ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1985年8月31日付 アレサ・フランクリン Aretha Franklin - Freeway Of Love

2021-08-29 20:18:25 | 1985年ビルボードTop40
1985年8月31日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はHuey Lewis & The Newsの"The Power Of Love"。この曲は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌。Huey Lewis & The Newsですが、初のシングルヒット、最高位7位を記録した"Do You Believe in Love"以来、この曲で8曲目のTop40ヒットでもちろん初のNo1に輝きました。

2位は4位からアップ、John Parrの"St. Elmo's Fire (Man in Motion)"。この曲は、映画『セント・エルモス・ファイアー』の主題歌です。John Parrですが、デビューシングル"Naughty Naughty"が最高位23位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのTop3ヒットです。
3位は5位からアップ、Aretha Franklinの"Freeway Of Love"。Aretha Franklinですが、「クイーン・オブ・ソウル」の異名を持つ偉大な歌手。久しぶりのTop5ヒットとなりましたが、60年代から沢山のヒット曲を持ち、この曲で15曲目のTop10ヒット、8曲目のTop5ヒット、5曲目のTop3です。
4位は6位からアップ、Tina Turnerの"We Don't Need Another Hero"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っていますが、Top5ヒットとなると、1971年にJohn Fogertyの名曲"Proud Mary"のカバーが4位を記録、以来、"What's Love Got to Do with It"が十数年ぶりのTop5ヒット、そしてNo.1になり、この曲で通算4曲目のTop5ヒットです。
5位は7位からアップ、Bryan Adamsの"Summer Of '69"。Bryan Adamsですが、初めてのTop5ヒットで1位を記録した"Heaven"に続く2曲目のTop5ヒットです。

この週3位はAretha Franklinの"Freeway Of Love"。最高位はこの31日付の3位、年間チャートは43位。60年代初めから活躍するAretha Franklin、十数年ぶりの大ヒットになりました。

Aretha Franklinですが、デビューは1960年、ソウル界の女王、「クイーン・オブ・ソウル」とも呼ばれる、ソウル界の大スターです。

ファーストアルバム『Aretha』のリリースが1961年、レギュラーチャートではヒットチャート入りしませんでしたが、R&BチャートではシングルがTop10入りするヒットになります。
セカンドアルバム『The Electrifying Aretha Franklin』からシングルが初めてTop40入りしましたが、その後はR&Bチャートではヒットしますが、しばらくはレギュラーチャート入りのヒットは出ませんでした。

1967年に10枚目のスタジオアルバム『I Never Loved a Man the Way I Love You』邦題『貴方だけを愛して』をリリース、このアルバムが大当たり、大ヒットアルバムとなります。アルバムチャートでは第2位、シングルも初めて大ヒットし、オーティス・レディングの名曲のカバー"Respect"が全米No.1を記録します。

その後は、大ヒットを連発、70年代中頃までにかけ、通算32曲のTop40ヒット、うちTop10ヒットが14曲、Top5ヒットが7曲、No.1が1曲(正確かどうかわかりません、数えるのも大変なほどのヒット曲の多さであります)。
Top40ヒットは76年に最高位28位を記録した"Something He Can Feel"以来、6年ほど出ていませんでしたが、82年に"Jump to It"が24位のヒットを記録、そしてこの曲"Freeway Of Love"が通算34曲目のTop40ヒットにして8曲目のTop5ヒットになりました。

この曲は彼女のなんと通算30枚目となるアルバム『Who's Zoomin' Who?』からのシングルカット曲。このアルバムはプロデューサーにNarada Michael Waldenを迎え、ダンサブルで、ロックなアルバムに仕上がっています。
ダンス&ロック調の曲は、アレサの声量のある、迫力ある歌声に合っていたのでしょう、アルバムチャートでも久し振りの大ヒットになりました。

"Freeway Of Love"の曲の作者はそのNarada Michael Waldenと、ソウル系ソングライターのJeffrey Cohenの共作。
この曲にはNarada Michael Waldenもdrums and percussionで参加していますが、なんといってもこの曲の特徴は、Bruce Springsteen E Street BandのClarence Clemonsをサックス奏者に迎えているところでしょうか。
この曲、PVでも、ドラムスとサックスが目立ちます。もちろん、アレサのボーカルと合わせてカッコいい曲になりました。


今週 先週 song / artist
1 1 THE POWER OF LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
2 4 ST. ELMO'S FIRE(MAN IN MOTION) / JOHN PARR
3 5 FREEWAY OF LOVE / ARETHA FRANKLIN
4 6 WE DON'T NEED ANOTHER HEROWE DON'T NEED ANOTHER HERO(THUNDERDOME) / TINA TURNER
5 7 SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
6 2 SHOUT / TEARS FOR FEARS
7 3 NEVER SURRENDER / COREY HART
8 12 CHERISH / KOOL & THE GANG
9 14 YOU'RE ONLY HUMAN / BILLY JOEL
10 17 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
11 13 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
12 15 INVINCIBLE(THEME FROM THE LEGEND OF BILLIE JEAN) / PAT BENATAR
13 18 POP LIFE / PRINCE & THE REVOLUTION
14 19 FREEDOM / WHAM!
15 10 WHAT ABOUT LOVE? / HEART
16 20 DARE ME / POINTER SISTERS
17 21 SMOKIN' IN THE BOYS ROOM / MOTLEY CRUE
18 8 IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE / STING
19 9 EVERYTIME YOU GO AWAY / PAUL YOUNG
20 23 LIFE IN ONE DAY / HOWARD JONES
21 11 WHO'S HOLDING DONNA NOW / DEBARGE
22 16 YOU SPIN ME AROUND / DEAD OR ALIVE
23 31 DRESS YOU UP / MADONNA
24 25 MYSTERY LADY / BILLY OCEAN
25 29 SHAME / MOTELS
26 33 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
27 32 THERE MUST BE AN ANGEL / EURYTHMICS
28 38 TAKE ON ME / A-HA
29 35 CRY / GODLEY & CRÈME
30 40 LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
31 39 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
32 22 GLORY DAYS / BRUCE SPRINGSTEEN
33 24 ROCK ME TONIGHT / FREDDIE JACKSON
34 26 STATE OF THE HEART / RICK SPRINGFIELD
35 36 WHEN YOUR HEART IS WEAK / COCK ROBIN
36 34 LIVE EVERY MOMENT / REO SPEEDWAGON
37 44 EVERY STEP OF THE WAY / JOHN WAITE
38 37 I WONDER IF I TAKE YOU HOME / LISA LISA & CULT JAM
39 46 C-I-T-Y / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
40 41 NO LOOKIN' BACK / MICHAEL MCDONALD
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デバージ DeBarge - Who's Holding Donna Now(1985年の洋楽 Part33)

2021-08-26 22:24:17 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart33はDeBargeの"Who's Holding Donna Now"。最高位は8月10日付の1週のみの第6位、年間チャートは85位。最高位3位を記録、年間チャート32位の"Rhythm of the Night"に次ぐ2曲目の大ヒットとなりました。

DeBargeですが、アメリカデトロイト出身のソウルグループ。DeBarge家の兄弟グループです。
兄弟ソウルグループといえばもちろんジャクソンズが有名ですが、そのジャクソンズに負けず劣らずの才能あるミュージシャングループです。

デビューは1981年、『The DeBarges』でデビュー。残念ながらこのアルバムは全く売れなかったようです。
2枚目のアルバムが『All This Love』、翌年の1982年にリリースされ、このアルバムからは初めてのシングルヒット"I Like It"が31位を記録、2枚目のシングルとなったアルバムタイトル曲"All This Love"が最高位17位を記録するまずまずのヒットとなります。

ブレイクしたのが4枚目のアルバム、1985年にリリースされた『Rhythm of the Night』で、ファーストシングルの"Rhythm of the Night"が最高位3位、年間32位の大ヒットとなりました。
この曲は良い曲でした。アップテンポでありながらメロディアスな曲。曲の作者はあの有名ソングライターのDiane Warrenです。この"Rhythm of the Night"は紹介しようと思ってたのですが、何となく他の曲を紹介していたら、落ちていって機会を逃してしまいました。

そのアルバム『Rhythm of the Night』からの2枚目のシングルがこの曲"Who's Holding Donna Now"。この曲は彼ら得意のソウルバラードです。曲の作者はDavid FosterにJay Graydon、Randy Goodrumの3人の共作。AORソングライターの名手の競演ですね。
リードボーカルはEl DeBargeで、バックの演奏も、David Foster、 Steve Porcaroといった凄腕ミュージシャンが務めています。
70年代から80年代初め頃を感じさせるソウルバラードで、じっくり聞かせるヒット曲でした。
コメント (20)
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ビルボード 全米 Top40 1985年8月24日付 コリー・ハート Corey Hart - Never Surrender

2021-08-22 20:51:32 | 1985年ビルボードTop40
1985年8月24日付ビルボード All American Top40、2位から上がっての1位はHuey Lewis & The Newsの"The Power Of Love"。この曲は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌。Huey Lewis & The Newsですが、初のシングルヒット、最高位7位を記録した"Do You Believe in Love"以来、この曲で8曲目のTop40ヒットでもちろん初のNo1に輝きました。

2位は3週間の1位からダウン、Tears For Fearsの"Shout"。Tears For Fearsですが、イギリス出身のロックバンド。アメリカでは初めてのTop40ヒットNo.1ヒット"Everybody Wants to Rule the World"に続く2曲連続のNo.1に輝きました。母国イギリスではこの"Shout"の方が先にシングルヒットしています。
3位は前週と変わらず、Corey Hartの"Never Surrender"。Corey Hartですが、カナダ出身のロックシンガー、デビューシングル"Sunglasses at Night"が7位を記録、この曲で3曲目のTop40ヒットで初めてのTop3ヒットです。
4位は7位からアップ、John Parrの"St. Elmo's Fire (Man in Motion)"。この曲は、映画『セント・エルモス・ファイアー』の主題歌です。John Parrですが、デビューシングル"Naughty Naughty"が最高位23位を記録、この曲が2曲目のTop40ヒットで、もちろん初めてのTop5ヒットです。
5位は前週と変わらず、Aretha Franklinの"Freeway Of Love"。Aretha Franklinですが、「クイーン・オブ・ソウル」の異名を持つ偉大な歌手。久しぶりのTop5ヒットとなりましたが、60年代から沢山のヒット曲を持ち、この曲で15曲目のTop10ヒット、8曲目のTop5ヒットです。

この週3位はCorey Hartの"Never Surrender"。最高位はこの8月24日と前週の17日の第3位、年間チャートは44位。1984年の"Sunglasses at Night"に並ぶ大ヒットになりました。

Corey Hartですが、カナダ出身のロックシンガー。1980年頃から活動を開始し、1983年にはファーストアルバム『First Offense』をリリース。このアルバムからのファーストシングルが"Sunglasses at Night"で、いきなり最高位7位を記録し、年間チャートも36位の大ヒットとなります。このファーストアルバムにはエリック・クラプトンも参加して話題になりました。クラプトンが参加した曲は"Jenny Fey"という曲ですが、"Sunglasses at Night"と"Jenny Fey"についてはこちらをご覧ください→→→

1985年、セカンドアルバム『Boy in the Box』をリリース、このアルバムからのファーストシングルがこの曲"Never Surrender"で大ヒットしました。曲の作者はCorey Hart自身が一人で作成したものです。
この時期活躍していたカナダ出身のロックアーチストといえば、ブライアン・アダムスがいて、母国では人気を二分していましたが、ブライアン・アダムスがストレートなロックなのに対して、コリー・ハートは、どことなく陰のある歌い方で、この"Never Surrender"も、ちょっとミステリアスな雰囲気が魅力となった曲でした。

母国カナダはもちろん、アメリカでも人気が出て、90年代初めまで、コンスタントにヒットを出しますが、ブライアン・アダムスほどの大ヒットは残念ながら出ませんでした。ちょっと陰のあるところが、アメリカ人にはいまいちの受けなかったのかもしれません。
一方で、まだ大ヒットする前の1980年に来日して世界歌謡祭で歌ったり、来日コンサートをこなすなど、日本では人気がありました。最近も来日コンサートがありましたね。


今週 先週 song / artist
1 2 THE POWER OF LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
2 1 SHOUT / TEARS FOR FEARS
3 3 NEVER SURRENDER / COREY HART
4 7 ST. ELMO'S FIRE / JOHN PARR
5 5 FREEWAY OF LOVE / ARETHA FRANKLIN
6 10 WE DON'T NEED ANOTHER HERO / TINA TURNER
7 9 SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
8 4 IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE / STING
9 6 EVERYTIME YOU GO AWAY / PAUL YOUNG
10 12 WHAT ABOUT LOVE? / HEART
11 8 WHO'S HOLDING DONNA NOW / DEBARGE
12 15 CHERISH / KOOL & THE GANG
13 19 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
14 18 YOU'RE ONLY HUMAN / BILLY JOEL
15 17 INVINCIBLE / PAT BENATAR
16 11 YOU SPIN ME AROUND / DEAD OR ALIVE
17 23 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
18 24 POP LIFE / PRINCE & THE REVOLUTION
19 27 FREEDOM / WHAM!
20 25 DARE ME / POINTER SISTERS
21 26 SMOKIN' IN THE BOYS ROOM / MOTLEY CRUE
22 13 GLORY DAYS / BRUCE SPRINGSTEEN
23 29 LIFE IN ONE DAY / HOWARD JONES
24 21 ROCK ME TONIGHT / FREDDIE JACKSON
25 28 MYSTERY LADY / BILLY OCEAN
26 22 STATE OF THE HEART / RICK SPRINGFIELD
27 16 PEOPLE ARE PEOPLE / DEPECHE MODE
28 14 GET IT ON / POWER STATION
29 33 SHAME / MOTELS
30 20 YOU GIVE GOOD LOVE / WHITNEY HOUSTON
31 36 DRESS YOU UP / MADONNA
32 38 THERE MUST BE AN ANGEL / EURYTHMICS
33 50 OH SHEILA / READY FOR THE WORLD
34 35 LIVE EVERY MOMENT / REO SPEEDWAGON
35 39 CRY / GODLEY & CRÈME
36 37 WHEN YOUR HEART IS WEAK / COCK ROBIN
37 34 I WONDER IF I TAKE YOU HOME / LISA LISA & CULT JAM
38 48 TAKE ON ME / A-HA
39 53 SAVING ALL MY LOVE FOR YOU / WHITNEY HOUSTON
40 - LONELY OL' NIGHT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
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ラット Ratt - Lay It Down(1985年の洋楽 Part32)

2021-08-19 20:33:04 | '85年洋楽
1985年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart32はRattの"Lay It Down"。最高位は8月17日付の1週のみの第40位。年間チャートはもちろん圏外でした。久しぶりのTop40に1週間のみの曲の紹介です。

LAメタルバンドの代表格、モトリー・クルーと人気を二分する大人気バンドRatt、この曲は、1984年に最高位12位を記録した"Round And Round"に続く2曲目のTop40ヒットにして、このバンドの最後のTop40ヒットになった曲です。

Rattですが、Stephen Pearcyのボーカルに、ツインギターが魅力の5人組メタルバンド。
1984年にファーストアルバム『Out of the Cellar』をリリース、すでにライブでは人気バンドになっていましたが、ファーストアルバムでのいきなりのブレイクで、アルバムチャート7位を記録します。
シングルカットした"Round And Round"も前述のように最高位12位、年間チャートでも87位と、Top100に入る大ヒットとなりました。こちらの記事を参照ください→→→

この曲"Lay It Down"ですが、彼らの2枚目のスタジオアルバム『Invasion of Your Privacy』からのファーストシングルカット。
曲の作者はバンドのメンバー4人の共作。
この曲のPVは子供の誕生会、そこからいきなり男の子と女の子の将来に飛びます。Rattの演奏はやっぱりカッコいいですよね。ツインギターにしびれます。ハードな中にもメロディアスなので、あんまりうるさくないところがお気に入りです。
2枚目のアルバム『Invasion of Your Privacy』もファーストと同じく大ヒット、全米アルバムチャート最高位7位を記録します。

Rattですが、途中、活動を停止していた時期もありましたが、ライブを中心に現在でも活躍しています。
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ビルボード 全米 Top40 1985年8月17日付 スティング Sting - If You Love Somebody Set Them Free

2021-08-15 22:14:46 | 1985年ビルボードTop40
1985年8月17日付ビルボード All American Top40、これで3週目の1位はTears For Fearsの"Shout"。Tears For Fearsですが、イギリス出身のロックバンド。アメリカでは初めてのTop40ヒットNo.1ヒット"Everybody Wants to Rule the World"に続く2曲連続のNo.1に輝きました。母国イギリスではこの"Shout"の方が先にシングルヒットしています。

2位は5位からアップ、Huey Lewis & The Newsの"The Power Of Love"。この曲は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌。Huey Lewis & The Newsですが、初のシングルヒット、最高位7位を記録した"Do You Believe in Love"以来、この曲で8曲目のTop40ヒットで初のTop3ヒットです。
3位は4位からアップ、Corey Hartの"Never Surrender"。Corey Hartですが、カナダ出身のロックシンガー、デビューシングル"Sunglasses at Night"が7位を記録、この曲で3曲目のTop40ヒットで初めてのTop3ヒットです。
4位は2週間の3位からダウン、Stingの"If You Love Somebody Set Them Free"。Stingですが、もちろんThe Policeの中心メンバー。そのThe Policeが1983年の『Synchronicity』を最後に活動を停止し、ソロでのファーストアルバムからのシングルのこの曲でソロでは初めてのTop40ヒットで最高位3位を記録しました。
5位は8位からアップ、Aretha Franklinの"Freeway Of Love"。Aretha Franklinですが、「クイーン・オブ・ソウル」の異名を持つ偉大な歌手。久しぶりのTop5ヒットとなりましたが、60年代から沢山のヒット曲を持ち、この曲で15曲目のTop10ヒット、8曲目のTop5ヒットです。

