは目立っていましたね。途中からRufus featuring Chaka Khanとも表記されることが多くなります。

1978年にはバンドの活動を続けながらソロデビュー、初のソロシングル"I'm Every Woman"は全米第21位のヒットとなります。
この曲は、迫力ある彼女のボーカルが際立つ素晴らしい曲でした。もっとヒットしたような気がしていました。
その後もRufusとして、ヒット曲を出しますが、Rufusとしては1982年に"Ain't Nobody"が最高位22位を記録したのが最後のヒットでした。

Rufusの活動停止後、ソロ活動に専念しますが、ソロ活動5枚目のアルバム『I Feel for You』からのファーストシングルがこの曲"I Feel for You"です。

この曲、いろんな話題があります。まずはこの曲の作者はPrince。この時のチャートでのPrinceの活躍は凄いものでしたね。
そして、まだこの当時は珍しかったRapが冒頭に入ります。Rapは、私は好みではないのですが、この曲は、曲の冒頭に、効果的にRaspが入り、カッコ良かったです。
そして、ハーモニカ、すぐわかりますが、このハーモニカを演奏しているのはスティービー・ワンダーです。
原曲のPrinceバージョンは、彼のアルバム『Prince』に入っています。やっぱりChaka Khan versionの方が良いかな。


そして彼女の初のソロヒット曲 "I'm Every Woman"です。
最高位は21位と大ヒットとは言えませんが、いい曲でした。彼女のボーカルの凄さが良くわかります。
この曲、1993年にWhitney Houstonがカヴァーして、全米4位の大ヒットとなりますので、ご存知の方もいるのではないでしょうか。


今週 先週 song / artist
1 1 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
2 4 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
3 11 LIKE A VIRGIN / MADONNA
4 3 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
5 7 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
6 6 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
7 9 COOL IT NOW / NEW EDITION
8 2 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
9 10 WE BELONG / PAT BENATAR
10 5 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
11 8 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
12 16 VALOTTE / JULIAN LENNON
13 13 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
14 20 ALL I NEED / JACK WAGNER
15 21 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
16 23 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
17 14 STRUT / SHEENA EASTON
18 18 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
19 22 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
20 12 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
21 17 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
22 24 HELLO AGAIN / CARS
23 28 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
24 27 UNDERSTANDING / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
25 26 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
26 15 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
27 33 JAMIE / RAY PARKER JR.
28 30 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
29 34 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
30 37 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
31 32 STRANGER IN TOWN / TOTO
32 45 I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS / FOREIGNER
33 35 (PRIDE) IN THE NAME OF LOVE / U2
34 38 THE BELLE OF ST. MARK / SHEILA E.
35 40 LOVERBOY / BILLY OCEAN
36 29 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
37 39 TENDER YEARS / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
38 42 BRUCE / RICK SPRINGFIELD
39 19 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
40 52 LOVE LIGHT IN FLIGHT / STEVIE WONDER
コメント (36)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1984年12月8日付 ワム! Wham! - Wake Me Up Before You Go-Go

2020-12-06 20:53:24 | 1984年ビルボードTop40
1984年12月8日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位は、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、この曲でなんと6曲目の1位となりました。

3週間の1位からダウンしての2位はWham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、いきなりのNo.1獲得です。
3位は前週と変わらす、これで3週目の3位、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く2曲目のTop3ヒットで3曲目のTop5ヒットです。
4位は7位からアップ、Duran Duranの"The Wild Boys"。Duran Duranですが、1982年に初めてのアメリカでのヒット"Hungry Like the Wolf"がいきなりの3位を記録、84年には"The Reflex"が初めての1位を記録します。この曲で通算5曲目のTop5ヒットになりました。
5位は6位からアップ、Cyndi Lauperの"All Through the Night"。Cyndi Lauperですが、デビューアルバム『She's So Unusual』から、ファーストシングル"Girls Just Want to Have Fun"の2位を皮切りに、次の"Time After Time"が1位、この曲でなんと4曲連続のTop5ヒットとなりました。

この週3週間の1位からダウンしての2位はWham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。年間チャートは1985年の第3位の大ヒット。まさにWham!時代、George Michael時代の幕開けを告げる曲となりました。

Wham!ですが、イギリス出身の同級生のジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーで結成されたデュオグループ。
1982年に"Wham Rap! (Enjoy What You Do)"で、インディーズレーベルからデビュー。
彼らのルックスと、ポップで軽快な曲からアイドル的な人気を得て、次のシングル"Young Guns (Go for It!)"がイギリスをはじめとするヨーロッパで大ヒットします。

ファーストアルバムは『Fantastic』。イギリスではNo.1を記録、ヨーロッパ各国で大ヒットし、日本でもヒットしました。
アメリカでは残念ながらこのアルバムでは火が付きませんでした。

そして2枚目のアルバム『Make It Big』がリリースされ、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Wake Me Up Before You Go-Go"です。邦題は「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」。うーん、いまいちな邦題でしょうか。
曲の作者はGeorge Michael。新人ながらプロデュースもGeorge Michaelです。

この歌こそWham!らしい、陽気なポップスです。George Michaelの才能を感じます。
この曲をファーストシングルに持ってきて、"Careless Whisper"をセカンドシングルに持ってくる、商業的にはこの順番が当たったのでしょう。
アルバム『Make It Big』はイギリスはもちろん、アメリカ、ヨーロッパ、日本と、全世界で大ヒットします。
日本でも洋楽としては異例の大ヒットアルバムになりました。


今週 先週 song / artist
1 2 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
2 1 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
3 3 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
4 7 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
5 6 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
6 10 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
7 11 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
8 8 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
9 13 COOL IT NOW / NEW EDITION
10 14 WE BELONG / PAT BENATAR
11 21 LIKE A VIRGIN / MADONNA
12 5 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
13 15 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
14 9 STRUT / SHEENA EASTON
15 4 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
16 18 VALOTTE / JULIAN LENNON
17 17 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
18 19 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
19 12 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
20 24 ALL I NEED / JACK WAGNER
21 27 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
22 25 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
23 29 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
24 26 HELLO AGAIN / CARS
25 16 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
26 28 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
27 34 UNDERSTANDING / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
28 36 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
29 31 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
30 32 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
31 20 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
32 35 STRANGER IN TOWN / TOTO
33 40 JAMIE / RAY PARKER JR.
34 42 THE BOYS OF SUMMER / DON HENLEY
35 39 (PRIDE) IN THE NAME OF LOVE / U2
36 33 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
37 45 EASY LOVER / PHILIP BAILEY & PHIL COLLINS
38 43 THE BELLE OF ST. MARK / SHEILA E.
39 46 TENDER YEARS / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
40 56 LOVERBOY / BILLY OCEAN
コメント (28)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1984年12月1日付 ティナ・ターナー Tina Turner - Better Be Good To Me

2020-11-29 21:05:45 | 1984年ビルボードTop40
1984年12月1日付ビルボード All American Top40、これで3週目の1位となりました、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、いきなりのNo.1獲得です。

2位は4位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、Top3ヒットはNo.1ヒット5曲を含めこの曲で通算7曲目になりました。
3位は前週と変わらす、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く2曲目のTop3ヒットで3曲目のTop5ヒットです。
4位は2位からダウン、Prince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
5位は前週と変わらず、Tina Turnerの"Better Be Good to Me"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っています。ソロでは最高位26位の"Let's Stay Together"の後、ご存じのとおり"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間2位の年度を代表する大ヒットになり、次のシングルのこの曲もTop5ヒットとなりました。

この週5位はTina Turnerの"Better Be Good To Me"。最高位は11月24日付と12月1日付の第5位。年間チャートは1985年の59位。年間チャートは年度の途中でありましたが、翌年のチャートにランクインしました、意外に上位へのランクインだったです。集計方法はどうなっているのでしょうか?

さてTina Turner、突然ブレイクしたアルバム『Private Dancer』から3曲目のシングルカット。私のブログでも3曲連続の紹介になりました。もちろん、3週間の1位で年間チャート2位の大ブレイクシングル"What's Love Got to Do with It"では彼女のことを詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。→→→

この曲、"Better Be Good To Me"ですが、いろいろと話題が多い曲なのです。
まずは、オリジナルですが、アメリカのニューウエイブ系ロックグループSpiderの1981年のアルバム『Between the Lines』の収録曲です。シングルカットもされたようですが、ヒットしなかったようです。

曲の作者はそのSpiderのメンバーHolly Knightと、名プロデューサーMike Chapman、Mike Chapmanとコンビを組むソングライターのNicky Chinnの3人の共作です。
Spiderですが、1曲だけですがTop40ヒットを持っているんですよね。皆さん覚えていましたか?1980年6月に最高位39位、たった2週間しかTop40内には入りませんでしたが"New Romance (It's a Mystery)" という曲です。覚えやすい曲で、私は聞きなおしたらメロディは覚えていました。この曲も作者はHolly Knightです。

実はこのHolly Knightですが、ソングライターとして大成功した人で、Scandal f.t. Patty Smythの"The Warrior"も彼女とNick Gilderとの共作です。Pat Benatarの"Love Is A Battlefield"にも名前がありますね。

さてTina Turnerの"Better Be Good To Me"ですが、動画で見ると、ライブ、カッコイイですねー!
まさに女性版ロッド・スチュワート、ボーカルはド迫力です。ロック系の曲にはまさにぴったりです。


こちらがオリジナルのSpiderの"Better Be Good To Me"です。Tina Turner版に比べると迫力不足ではありますが、軽い感じの曲となっていて、そこもまた良いかも。曲が良いんですかね。


