ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1983年12月24日付 Duran Duran - Union Of The Snake

2019-12-22 17:43:21 | 1983年ビルボードTop40
1983年12月24日付ビルボード All American Top40、この週はクリスマスウイーク、そして、次週の12月31日はビルボードがお休みですので、この週が1983年の最後のチャート発表の週となります。次回の私のブログも年間チャートの週となりますのでよろしくお願いします。

さて、この週3週目の1位はPaul McCartney and Michael Jacksonの"Say Say Say"。Paul McCartneyもMichael Jacksonも説明することありません、ソロでも数多くの大ヒットを持っています。この二人のデュエットとしては、Michael Jacksonのアルバム『Thriller』に収録の"The Girl Is Mine"が最高位2位を記録していますので、それに続く大ヒットとなりました。Paul McCartneyはビートルズ時代を除いて9曲目の1位。Michael Jacksonは6曲目の1位です。

2位は前週と変わらず、Daryl Hall & John Oatesの"Say it Isn't So"。数多くの大ヒットを持つデュオですが、Top3ヒットは1982年12月から翌年の1月にかけて4週間1位を記録した"Maneater"以来となります。
3位は5位からアップ、Duran Duranの"Union Of The Snake"。Duran Duranですが、最高位3位の"Hungry Like the Wolf"、最高位4位の"Is There Something I Should Know?"に続く3曲目のTop5ヒットです。
4位は7位からアップ、Yesの"Owner Of A Lonely Heart"。Yesですが、ロックファンの方々ならばご存知、イギリスのプログレッシブ・ロックバンド、プログレロックの先駆者であります。アルバムでは『こわれもの』や『危機』などがアメリカでも大ヒットしていますが、シングルは1971年に最高位40位を記録した"Your Move"、1972年に13位を記録した"Roundabout"に続く3曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのTop5ヒットです。
5位は3位からダウン、4週間の1位の大ヒット、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くこれで通算5曲目の1位となりました。

この週5位から上がって3位はDuran Duranの"Union Of The Snake"。
最高位はこの週から1月7日まで3週間続けた第3位、年間チャートは43位の"Hungry Like the Wolf"に続く大ヒットになりました。

Duran Duranですが、1981年にファーストアルバム『Duran Duran』でデビュー。ファーストシングル"Planet Earth"は、アメリカでは不発でしたがイギリスでは最高位12位の大ヒット、日本でも人気がありました。
メンバーのニック・ローズやサイモン・ル・ボン、ジョン・テイラーなどのビジュアルでも人気がありました。PVを最も効果的に使ったグループでしたね。
もちろんサイモン・ル・ボンの魅力的なボーカル、そして彼の作る曲は独特で、特徴がある曲でありました。

アメリカではファーストアルバムは不発でしたが、翌年リリースしたセカンドアルバム『Rio』が最高位6位、シングル"Hungry Like the Wolf"が3位を記録する大ヒットになります。ファースト『Duran Duran』もこれらのヒットに合わせてチャートを上昇、1983年8月になって最高10位を記録します。
そして1983年にリリースしたサードアルバム『Seven and the Ragged Tiger』も続けて大ヒット、最高位で8位、1984年のアルバム年間チャートでは10位の大ヒットアルバムになります。

そのアルバム『Seven and the Ragged Tiger』からのファーストシングルが"Union Of The Snake"です。
曲はSimon Le Bonほかメンバー5人の共作。
PVもさすが凝った作りになっていますね。


今週 先週 song / artist
1 1 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
2 2 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
3 5 UNION OF THE SNAKE / DURAN DURAN
4 7 OWNER OF A LONELY HEART / YES
5 3 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
6 4 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
7 6 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
8 9 TWIST OF FATE / OLIVIA NEWTON-JOHN
9 11 UNDERCOVER OF THE NIGHT / ROLLING STONES
10 18 BREAK MY STRIDE / MATTHEW WILDER
11 19 I GUESS THAT'S WHY THEY CALL IT THE BLUES / ELTON JOHN
12 20 TALKING IN YOUR SLEEP / ROMANTICS
13 10 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
14 15 MAJOR TOM / PETER SCHILLING
15 12 CUM ON FEEL THE NOIZE / QUIET RIOT
16 16 SYNCHRONICITY II / POLICE
17 27 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
18 8 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
19 13 WHY ME? / IRENE CARA
20 17 IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
21 25 RUNNING WITH THE NIGHT / LIONEL RICHIE
22 29 JOANNA / KOOL & THE GANG
23 24 READ EM' AND WEEP / BARRY MANILOW
24 14 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
25 28 IF I'D BEEN THE ONE / 38 SPECIAL
26 26 TIME WILL REVEAL / DEBARGE
27 30 THAT'S ALL / GENESIS
28 31 I STILL CAN'T GET OVER LOVING YOU / RAY PARKER JR.
29 32 PINK HOUSES / JOHN COUGAR
30 22 AIN'T NOBODY / RUFUS & CHAKA KHAN
31 33 HOLIDAY / MADONNA
32 44 THE CURLY SHUFFLE / JUMP 'N THE SADDLE
33 34 STAY WITH ME TONIGHT / JEFFREY OSBORNE
34 37 GOLD / SPANDAU BALLET
35 38 THE SIGN OF FIRE / FIXX
36 21 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
37 39 WHEN THE LIGHTS GO OUT / NAKED EYES
38 47 THINK OF LAURA / CHRISTOPHER CROSS
39 41 BABY I LIED / DEBORAH ALLEN
40 43 IN THE MOOD / ROBERT PLANT
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ビルボード 全米 Top40 1983年12月17日付 Billy Joel - Uptown Girl

2019-12-15 20:15:54 | 1983年ビルボードTop40
1983年12月17日付ビルボード All American Top40、この週2週目の1位はPaul McCartney and Michael Jacksonの"Say Say Say"。Paul McCartneyもMichael Jacksonも説明することありません、ソロでも数多くの大ヒットを持っています。この二人のデュエットとしては、Michael Jacksonのアルバム『Thriller』に収録の"The Girl Is Mine"が最高位2位を記録していますので、それに続く大ヒットとなりました。
Paul McCartneyはビートルズ時代を除いて9曲目の1位。Michael Jacksonは6曲目の1位です。

2位は4位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Say it Isn't So"。数多くの大ヒットを持つデュオですが、Top3ヒットは1982年12月から翌年の1月にかけて4週間1位を記録した"Maneater"以来となります。
3位は2位からダウン、4週間の1位の大ヒット、Lionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くこれで通算5曲目の1位となりました。
4位は3位からダウン、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top3ヒットは1977年の"Just the Way You Are"を皮切りに、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
5位は7位からアップ、Duran Duranの"Union Of The Snake"。Duran Duranですが、最高位3位の"Hungry Like the Wolf"、最高位4位の"Is There Something I Should Know?"に続く3曲目のTop5ヒットです。

この週3位からダウンしての4位はBilly Joelの"Uptown Girl"。
最高位は11月12日から5週続けた3位。年間チャートは1984年の第39位。年度の途中での39位でしたが、Top10内に10週間滞在する大ヒットでした。

Billy Joelですが、ポップスファンの皆さんならご存知、ニューヨーク出身のシンガーソングライター。
デビューは1971年で、1973年にリリースしたセカンドアルバム『Piano Man』が全米27位のヒット、タイトルシングル"Piano Man"も25位を記録します。
Billy Joelの大スターへの道を決定づけたのが彼の5枚目のアルバム『The Stranger』、名曲"The Stranger"や"Just the Way You Are"などが収録された名盤でした。

そして次のアルバム『52nd Street』はアルバムチャートNo.1、1979年のアルバムチャートの年間1位にも輝きました。
その後も『Glass Houses』もアルバム1位を獲得、8枚目のアルバム『The Nylon Curtain』こそ最高位7位で、シングルヒットもいまいちでしたが、次のアルバム『An Innocent Man』がまた良いアルバムだったのです。
ファーストシングルカットした"Tell Her About It"が1位を獲得、セカンドシングルがこの曲"Uptown Girl"です。

"Uptown Girl"ですが、作者はもちろんBilly Joel自身。そしてプロデューサーもお馴染みPhil Ramone。
アップテンポの、ちょっと60年代風リズム、良い曲です。


この曲、2001年にアイルランドのポップグループWestlifeがカバーしてヨーロッパで大ヒットしました。
ビリー・ジョエルの原曲にかなり忠実なカバーバージョンです。


今週 先週 song / artist
1 1 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
2 4 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
3 2 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
4 3 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
5 7 UNION OF THE SNAKE / DURAN DURAN
6 5 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
7 11 OWNER OF A LONELY HEART / YES
8 6 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
9 12 TWIST OF FATE / OLIVIA NEWTON-JOHN
10 10 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
11 14 UNDERCOVER OF THE NIGHT / ROLLING STONES
12 8 CUM ON FEEL THE NOIZE / QUIET RIOT
13 13 WHY ME? / IRENE CARA
14 9 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
15 18 MAJOR TOM / PETER SCHILLING
16 16 SYNCHRONICITY II / POLICE
17 17 IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
18 19 BREAK MY STRIDE / MATTHEW WILDER
19 21 I GUESS THAT'S WHY THEY CALL IT THE BLUES / ELTON JOHN
20 24 TALKING IN YOUR SLEEP / ROMANTICS
21 15 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
22 22 AIN'T NOBODY / RUFUS & CHAKA KHAN
23 23 SOULS / RICK SPRINGFIELD
24 27 READ EM' AND WEEP / BARRY MANILOW
25 30 RUNNING WITH THE NIGHT / LIONEL RICHIE
26 26 TIME WILL REVEAL / DEBARGE
27 35 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
28 29 IF I'D BEEN THE ONE / 38 SPECIAL
29 31 JOANNA / KOOL & THE GANG
30 34 THAT'S ALL / GENESIS
31 32 I STILL CAN'T GET OVER LOVING YOU / RAY PARKER JR.
32 45 PINK HOUSES / JOHN COUGAR
33 39 HOLIDAY / MADONNA
34 43 STAY WITH ME TONIGHT / JEFFREY OSBORNE
35 36 I WON'T STAND IN YOUR WAY / STRAY CATS
36 20 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
37 44 GOLD / SPANDAU BALLET
38 46 THE SIGN OF FIRE / FIXX
39 41 WHEN THE LIGHTS GO OUT / NAKED EYES
40 40 THE WAY HE MAKES ME FEEL / BARBRA STREISAND
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ビルボード 全米 Top40 1983年12月10日付 Lionel Richie - All Night Long (All Night)

2019-12-08 20:42:31 | 1983年ビルボードTop40
1983年12月3日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はPaul McCartney and Michael Jacksonの"Say Say Say"。Paul McCartneyもMichael Jacksonも説明することありません、ソロでも数多くの大ヒットを持っています。この二人のデュエットとしては、Michael Jacksonのアルバム『Thriller』に収録の"The Girl Is Mine"が最高位2位を記録していますので、それに続く大ヒットとなりました。
Paul McCartneyはビートルズ時代を除いて9曲目の1位。Michael Jacksonは6曲目の1位です。

4週間の1位からダウンしての2位はLionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くこれで通算5曲目の1位となりました。
3位は前週と変わらずこれで5週目の3位、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top3ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
4位は5位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Say it Isn't So"。数多くの大ヒットを持つデュオですが、Top5ヒットは1982年12月から翌年の1月にかけて4週間1位を記録した"Maneater"以来となります。
5位は6位からアップ、Pat Benatarの"Love Is A Battlefield"。Pat Benatarですが、これまでの最大のヒットは1980年に最高位9位を記録した"Hit Me with Your Best Shot"。初めてのTop5ヒットです。

この週4週間の1位からダウンしての2位はLionel Richieの"All Night Long"。
年間チャートは1984年の第12位。年度の途中でしたので12位止まりでしたが、少なくとも2週間の1位で年間7位だった"Hello"よりも大ヒットしました。

Lionel Richieですが、The Commodoresのボーカリストとして1974年にファーストアルバム『Machine Gun』をリリース。シングルチャートへの初登場も1974年に最高位22位を記録した"Machine Gun"。この曲はなんとボーカル無しのインストルメンタルダンスミュージックです。その後のコモドアーズとライオネル・リッチーの活躍からは考えられませんですね。

The Commodores時代にはファンクからダンスミュージック、そしてソウルバラードと、様々な曲をヒットさせました。そんな中で"Three Times a Lady"と"Still"のフィーチャリングLionel RichieともいえるバラードNo.1大ヒットがありました。
また、1980年には、Kenny Rogersに提供した"Lady"がNo.1を記録、年度を代表する大ヒットとなるなど、ソングライターとしても活躍しました。

そして1981年にはソロ活動を開始、まずはDiana Rossとのサウンドトラック"Endless Love"でいきなり年間チャート2位の特大のヒット、ソロでのファーストアルバムからは、"Truly"が1位、"You Are"が4位、"My Love"5位と、続けて大ヒットとなります。

そして1983年にリリースしたセカンドソロアルバム『Can't Slow Down』からのファーストシングルがこの曲"All Night Long (All Night)"です。
正直言って、"Endless Love"から"My Love"まで、あまりのバラード続きで食傷気味だったところ、この"All Night Long (All Night)"は軽妙なダンスポップス。そこがこの大ヒットにつながったんですね。
バラードはいい加減勘弁してもらいたいですが、この曲は大好きで今でもよく聴きます。

曲の作者はもちろんLionel Richie。
なんとバックボーカルにはまだ無名のRichard Marxが参加しています。


今週 先週 song / artist
1 2 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
2 1 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
3 3 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
4 5 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
5 6 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
6 4 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
7 11 UNION OF THE SNAKE / DURAN DURAN
8 7 CUM ON FEEL THE NOIZE / QUIET RIOT
9 9 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
10 10 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
11 14 OWNER OF A LONELY HEART / YES
12 16 TWIST OF FATE / OLIVIA NEWTON-JOHN
13 13 WHY ME? / IRENE CARA
14 15 UNDERCOVER OF THE NIGHT / ROLLING STONES
15 8 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
16 19 SYNCHRONICITY II / POLICE
17 17 IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
18 20 MAJOR TOM / PETER SCHILLING
19 27 BREAK MY STRIDE / MATTHEW WILDER
20 12 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
21 25 I GUESS THAT'S WHY THEY CALL IT THE BLUES / ELTON JOHN
22 22 AIN'T NOBODY / RUFUS & CHAKA KHAN
23 23 SOULS / RICK SPRINGFIELD
24 29 TALKING IN YOUR SLEEP / ROMANTICS
25 21 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
26 33 TIME WILL REVEAL / DEBARGE
27 30 READ EM' AND WEEP / BARRY MANILOW
28 18 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
29 36 IF I'D BEEN THE ONE / 38 SPECIAL
30 35 RUNNING WITH THE NIGHT / LIONEL RICHIE
31 38 JOANNA / KOOL & THE GANG
32 42 I STILL CAN'T GET OVER LOVING YOU / RAY PARKER JR.
33 24 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
34 43 THAT'S ALL / GENESIS
35 52 KARMA CHAMELEON / CULTURE CLUB
36 39 I WON'T STAND IN YOUR WAY / STRAY CATS
37 34 THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES / ASIA
38 31 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
39 45 HOLIDAY / MADONNA
40 41 THE WAY HE MAKES ME FEEL / BARBRA STREISAND
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ビルボード 全米 Top40 1983年12月3日付 Quiet Riot - Cum On Feel The Noize

2019-12-01 23:01:35 | 1983年ビルボードTop40
1983年12月3日付ビルボード All American Top40、4週目の1位の大ヒットはLionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くこれで通算5曲目の1位となりました。

2位は前週と変わらず、Paul McCartney and Michael Jacksonの"Say Say Say"。Paul McCartneyもMichael Jacksonも説明することありません、ソロでも数多くの大ヒットを持っています。この二人のデュエットとしては、Michael Jacksonのアルバム『Thriller』に収録の"The Girl Is Mine"が最高位2位を記録していますので、それに続く大ヒットとなりました。
この週は1位から4位まで前週と同順位、上位が強くこれで3週連続変わりなしです。
3位も前週と変わらず、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top3ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
4位も前週と変わらず、2週間の1位を記録した大ヒット、Kenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。
5位は7位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Say it Isn't So"。数多くの大ヒットを持つデュオですが、Top5ヒットは1982年12月から翌年の1月にかけて4週間1位を記録した"Maneater"以来となります。

この週5位からダウンして7位はQuiet Riotの"Cum on Feel the Noize"。
最高位は11月19日と26日の第5位。年間チャートは1984年の68位。年度の途中ではありましたが年間チャートに入って良かったです。

さて、アメリカのチャートでは、主にアルバムやライブで活躍しているハードロック、メタルバンドの曲が、突然大ヒットすることがあります。
古くは1973年に突然の1位を記録したEdgar Winters Groupの"Frankenstein"や1976年の名曲Blue Öyster Cultの"(Don't Fear)The Reaper"「死神」、この曲のヒットのあとにも1991年のScorpionsの"Wind of Change"、新しいところでも(十分古いと言われそうですが)2003年の大ヒットEvanescenceの"Bring Me to Life"などなど、どの曲も記録と記憶に残る名曲です。こういう曲がチャートを上がってくるとワクワクしますよね。

まずQuiet Riotですが、1973年に伝説のギタリストRandy Rhoadsらによって結成されたヘビィ・メタルバンドです。
Randy Rhoadsのことはロックファンの方々なら私よりもよっぽど詳しいとは思いますが、1978年にはオジー・オズボーンバンドに加入、1982年に飛行機事故で25歳の短い生涯を閉じてしまった、天才ギタリストです。

そのQuiet Riot、Randy Rhoadsの脱退で一時活動を停止しますが、1982年から新メンバーで活動を再開、1983年にリリースした彼ら3枚目のアルバム『Metal Health』からシングルカットされたこの曲"Cum on Feel the Noize"が突然の大ヒット、アルバムも1983年11月に1週のみでしたが1位を記録、年間チャートも1984年の25位と大ヒットします。その後もメンバーチェンジを繰り返しながら今でもアルバムを発表し、活躍しています。

"Cum on Feel the Noize"ですが、この曲はQuiet Riotのオリジナルではなくて、イギリスのこれも伝説的な大人気ハードロックバンドSladeの曲で、1973年にイギリスで1位、大ヒットした曲です。名曲ですね。この名曲をQuiet Riotがアレンジして大ヒットになりました。
曲の作者はいずれもSladeのメンバーNoddy HolderとJim Leaの共作です。


こちらが1973年にイギリスで1位を記録したSladeのオリジナルバージョン。調べてみたらアメリカでは1973年の6月に最高位98位、Hot100にはたった2週でしたがランクインしていました。オリジナルも良いじゃないですか。


今週 先週 song / artist
1 1 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
2 2 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
3 3 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
4 4 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
5 7 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
6 6 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
7 5 CUM ON FEEL THE NOIZE / QUIET RIOT
8 8 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
9 9 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
10 11 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
11 14 UNION OF THE SNAKE / DURAN DURAN
12 10 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
13 16 WHY ME? / IRENE CARA
14 27 OWNER OF A LONELY HEART / YES
15 33 UNDERCOVER OF THE NIGHT / ROLLING STONES
16 21 TWIST OF FATE / OLIVIA NEWTON-JOHN
17 24 IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
18 13 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
19 22 SYNCHRONICITY II / POLICE
20 25 MAJOR TOM / PETER SCHILLING
21 12 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
22 26 AIN'T NOBODY / RUFUS & CHAKA KHAN
23 29 SOULS / RICK SPRINGFIELD
24 19 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
25 35 I GUESS THAT'S WHY THEY CALL IT THE BLUES / ELTON JOHN
26 15 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
27 37 BREAK MY STRIDE / MATTHEW WILDER
28 23 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
29 44 TALKING IN YOUR SLEEP / ROMANTICS
30 38 READ EM' AND WEEP / BARRY MANILOW
31 17 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
32 28 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
33 39 TIME WILL REVEAL / DEBARGE
34 34 THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES / ASIA
35 57 RUNNING WITH THE NIGHT / LIONEL RICHIE
36 42 IF I'D BEEN THE ONE / 38 SPECIAL
37 20 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
38 52 JOANNA / KOOL & THE GANG
39 45 I WON'T STAND IN YOUR WAY / STRAY CATS
40 40 INVISIBLE HANDS / KIM CARNES
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ビルボード 全米 Top40 1983年11月26日付 The Motels - Suddenly Last Summer

2019-11-24 20:05:46 | 1983年ビルボードTop40
1983年11月26日付ビルボード All American Top40、3週目の1位の大ヒットはLionel Richieの"All Night Long"。Lionel Richieですが、The Commodores時代から数多くのヒットを持っていますが、The Commodores時代には"Three Times a Lady"と"Still"、ソロになってからもDiana Rossとのデュエットで1位となった"Endless Love"、ソロの1位"Truly"に続くこれで通算5曲目の1位となりました。

2位は前週と変わらず、Paul McCartney and Michael Jacksonの"Say Say Say"。Paul McCartneyもMichael Jacksonも説明することありません、ソロでも数多くの大ヒットを持っています。この二人のデュエットとしては、Michael Jacksonのアルバム『Thriller』に収録の"The Girl Is Mine"が最高位2位を記録していますので、それに続く大ヒットとなりました。
この週は久し振りに1位から5位まで変動がありませんでした。
3位も前週と変わらず、Billy Joelの"Uptown Girl"。Billy Joelですが、Top40ヒットは1974年の"Piano Man"からこの曲で通算19曲目、Top3ヒットは1977年の"Just the Way You Are"以来、No.1ヒット2曲を含めこの曲で5曲目となります。
4位も前週と変わらず、2週間の1位を記録した大ヒット、Kenny Rogers with Dolly Partonの"Islands In the Stream"。カントリー界の大御所二人のデュエットです。両者とも50年代から活躍していますが、Kenny Rogersについては1980年の"Lady"以来、Dolly Partonについては1980年の"9 to 5"以来、両者とも2曲目のNo.1ヒットです。
5位も前週と変わらず、Quiet Riotの"Cum on Feel the Noize"。70年代中頃から活躍していますが、シングルでは初めてのヒット、もちろん初めてのTop5ヒットです。

この週13位はThe Motelsの"Suddenly Last Summer"。邦題は「想い出のラスト・サマー」。
最高位は11月19日付の1週のみの第9位。年間チャートは年度の途中で圏外になってしまいました。

さてモーテルズ。イギリス系の音かと思いましたが、アメリカ・カリフリニア出身のニューウエイブロックグループ。
リードボーカルはMartha Davis。ご存知の方は、モーテルズといえばマーサ・デービスですよね。
気だるいボーカルが彼女の特徴です。というか、このグループの特徴でもあります。

デビューアルバム『Motels』のリリースは1979年。このアルバムはあんまりヒットしませんでしたが、1982年にリリースした3枚目のアルバム『All Four One』が16位を記録するヒット、シングルカットした"Only the Lonely"が最高位9位、年間チャートでは29位の大ヒットとなり、一躍メジャーなロックバンドとなります。この曲でマーサ・デイビスのボーカルが有名になりました。

"Suddenly Last Summer"ですが、彼ら2曲目のTop40ヒット。この年にリリースした4枚目のアルバム『Little Robbers』からのファーストシングルカットです。"Only the Lonely"に続く最高位9位のヒットとなりました。曲の作者はMartha Davis。マーサ・デイビスのボーカル全開の曲です。
PVですが、夢見るマーサ・デイビスの映像ですね。枕もとの本の題名が「Suddenly Last Summer」かと思いきや、そうも読めないのですが画像が荒くって、どうなんでしょうか?


こちらが最高位9位、年間チャート29位の初めての大ヒット、"Only The Lonely"です。


今週 先週 song / artist
1 1 ALL NIGHT LONG / LIONEL RICHIE
2 2 SAY SAY SAY / PAUL MCCARTNEY & MICHAEL JACKSON
3 3 UPTOWN GIRL / BILLY JOEL
4 4 ISLANDS IN THE STREAM / KENNY ROGERS with DOLLY PARTON
5 5 CUM ON FEEL THE NOISE / QUIET RIOT
6 7 LOVE IS A BATTLEFIELD / PAT BENATAR
7 10 SAY IT ISN'T SO / DARYL HALL & JOHN OATES
8 12 HEART AND SOUL / HUEY LEWIS & THE NEWS
9 14 CRUMBLIN' DOWN / JOHN COUGAR
10 13 P.Y.T. / MICHAEL JACKSON
11 17 CHURCH OF THE POISON MIND / CULTURE CLUB
12 6 TOTAL ECLIPSE OF THE HEART / BONNIE TYLER
13 9 SUDDENLY LAST SUMMER / MOTELS
14 24 UNION OF THE SNAKE / DURAN DURAN
15 8 ONE THING LEADS TO ANOTHER / FIXX
16 20 WHY ME? / IRENE CARA
17 15 TELEFONE (LONG DISTANCE LOVE AFFAIR) / SHEENA EASTON
18 11 DELIRIOUS / PRINCE
19 18 TONIGHT, I CELEBRATE MY LOVE / PEABO BRYSON & ROBERTA FLACK
20 16 MAKING LOVE OUT OF NOTHING AT ALL / AIR SUPPLY
21 32 TWIST OF FATE / OLIVIA NEWTON-JOHN
22 34 SYNCHRONICITY II / POLICE
23 23 SEND HER MY LOVE / JOURNEY
24 26 IN A BIG COUNTRY / BIG COUNTRY
25 28 MAJOR TOM / PETER SCHILLING
26 29 AIN'T NOBODY / RUFUS & CHAKA KHAN
27 37 OWNER OF A LONELY HEART / YES
28 25 TENDER IS THE NIGHT / JACKSON BROWNE
29 33 SOULS / RICK SPRINGFIELD
30 19 MODERN LOVE / DAVID BOWIE
31 27 HOW MANY TIMES CAN WE SAY GOODBYE / DIONNE WARWICK & LUTHER VANDROSS
32 30 MIRROR MAN / HUMAN LEAGUE
33 39 UNDERCOVER OF THE NIGHT / ROLLING STONES
34 35 THE SMILE HAS LEFT YOUR EYES / ASIA
35 38 I GUESS THAT'S WHY THEY CALL IT THE BLUES / ELTON JOHN
36 36 JUST GOT LUCKY / JOBOXERS
37 42 BREAK MY STRIDE / MATTHEW WILDER
38 53 READ EM' AND WEEP / BARRY MANILOW
39 43 TIME WILL REVEAL / DEBARGE
40 41 INVISIBLE HANDS / KIM CARNES
コメント (16)
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