1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart38は、RUN-D.M.C.の”Walk This Way”。最高位は9月27日付の1週のみの第4位。年間チャートは89位でした。
この曲"Walk This Way"は、曲名を聞いた時にはまさかと思いましたが、なんとあのAerosmithの"Walk This Way"のカヴァーバージョンです。そのうえ、アーチスト名として、Run-DMC with Aerosmith (with its leaders Steven Tyler and Joe Perry)とあるじゃないですか。この曲がチャートを上がってきたのには、驚かされました。
ということで、この曲"Walk This Way"は、もちろん皆さんご存じのアメリカのロックバンドAerosmithの、1977年のヒット曲。最高位10位を記録した、エアロスミスでは4曲目のTop40ヒットで、"Dream On" に続く2曲目となるTop10ヒットでした。
Aerosmithの"Walk This Way"が入ったアルバムは『Toys in the Attic』でしたが、このアルバムは、衝撃的なアルバムでした。スティーヴン・タイラーのシャウトするボーカル、ジョー・ペリーの攻撃的なギターは、当時のロック少年たちの心を揺さぶるアルバムだったです。
そのエアロスミスですが、1978年に最高位23位を記録した"Come Together"を最後に、Top40から遠ざかり、ギターのジョー・ペリーはバンドを脱退、スティーヴン・タイラーも、ドラッグとアルコールにおぼれ、この80年代半ばには、エアロスミスは、もう過去のバンドとなってしまったか、と思っていたところの、この曲の大ヒットでした。
カバーしたのは、これもびっくり、アメリカ・ニューヨーク州出身の3人組ヒップ・ホップグループRun-D.M.C.。そこに、オリジナルエアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーが参加した、という曲でありました。
Run-D.M.C.ですが、デビューは1983年。ファースト、セカンドとも、アルバムチャートではまずまずのヒットとなり、シングルは、レギュラーチャートではランクインしませんでしたが、R&Bチャートではチャートの常連のグループだったようです。
レギュラーチャートでメジャーになったのは彼ら3枚目のアルバム『Raising Hell』から。そのアルバムからのシングルがこの曲"Walk This Way"です。
曲の作者は、もちろんエアロスミスのSteven TylerとJoe Perryの共作。
オリジナルの"Walk This Way"は衝撃的でした。勢いのある、ロックやR&Bが融合した、斬新的なロックでした。
そのロックを、ラップを取り入れて歌うのがRun-D.M.C.バージョンです。元々のスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーが参加しているからなのか、それとも、この曲"Walk This Way"が、元々R&Bの影響をたっぷり受けている曲で、ラップになじむ曲だったのか、オリジナルから幻滅することなく聞けましたし、曲には勢いも感じました。新しい時代を感じさせる曲でした。
エアロスミスは、79年を最後にTop40から消え、活動も低調な状況が続いていましたが、この曲で見事復活し、80年代後半から、90年代にかけて、大ヒットを連発する大人気ロックバンドとなります。皆さんご存じのあの曲で、No.1を記録することになります。
一方のRun-D.M.C.ですが、この曲が初めてのTop40ヒット。その後も、レギュラーチャートでこそ、合計3曲のTop40ヒットにとどまりましたが、2000年にかけて、R&Bチャートを中心に活躍を続けます。2002年に、3人のメンバーのうちの一人が銃で撃たれ死亡するという事件が起こり、残念ながら活動を停止してしまいました。
こちらがオリジナルのAerosmithの"Walk This Way"。最高位は1977年の1月に記録した第10位。年間チャートは90位。RUN-D.M.C.のカバーバージョンの方が、ちょっとだけですがヒットしたのですね。
このオリジナルを聞くとよくわかりますが、ハードロックではありますが、ブラックミュージックの影響を大きく受けていますね。Run-D.M.C.さんには申し訳ないですが、オリジナル、改めて、カッコイイー!
この曲"Walk This Way"は、曲名を聞いた時にはまさかと思いましたが、なんとあのAerosmithの"Walk This Way"のカヴァーバージョンです。そのうえ、アーチスト名として、Run-DMC with Aerosmith (with its leaders Steven Tyler and Joe Perry)とあるじゃないですか。この曲がチャートを上がってきたのには、驚かされました。
ということで、この曲"Walk This Way"は、もちろん皆さんご存じのアメリカのロックバンドAerosmithの、1977年のヒット曲。最高位10位を記録した、エアロスミスでは4曲目のTop40ヒットで、"Dream On" に続く2曲目となるTop10ヒットでした。
Aerosmithの"Walk This Way"が入ったアルバムは『Toys in the Attic』でしたが、このアルバムは、衝撃的なアルバムでした。スティーヴン・タイラーのシャウトするボーカル、ジョー・ペリーの攻撃的なギターは、当時のロック少年たちの心を揺さぶるアルバムだったです。
そのエアロスミスですが、1978年に最高位23位を記録した"Come Together"を最後に、Top40から遠ざかり、ギターのジョー・ペリーはバンドを脱退、スティーヴン・タイラーも、ドラッグとアルコールにおぼれ、この80年代半ばには、エアロスミスは、もう過去のバンドとなってしまったか、と思っていたところの、この曲の大ヒットでした。
カバーしたのは、これもびっくり、アメリカ・ニューヨーク州出身の3人組ヒップ・ホップグループRun-D.M.C.。そこに、オリジナルエアロスミスのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーが参加した、という曲でありました。
Run-D.M.C.ですが、デビューは1983年。ファースト、セカンドとも、アルバムチャートではまずまずのヒットとなり、シングルは、レギュラーチャートではランクインしませんでしたが、R&Bチャートではチャートの常連のグループだったようです。
レギュラーチャートでメジャーになったのは彼ら3枚目のアルバム『Raising Hell』から。そのアルバムからのシングルがこの曲"Walk This Way"です。
曲の作者は、もちろんエアロスミスのSteven TylerとJoe Perryの共作。
オリジナルの"Walk This Way"は衝撃的でした。勢いのある、ロックやR&Bが融合した、斬新的なロックでした。
そのロックを、ラップを取り入れて歌うのがRun-D.M.C.バージョンです。元々のスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーが参加しているからなのか、それとも、この曲"Walk This Way"が、元々R&Bの影響をたっぷり受けている曲で、ラップになじむ曲だったのか、オリジナルから幻滅することなく聞けましたし、曲には勢いも感じました。新しい時代を感じさせる曲でした。
エアロスミスは、79年を最後にTop40から消え、活動も低調な状況が続いていましたが、この曲で見事復活し、80年代後半から、90年代にかけて、大ヒットを連発する大人気ロックバンドとなります。皆さんご存じのあの曲で、No.1を記録することになります。
一方のRun-D.M.C.ですが、この曲が初めてのTop40ヒット。その後も、レギュラーチャートでこそ、合計3曲のTop40ヒットにとどまりましたが、2000年にかけて、R&Bチャートを中心に活躍を続けます。2002年に、3人のメンバーのうちの一人が銃で撃たれ死亡するという事件が起こり、残念ながら活動を停止してしまいました。
こちらがオリジナルのAerosmithの"Walk This Way"。最高位は1977年の1月に記録した第10位。年間チャートは90位。RUN-D.M.C.のカバーバージョンの方が、ちょっとだけですがヒットしたのですね。
このオリジナルを聞くとよくわかりますが、ハードロックではありますが、ブラックミュージックの影響を大きく受けていますね。Run-D.M.C.さんには申し訳ないですが、オリジナル、改めて、カッコイイー!