ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1988年4月2日付 マイケル・ジャクソン Michael Jackson - Man In The Mirror

2024-03-31 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年4月2日付、2週目の1位はMichael Jacksonの"Man In The Mirror"。アルバム『Bad』からは、この曲が4枚目のシングルですが、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"からこの曲でついに4曲連続の1位となりました。Michael Jacksonのソロヒットとしては、通算21曲目のTop40ヒットで15曲目のTop5ヒット、これで10曲目のNo.1ソングとなりました。

2位は前週と変わらず2週目の2位、Richard Marxの"Endless Summer Nights"。Richard Marxですがアメリカのシンガーソングライター。デビューシングルの"Don't Mean Nothing"が1987年に3位を記録、続く"Should've Known Better"も最高位3位、この曲で3曲連続のTop3ヒットとなりました。

3位は5位からアップ、Billy Oceanの"Get Outta My Dreams"。Billy Oceanですが、初めてのTop40ヒットが1976年の"Love Really Hurts Without You"、そこから8年後に突然"Caribbean Queen"がNo.1ヒット、それから大ヒットを連発、この曲で10曲目のTop40ヒットで、2曲のNo.1を含め5曲目のTop5ヒットです。

4位は前週と変わらず2週目の4位、Debbie Gibsonの"Out Of The Blue"。Debbie Gibsonですが、ニューヨーク出身のポップス歌手兼ミュージカル女優。デビューシングル"Only in My Dreams"がいきなりの4位を記録、デビュー2曲目の"Shake Your Love"も同じく4位、3枚目のシングルのこの曲で、デビュー3曲連続のTop5ヒットとなりました。

5位は7位からアップ、Keith Sweatの"I Want Her"。Keith Sweatですが、ニューヨーク出身のR&B歌手。この曲がデビューシングルで初のTop40ヒットとなり、5位まで上がってきました。

この週2週目の1位はMichael Jacksonの"Man In The Mirror"。1位はこの2週間、年間チャートは21位。アルバム『Bad』からは、この曲が4枚目のシングルですが、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"から"Bad"、"The Way You Make Me Feel"に続き、この曲でついに4曲連続の1位。この4曲の中では、年間チャートでこの曲が最も上位に入りました。"Bad"についてはこちらをご覧ください→→→

"Man In The Mirror"ですが、アルバム『Bad』には10曲入っていますが、そのうち8曲がMichael Jacksonの作によるもの、残りの2曲が外部のソングライターですが、そのうちの1曲がこの曲で、Glen BallardとSiedah Garrettの共作です。プロデュースはもちろんQuincy JonesとMichael Jacksonです。

この曲の作詞がSiedah Garrett、『Bad』からのファーストシングルで、No.1となった"I Just Can't Stop Loving You"をマイケルとデュエットしたR&B歌手です。"I Just Can't Stop Loving You"についてはこちらをご覧ください→→→

そして作曲したのがGlen Ballard、有名ソングライター兼プロデューサーで、1985年に最高位2位を記録したJack Wagnerの"All I Need"の作者です。良い曲書きますね。どちらかというと80年代よりも90年代から2000年代にかけて大活躍している人です。

さて、"Man In The Mirror"ですが、ゴスペルの合唱団がバックに入っています。特徴的なのはそのPV、ほかの曲のようなマイケルが主役の映画タッチのPVではありませんで、ニュース画像をつなげた作品です。キング牧師やケネディ大統領、ガンジー、マザーテレサから、ヒットラー、水爆実験、「ライブ・エイド」のボブ・ゲルドフもでてきました。マイケル自身は出てこないかと思ったら、最後に一瞬だけ赤い服を着ているのがマイケルですね。

PVを見ると、かなりメッセージ性の高い曲でしょうか。外部のソングライターチームを起用していることなど、アルバム『Bad』の中でも異色の曲でした。


今週 先週 song / artist
1 1 MAN IN THE MIRROR / MICHAEL JACKSON
2 2 ENDLESS SUMMER NIGHTS / RICHARD MARX
3 5 GET OUTTA MY DREAMS / BILLY OCEAN
4 4 OUT OF THE BLUE / DEBBIE GIBSON
5 7 I WANT HER / KEITH SWEAT
6 9 ROCKET 2 U / JETS
7 12 DEVIL INSIDE / INXS
8 3 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
9 13 GIRLFRIEND / PEBBLES
10 16 WHERE DO BROKEN HEARTS GO / WHITNEY HOUSTON
11 11 (SITTIN' ON)THE DOCK OF THE BAY / MICHAEL BOLTON
12 17 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
13 10 HYSTERIA / DEF LEPPARD
14 18 SOME KIND OF LOVER / JODY WATLEY
15 6 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
16 20 ANGEL / AEROSMITH
17 21 I SAW HIM STANDING THERE / TIFFANY
18 19 CHECK IT OUT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
19 8 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
20 25 PROVE YOUR LOVE / TAYLOR DAYNE
21 15 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
22 24 ROCK OF LIFE / RICK SPRINGFIELD
23 27 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
24 14 JUST LIKE PARADISE / DAVID LEE ROTH
25 28 ONE STEP UP / BRUCE SPRINGSTEEN
26 31 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
27 30 YOU DON'T KNOW / SCARLETT & BLACK
28 29 NEVER KNEW LOVE LIKE THIS / ALEXANDER O'NEAL FEATURING CHERRELLE
29 34 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
30 38 FISHNET / MORRIS DAY
31 35 GOING BACK TO CALI / L.L. COOL J
32 33 WHAT A WONDERFUL WORLD / LOUIS ARMSTRONG
33 23 WHEN WE WAS FAB / GEORGE HARRISON
34 40 PAMELA / TOTO
35 41 I WISH I HAD A GIRL / HENRY LEE SUMMER
36 43 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
37 26 I FOUND SOMEONE / CHER
38 45 TWO OCCASIONS / DEELE
39 50 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
40 47 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL
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デフ・レパード Def Leppard - Hysteria(1988年の洋楽 Part12)

2024-03-28 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart12は、Def Leppardの"Hysteria"。最高位は3月26日付の第10位、年間チャートは残念ながら圏外でした。

Def Leppardですが、イギリス出身のハードロックグループ。ファーストアルバム『On Through the Night』のリリースは1980年。アルバムチャートでは、母国イギリスでは15位、アメリカでは51位と、まずまずのヒットを記録、セカンドアルバム『High 'n' Dry』も、アメリカのアルバムチャートで38位と、まずまずのヒットを記録します。

続く3枚目のアルバムが1983年にリリースされた『Pyromania』、このアルバムが大ヒット、全米で第2位、アルバム年間チャートでも第8位を記録します。そのアルバムからのシングル"Photograph"が最高位12位、年間チャートでも90位を記録し、初のTop40ヒットとなります。さらに、"Rock of Ages"が16位、"Foolin'"が28位と、合計3曲がTop40に入るヒットとなり、一躍大人気ハードロックグループとなります。

その後、メンバーのRick Allenの交通事故によるけがの影響でしばらくアルバムが出ない期間が続きますが、1987年になって、待ちに待った4枚目のアルバム『Hysteria』がリリースされ、まずはファーストシングルの"Animal"が最高位19位を記録するヒットとなります。こちらをご覧ください→→→

そのアルバム『Hysteria』からの2枚目のシングルがこの曲"Hysteria"です。曲の作者はメンバーのRick Savage、Phil Collen、Joe Elliott、Steve Clarkの4人に、Robert John "Mutt" Lange、プロデュースはもちろんRobert John "Mutt" Langeです。この曲作りメンバーは、前シングルの"Animal"と同じです。

プロデューサーのRobert John "Mutt" Langeについても、"Animal"の時に紹介していますが、AC/DCの『Back in Black』、Foreignerの『4,』などなど、多数のミュージシャンのプロデューサーとして、ソングライターとして活躍する、凄腕プロデューサーです。

この曲"Hysteria"ですが、極端なハードな曲ではなく、また、バラードでもない、ちょうどいい曲、というところでしょうか、途中にはギターソロも入り、カッコよく聞きやすい、「メロディアスハード」のところがよかったですね。

このアルバム『Hysteria』からは、その後のシングルが続けて大ヒット、シングルのヒットとともにアルバムも大きなセールスを記録し、この曲のヒットからしばらくして、1988年7月23日付で、ついにアルバムチャートNo.1となりました。

なんとアルバムチャートでは49週目にしてのNo.1、ハードロック界では異例のメガヒットアルバムとなり、1987年ではアルバム年間93位、1988年では年間3位、1989年でも年間9位と、3年間年間チャートに入る記録的な大ヒットアルバムとなりました。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年3月26日付 ベリンダ・カーライル Belinda Carlisle - I Get Weak

2024-03-24 21:17:06 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年3月26日付、1位の交代がありました、4位から上がっての1位はMichael Jacksonの"Man In The Mirror"。アルバム『Bad』からは、この曲が4枚目のシングルですが、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"からこの曲でついに4曲連続の1位となりました。Michael Jacksonのソロヒットとしては、通算21曲目のTop40ヒットで15曲目のTop5ヒット、これで10曲目のNo.1ソングとなりました。

2位は5位からアップ、Richard Marxの"Endless Summer Nights"。Richard Marxですがアメリカのシンガーソングライター。デビューシングルの"Don't Mean Nothing"が1987年に3位を記録、続く"Should've Known Better"も最高位3位、この曲で3曲連続のTop3ヒットとなりました。

3位は2週間の1位からダウン、Rick Astleyの"Never Gonna Give You Up"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。この時まだ22歳のRick Astley、この曲"Never Gonna Give You Up"がデビューシングルで、No.1獲得です。

4位は7位からアップ、Debbie Gibsonの"Out Of The Blue"。Debbie Gibsonですが、ニューヨーク出身のポップス歌手兼ミュージカル女優。デビューシングル"Only in My Dreams"がいきなりの4位を記録、デビュー2曲目の"Shake Your Love"も同じく4位、3枚目のシングルのこの曲で、デビュー3曲連続のTop5ヒットとなりました。

5位は10位からジャンプアップ、Billy Oceanの"Get Outta My Dreams"。Billy Oceanですが、初めてのTop40ヒットが1976年の"Love Really Hurts Without You"、そこから8年後に突然"Caribbean Queen"がNo.1ヒット、それから大ヒットを連発、この曲で10曲目のTop40ヒットで、2曲のNo.1を含め6曲目のTop5ヒットです。

この週6位ですが、この前の週の3月19日付で、1週のみですが2位を記録したのがBelinda Carlisleの"I Get Weak"。年間チャートは57位。Hot100には通算16週と短いヒットでしたので、年間チャートは多少低めではありましたが、No.1を記録し、年間チャート第7位の"Heaven Is A Place On Earth"に続く連続大ヒットになりました。

Belinda Carlisleですが、カリフォルニア出身、ご存じガールズロックグループThe Go-Go'sの創設メンバーで、1985年のグループ解散までリードボーカルを務めます。

The Go-Go'sでは、81年にファーストアルバム『Beauty and the Beat』を発表、アルバムは6週間の1位、年間チャートでは2位の大ヒットアルバムとなりました。そのアルバムからは、セカンドシングル"We Got the Beat"が最高位2位を記録、それから1985年のバンド解散までに3枚のアルバムをリリースし、いずれも大ヒット、シングルは、合計5曲のTop40ヒットで、そのうち2曲がTop10ヒットとなりました。

そのThe Go-Go's解散後、Belinda Carlisleはソロ活動を開始、86年にファーストアルバム『Belinda』を発表、そのアルバムからは"Mad About You"が最高位3位を記録します。

続いて1987年に、ソロで2枚目となる『Heaven on Earth』を発表。このアルバムからのファーストシングルが"Heaven Is A Place On Earth"で、前述のように1週のみでしたがNo.1を記録、年間チャートは第7位、特大のヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

そのアルバム『Heaven on Earth』からのセカンドシングルがこの曲"I Get Weak"で、"Heaven Is A Place On Earth"に続くヒットとなり、惜しくも1位は逃しましたが、最高位2位となる大ヒットとなりました。

"I Get Weak"の曲の作者は名ソングライターのDiane Warren。Diane Warrenといえば、 Starshipの"Nothing's Gonna Stop Us Now"の作者として、私のブログにも登場済み、DeBargeの"Rhythm Of The Night"も彼女の作品ですね。

Belinda Carlisleのボーカル、独特の可愛らしい声が良いですよね。また、Diane Warrenが作ったこの曲、初めて聞いてすぐに「この曲は当然ヒットするでしょう」と思う、ポップなヒット性の高い曲でした。"Heaven Is A Place On Earth"とこの曲と、良い曲に恵まれました。


今週 先週 song / artist
1 4 MAN IN THE MIRROR / MICHAEL JACKSON
2 5 ENDLESS SUMMER NIGHTS / RICHARD MARX
3 1 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
4 7 OUT OF THE BLUE / DEBBIE GIBSON
5 10 GET OUTTA MY DREAMS / BILLY OCEAN
6 2 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
7 9 I WANT HER / KEITH SWEAT
8 3 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
9 12 ROCKET 2 U / JETS
10 11 HYSTERIA / DEF LEPPARD
11 13 (SITTIN' ON)THE DOCK OF THE BAY / MICHAEL BOLTON
12 16 DEVIL INSIDE / INXS
13 14 GIRLFRIEND / PEBBLES
14 8 JUST LIKE PARADISE / DAVID LEE ROTH
15 6 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
16 19 WHERE DO BROKEN HEARTS GO / WHITNEY HOUSTON
17 20 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
18 18 SOME KIND OF LOVER / JODY WATLEY
19 21 CHECK IT OUT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
20 23 ANGEL / AEROSMITH
21 28 I SAW HIM STANDING THERE / TIFFANY
22 15 BE STILL MY BEATING HEART / STING
23 24 WHEN WE WAS FAB / GEORGE HARRISON
24 26 ROCK OF LIFE / RICK SPRINGFIELD
25 32 PROVE YOUR LOVE / TAYLOR DAYNE
26 17 I FOUND SOMEONE / CHER
27 36 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
28 34 ONE STEP UP / BRUCE SPRINGSTEEN
29 31 NEVER KNEW LOVE LIKE THIS / ALEXANDER O'NEAL FEATURING CHERRELLE
30 33 YOU DON'T KNOW / SCARLETT & BLACK
31 35 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
32 22 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
33 38 WHAT A WONDERFUL WORLD / LOUIS ARMSTRONG
34 50 ANYTHING FOR YOU / MIAMI SOUND MACHINE
35 42 GOING BACK TO CALI / L.L. COOL J
36 25 LOVE OVERBOARD / GLADYS KNIGHT & THE PIPS
37 27 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
38 44 FISHNET / MORRIS DAY
39 29 HUNGRY EYES(FROM DIRTY DANCING) / ERIC CARMEN
40 45 PAMELA / TOTO
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デイヴィッド・リー・ロス David Lee Roth - Just Like Paradise(1988年の洋楽 Part11)

2024-03-21 20:39:02 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart11は、David Lee Rothの"Just Like Paradise"。最高位は3月12日付の第6位、年間チャートは97位。最高位3位を記録したソロでのデビューシングル"California Girls"に次ぐヒットになりました。

David Lee Rothですが、もちろん、あのVan Halenの元リードボーカリスト。ヴァン・ヘイレン兄弟に誘われてVan Halenのリードボーカルとして加入、ファーストアルバム『Van Halen』から、バンドの看板ボーカリストとして活躍します。

Van Halenには、結局、レコードデビュー前の1974年から1985年まで在籍、アルバムではファーストアルバムから、大ヒットした6枚目のアルバム『1984』までメインボーカルを務めます。もちろん初のNo.1"Jump"のボーカルもDavid Lee Rothです。

David Lee Rothのソロとしては、Van Halen在籍中の1985年に、新曲4曲が入ったEP盤『Crazy from the Heat』を発表、このEP盤からのシングルカット"California Girls"が最高位3位の大ヒットとなります。さらに、このEP盤からはもう1曲"Just a Gigolo/I Ain't Got Nobody"が最高位12位のTop40ヒットとなります。

1985年には正式にバンドを脱退、ソロでのファーストアルバム『Eat 'Em and Smile』を発表、このアルバムからも"Yankee Rose"が最高位16位のヒットとなります。

そしてこの曲"Just Like Paradise"ですが、1988年にリリースした彼の2枚目のソロアルバム『Skyscraper』からのファーストシングルカット曲です。

曲の作者はDavid Lee Roth自身と、David Lee Rothバンドのキーボードプレイヤー Brett Tuggleとの共作。プロデュースはDavid Lee RothとバンドのギタリストSteve Vaiが務めています。

この曲、もちろんDavid Lee Rothのボーカルが中心の曲ですけれども、ギタリストSteve Vaiが手掛けているだけあって、ギターソロがなかなかカッコいいです。David Lee Rothのソロヒット曲の中では、この曲が私の最もお気に入りの曲です。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年3月19日付 リック・アストリー Rick Astley - Never Gonna Give You Up

2024-03-17 19:41:42 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年3月19日付、2週目の1位はRick Astleyの"Never Gonna Give You Up"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。この時まだ22歳のRick Astley、この曲"Never Gonna Give You Up"がデビューシングルで、No.1獲得です。

2位は4位からアップ、Belinda Carlisleの"I Get Weak"。Belinda Carlisleですが、The Go-Go'sのボーカリスト。The Go-Go'sでは、最高位2位の"We Got the Beat"を筆頭に5曲のTop40ヒット、ソロになってからは、86年にソロデビューシングル"Mad About You"が最高位3位、続く"Heaven Is A Place On Earth"がNo.1、この曲が3曲目のソロヒットで、グループ、ソロを通じて4曲目のTop3ヒットです。

3位は2位ダウン、2週間の1位を記録、George Michaelの"Father Figure"。この88年は、早くもGeorge Michaelの年になりました。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算11曲目のTop40ヒットで、9曲目のTop5ヒット、"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"などこの曲で6曲目のNo.1となりました。

4位は7位からアップ、Michael Jacksonの"Man In The Mirror"。アルバム『Bad』からは、この曲が4枚目のシングルですが、ファーストシングルの"I Just Can't Stop Loving You"から3曲連続の1位、この曲も4位まで上がってきました。Michael Jacksonのソロヒットとしては、この曲で21曲目のTop40ヒット、9曲のNo.1ソングを含め通算15曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は前週と変わらず2週目の5位、Richard Marxの"Endless Summer Nights"。Richard Marxですがアメリカのシンガーソングライター。デビューシングルの"Don't Mean Nothing"が1987年に3位を記録、続く"Should've Known Better"も最高位3位、この曲で3曲連続のTop5ヒットとなりました。

この週2週目の1位はRick Astleyの"Never Gonna Give You Up"。1位はこの2週間、年間チャートは第4位。Hot100には24週間滞在するロングヒットで年度を代表する大ヒットになりました。

Rick Astleyですが、イギリス出身のシンガーソングライター。ソウル系グループで活動を始めたようですが、歌手としてのレコーディングは、1985年、イギリスの音楽プロデューサーチーム「Stock Aitken Waterman」に見いだされたことから始まります。

Stock Aitken Watermanですが、Bananaramaの"Venus"のコメントで、皆さんからご紹介をいただきました、1980年代中頃から90年代初めにかけてユーロビートを広めたプロデューサーチームです。

そのStock Aitken Watermanの全面的なバックアップのもと、まずはイギリスでこの曲"Never Gonna Give You Up"がリリースされ、5週間の1位を記録、1987年の全英年間チャート1位となる大ヒットになりました。

"Never Gonna Give You Up"の曲の作者はそのStock Aitken Waterman。もちろんプロデュースも彼らのチームです。

この"Never Gonna Give You Up"ですが、イギリスに続きヨーロッパ各国でNo.1を獲得し、その人気はアメリカにも広がり、この2週間の1位を記録する大ヒットとなり、全世界的な大ヒット曲となります。もちろん、日本でも大ヒットしました。ラジオから良く流れてきた曲です。


今週 先週 song / artist
1 1 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
2 4 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
3 2 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
4 7 MAN IN THE MIRROR / MICHAEL JACKSON
5 5 ENDLESS SUMMER NIGHTS / RICHARD MARX
6 3 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
7 8 OUT OF THE BLUE / DEBBIE GIBSON
8 6 JUST LIKE PARADISE / DAVID LEE ROTH
9 9 I WANT HER / KEITH SWEAT
10 12 GET OUTTA MY DREAMS / BILLY OCEAN
11 14 HYSTERIA / DEF LEPPARD
12 16 ROCKET 2 U / JETS
13 17 (SITTIN' ON)THE DOCK OF THE BAY / MICHAEL BOLTON
14 19 GIRLFRIEND / PEBBLES
15 15 BE STILL MY BEATING HEART / STING
16 22 DEVIL INSIDE / INXS
17 11 I FOUND SOMEONE / CHER
18 23 SOME KIND OF LOVER / JODY WATLEY
19 28 WHERE DO BROKEN HEARTS GO / WHITNEY HOUSTON
20 27 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
21 24 CHECK IT OUT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
22 10 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
23 30 ANGEL / AEROSMITH
24 25 WHEN WE WAS FAB / GEORGE HARRISON
25 13 LOVE OVERBOARD / GLADYS KNIGHT & THE PIPS
26 32 ROCK OF LIFE / RICK SPRINGFIELD
27 21 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
28 36 I SAW HIM STANDING THERE / TIFFANY
29 20 HUNGRY EYES(FROM DIRTY DANCING) / ERIC CARMEN
30 18 WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS? / PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD
31 37 NEVER KNEW LOVE LIKE THIS / ALEXANDER O'NEAL FEATURING CHERRELLE
32 40 PROVE YOUR LOVE / TAYLOR DAYNE
33 38 YOU DON'T KNOW / SCARLETT & BLACK
34 45 ONE STEP UP / BRUCE SPRINGSTEEN
35 44 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
36 49 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
37 34 PUSH IT / SALT-N-PEPA
38 41 WHAT A WONDERFUL WORLD / LOUIS ARMSTRONG
39 26 SEASONS CHANGE / EXPOSE
40 31 BECAUSE OF YOU / COVER GIRLS
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