ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1984年6月30日付 デュラン・デュラン Duran Duran - The Reflex

2020-06-28 20:19:56 | 1984年ビルボードTop40
1984年6月30日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はDuran Duranの"The Reflex"。Duran Duranですが、1982年に初めてのヒットで最高位3位を記録した"Hungry Like the Wolf"以来この曲で4曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットで初めてのNo.1獲得となりました。

2位は4位からアップ、Bruce Springsteenの"Dancing in the Dark"。Bruce Springsteenですが、初めてのTop40ヒットは1975年の"Born to Run"、以来、5曲目のTop40ヒットで、1980年に5位を記録した"Hungry Heart"以来2曲目のTop5ヒットです。
3位は8位からジャンプアップ、Princeの"When Doves Cry"。Princeですが、初めてのTop40ヒット"I Wanna Be Your Lover"以来5曲目のTop40ヒット。これまでの最高のヒットが6位を記録した"Little Red Corvette"ですので、初めてのTop3ヒットになります。
4位は5位からアップ、Laura Braniganの"Self Control"。Laura Braniganですが、初めてのTop40ヒットが1982年にいきなり2位を記録した"Gloria"。以来、4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。
5位は7位からアップ、The Pointer Sistersの"Jump (For My Love)"。The Pointer Sistersですが、70年代初めから数々のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットは78年に2位を記憶した"Fire"などこの曲で通算5曲目。大人気女性ポップスグループです。

この週2週目の1位はDuran Duranの"The Reflex"。1位はこの2週間、年間チャートは16位、彼ら最高のヒットになりました。

Duran Duranですが、私のブログにはこれで4回目の登場となります。大好きなロックグループです。
サイモン・ル・ボンの魅力的なボーカルはもちろんですが、彼らの独特な陰のある曲が大好きです。

さてDuran Duran、ファーストアルバムは1981年にリリースした『Duran Duran』、まずはイギリスで大ヒット、最高位3位を記録します。日本でも大ヒットしましたね。
アメリカでの人気は翌年1982年にリリースしたセカンドアルバムの『Rio』から。シングルカットされた"Hungry Like the Wolf"が最高位3位、年間17位の大ヒットになります。

そして1983年にリリースしたサードアルバム『Seven and the Ragged Tiger』も続けて大ヒットになります。その間のシングルも、この時点で初めてのヒットから1年ちょっとしか経っていませんが、この曲で既に6曲目のTop40ヒット、5曲目のTop10ヒットになります。

このサードアルバム『Seven and the Ragged Tiger』からのファーストシングル"Union of the Snake"が3位、セカンドシングルの"New Moon on Monday"が10位と続けてヒット、この曲"The Reflex"は、なんと3曲目のシングルカットでついに1位を獲得します。アルバムからの最後のシングルカット曲になりますのでが、その3曲目が最高の、それも1位となるのは珍しいのではないでしょうか。

"The Reflex"の作者はメンバー5人の共作。ロックにダンスミュージックが融合、凝った作りの曲で、単なるビジュアルバンドではない素晴らしい曲を作ります。



ダンスリミックスバージョンがありますが、こちらはシックのNile Rodgersによるリミックス、カッコいいアレンジですね。


今週 先週 song / artist
1 1 THE REFLEX / DURAN DURAN
2 4 DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
3 8 WHEN DOVES CRY / PRINCE
4 5 SELF CONTROL / LAURA BRANIGAN
5 7 JUMP / POINTER SISTERS
6 6 THE HEART OF ROCK & ROLL / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 2 TIME AFTER TIME / CYNDI LAUPER
8 10 EYES WITHOUT A FACE / BILLY IDOL
9 3 LET'S HEAR IT FOR THE BOY / DENIECE WILLIAMS
10 12 ALMOST PARADISE / MIKE RENO & ANN WILSON
11 9 OH SHERRIE / STEVE PERRY
12 11 BORDERLINE / MADONNA
13 19 LEGS / ZZ TOP
14 13 ITS A MIRACLE / CULTURE CLUB
15 20 MAGIC / CARS
16 16 STAY THE NIGHT / CHICAGO
17 22 DOCTOR! DOCTOR! / THOMPSON TWINS
18 23 INFATUATION / ROD STEWART
19 25 DANCE HALL DAYS / WANG CHUNG
20 26 SAD SONGS / ELTON JOHN
21 21 WHO'S THAT GIRL? / EURYTHMICS
22 24 MODERN DAY DELILAH / VAN STEPHENSON
23 14 SISTER CHRISTIAN / NIGHT RANGER
24 15 YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT / JOE JACKSON
25 30 BREAKIN'.. THERE'S NO STOPPING US / OLLIE & JERRY
26 28 NO WAY OUT / JEFFERSON STARSHIP
27 29 DON'T WALK AWAY / RICK SPRINGFIELD
28 31 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
29 46 GHOSTBUSTERS / RAY PARKER JR.
30 - STATE OF SHOCK / JACKSONS
31 35 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
32 37 I'M FREE / KENNY LOGGINS
33 36 SUNGLASSES AT NIGHT / COREY HART
34 38 PRIME TIME / ALAN PARSONS
35 39 OBSCENE PHONE CALLER / ROCKWELL
36 41 ROMANCING THE STONE / EDDY GRANT
37 42 IF EVER YOU'RE IN MY ARMS AGAIN / PEABO BRYSON
38 40 FAREWELL MY SUMMER LOVE / MICHAEL JACKSON
39 52 PANAMA / VAN HALEN
40 18 HELLO / LIONEL RICHIE
コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジョー・ジャクソン Joe Jackson - You Can't Get What You Want(1984年の洋楽 Part25)

2020-06-25 20:55:00 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart25はJoe Jacksonの"You Can't Get What You Want (Till You Know What You Want)"。
最高位は6月23日付けの15位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Joe Jacksonですが、イギリス出身のロックミュージシャン。
ロックミュージシャンと書きましたが、ロックにジャズの雰囲気を色濃く入れた、独特の曲を書き、歌います。

デビューは1978年、ファーストアルバム『Look Sharp!』をリリースします。
そのファーストアルバムからのシングル"Is She Really Going Out with Him?"が全米で21位、全英で13位のヒットとなります。
その後、アメリカではヒットが出なくなりますが、イギリスやヨーロッパでヒットを続けます。

転機は1982年にリリースした彼の5枚目のアルバム『Night and Day』。このアルバムからは"Steppin' Out"がシングルカットされ、彼の最大のヒットとなる最高位5位を記録しました。さらにもう1曲"Breaking Us in Two"も最高位18位のまずまずのヒットとなります。

そして7枚目のアルバム『Body and Soul』からのファーストシングルカットがこの曲"You Can't Get What You Want (Till You Know What You Want)"です。
ライブの動画を貼り付けましたが、イントロのサクソフォン、彼自身によるものです。
さすが、ロックのみならずジャズからクラシックまでマルチな才能のジョー・ジャクソン、素晴らしい曲になりました。
特にライブはジャズの雰囲気が濃厚、ギター、ベース、サックスのソロが交代で入る間奏はポップでおしゃれ、お気に入りの曲です。
曲の作者はもちろんJoe Jacksonによるものです。
コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1984年6月23日付 シンディ・ローパー Cyndi Lauper - Time After Time

2020-06-21 21:13:25 | 1984年ビルボードTop40
1984年6月23日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はDuran Duranの"The Reflex"。Duran Duranですが、1982年に初めてのヒットで最高位3位を記録した"Hungry Like the Wolf"以来この曲で4曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットで初めてのNo.1獲得となりました。

2位は2週間の1位からダウン、Cyndi Lauperの"Time After Time"。Cyndi Lauperですが、デビューシングル"Girls Just Want to Have Fun"がいきなりの2位を記録、続くシングルでの初めての1位獲得です。デビューから驚きの連続大ヒットです。
3位は前週と変わらず、2週間の1位の大ヒット、Deniece Williamsの"Let's Hear It for the Boy"。映画「Footloose」のサウンドトラックから2曲目のNo.1ヒットです。Deniece Williamsですが、60年代から活躍していますが、Top40ヒットはこの曲で4曲目、1978年に1位を記録したJohnny Mathisとのデュエットソング"Too Much, Too Little, Too Late"以来2曲目のNo.1ヒットです。
4位は9位からジャンプアップ、Bruce Springsteenの"Dancing in the Dark"。Bruce Springsteenですが、初めてのTop40ヒットは1975年の"Born to Run"、以来、5曲目のTop40ヒットで、1980年に5位を記録した"Hungry Heart"以来2曲目のTop5ヒットです。
5位は7位からアップ、Laura Braniganの"Self Control"。Laura Braniganですが、初めてのTop40ヒットが1982年にいきなり2位を記録した"Gloria"。以来、4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