そしてこちらがそのSpiderのの唯一のTop40ヒット"New Romance"です。覚えていました?いい曲ですね。もっとヒットしても良かったです。


今週 先週 song / artist
1 1 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
2 4 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
3 3 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
4 2 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
5 5 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
6 8 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
7 12 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
8 9 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
9 7 STRUT / SHEENA EASTON
10 11 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
11 13 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
12 6 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
13 14 COOL IT NOW / NEW EDITION
14 19 WE BELONG / PAT BENATAR
15 17 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
16 10 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
17 21 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
18 24 VALOTTE / JULIAN LENNON
19 22 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
20 15 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
21 38 LIKE A VIRGIN / MADONNA
22 16 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
23 20 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
24 39 ALL I NEED / JACK WAGNER
25 27 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
26 29 HELLO AGAIN / CARS
27 32 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
28 30 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
29 34 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
30 18 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
31 33 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
32 35 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
33 23 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
34 41 UNDERSTANDING / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
35 40 STRANGER IN TOWN / TOTO
36 47 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
37 37 TEARS / JOHN WAITE
38 26 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
39 45 PRIDE / U2
40 50 JAMIE / RAY PARKER JR.
コメント (24)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1984年11月24日付 プリンス Prince & The Revolution - Purple Rain

2020-11-22 20:56:31 | 1984年ビルボードTop40
1984年11月24日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はWham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、いきなりのNo.1獲得です。

前週と変わらず2位はPrince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
3位は4位からアップ、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く2曲目のTop3ヒットで3曲目のTop5ヒットです。
4位は6位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、Top5ヒットはNo.1ヒット5曲を含めこの曲で通算9曲目になりました。
5位は7位からアップ、Tina Turnerの"Better Be Good to Me"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っています。ソロでは最高位26位の"Let's Stay Together"の後、ご存じのとおり"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間2位の年度を代表する大ヒットになり、次のシングルのこの曲もTop5ヒットとなりました。

この週第2位変わらずがPrince & The Revolutionの"Purple Rain"。最高位はこの2週間の2位。年間チャートは年度のちょうど半分にかかってしまい、この年と翌年の1985年の両方とも残念ながら年間100位には入れませんでした。
なおこの曲、Cash BoxではNo.1を記録。年間チャートの算定方法も違い、1984年の年間チャート17位にランクされました。

さて、Prince のことは、この年1984年の年間チャートNo.1"When Doves Cry"のところで詳しく書きましたので、そちらの記事をご覧ください→→→

"Purple Rain"ですが、通算24週間の1位を記録した大ヒットアルバム『Purple Rain』のアルバムタイトルソングで、ファーストシングルカットで年間チャートNo.1の"When Doves Cry"、次のシングル"Let's Go Crazy"も、紹介していませんが2週間の1位、年間チャート21位の大ヒットを記録した後の、3曲目のシングルで、この曲も最高2位を記録する大ヒットになりました。

Prince で一番ヒットしたのは年間チャートNo.1の"When Doves Cry"ですが、Prince の曲の中で一番の名曲といえばやっぱりこの曲"Purple Rain"だと私は思います。
プリンスが亡くなった2016年、追悼ソングとして過去のPrince の曲が大量にHot100にエントリーしましたが、その中で最も上位にランクされたのがこの"Purple Rain"でリエントリー4位、きっと私と同じくこの曲が一番と思っている人がたくさんいるのでしょう。

"Purple Rain"ですが、曲の作者はもちろんPrince、"When Doves Cry"がボーカルから演奏まですべて彼自身で手掛け、「Prince」単体のアーチスト名となっているのですが、こちらの"Purple Rain"はPrince & The Revolutionのアーチスト名になっています、が、やっぱりPrinceが主要なことはだいたい彼自身で行っているのは変わりありません。

この曲、シングルは4分に短縮されていますが、アルバムバージョンは8分超の大作。後半のギターはホント凄いの一言。プリンスのことを「天才」と呼んでいますが、特にギターの凄さが際立っていますね。
曲の後半、ギターからピアノ、最後はストリングスで終わる、8分超でも長さを感じない素晴らしい曲でした。
せっかくなので長いですがアルバムバージョンを貼り付けることにしました。


そしてライブがまた凄いんです。このアルバム、というか曲を聞くまでは、正直プリンスのこと、曲は良いけど「気色悪い」、と思っていましたが、この曲のライブ、ホントにかっこいいと思いました。


今週 先週 song / artist
1 1 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
2 2 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
3 4 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
4 6 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
5 7 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
6 3 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
7 8 STRUT / SHEENA EASTON
8 9 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
9 10 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
10 5 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
11 14 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
12 19 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
13 18 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
14 16 COOL IT NOW / NEW EDITION
15 12 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
16 11 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
17 20 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
18 17 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
19 25 WE BELONG / PAT BENATAR
20 13 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
21 22 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
22 23 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
23 15 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
24 29 VALOTTE / JULIAN LENNON
25 28 TEACHER TEACHER / 38 SPECIAL
26 27 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
27 32 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
28 24 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
29 31 HELLO AGAIN / CARS
30 34 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
31 21 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
32 42 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
33 37 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
34 43 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
35 40 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
36 39 I NEED YOU TONIGHT / PETER WOLF
37 38 TEARS / JOHN WAITE
38 48 LIKE A VIRGIN / MADONNA
39 46 ALL I NEED / JACK WAGNER
40 41 STRANGER IN TOWN / TOTO
コメント (47)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする