ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード 全米 Top40 1984年12月1日付 ティナ・ターナー Tina Turner - Better Be Good To Me

2020-11-29 21:05:45 | 1984年ビルボードTop40
1984年12月1日付ビルボード All American Top40、これで3週目の1位となりました、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、いきなりのNo.1獲得です。

2位は4位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、Top3ヒットはNo.1ヒット5曲を含めこの曲で通算7曲目になりました。
3位は前週と変わらす、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く2曲目のTop3ヒットで3曲目のTop5ヒットです。
4位は2位からダウン、Prince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
5位は前週と変わらず、Tina Turnerの"Better Be Good to Me"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っています。ソロでは最高位26位の"Let's Stay Together"の後、ご存じのとおり"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間2位の年度を代表する大ヒットになり、次のシングルのこの曲もTop5ヒットとなりました。

この週5位はTina Turnerの"Better Be Good To Me"。最高位は11月24日付と12月1日付の第5位。年間チャートは1985年の59位。年間チャートは年度の途中でありましたが、翌年のチャートにランクインしました、意外に上位へのランクインだったです。集計方法はどうなっているのでしょうか?

さてTina Turner、突然ブレイクしたアルバム『Private Dancer』から3曲目のシングルカット。私のブログでも3曲連続の紹介になりました。もちろん、3週間の1位で年間チャート2位の大ブレイクシングル"What's Love Got to Do with It"では彼女のことを詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。→→→

この曲、"Better Be Good To Me"ですが、いろいろと話題が多い曲なのです。
まずは、オリジナルですが、アメリカのニューウエイブ系ロックグループSpiderの1981年のアルバム『Between the Lines』の収録曲です。シングルカットもされたようですが、ヒットしなかったようです。

曲の作者はそのSpiderのメンバーHolly Knightと、名プロデューサーMike Chapman、Mike Chapmanとコンビを組むソングライターのNicky Chinnの3人の共作です。
Spiderですが、1曲だけですがTop40ヒットを持っているんですよね。皆さん覚えていましたか?1980年6月に最高位39位、たった2週間しかTop40内には入りませんでしたが"New Romance (It's a Mystery)" という曲です。覚えやすい曲で、私は聞きなおしたらメロディは覚えていました。この曲も作者はHolly Knightです。

実はこのHolly Knightですが、ソングライターとして大成功した人で、Scandal f.t. Patty Smythの"The Warrior"も彼女とNick Gilderとの共作です。Pat Benatarの"Love Is A Battlefield"にも名前がありますね。

さてTina Turnerの"Better Be Good To Me"ですが、動画で見ると、ライブ、カッコイイですねー!
まさに女性版ロッド・スチュワート、ボーカルはド迫力です。ロック系の曲にはまさにぴったりです。


こちらがオリジナルのSpiderの"Better Be Good To Me"です。Tina Turner版に比べると迫力不足ではありますが、軽い感じの曲となっていて、そこもまた良いかも。曲が良いんですかね。


そしてこちらがそのSpiderのの唯一のTop40ヒット"New Romance"です。覚えていました?いい曲ですね。もっとヒットしても良かったです。


今週 先週 song / artist
1 1 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
2 4 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
3 3 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
4 2 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
5 5 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
6 8 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
7 12 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
8 9 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
9 7 STRUT / SHEENA EASTON
10 11 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
11 13 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
12 6 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
13 14 COOL IT NOW / NEW EDITION
14 19 WE BELONG / PAT BENATAR
15 17 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
16 10 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
17 21 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
18 24 VALOTTE / JULIAN LENNON
19 22 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
20 15 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
21 38 LIKE A VIRGIN / MADONNA
22 16 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
23 20 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
24 39 ALL I NEED / JACK WAGNER
25 27 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
26 29 HELLO AGAIN / CARS
27 32 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
28 30 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
29 34 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
30 18 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
31 33 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
32 35 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
33 23 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
34 41 UNDERSTANDING / BOB SEGER & THE SILVER BULLET BAND
35 40 STRANGER IN TOWN / TOTO
36 47 YOU'RE THE INSPIRATION / CHICAGO
37 37 TEARS / JOHN WAITE
38 26 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
39 45 PRIDE / U2
40 50 JAMIE / RAY PARKER JR.
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Kenny Rogers with Kim Carnes and James Ingram - What About Me?(1984年の洋楽 Part46)

2020-11-26 23:30:08 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart46はKenny Rogers with Kim Carnes and James Ingramの"What About Me?"。
最高位は11月17日付の第15位。年間チャートは年度の途中でもあり圏外でした。

さてこの3人のコラボレーション、これが実現するとは驚きでした。
3人ともラブバラードのスペシャリストといって良いでしょう。さらにはデュエットのスペシャリストとも言えますね。
それだけラブバラード、デュエットソングの大ヒットをたくさん持っている3人が結集した曲でありました。
Kenny Rogersですが、デュエットソングでは、Dolly Partonとの1983年の2週間の1位、"Islands In the Stream"があります、こちらをどうぞ→→→
Kim Carnes についてはもちろん"Bette Davis Eyes"のウルトラヒットがありますが、1980年に4位を記録したKenny Rogersとのデュエット"Don't Fall In Love With A Dreamer"。こちらをどうぞ→→→
そしてJames Ingram、Patti Austinとの1983年の2週間の1位の大ヒット"Baby Come To Me"があります。こちらをどうぞ→→→

さて"What About Me?"、ラブバラード・デュエットのスペシャリストが集まったのだから、コテコテのラブバラードになりますよね。
あまりにやりすぎと思うかたもいらっしゃるかもしれませんが、やっぱり良い曲なのです。
曲の作者はKenny RogersにDavid Foster、そしてなんとRichard Marxの3人の共作です。

Richard Marxですが、ご存知の方が多いと思います、後に大ヒットを連発するロックスターですが、初めてのヒットは1987年に最高位3位を記録した"Don't Mean Nothing"ですから、この時点ではまだまだ無名の時代でした。
そのRichard MarxをKenny Rogersが取り上げたのですね。Kenny Rogersのアルバムには他にも曲づくりに参加し、バックボーカルも務めています。
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ビルボード 全米 Top40 1984年11月24日付 プリンス Prince & The Revolution - Purple Rain

2020-11-22 20:56:31 | 1984年ビルボードTop40
1984年11月24日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はWham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、いきなりのNo.1獲得です。

前週と変わらず2位はPrince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
3位は4位からアップ、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く2曲目のTop3ヒットで3曲目のTop5ヒットです。
4位は6位からアップ、Daryl Hall & John Oatesの"Out of Touch"。Daryl Hall & John Oatesですが、1976年に初めてのTop40ヒット"Sara Smile"が4位を記録、その後沢山のヒット曲を重ねています。この時点で"Rich Girl"を皮切りに5曲のNo.1ヒット、Top5ヒットはNo.1ヒット5曲を含めこの曲で通算9曲目になりました。
5位は7位からアップ、Tina Turnerの"Better Be Good to Me"。Tina Turnerですが、デビューは1950年代の大ベテラン。Ike & Tina Turnerで活動し、沢山のTop40ヒットを持っています。ソロでは最高位26位の"Let's Stay Together"の後、ご存じのとおり"What's Love Got to Do with It"が3週間の1位、年間2位の年度を代表する大ヒットになり、次のシングルのこの曲もTop5ヒットとなりました。

この週第2位変わらずがPrince & The Revolutionの"Purple Rain"。最高位はこの2週間の2位。年間チャートは年度のちょうど半分にかかってしまい、この年と翌年の1985年の両方とも残念ながら年間100位には入れませんでした。
なおこの曲、Cash BoxではNo.1を記録。年間チャートの算定方法も違い、1984年の年間チャート17位にランクされました。

さて、Prince のことは、この年1984年の年間チャートNo.1"When Doves Cry"のところで詳しく書きましたので、そちらの記事をご覧ください→→→

"Purple Rain"ですが、通算24週間の1位を記録した大ヒットアルバム『Purple Rain』のアルバムタイトルソングで、ファーストシングルカットで年間チャートNo.1の"When Doves Cry"、次のシングル"Let's Go Crazy"も、紹介していませんが2週間の1位、年間チャート21位の大ヒットを記録した後の、3曲目のシングルで、この曲も最高2位を記録する大ヒットになりました。

Prince で一番ヒットしたのは年間チャートNo.1の"When Doves Cry"ですが、Prince の曲の中で一番の名曲といえばやっぱりこの曲"Purple Rain"だと私は思います。
プリンスが亡くなった2016年、追悼ソングとして過去のPrince の曲が大量にHot100にエントリーしましたが、その中で最も上位にランクされたのがこの"Purple Rain"でリエントリー4位、きっと私と同じくこの曲が一番と思っている人がたくさんいるのでしょう。

"Purple Rain"ですが、曲の作者はもちろんPrince、"When Doves Cry"がボーカルから演奏まですべて彼自身で手掛け、「Prince」単体のアーチスト名となっているのですが、こちらの"Purple Rain"はPrince & The Revolutionのアーチスト名になっています、が、やっぱりPrinceが主要なことはだいたい彼自身で行っているのは変わりありません。

この曲、シングルは4分に短縮されていますが、アルバムバージョンは8分超の大作。後半のギターはホント凄いの一言。プリンスのことを「天才」と呼んでいますが、特にギターの凄さが際立っていますね。
曲の後半、ギターからピアノ、最後はストリングスで終わる、8分超でも長さを感じない素晴らしい曲でした。
せっかくなので長いですがアルバムバージョンを貼り付けることにしました。


そしてライブがまた凄いんです。このアルバム、というか曲を聞くまでは、正直プリンスのこと、曲は良いけど「気色悪い」、と思っていましたが、この曲のライブ、ホントにかっこいいと思いました。


今週 先週 song / artist
1 1 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
2 2 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
3 4 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
4 6 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
5 7 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
6 3 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
7 8 STRUT / SHEENA EASTON
8 9 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
9 10 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
10 5 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
11 14 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
12 19 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
13 18 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
14 16 COOL IT NOW / NEW EDITION
15 12 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
16 11 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
17 20 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
18 17 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
19 25 WE BELONG / PAT BENATAR
20 13 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
21 22 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
22 23 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
23 15 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
24 29 VALOTTE / JULIAN LENNON
25 28 TEACHER TEACHER / 38 SPECIAL
26 27 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
27 32 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
28 24 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
29 31 HELLO AGAIN / CARS
30 34 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
31 21 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
32 42 BORN IN THE U.S.A. / BRUCE SPRINGSTEEN
33 37 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
34 43 RUN TO YOU / BRYAN ADAMS
35 40 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
36 39 I NEED YOU TONIGHT / PETER WOLF
37 38 TEARS / JOHN WAITE
38 48 LIKE A VIRGIN / MADONNA
39 46 ALL I NEED / JACK WAGNER
40 41 STRANGER IN TOWN / TOTO
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トミー・ショウ Tommy Shaw - Girls With Guns(1984年の洋楽 Part45)

2020-11-19 20:53:20 | '84年洋楽
1984年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart45はTommy Shawの"Girls With Guns"。
最高位は11月17日付の33位。残念ながらTop40には3週のみの小ヒットでした。

さて皆さん、このPart45は予想どおりだったでしょうか、やっぱりDennis DeYoungの後、Tommy Shawをスルーするわけにはいきません。
Styx活動停止後のソロ第一弾で、Tommy Shaw唯一のソロTop40ヒットがこの曲"Girls With Guns"です。

さて、Tommy Shaw、Styxへの加入は1976年、Styxの6枚目のスタジオアルバム『Crystal Ball』からになります。
いきなりのアルバムタイトル曲"Crystal Ball"は彼の作品で、リードボーカルも彼がとっていました。
この"Crystal Ball"、Tommy Shawのアコースティックギターの弾き語りの出だしから一転、ロックに変わります、凝った曲でしたね。シングルヒット向きではなかったですが、今でも大好きな名曲でした。

Tommy ShawのStyxの曲の中での一番のヒットは1981年の最高位9位の"Too Much Time on My Hands"だったでしょうか。
私は彼の曲の中では"Fooling Yourself (The Angry Young Man)"が一番好きでした。1978年に最高位29位とあんまりヒットしなかったですが、Styxらしい曲ではありました。

そのStyxも、やっぱりデニスとトミーでは路線が全然違いますよね、11枚目のアルバム『Kilroy Was Here』を最後に1984年に活動を停止します。
そしてリリースしたTommy Shawのソロアルバムが『Girls With Guns』、タイトル曲がファーストシングルとしてTop40入りいたしました。
曲はもちろんTommy Shawの作。曲調はStyxの曲とは違い、ストレートなポップロック。やっぱりトミーはこんな曲が作りたかったのでしょうか。デニスとの両立は難しかったのでしょうね。

ソロ活動の後、トミーはテッド・ニュージェント、ジャック・ブレイズ(元ナイト・レンジャー)、マイケル・カーテロンとともに、ダム・ヤンキースを結成、シングル"High Enough"が1990年に3位を記録する大ヒットになります。
現在、Tommy Shawはオリジナルメンバーのジェイムズ・ヤングとともにStyxのメンバーとして活動を続けています。


こちらは2016年のStyxの公演、オーケストラとの共演コンサートでの"Girls With Guns"です。こちらのアレンジは、Styxらしくって、気に入っています。


本文にも書きましたが、こちらがTommy ShawがStyxに参加しての初めてのシングルカット曲"Crystal Ball"。この曲はヒットしませんでしたが、今この曲を聞くとTommy ShawがStyxに参加してホント良かったんだなぁと思います。Styxの音楽に厚みが増したというか、新しいStyxに生まれ変わったのだと思いました。文句なく名曲でした。このアルバムの後、Styxが大人気バンドになっていった切っ掛けになったと思います。
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ビルボード 全米 Top40 1984年11月17日付 デニス・デ・ヤング Dennis DeYoung - Desert Moon

2020-11-15 23:12:57 | 1984年ビルボードTop40
1984年11月17日付ビルボード All American Top40、1位の交代がありました、4位からアップしての1位はWham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"。Wham!ですが、イギリス出身のポップデュオ、母国イギリスではこの時点で既に5曲のシングルヒットを持っていましたが、アメリカでは初めてのTop40ヒットで、いきなりのNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、Prince & The Revolutionの"Purple Rain"。Princeですが、5週間の1位で年間チャートNo.1の年度を代表するヒット"When Doves Cry"、2週間の1位"Let's Go Crazy"に続く3曲目のTop3ヒットです。
3位は2週間の1位からダウン、Billy Oceanの"Caribbean Queen (No More Love on the Run)"。Billy Oceanですが、初めてのヒットがファーストアルバムからのシングル曲"Love Really Hurts Without You"。1976年に最高位22位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで突然の大ヒット、もちろん初のNo.1ヒットです。
4位は5位からアップ、Chaka Khanの"I Feel for You"。Chaka Khanですが、ソロでは1978年の"I'm Every Woman"の21位が最高位。Rufus and Chaka Khanとしては"Tell Me Something Good"の3位、"Sweet Thing"の5位に続く3曲目のTop5ヒットです。
5位は2位からダウン、3週間の1位の大ヒット、Stevie Wonderの"I just called to say I love you"。Stevie Wonderですが、もちろん皆さんご存知のスーパースター、60年代から数多くのヒットを持っていて、この曲でなんと7曲目のNo.1ヒット、初めてのNo.1は1963年に遡ります"Fingertips – Part 1"、1977年の"Sir Duke"以来久し振りとなるNo.1となりました。Top3ヒットはこの曲で12曲目。ヒット曲は数え切れません。

この週12位はDennis DeYoungの"Desert Moon"。
最高位は11月10日付の第10位、年間チャートは年度の途中になってしまい残念ながら圏外でした。

Dennis DeYoungですが、もちろん私も大好きなアメリカンプログレッシブ・ロックバンドStyxの中心メンバーであり、リードボーカル兼キーボード奏者です。

Styxはホント素晴らしいバンドでした。大ファンになったのは1977年リリースのアルバム『The Grand Illusion』から。特に最高位8位を記録した"Come Sail Away"は名曲中の名曲でした。壮大な曲に中に、Dennis DeYoungの甘く力強い声がホント素晴らしかったです。すぐにアルバム買いました。それまでも、最高位6位の"Lady"や、27位の"Lorelei"などのヒット曲がありましたが、この曲は心に響きました。

そのStyxですが、Dennis DeYoungが歌う"Babe"で1979年にNo.1を獲得、さらにはアルバムでも『Paradise Theatre』がNo.1を獲得、シングルも"The Best Of Times"が最高位3位を記録するヒットとなります。この曲も Dennis DeYoungの曲、いい曲でしたね。

Styxは中心メンバーのデニスとトミー・ショウの路線をめぐる確執があったようですが、アルバム『Kilroy Was Here』のあと活動を停止、メンバーはソロ活動に入ります。
そのソロ活動中のデニスのアルバム『Desert Moon』からのシングルがこの曲"Desert Moon"です。
曲の作者はもちろんDennis DeYoung、彼らしい6分超の大作です。やっぱり彼のボーカルは独特、素晴らしいです。


今週 先週 song / artist
1 4 WAKE ME UP BEFORE YOU GO-GO / WHAM!
2 3 PURPLE RAIN / PRINCE & THE REVOLUTION
3 1 CARIBBEAN QUEEN / BILLY OCEAN
4 5 I FEEL FOR YOU / CHAKA KHAN
5 2 I JUST CALLED TO SAY I LOVE YOU / STEVIE WONDER
6 6 OUT OF TOUCH / DARYL HALL & JOHN OATES
7 7 BETTER BE GOOD TO ME / TINA TURNER
8 11 STRUT / SHEENA EASTON
9 12 ALL THROUGH THE NIGHT / CYNDI LAUPER
10 13 PENNY LOVER / LIONEL RICHIE
11 8 BLUE JEAN / DAVID BOWIE
12 10 DESERT MOON / DENNIS DEYOUNG
13 9 HARD HABIT TO BREAK / CHICAGO
14 19 NO MORE LONELY NIGHTS / PAUL MCCARTNEY
15 18 WHAT ABOUT ME / JAMES INGRAM/KIM CARNES/KENNY ROGERS
16 22 COOL IT NOW / NEW EDITION
17 20 THE WAR SONG / CULTURE CLUB
18 25 SEA OF LOVE / HONEYDRIPPERS
19 28 THE WILD BOYS / DURAN DURAN
20 24 I CAN'T HOLD BACK / SURVIVOR
21 14 ON THE DARK SIDE / JOHN CAFFERTY & THE BEAVER BROWN BAND
22 26 IT AIN'T ENOUGH / COREY HART
23 27 WALKING ON A THIN LINE / HUEY LEWIS & THE NEWS
24 15 I'M SO EXCITED / POINTER SISTERS
25 31 WE BELONG / PAT BENATAR
26 16 SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK / ROD STEWART
27 30 I CAN'T DRIVE 55 / SAMMY HAGAR
28 29 TEACHER TEACHER / 38 SPECIAL
29 33 VALOTTE / JULIAN LENNON
30 17 LUCKY STAR / MADONNA
31 38 HELLO AGAIN / CARS
32 43 DO WHAT YOU DO / JERMAINE JACKSON
33 35 GIRLS WITH GUNS / TOMMY SHAW
34 37 WE ARE THE YOUNG / DAN HARTMAN
35 21 WHO WEARS THESE SHOES? / ELTON JOHN
36 36 SUGAR DON'T BITE / SAM HARRIS
37 42 I DO' WANNA KNOW / REO SPEEDWAGON
38 40 TEARS / JOHN WAITE
39 41 I NEED YOU TONIGHT / PETER WOLF
40 48 CENTIPEDE / REBBIE JACKSON
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