この週2週間の1位からダウンして2位はCyndi Lauperの"Time After Time"。年間チャートは17位。彼女2曲連続の大ヒットになりました。

Cyndi Lauper、1983年にデビューアルバム『She's So Unusual』をリリース、そのアルバムからのファーストシングル"Girls Just Want to Have Fun"がいきなりの2位を記録。年間チャートも15位の大ヒットでした。
そしてセカンドシングルカットがこの曲"Time After Time"で初めてのNo.1となりました。年間チャートではファーストシングルの15位を下回りましたが、2週間の1位の堂々のの大ヒットでした。

"Time After Time"の作者はCyndi LauperとRob Hymanの共作。Rob Hymanですが、アメリカのロックバンドThe Hootersの結成メンバーです。
The Hootersは、"Time After Time"がヒットする前に結成されたバンドですが、この時にはまだ全く人気が出ず、バンドも知られていませんでした。"Time After Time"のヒットがきっかけになったのでしょうか、この翌年の1985年以降、"And We Danced"や"Day by Day"がヒットします。

デビューアルバムが大ヒットすると、その後が続かないことが多いのですが、Cyndi Lauperはその後も "True Colors"のNo.1ヒットなど、長く活躍します。


この"Time After Time"ですが、様々な人がカバーしています。やっぱり曲が良かったのでしょう。
こちらのバージョンは1998年に第6位を記録したソウル歌手INOJのバージョンです。


今週 先週 song / artist
1 2 THE REFLEX / DURAN DURAN
2 1 TIME AFTER TIME / CYNDI LAUPER
3 3 LET'S HEAR IT FOR THE BOY / DENIECE WILLIAMS
4 9 DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
5 7 SELF CONTROL / LAURA BRANIGAN
6 6 THE HEART OF ROCK & ROLL / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 8 JUMP / POINTER SISTERS
8 17 WHEN DOVES CRY / PRINCE
9 4 OH SHERRIE / STEVE PERRY
10 11 EYES WITHOUT A FACE / BILLY IDOL
11 10 BORDERLINE / MADONNA
12 14 ALMOST PARADISE / MIKE RENO & ANN WILSON
13 13 ITS A MIRACLE / CULTURE CLUB
14 5 SISTER CHRISTIAN / NIGHT RANGER
15 16 YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT / JOE JACKSON
16 19 STAY THE NIGHT / CHICAGO
17 12 BREAKDANCE / IRENE CARA
18 15 HELLO / LIONEL RICHIE
19 23 LEGS / ZZ TOP
20 24 MAGIC / CARS
21 22 WHO'S THAT GIRL? / EURYTHMICS
22 26 DOCTOR! DOCTOR! / THOMPSON TWINS
23 27 INFATUATION / ROD STEWART
24 25 MODERN DAY DELILAH / VAN STEPHENSON
25 28 DANCE HALL DAYS / WANG CHUNG
26 32 SAD SONGS / ELTON JOHN
27 20 RUN RUNAWAY / SLADE
28 31 NO WAY OUT / JEFFERSON STARSHIP
29 34 DON'T WALK AWAY / RICK SPRINGFIELD
30 40 BREAKIN'.. THERE'S NO STOPPING US / OLLIE & JERRY
31 35 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
32 18 I'LL WAIT / VAN HALEN
33 33 WHAT IS LOVE? / HOWARD JONES
34 21 AGAINST ALL ODDS / PHIL COLLINS
35 45 WHAT'S LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER
36 44 SUNGLASSES AT NIGHT / COREY HART
37 50 I'M FREE / KENNY LOGGINS
38 42 PRIME TIME / ALAN PARSONS
39 41 OBSCENE PHONE CALLER / ROCKWELL
40 43 FAREWELL MY SUMMER LOVE / MICHAEL JACKSON
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スレイド Slade - Run Runaway(1984年の洋楽 Part24)

2020-06-18 21:20:49 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart24はSladeの"Run Runaway"。
最高位は6月16日付の1週のみの第20位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Slade、このグループの曲を紹介する日を心待ちにしておりました。
Sladeといえば、アメリカではこの曲が初めてのTop40ヒットですが、イギリスでは70年代初めから大人気の伝説的なブリテッシュハードロックバンドです。
Sladeのデビューは1969年のアルバム『Beginnings』。この時のバンド名は Ambrose Sladeでした。
その時のメンバーは、ギターのデイヴ・ヒル、ボーカル・ギターのノディ・ホルダー、ベースのジム・リー、ドラムスのドン・パウエルの4人組でした。

