続いて1987年にリリースされたのが5枚目のアルバム『The Joshua Tree』、このアルバムからのファーストシングルが"With or Without You"で、チャートを駆け上がり、3週間のNo.1を記録、さらには、続くシングル"I Still Haven't Found What I'm Looking For" も2週間のNo.1、2曲連続の大ヒットを記録します。こちらをご覧ください→→→
このアルバムからはもう1曲、"Where the Streets Have No Name"が最高13位と、3曲のTop40ヒットとなり、アルバムは1987年の年間6位の大ヒットとなりました。
続くアルバムが『Rattle and Hum』で、このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Desire"、バンド3曲目のTop3ヒットとなりました。
アルバム『Rattle and Hum』ですが、U2のThe Joshua Treeツアーを記録に残しておこうということで企画が進められた映画のサントラ盤です。ただ、映画は全くヒットしなかったようです。アルバムは2枚組で、ライブ音源とともに、新曲が入った2枚組アルバム、映画はヒットしなかったですが、アルバムはアメリカ、イギリスともNo.1となる大ヒットアルバムとなりました。
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年11月26日付、2週目の1位はBon Joviの"Bad Medicine"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、ハードロックでは異例の2曲連続のNo.1を記録、この曲で5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒットで、その3曲ともNo.1となりました。
2位は6位からアップ、Will to Powerの"Baby, I Love Your Way/Freebird Medley"。Will to Powerですが、アメリカフロリダで結成されたダンス・ポップグループ。ロックヒット曲、Peter Framptonの"Baby, I Love Your Way"と、Lynyrd Skynyrdの"Free Bird"をアレンジして、メドレーにしての驚きの大ヒット、デビューアルバムからの初のTop40ヒットが2位まで上がってきました。
3位は4位からアップ、U2の"Desire"。U2ですが、アイルランド出身。デビューは1980年、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、次のシングル"I Still Haven't Found What I'm Looking For"も2曲連続のNo.1ヒット、この曲が5曲目のTop40ヒットで、2曲のNo1ヒットを含め、3曲目のTop3ヒットとなりました。
4位は8位からアップ、Breatheの"How Can I fall"。Breatheですが、イギリスロンドンで結成されたポップグループ。デビューアルバム『All That Jazz』からの初のヒット"Hands to Heaven" が最高位2位を記録する大ヒット、続くシングルのこの曲も4位まで上がってきました。
5位は7位からアップ、George Michaelの”Kissing a Fool"。George Michaelですがもちろんみなさんご存じ、元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算15曲目のTop40ヒットで、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など8曲のNo.1を含め、この曲で13曲目のTop5ヒットとなりました。
そしてサードアルバム『Slippery When Wet』で大ブレイク、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"と、2曲連続となるNo.1を記録、さらに3曲目のシングル"Wanted Dead or Alive"も最高位7位と、3曲がTop10入り、ハードロックバンドとしては、異例の連続のシングル大ヒットとなりました。"Wanted Dead or Alive"はこちらをご覧ください→→→
曲の作者は、Jon Bon Jovi、Richie Sambora、それにソングライターのDesmond Childの3人の共作。この3人のコンビは、2曲のNo.1ソング"You Give Love A Bad Name" と"Livin' on A Prayer"と、同じ組み合わせ、相性が良いのでしょう、ハードな中でも、メロディアスで聞きやすい、これぞ「ボン・ジョビ」といえる、ハードロックです。
アルバム『New Jersey』ももちろん大ヒット、発売2週目で早くもアルバムチャートで1位を記録、その後4週間連続のNo.1、1989年の年間チャートでは第4位、1987年の年間アルバム1位となった『Slippery When Wet』に続く大ヒットアルバムになりました。
今週 先週 song / artist 1 1 BAD MEDICINE / BON JOVI 2 6 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER 3 4 DESIRE / U2 4 8 HOW CAN I FALL? / BREATHE 5 7 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL 6 9 LOOK AWAY / CHICAGO 7 11 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN 8 2 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB 9 13 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER 10 3 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE 11 5 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS 12 15 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL 13 12 DON'T KNOW WHAT YOU GOT(TILL IT'S GONE) / CINDERELLA 14 18 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES 15 17 WALK ON WATER / EDDIE MONEY 16 23 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON 17 19 THE PROMISE / WHEN IN ROME
18 22 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN 19 14 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS 20 10 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON 21 24 DOMINO DANCING / PET SHOP BOYS 22 25 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN 23 16 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS 24 29 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS) 25 27 SMALL WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS 26 31 IN YOUR ROOM / BANGLES 27 26 EDGE OF A BROKEN HEART / VIXEN 28 32 TILL I LOVED YOU / BARBRA STREISAND & DON JOHNSON 29 34 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER 30 35 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE 31 38 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB 32 21 NEVER TEAR US APART / INXS 33 42 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE 34 39 SILHOUETTE / KENNY G 35 47 TWO HEARTS / PHIL COLLINS 36 43 YEAH, YEAH, YEAH / JUDSON SPENCE 37 45 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE 38 49 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON 39 40 SYMPTOMS OF TRUE LOVE / TRACIE SPENCER 40 28 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY
このファーストアルバムからは、シングルのTop40ヒットは"Nobody's Fool"1曲だけでしたが、アルバムは特大のヒットとなり、最高位は3位を記録、年間チャートも8位の大ヒットアルバムとなりました。このファーストアルバムからのシングルは、PVが3部作となっていて話題となりました。最後にシングルカットされた"Somebody Save Me" のPVには、なんとJon Bon Jovi とRichie Sambora が出てくるのですよね。音時さんのブログをご覧ください→→→
続くセカンドアルバムが1988年にリリースされた『Long Cold Winter』。このアルバムからのシングルがこの曲"Don't Know What You Got (Till It's Gone)"。曲の作者は、バンドの中心メンバー、リードボーカル・ギターのTom Keifer です。
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年11月19日付、4位から上がって1位はBon Joviの"Bad Medicine"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、ハードロックでは異例の2曲連続のNo.1を記録、この曲で5曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒットで、その3曲ともNo.1となりました。
3位は前週と変わらず2週目の3位、Kylie Minogueの"The Loco-Motion"。Kylie Minogueですが、オーストラリア出身のシンガー・ソングライター。アメリカでの初めてのヒットが1987年最高位28位の"I Should Be So Lucky"。この曲が2曲目のTop40ヒットで、3位まで上がってきました。
4位は6位からアップ、U2の"Desire"。U2ですが、アイルランド出身。デビューは1980年、アメリカでは、84年、"(Pride) In The Name Of Love"が最高位33位、87年になって、突如"With or Without You"がチャートを上昇、3週間の1位を記録、次のシングル"I Still Haven't Found What I'm Looking For"も2曲連続のNo.1ヒット、この曲が5曲目のTop40ヒットで、2曲のNo1ヒットを含め、3曲目のTop5ヒットとなりました。
5位は2位からダウン、1週間の1位を記録、The Beach Boysの"Kokomo"。映画『カクテル』の主題歌。The Beach Boysですが、60年代から活躍するアメリカカリフォルニアで結成されたロックバンド。60年代初めからTop40ヒットを連発、60年代に、"I Get Around"など、3曲のNo.1ヒットを持っています。70年代以降では、Top40ヒットはこの曲で8曲目、Top10ヒットは1976年最高位5位の"Rock and Roll Music" 以来12年ぶり、66年の"Good Vibrations" 以来22年ぶりのNo.1ヒットとなりました。
アメリカでの初ヒットは、1988年の"I Should Be So Lucky"、最高位28位を記録します。この曲は、オーストラリアやイギリス、ヨーロッパ各国、日本でも大ヒット、日本ではなんとオリコンチャートで12週間連続の1位という特大のヒットとなりました。世界的な人気歌手となります。こちらをご覧ください→→→
今週 先週 song / artist 1 4 BAD MEDICINE / BON JOVI 2 1 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB 3 3 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE 4 6 DESIRE / U2 5 2 KOKOMO(FROM THE"COCKTAIL"SOUNDTRACK) / THE BEACH BOYS 6 8 BABY, I LOVE YOUR WAY/FREEBIRD MEDLEY / WILL TO POWER 7 9 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL 8 11 HOW CAN I FALL? / BREATHE 9 12 LOOK AWAY / CHICAGO 10 5 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON 11 15 I DON'T WANT YOUR LOVE / DURAN DURAN 12 14 DON'T KNOW WHAT YOU GOT(TILL IT'S GONE) / CINDERELLA 13 16 GIVING YOU THE BEST THAT I GOT / ANITA BAKER 14 13 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS 15 17 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL 16 7 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS 17 21 WALK ON WATER / EDDIE MONEY 18 24 WELCOME TO THE JUNGLE / GUNS N' ROSES 19 22 THE PROMISE / WHEN IN ROME 20 19 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN 21 10 NEVER TEAR US APART / INXS 22 33 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN 23 32 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON 24 26 DOMINO DANCING / PET SHOP BOYS 25 29 FINISH WHAT YA STARTED / VAN HALEN 26 27 EDGE OF A BROKEN HEART / VIXEN 27 31 SMALL WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS 28 18 WHAT'S ON YOUR MIND(PURE ENERGY) / INFORMATION SOCIETY 29 35 SPY IN THE HOUSE OF LOVE / WAS(NOT WAS) 30 20 RED RED WINE / UB40 31 36 IN YOUR ROOM / BANGLES 32 38 TILL I LOVED YOU / BARBRA STREISAND & DON JOHNSON 33 23 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD 34 39 EARLY IN THE MORNING / ROBERT PALMER 35 40 NOT JUST ANOTHER GIRL / IVAN NEVILLE 36 30 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN 37 25 CHAINS OF LOVE / ERASURE 38 43 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB 39 49 SILHOUETTE / KENNY G 40 42 SYMPTOMS OF TRUE LOVE / TRACIE SPENCER
"Edge Of A Broken Heart"の作者はRichard MarxとFee Waybillの共作。Richard Marxはこの曲のキーボードも担当しています。もう一人のFee Waybillですが、アメリカンロックバンドThe Tubesのリードボーカリスト。83年のTop10ヒット"She's a Beauty"が有名ですね。"She's a Beauty"はこちらをご覧ください→→→
"Edge Of A Broken Heart"ですが、ガールズメタルバンドといいながらも、この曲はポップなロック、ヒット性の高い良い曲だったです。大ヒット曲になっても良かったと思いますが、最高位は26位、いまいちのヒットで残念でした。