この週4位はStingの"If You Love Somebody Set Them Free"。最高位は8月3日と10日の第3位。年間チャートは55位。ソロで初めてのシングルが大ヒットとなりました。

Stingですが、もちろんロックグループ The Policeのベース兼リードボーカル。
The Policeは1978年のデビューから、革新的な曲で数々のヒット曲を生み出します。
初めてのシングルヒット"Roxanne" は衝撃的な曲でありました。

そして1983年には、5枚目のスタジオアルバム『Synchronicity』をリリース。このアルバムは驚異的なヒットアルバムとなり、ビルボードアルバムチャートで17週間の1位、年間チャート第3位、シングルカットされたロックバラード"Every Breath You Take"は8週間の1位で、1983年のシングル年間チャート1位に輝きました。

グループとしての活動は、やりつくしたのでしょうか、このアルバムを最後にバンドは活動を停止します。
そしてこの年1985年になって、Stingソロ第一弾のアルバム『The Dream of the Blue Turtles』をリリース。ソロシングルの第一弾がこの曲"If You Love Somebody Set Them Free"です。

このソロアルバムですがグループ時代の曲とは違い、ジャズを取り入れた洗練されたアルバム。この曲"If You Love Somebody Set Them Free"も、ソウル・ジャズ系の音が入っていますね。
曲の作者はもちろんSting。プロデュースはStingと、Peter Smithというプロデューサーが手掛けています。
サックスの音色が特徴的な曲ですね。


今週 先週 song / artist
1 1 SHOUT / TEARS FOR FEARS
2 5 THE POWER OF LOVE / HUEY LEWIS & THE NEWS
3 4 NEVER SURRENDER / COREY HART
4 3 IF YOU LOVE SOMEBODY SET THEM FREE / STING
5 8 FREEWAY OF LOVE / ARETHA FRANKLIN
6 2 EVERYTIME YOU GO AWAY / PAUL YOUNG
7 11 ST. ELMO'S FIRE / JOHN PARR
8 6 WHO'S HOLDING DONNA NOW / DEBARGE
9 12 SUMMER OF '69 / BRYAN ADAMS
10 14 WE DON'T NEED ANOTHER HERO / TINA TURNER
11 16 YOU SPIN ME AROUND / DEAD OR ALIVE
12 15 WHAT ABOUT LOVE? / HEART
13 7 GLORY DAYS / BRUCE SPRINGSTEEN
14 9 GET IT ON / POWER STATION
15 22 CHERISH / KOOL & THE GANG
16 13 PEOPLE ARE PEOPLE / DEPECHE MODE
17 25 INVINCIBLE / PAT BENATAR
18 20 YOU'RE ONLY HUMAN / BILLY JOEL
19 24 DON'T LOSE MY NUMBER / PHIL COLLINS
20 10 YOU GIVE GOOD LOVE / WHITNEY HOUSTON
21 18 ROCK ME TONIGHT / FREDDIE JACKSON
22 23 STATE OF THE HEART / RICK SPRINGFIELD
23 28 MONEY FOR NOTHING / DIRE STRAITS
24 29 POP LIFE / PRINCE & THE REVOLUTION
25 27 DARE ME / POINTER SISTERS
26 33 SMOKIN' IN THE BOYS ROOM / MOTLEY CRUE
27 32 FREEDOM / WHAM!
28 30 MYSTERY LADY / BILLY OCEAN
29 31 LIFE IN ONE DAY / HOWARD JONES
30 17 SENTIMENTAL STREET / NIGHT RANGER
31 19 A VIEW TO KILL / DURAN DURAN
32 21 RASPBERRY BERET / PRINCE & THE REVOLUTION
33 40 SHAME / MOTELS
34 38 I WONDER IF I TAKE YOU HOME / LISA LISA & CULT JAM
35 42 LIVE EVERY MOMENT / REO SPEEDWAGON
36 - DRESS YOU UP / MADONNA
37 46 WHEN YOUR HEART IS WEAK / COCK ROBIN
38 48 THERE MUST BE AN ANGEL / EURYTHMICS
39 52 CRY / GODLEY & CRÈME
40 44 LAY IT DOWN / RATT
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