彼らの人気が出たのは、アルバムではなく、シングルだけの発売で1971年にリリースされた"Coz I Luv You"。いきなりの全英1位を記録します。
さらにもう1曲、これもシングルのみの発売"Take Me Bak 'Ome"が1位を記録します。
この頃はまだハードロックではなく当時大人気だったグラムロックのグループとして認知されていましたね。
アルバムでは1972年にリリースした3枚目のアルバム『Slayed?』が1位を獲得、こちらはアメリカでも69位ではありましたが、初めてヒットチャートに登場します。このアルバムからは、イギリスのみですが"Mama Weer All Crazee Now"が1位、"Gudbuy T'Jane"が2位とシングルも大ヒットします。

翌年の1973年にこれもシングルのみですが"Cum On Feel the Noize"がリリースされ、こちらも1位を記録。アメリまでも最高位98位ですがヒットチャートには登場しました。
これはQuiet Riotがカバーして全米で最高位5位を記録する大ヒットになりましたね。こちら→→→をご覧ください。
その後も大ヒットを出し続け、伝説的なハードロックグループとして特にヨーロッパを中心に活躍を続けます。

そして1983年にリリースした彼ら11枚目のアルバム『The Amazing Kamikaze Syndrome』からのシングルがこの曲"Run Runaway"で、アメリカでの初めてのTop40ヒットになります。
イギリスでは、アメリカでの2曲目のTop40ヒットになる"My Oh My"の方が先にヒットし、2位を記録、この"Run Runaway"も最高位7位を記録します。

"Run Runaway"ですが、曲の作者はメンバーのNoddy HolderとJim Lea。
この曲はハードロックではありますが、ノリの良いポップな曲でもあります。力強いボーカルとギター、さすがSladeです。
欲をいえば、もうちょっとヒットして欲しかった。


こちらは1973年に全英で1位を記録した曲"Skweeze Me, Pleeze Me"。グラムロックからハードロックに変わっていった頃の曲です。
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビルボード 全米 Top40 1984年6月16日付 Night Ranger - Sister Christian

2020-06-14 18:53:41 | 1984年ビルボードTop40
1984年6月16日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はCyndi Lauperの"Time After Time"。Cyndi Lauperですが、デビューシングル"Girls Just Want to Have Fun"がいきなりの2位を記録、続くシングルでの初めての1位獲得です。デビューから驚きの連続大ヒットです。

2位は4位からアップ、Duran Duranの"The Reflex"。Duran Duranですが、1982年に初めてのヒットで最高位3位を記録した"Hungry Like the Wolf"以来この曲で4曲目のTop5ヒット、3曲目のTop3ヒットとなりました。
3位は2位からダウン、2週間の1位、Deniece Williamsの"Let's Hear It for the Boy"。映画「Footloose」のサウンドトラックから2曲目のNo.1ヒットです。Deniece Williamsですが、60年代から活躍していますが、Top40ヒットはこの曲で4曲目、1978年に1位を記録したJohnny Mathisとのデュエットソング"Too Much, Too Little, Too Late"以来2曲目のNo.1ヒットです。
4位は3位からダウン、Steve Perryの"Oh Sherrie"。Steve Perryですが、もちろんJourneyのリードボーカリスト。Journeyでは最高位2位の"Open Arms"、4位の"Who's Crying Now"の2曲のTop5ヒットを持っていますが、ソロでは最高位17位のKenny Logginsとのデュエット"Don't Fight It"以来2曲目のTop40ヒットです。
5位は前週と変わらず、Night Rangerの"Sister Christian"。Night Rangerですが、デビューシングル"Don't Tell Me You Love Me"は最高位40位のかろうじてのTop40ヒット。2曲目のTop40ヒットで5位まで上がってきました。

この週5位はNight Rangerの"Sister Christian"。最高位は6月9日と16日の第5位。年間チャートは第40位。彼ら初めての大ヒットです。

Night Rangerですが、サンフランシスコで1982年に結成されたロックグループ。
Night Rangerは、元々「ルビコン」というグループで活躍していたブラッド・ギルスとジャック・ブレイズ、そしてルビコンのツアー・メンバーのケリー・ケイギーが中心となって結成されました。
「ルビコン」は1曲だけTop40ヒットを持っていて、1978年に28位を記録した"I'm Gonna Take Care Of Everyghing"という曲です。この曲は日本では全く話題になりませんでしたがクロスオーバーな良い曲でした。こちら→→→をご覧ください。

1982年にファーストアルバム『Dawn Patrol』をリリース。シングルカットされた"Don't Tell Me You Love Me"が最高位40位を記録します。
前の記事、Styxの"Music Time"で話題になりましたが、最高位40位をなんと3週間続けたのがこの曲でした。
そして翌年1983年にリリースしたセカンドアルバム『Midnight Madness』からのセカンドシングルがこの曲"Sister Christian"です。
その後も"Sentimental Street"などTop40ヒットを出し、80年代後半まで大人気アメリカンロックバンドとして活躍します。その後一旦解散してしまいますが、90年代中頃には活動を再開し、現在でも活動を続けています。

"Sister Christian"ですが曲の作者はメンバーのドラム担当Kelly Keagy。リードボーカルもKelly Keagyが務めています。いわゆるパワーバラードのこの曲で大ヒットしました。


Night RangerのリードボーカルはJack Bladesがとることが多いのですが、アルバム『Midnight Madness』からのファーストシングルがこの曲"(You Can Still) Rock in America"で、最高位は51位。Jack Bladesがリードボーカルです。こちらはかなりのハードロックです。この手の曲はシングルヒットは難しいかもしれませんが、この曲こそ本来のNight Rangerの曲です。バックボーカルに元Deep PurpleのGlenn Hughes が参加しています。


今週 先週 song / artist
1 1 TIME AFTER TIME / CYNDI LAUPER
2 4 THE REFLEX / DURAN DURAN
3 2 LET'S HEAR IT FOR THE BOY / DENIECE WILLIAMS
4 3 OH SHERRIE / STEVE PERRY
5 5 SISTER CHRISTIAN / NIGHT RANGER
6 6 THE HEART OF ROCK & ROLL / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 9 SELF CONTROL / LAURA BRANIGAN
8 10 JUMP / POINTER SISTERS
9 14 DANCING IN THE DARK / BRUCE SPRINGSTEEN
10 11 BORDERLINE / MADONNA
11 18 EYES WITHOUT A FACE / BILLY IDOL
12 8 BREAKDANCE / IRENE CARA
13 15 ITS A MIRACLE / CULTURE CLUB
14 19 ALMOST PARADISE / MIKE RENO & ANN WILSON
15 7 HELLO / LIONEL RICHIE
16 17 YOU CAN'T GET WHAT YOU WANT / JOE JACKSON
17 36 WHEN DOVES CRY / PRINCE
18 13 I'LL WAIT / VAN HALEN
19 22 STAY THE NIGHT / CHICAGO
20 23 RUN RUNAWAY / SLADE
21 12 AGAINST ALL ODDS / PHIL COLLINS
22 24 WHO'S THAT GIRL? / EURYTHMICS
23 25 LEGS / ZZ TOP
24 26 MAGIC / CARS
25 27 MODERN DAY DELILAH / VAN STEPHENSON
26 32 DOCTOR! DOCTOR! / THOMPSON TWINS
27 28 INFATUATION / ROD STEWART
28 31 DANCE HALL DAYS / WANG CHUNG
29 16 TO ALL THE GIRLS I'VE LOVED BEFORE / JULIO IGLESIAS & WILLIE NELSON
30 20 DANCING IN THE SHEETS / SHALAMAR
31 35 NO WAY OUT / JEFFERSON STARSHIP
32 49 SAD SONGS / ELTON JOHN
33 33 WHAT IS LOVE? / HOWARD JONES
34 39 DON'T WALK AWAY / RICK SPRINGFIELD
35 38 I CAN DREAM ABOUT YOU / DAN HARTMAN
36 21 THE LONGEST TIME / BILLY JOEL
37 37 WHISPER TO A SCREAM / ICICLE WORKS
38 29 MY EVER CHANGING MOODS / STYLE COUNCIL
39 30 LOVE WILL SHOW US HOW / CHRISTINE MCVIE
40 47 BREAKIN'.. THERE'S NO STOPPING US / OLLIE & JERRY
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする