ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ホワイト・ライオン White Lion - Wait(1988年の洋楽 Part21)

2024-05-30 18:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart21は、White Lionの"Wait"。最高位は5月21日付の第8位、年間チャートは99位。Top40には11週ながら、Hot100には21週間のロングヒット、初のシングルヒットで、年間チャート100位以内に滑り込みました。

White Lionですが、1983年、ニューヨークで結成されたハードロック・グラムメタルバンド。結成はニューヨークですが、デンマーク人ボーカリストのMike Trampと、アメリカ人ギタリストVito Brattaが中心となって結成されました。

ファーストアルバムは『Fight to Survive』、アルバムを作成したものの、アメリカではなかなか発売にまでは至らず、なんとびっくりしたことに、まずは日本で発売されました。それが1985年のこと。その後、このアルバムはアメリカやヨーロッパでもリリーズされましたが、残念ながらヒットにまでは至りませんでした。

続くセカンドアルバムが『Pride』、1987年に、こちらはアメリカでもリリースされますが、当初は話題にはならなかったようです。

そのセカンドアルバムからのファーストシングルがこの曲"Wait"、このシングル、リリースされたのは1987年6月で、当初は全く話題にはならず、Hot100にも入ることができませんでしたが、バンドは、エアロスミスやキッス、AD/DCの前座などで地道にライブ活動をつづけ、徐々に人気がでます。

1987年6月の"Wait"のリリースから1年近く経ってからやっと火が付き、Top40にエントリー、最高位8位の大ヒットになりました。

"Wait"の曲の作者はバンドの中心メンバーのMike TrampとVito Brattaの共作。プロデュースはMichael Wagener。Michael Wagenerはハードロック系のミュージシャンを手掛ける人気プロデューサーです。

"Wait"ですが、出だしはバラードながら、途中からメロディアスなハードロックになります。聞きやすい、ヒット性の高いロックです。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年5月28日付 ペット・ショップ・ボーイズ Pet Shop Boys - Always On My Mind

2024-05-26 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年5月28日付、2位から上がっての1位はGeorge Michaelの"One More Try"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算12曲目のTop40ヒットで、10曲目のTop3ヒット、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など、この曲で7曲目のNo.1となりました。

2位は3位からアップ、Johnny Hates Jazzの"Shattered Dreams"。8位→2位→3位→2位と、一度落ちてからの2位へのカムバックです。Johnny Hates Jazzですが、イギリス出身のポップスバンド。デビューアルバムからのシングルで、すでにイギリスでは大ヒットしていましたが、アメリカでは88年になってからチャートを上がり、初のヒットシングルが2位まで上がりました。

3位は2週間の1位からダウン、Gloria Estefan and Miami Sound Machineの"Anything for You"。Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、まずは1985年に、Miami Sound Machineとして最高位10位を記録した"Conga"が初のTop40ヒット、1987年に最高位5位の"Rhythm Is Gonna Get You" から、アーチスト名をGloria Estefan and Miami Sound Machineとしましたが、この曲で通算で8曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop5ヒット、ついに初のNo.1獲得です。

4位は5位からアップ、Samantha Foxの"Naughty Girls (Need Love Too)"。Samantha Foxですが、歌手の前にモデル(ページ・スリー・ガール)としてすでに有名でしたが、歌手としてのデビューシングル"Touch Me (I Want Your Body)" が最高位4位を記録、この曲で2曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は6位からアップ、Foreignerの"I Don't Want To Live Without You"。Foreignerですが、皆さんご存じ、アメリカ出身とイギリス出身のロックミュージシャンの混成グループ。 1977年に最高位4位の衝撃のデビューシングル"Feels Like the First Time" 以来、この曲で16曲目のTop40ヒットで、No.1となった"I Want to Know What Love Is" を含め、6曲目のTop5ヒットとなりました。

この週6位はPet Shop Boysの"Always on my mind"。最高位は5月21日付の第4位、年間チャートは80位。Hot100に15週間と短めのヒットで、最高4位としては低めの年間チャートでしたが、最高位2位を記録したDusty Springfieldが参加した"What Have I Done to Deserve This?"に続くTop5ヒットになりました。"What Have I Done To Deserve This?"についてはこちらをご覧ください→→→

Pet Shop Boysですが、イギリス出身のシンセポップ・デュオ。デビューは1984年、デビューシングル"West End Girls"を発表しますが、イギリス・アメリカともにヒットはしませんでしたが、1986年になって"West End Girls"のニューバージョンを発売、これがイギリスで火が付き、アメリカでもNo.1、年間チャート15位の特大のヒット、日本を含む全世界的な大ヒットになりました。

続くセカンドアルバム『Actually』からも、ファーストシングル"It's a Sin"が9位を記録、前述の"What Have I Done To Deserve This?"が第2位を記録する大ヒットとなるなど、この曲で5曲目のTop40ヒットで、すべてがTop10内入り、3曲目のTop5ヒットとなりました。

"Always on my mind"ですが、全米Top40ファンの方なら、1982年に最高位5位、年間チャートでは22位を記録した大ヒット、Willie Nelsonバージョンがおなじみだと思います。

ただ、オリジナルはもっとずっとさかのぼり、1972年、アメリカのカントリー歌手Gwen McCraeの曲です。曲の作者もそのGwen McCraeと、Mark James、Johnny Christopherのいずれもカントリー系のミュージシャンの共作です。

さらに、Brenda Lee 、Elvis Presley もこの曲をレコーディングしています。まさに、カントリーのスタンダードナンバーですね。

そしてそのカントリーの名曲を、驚いたことにイギリスのシンセポップデュオPet Shop Boysがカバー、このバージョンはカントリーではなくなりましたが、イイ雰囲気の新しい曲として、楽しく聞くことができました。

Pet Shop Boys版の"Always on my mind"は、通常のアルバムに入っているわけではありませんで、ペット・ショップ・ボーイズ出演の1987年の映画『夢色の幻想 It Couldn't Happen Here』で使われた曲です。PVがその映画ですね。

こちらはエルビス・プレスリーバージョン、1973年に、カントリーチャートにエントリーしていました。さすがエルビス・プレスリー、このバージョンにはグッとくるものがありました。

今週    先週    song    /    artist
1 2 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
2 3 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
3 1 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
4 5 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
5 6 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
6 4 ALWAYS ON MY MIND / PET SHOP BOYS
7 9 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
8 14 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
9 8 WAIT / WHITE LION
10 11 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
11 10 TWO OCCASIONS / THE DEELE
12 7 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
13 17 MAKE IT REAL / JETS
14 18 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
15 22 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
16 16 DREAMING / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
17 29 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
18 25 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
19 27 ALPHABET ST. / PRINCE
20 23 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
21 21 STRANGE BUT TRUE / TIMES TWO
22 20 MY GIRL / SUAVE
23 24 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
24 12 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
25 13 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
26 30 KISS ME DEADLY / LITA FORD
27 15 ANGEL / AEROSMITH
28 32 NITE AND DAY / AL B. SURE!
29 33 THE FLAME / CHEAP TRICK
30 37 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
31 31 I'M STILL SEARCHING / GLASS TIGER
32 39 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
33 19 WHERE DO BROKEN HEARTS GO / WHITNEY HOUSTON
34 44 MERCEDES BOY / PEBBLES
35 35 DA 'BUTT / E.U.
36 38 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
37 43 UNDER THE MILKY WAY / CHURCH
38 47 NEW SENSATION / INXS
39 41 WHEN WE KISS / BARDEUX
40 36 NIGHTIME / PRETTY POISON
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アイスハウス Icehouse - Electric Blue(1988年の洋楽 Part20)

2024-05-23 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart20は、Icehouseの"Electric Blue"。最高位は5月21日付の1週のみの第7位、年間チャートは77位。最高位14位を記録した初の全米Top40ヒットの"Crazy"を上回る、バンド最大のヒット曲になりました。

Icehouseですが、オーストラリア出身のロックグループ。バンドの結成は1970年代後半、地元オーストラリアでは、80年代前半からコンスタントにヒットを出す人気のロックグループです。

ただ、残念ながらアメリカでは人気が出ず、4枚のアルバムはオーストラリアでこそ大ヒットアルバムになりましたが、アメリカでは、アルバムチャート100位以内には入るものの、シングルでのTop40ヒットにまでは至りませんでした。

1987年にリリースした彼ら通算5枚目となるアルバム『Man of Colours』からのシングルカット曲の"Crazy"が、全米で初めてのヒット、最高位14位を記録し、初のTop40ヒットを記録しました。 こちらをご覧ください→→→

その『Man of Colours』からのセカンドシングルがこの曲"Electric Blue"、Top10内に入り最高7位を記録、年間チャートにも入る大ヒットになりました。

曲の作者はバンドメンバーのIva Davies と、なんとビックリ、John Oates の共作。もちろん、あの Hall & Oates のJohn Oatesです。John Oatesが、Icehouseのファンだったことから実現したコラボレーションのようです。

"Electric Blue"ですが、John Oatesが参加しているからでしょうか、前シングルの"Crazy"よりも、ちょっとファンキーなところもあります。John Oatesは、バックボーカルでも参加しています。ところどころに聞こえてくるファルセットボーカルがJohn Oatesのバックボーカルですね。

ファンキーな曲で、聞いているとやっぱりHall & Oatesの曲を思い出します、同じオーストラリア出身のMen At Work も感じさせる曲でもあります。この曲がヒットしたのはよく分かります。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年5月21日付 グロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーン- Anything for You"

2024-05-19 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年5月21日付、2週目の1位はGloria Estefan and Miami Sound Machineの"Anything for You"。Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、まずは1985年に、Miami Sound Machineとして最高位10位を記録した"Conga"が初のTop40ヒット、1987年に最高位5位の"Rhythm Is Gonna Get You" から、アーチスト名をGloria Estefan and Miami Sound Machineとしましたが、この曲で通算で8曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop5ヒット、ついに初のNo.1獲得です。

2位は4位からアップ、George Michaelの"One More Try"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算12曲目のTop40ヒットで、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など6曲のNo.1を含め、10曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は1週間の2位から早くもダウン、Johnny Hates Jazzの"Shattered Dreams"。Johnny Hates Jazzですが、イギリス出身のポップスバンド。デビューアルバムからのシングルで、すでにイギリスでは大ヒットしていましたが、アメリカでは88年になってからチャートを上がり、初のヒットシングルが2位まで上がりました。

4位は6位からアップ、Pet Shop Boysの"Always on my mind"。Pet Shop Boysですが、イギリス出身のポップデュオ。"West End Girls"がいきなりNo.1を記録、さらに、この曲の前のシングルのDusty Springfield とのデュエットシングル"What Have I Done To Deserve This?" が2位を記録、この曲で5曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は8位からアップ、Samantha Foxの"Naughty Girls (Need Love Too)"。Samantha Foxですが、歌手の前にモデル(ページ・スリー・ガール)としてすでに有名でしたが、歌手としてのデビューシングル"Touch Me (I Want Your Body)" が最高位4位を記録、この曲で2曲目のTop5ヒットとなりました。

この週2週目の1位はGloria Estefan and Miami Sound Machineの"Anything for You"。1位はこの2週間、年間チャートは13位。アーチスト名がMiami Sound Machine からGloria Estefan and Miami Sound Machineと変わりましたが、通算8曲目のTop40ヒットで初のNo.1、これまでで最大のヒットとなりました。

Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、キューバ系のアメリカ人のEmilio Estefan とGloria Estefan夫妻を中心に活動するラテン系ポップスバンド。

まずはMiami Sound Machineとして活動を開始、ファーストアルバムは1977年ですが、アメリカで人気となったのはキャリアを重ねた1987年になってから、9枚目のアルバム『Primitive Love 』、そこからのシングル"Conga"が最高位10位を記録、初のTop40ヒットが大ヒットになりました。"Conga"はこちらをご覧ください→→→

その『Primitive Love 』からは4曲のTop40ヒット、続くアルバム『Let It Loose 』からもこれまで3曲のTop40ヒットが生まれ、この曲"Anything for You" が4枚目のシングルで、バンド最大のヒットとなりました。

このアルバムからのファーストシングルで、最高位5位を記録したヒット曲が"Rhythm Is Gonna Get You" 、こちらをご覧ください→→→

"Anything for You"の曲の作者は Gloria Estefan。プロデュースはEmilio Estefan。夫妻でこの曲を手掛けての大ヒットとなりました。

"Anything for You"ですが、素晴らしいバラードでした。Miami Sound Machineの曲は、ラテン系の、明るいアップテンポの曲が多く、これまでのヒット曲もほとんどがダンス系の曲だったのですが、その中で唯一のバラードヒットが第5位を記録した"Words Get In The Way"、この曲も心に響く曲でしたが、それを上回る素晴らしい胸を打つバラードの"Anything for You"でNo.1ヒットとなりました。

この曲、日本でもヒットして、ラジオでよくかかっていましたので、ご存じの方も多いと思います。アメリカ、日本はもとより、ヨーロッパなど、全世界的な大ヒットになりました。

今週    先週    song    /    artist
1 1 ANYTHING FOR YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
2 4 ONE MORE TRY / GEORGE MICHAEL
3 2 SHATTERED DREAMS / JOHNNY HATES JAZZ
4 6 ALWAYS ON MY MIND / PET SHOP BOYS
5 8 NAUGHTY GIRLS (NEED LOVE TOO) / SAMANTHA FOX
6 10 I DON'T WANT TO LIVE WITHOUT YOU / FOREIGNER
7 9 ELECTRIC BLUE / ICEHOUSE
8 12 WAIT / WHITE LION
9 16 EVERYTHING YOUR HEART DESIRES / DARYL HALL & JOHN OATES
10 13 TWO OCCASIONS / THE DEELE
11 14 PIANO IN THE DARK / BRENDA RUSSELL FEATURING JOE ESPOSITO
12 3 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
13 5 PINK CADILLAC / NATALIE COLE
14 17 TOGETHER FOREVER / RICK ASTLEY
15 7 ANGEL / AEROSMITH
16 18 DREAMING / ORCHESTRAL MANOEUVRES IN THE DARK
17 25 MAKE IT REAL / JETS
18 21 CIRCLE IN THE SAND / BELINDA CARLISLE
19 11 WHERE DO BROKEN HEARTS GO / WHITNEY HOUSTON
20 20 MY GIRL / SUAVE
21 23 STRANGE BUT TRUE / TIMES TWO
22 29 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
23 27 WE ALL SLEEP ALONE / CHER
24 30 I STILL BELIEVE / BRENDA K. STARR
25 32 THE VALLEY ROAD / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
26 15 PROVE YOUR LOVE / TAYLOR DAYNE
27 33 ALPHABET ST. / PRINCE
28 28 ONE GOOD REASON / PAUL CARRACK
29 40 DIRTY DIANA / MICHAEL JACKSON
30 35 KISS ME DEADLY / LITA FORD
31 31 I'M STILL SEARCHING / GLASS TIGER
32 38 NITE AND DAY / AL B. SURE!
33 42 THE FLAME / CHEAP TRICK
34 19 GET OUTTA MY DREAMS, GET INTO MY CAR / BILLY OCEAN
35 39 DA 'BUTT / E.U.
36 37 NIGHTIME / PRETTY POISON
37 45 NOTHIN' BUT A GOOD TIME / POISON
38 46 BEDS ARE BURNING / MIDNIGHT OIL
39 48 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
40 41 PROMISE ME / COVER GIRLS
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Toto - Pamela(1988年の洋楽 Part19)

2024-05-16 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart19は、Totoの"Pamela"。最高位は5月7日と14日付の第22位。年間チャートは圏外でした。

TOTO(トト)ですが、アメリカのロックバンド。デビューの大ヒットシングル"Hold the Line" 以来、私のブログには何度も登場している大好きなバンドですが、残念ながらこの曲が最後のTop40ヒットになってしまいました。

TOTOの結成は1976年、デヴィッド・ペイチとジェフ・ポーカロを中心に、ロサンゼルスで結成されました。

ボズ・スキャッグス のバックバンドとして活躍していた凄腕セッションミュージシャン達が集まってバンドを結成、デビューアルバム発売前から話題になっていたバンドです。

その話題の新人バンドのファーストアルバム『TOTO 宇宙の騎士』 が発売され、ファーストシングルの"Hold The Line" 、期待を超える素晴らしい、カッコいい曲でした。アルバムも中身の濃い名アルバムでしたね。"Hold The Line" はこちらをご覧ください→→→

その後、ちょっと低迷しましたが、1982年の4枚目のアルバム『TOTO IV〜聖なる剣〜』が名盤でした。ファーストシングルの"Rosanna"が最高位2位、そしてこのアルバムからの3枚目のシングル"Africa"で、ついにシングルNo.1を記録しました。"Africa"についてはこちらをご覧ください→→→

そのTOTOですが、5枚目のアルバム『アイソレーション』制作中に、看板リードボーカルのボビー・キンボールがバンドを脱退、その後、ボーカルが短期間で変わることになりますが、6枚目のアルバム『Fahrenheit』からボーカルJoseph Williamsが加入します。Joseph Williamsですが、TOTOは良いボーカリストを見つけましたよね。なんと映画音楽作曲家のジョン・ウィリアムズの息子 だそうで、ソングライターとしても活躍します。

この曲"Pamela"ですが、リードボーカルはそのJoseph Williams。曲の作者は、Joseph WilliamsとDavid Paichの共作。プロデュースはTOTOのメンバー。

"Pamela"ですが、実にTOTOらしい曲でした。美しいメロディに、凝った演奏、Joseph Williamsのボーカルも、声質がボビー・キンボールに似ているのでしょうか、違和感なく「これぞTOTO」の曲になっています。最後のTop40ヒットになってしまって、ホント残念でした。
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